解決が難しいケースについては多文化ソーシャルワーカーが継続した支援を行います。
まずはお気軽にお問い合わせください。
■ 全部開花してうれしい!
このカサブランカを全部開かせることができて、とてもうれしかった…。
このカサブランカ、一つは咲いて、4つのつぼみがある状態で購入しました。
切花は、その花の持つすべてのポテンシャル…を充分に開花させて天寿を全うさせてあげることが、なかなか難しいです。
特に夏は、水がすぐ腐ってしまう。
そして、つぼみのまま枯れてしまう花は多い…。
最近、ちょっと研究して、ほんの少しのお砂糖と塩素を水に入れるようになって、あとは頻繁に水を替えてやることで、すべてのつぼみを開かせることができるようになりました。
朝も夜も替えてあげます。
■ 早めの引退
しんなりしてり、水を吸い上げられない、疲れてきた、お花は早めに、茎から切り落とします。
しんなりする花は同じ茎でも起きます。これは不思議で、水切りしても、なるときはなります。水切りとは、水中で、茎を切ることです。
引退は早めってことがお花全体としては、長寿になります。でも、切ったお花も、別の花器に入れて、余生は個室で…。隠居部屋みたいなものかな?
■ すべてのポテンシャルを開花させること
生花を生けるという一つのことをとっても、生活の中から、自然の中から、人は人生の在り方を学ぶことができる。
人は意味を問う生き物だからです。
亡くなった倉上さんは、彼の一つの才能=ポテンシャルを、RXが付いている超高難度スラブで開花させたんですね…
例え、それが、彼にとって、心臓という代償を支払うことになっても。
このRX(命の危険があるルート)についての代償は、クライミング界にとって、非常に大きな学びになったのではないでしょうか?
命を懸けると命が縮むということです。
■ 花のメッセージ
人にとっても、花にとっても、すべてのつぼみを開かせることは、とても幸福なことであるはず。
そうか、送られたメッセージはすべての才能を開花させよ、かな?
私は、てっきり誰かほかの人の才能を開花させてあげることばかりを考えがちですが、なかなか私の才能を開花させることを考えてくれた人が人生にいなかったのでした。
子どものころ、才能があったなー、なのに開花させてもらえなかったなぁと思うものは…
1)体操大好き ラジオ体操ですら好きでした。だからヨガの先生になったのは才能の一つの形ですね。
2)ぬいぐるみ 一人で考えて、一枚の平面から、立体を作ることが6歳で出来るほどでした。
3)絵 絵は、クラスで一番か2番に上手なのに、学業優先で絵は後回しで残念でした。
4)手芸 ビーズと刺繍が得意だった
5)カリグラフィ カリグラフィは独学でも結構上手でしたので、本格的にやれば、上手になれそうです
6)服を作る 高校の時の学園祭の衣装は、型紙から自分で作れた
昨日は、アートセラピーの本を見つけて、とても良い内容だったので、取り組みたくなりました。
なんか、老後の楽しみ、みたいに取ってあったんですよねぇ…でも、老後はないかもしれないし、取り組むなら早い方がいいですよね。
https://www.youtube.com/live/YnPARXpioEU?si=FJt_ScN4fMt5D9BV
立山には色鉛筆持っていこうかな。
■ 才能は、どんな場所にいても芽生えるものだ
ギンちゃんのたけちゃんねるでの対談を聞いていて、
ギンちゃんは一体どういう経緯で、九州人なのに、アイスのクライマーになったんだろうなぁ
と思いました。
実は、中津で、ギンちゃんにクライミングを教えたという、池田さんに会いましたが、池田さんが登っているのは八面だし、ダイハツアリーナだし、アイスクライミングは全く関係なし…。
知らなかったらもぐり、というような名誉ある老舗山岳会の中津山岳会も、私が山梨で所属した御坂山岳会とあまり変わらないのではないだろうか… 要するに活動実績は、遠い過去のもので、現代版の活動は実績出せなくなっているってことです。
山岳会は、参加するほうがむしろ危険な存在に九州ではなっており、教育ゼロで、イケイケなので、ビーコン持つみたいな意味しかなくなっているようでした。いやビーコンより悪く、参加するほうがむしろ、危険にさらされるでしょう…つまり、危険を予知してやる側に、新人が押し込まれそうだということです。
福岡で有名な高田さんが育てたクライマーがフランベという会の若い男性ですが、まったく現代フリークライミングのレベル感を理解しているとは思えなかった…。
山梨だったら、5.13登る人はゴロゴロしているので、もっと上手にならないと、天狗になることができないレベルで、九州では天狗になることができてしまうので、とっても自信があるのですが、それは、周囲に強いクライマーがいないからなのではないか?と思えました。
なんせ、強いクライマーと言えば、代表者みたいな、小山田大さんすら、なんか80代などの、目上の人にいじめられていそうな気配でした。庵では、大という言葉を出すな、とすら、言われたんですよね…。その辺の経緯も聞きましたが、なにが悪いのかな?と年配の人の側が怒る理由が分からなかったです…。
■ ヒエラルキーではなく、多様性
年配の人は登山者とクライマーは別、登山者とマウンテンバイクの人は別、トレランの人は別人種、と対立の構造ばかりで、多様性、とか、多文化共生、いうのは、分かっていないと思います。
九州では、危険予知はおろそかの一言です。なんせ、さして先鋭的でもない、家庭的な会の会長さんが、「祝子川は、スポーツルートみたいな沢だから、2名でも気にせず行って来たら?」なんて頓珍漢なことを言ってしまう程度の、理解度なんですから…。
ギンちゃんみたいな世界的クライマーが、そのような地で、誕生したということ自体が、奇跡だよなぁ~と思いました。
倉上さんもそうですが、なんで、新潟でボルダリングやっていて、ハイボル?むしろ、沢ヤになるとか、地の利を生かしたらありそうですが…。
■ 縦走→冬季→アイス
私は、もともとは、縦走が好き、歩く沢が好き、な逍遥派です。だから、ある意味、歩きの山しかない、九州にぴったりな登山者ですが…、低い標高の山は歩く気になれない。九州で夏山って不快って意味だよなぁ…。阿蘇まで行っても、暑いです。夏は歩かないで、沢で冷えているのがいいんでは…?
しかし、山梨でクライミングをスタートしたので、山梨では下界でもクライミングが良いので、クライミングをたしなむことになりました。山梨で味わうべきはクライミングだからです。
山岳王国の山梨は、ほかにもブドウや桃などの、有力な産業がいっぱいあるので、クライマーはひっそり、日本で一番良い環境を秘密裏に満喫できるかも(笑)。あんなに狭くて人口少ないのに、クライミングジム、5つもあるし。
おかげでピラニアがホームジムで、日本でトップクラスのクライミングを味わうことになりました。初心者で。
そんな環境では、室井さんは、俺はすごい奴なんだぞーオーラがゼロでした。
九州の人が何の知名度も実績もないのに、すごい奴だと言ってほしそうなのと正反対です。
■ 独学に適した環境
しかし、口の悪い人に言わせれば、現代は、いろいろなクライミングに関する書籍が出ていて、ちゃんと勉強する気になれば、先生が誰もいなくても、ある位程度は分かるはずだ!と言います。
私もそう思います。本で調べるほうが確実。
年配の人に聞いても、無駄な時が多いですね。実は、初めてロープを買うとき、山岳総合センターのセンター長が、
■ 変革
そういえば、医師のうつみんが、都知事選に出馬のニュースを聞いて、大変好ましく思いました。
https://youtu.be/f8WhuyBiIhw?si=qD7v-GmLqMwO0geJ
参政党が内部分裂して、入れる先がないなぁ…と思っていたので。
農業にしても、政治にしても、日本国はこの40年ほどおかしいようです。
私が大学にいたころ郵政民営化の小泉首相が改革があり、そこから日本の停滞がスタートしていますが…私は国立大学にいたので、非常に激しい大学側の抵抗を見ていますが、つぶされ、外大はなくなり、阪大になりましたが…外務省入省のためのセミナーなどにも出ましたが…え?っていうレベルの低さでした…。結局、日本人の無能化がかなり進んでいる。
その後、私は社会人になりましたが、日本の一流企業である松下では人材流出で、優れている人から出ていく、という話でしたし、私がいた外資で知ったこと(=日本国民だけが無知化されている)や、三井物産で知ったこと(地方行政は食い物にされている)、クライミングで知ったこと(日本だけが40年前で時が止まっている)を総合して、結局のところ、何が起っているのか?というと?
日本の指導者層が庶民を食い物にしている…
ではないのだろうか?と思ったりします。
そんなの私が感づいたくらいですから、誰でも分かっているのですが、それを言語化できるには、生命線を握られていない必要があり、それには、医師になるくらいの食い扶持の安定・自立が必要です。
私なんて、九州クライミングがエイドクライミングで時を止めている!と指摘しただけで干されたくらいなので、何が起りうるか?というと、結構ひどいことが起こりうるんだと思います。日本国民ってみんなで泥船に乗って沈むってのが好きなのか、おかしいよ、と指摘すると、指摘したほうがおかしいことにされてしまいます。
これにはガスライティングと言う名前が心理学でつけられています。
■ 若手クライマーが広い視点を得るには、どうしたらいいか?投資がおすすめ。
私は、国立大大卒で、しかもその大学の図書館で働いていたので、どちらかというと大学側の立場を知っていますし、その後は松下でエンジニアですし、10代からインターネットの住民、つまり情報は得ていて、海外暮らしの経験もあり、外資や調査の仕事があったので、海外の情勢を見聞きする機会もあり…という、情報と言う意味では、比較的恵まれた立場にいました。
そうすると、コロナになっても、なんか胡散臭いなと思ったりします。
例えば、コロナでっち上げみたいですよね… アンソニー・ファウチ氏がスケープゴート化されています。
9.11も、でっち上げだったというのが、だいぶ後に暴かれて、映画にもなっており、今では、アメリカ人は誰も、オサマビンラディンが犯罪者だとは信じていないですが…
しかし、日本一般国民は、そういう経験値もない…。与えられる情報も歪んでいる。
そのこと自体に気が付いていない。
■ 上の世代は羊… ちょっと脅されるとすぐ靡く、ゴールデンカフスに縛られた羊
市役所勤めだった2番目の師匠は、小池知事の出馬を見て「いいかい?上の人に任せておけばいいんやで。あの人ら頭がええんやから」という意見でした。
え?!まさか!です。
小池さんって、東京都をダメにしている第一人者ですよ…?
つまり、私の父親世代はこのような思考力しかないのです…。ナルシストは、知能が低いことも、ありますが、知能が低いことが、ナルシシズムを強化しているかもしれません。
私はこうした人が世界をきちんと理解できるためには、
トレーディング
がおすすめだと思います。投資は、お金に直結するので、どんな人でも必死になるでしょう。トレードの世界は、世界を反映しています。世界情勢を理解するために、欲を使うという手です。
現代の若い人の情報力があれば、正しい情報に手が届くのは、すぐだと思います。
■ 高橋ダン
私のお勧めは、何人かいますが…大井幸子さんと、田中泰輔さんは紹介していますが、高橋ダンさんもおすすめです。
https://youtu.be/OVqWo5ETfY8?si=ij3A6QjepYpb7EX2
彼の戦略は、債券とコモディティ、です。これは大井幸子さんの意見とも重なります。
高橋ダンさんを見る度に、なとなく知り合いのアイスクライマー、門田ギハード君を思い出します。二人とも新時代の日本人と言うか…とってもたくましくて好感しています。
昨日は、たけちゃんねるで、ギンちゃんの対談を見て、うれしかった☆
■ 今、転換期です。
最近、終に逆イールド解消しつつあります…
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-05/S21R9FT0G1KW01
私が投資に参入したのは、23年で、まだ1年もないキャリアですが、
逆イールド解消は世界的恐慌の前兆
とされ、日々チェックしているのは、逆イールドがいつ解消されるか?ということです。
解消で、恐慌は歴史的にみると確定なので、投資資金を引き揚げないといけません。上がり続ける市場はないのです。
しかし、今回の恐慌は、前回のリーマンショックで、ショートに掛けて大儲けした人がいるので、たくさんの人がショートに入れるタイミングを計っています。
ちなみにショートに入れる、というのは、株価が下がるほうに掛ける、という意味です。
多くの人が大金持ちになるチャンス。
気になる人は、映画の『マネー・ショート』を見てください。
今のうちにショートに入れる方法を学習しておけば、役に立つでしょう。
■ 若い人はトレードを
投資、というよりも、トレード、と言ったほうがいいかもしれません。ネット証券会社で、株式や債券などを、買ったり売ったりして、利益を得ること、です。
暇じゃないとやりたくないかもしれないので、毎月1万円づつ、投資信託に入れるだけでも、貯蓄以上の成果が得られると思います。
ここ数年は、ガチホはなし、です。というのは、市場サイクル的に、大暴落前夜、だからです。
米国市場は、おそらく大統領選までは上げ基調です。11月ですね。
7月は、サマーラリーと言って歴史的に例年上がる時期ですが、私は今年は投資はお休みです。山に入るので。
あずけっぱで何もしないというのは、過去20年くらいはOKだったのですが、恐慌前夜にあずけっぱにするのは、アホです。
私がトレーディングをしてみて思うのは、トレーディングとは、波がある株価のどこを切り取るか?という活動だということです。上がり基調を切り取らないと。
下がり基調を切り取ったら、ただ、損失を受けるばかりです。
■ 円安?
円安は、円キャリの影響です。
https://youtu.be/z3pFsaW3MUE?si=QIl0qIiWwk-4aq4G
そして円キャリは、歴史的に暴落の前兆です。
こういう投資市場の歴史的流れについては、田中泰輔さんが解説しています。
登山やクライミングもですが、何事でも、歴史をざっくりでも学んでおかないと、今起きていることがどういうことなのか?把握できないと思います。
■ 歴史を学ばないとモノサシがおかしくなりますよ
”かっこいい”に魅せられた男性(=ナルシスト)は、何がかっこいい行為なのか?を理解する前に、隣のクライマーと同じことをしようとしますよね?その結果、カッコ悪い行為をその近所全員でやることになってしまう。
九州で見かける40mランナウトとか、その事例です。かっこいいとみなされているのは、その小さなコミュニティ内部だけですよ?
その外に出たら恥ずかしくなるでしょう。
なんせ同じモノサシ…ランナウトするほうがすごい、でも、いいです…そのモノサシ自体がカッコ悪いと思うけど…まぁ100歩譲って…、そのモノサシでかっこいいとしましょう。
で、5.14でランナウトしているのがトップクラスの時に、5.8で自慢しているんですから…。
え?ちっさ… って私が感じるのは、この点です。
■ 歴史転換点
話がそれましたが、現在、トレーディングの市場でも歴史的転換点にいます、という話です。
2008年のリーマンショックの10倍の規模の恐慌が来ると言われています。
衝撃に備えましょう☆
東京にいる人は投票に行きましょう☆
若い人はトレーディングして歴史的視野を得ましょう☆
クライミングに現実逃避するのは、やめましょう☆
■ 2019年7月2日の投稿…
正常な判断力を持っていた2019年当時に大体、回復してきました☆
ーーーーーーーーーー
誰のおかげか?
一番目の師匠は、私は岩場で会いました。感謝はしていますが、「弟子にしてください」とかって、私が頼んだわけではなく、「勝手に山に登りますので、結構」と言っていたのに、「いや、山には師匠が必要ですよ」と説得されての押しかけ師匠でした。思えば、心配だったのだろうと。どこでもいいから山岳会、入って、と言われましたが、その入った山岳会では、一回目の山から、私はガイドする側でした。このころは相方ができて、その相方が分不相応にすごい山に行きたがるので、決裂。
2番目の師匠も押しかけ師匠でした。頼んでもいないのに、レスキューを一杯、教えてくれて大感謝☆ ステキ☆と、目がハートマークになり、歓迎しました。
が、どちらの師匠も、別に私が「弟子にしてください」と言ったわけじゃないんです…。どっちかというと、向こうから勝手に来た。
それに、1番目の師匠は、人工壁に通うと、ぐちぐち文句を言って来たし、2番目の師匠は、私がしたいアイスクライミングのリード練習をさせてくれないし、どう考えても、なんか変…コントロールしようとして来るので、嫌でした。
登攀力が足りないなら、補わないと困るのは私だし、リード練習したいのは、クライマーなら普通のことです。
私が先輩なら、後輩がしたいようにやらせます。それが先輩のあるべき姿と思う。
ので、結局のところ、今の登山者としての私があるのは、一番大きく、誰のおかげか?というと、
私のおかげ
です。
UIAAのトップ、スティーブ・ロングさんとも知り合いですが、なんでか?というと、インスボンで登った時に、アルパインサマーと言う教科書が韓国語で出ているのをみて、
なんで韓国語があって日本語のがないのー ゆるせーん!
と、私が勝手に思ったからで、別に誰から紹介されたわけでもなんでもない。師匠2は、私がその本を発見した時、一緒にいましたが、素通りです。目の前にあっても見えるものは、それぞれ違うからです。
ので、私みたいな、ちんちくりんの人がなんでクライマーなんだよ?!と、腹が立つ人もいると思いますが、そして、私だって俺だって…と私と比べてしまい、言いたくなっていると思いますが…今のクライマーとしての、自分を形成するのに
誰のおかげだったのか?と言えば、8割、自分のおかげです。
I am proud of myself!
誰に一番世話になったかと言うと、自分に一番世話になりました。
その他は、無数のみなさんのおかげです。
ーーーーーーーーー
■ B12欠乏による悪性貧血
22年2月に鬱のアタックがあり、希死念慮再発して、そこから回復に2年5カ月目。ヴィーガンに入っていたのは、2018年からです。ので、4年でB12枯渇。ビタミンB群は、体内の細胞に貯蓄されているみたいです。
つい最近も血液検査、受けてきたところです。B6のインバランスが改善されていないのは、腸内環境の改善がまだだからだと思います。
■ ビタミンB12の真実
・胃酸が出ていないと吸収されない
・胃酸はたんぱく質からできている
・体内貯蔵は5年で枯渇する
胃で生産されるタンパク質である内因子と結合しないとB12は吸収されません。 内因子がないと、ビタミンB12は腸を通過し、便と一緒に排出されてしまいます。
■ 福岡でもっと上手くやれただろうか?
一昨日は歩きたくなって、ももち浜に行ってきました。
もし、山野井さんだったら、自分軸がしっかりしているので、ももち浜と油山しか身近に自然がなくても、着々と自分の山をやれるのかもしれないなぁと思ったためです。
しかし… 何回見ても、魅力がない場所でした。
要するに、私にとって、甲府の愛宕山の裏山は、油山と同じ標高でもトレーニングに使う気になったが、ももち浜ではやる気減退ってことでした。
今、福岡が何か?を知っている目で見ても、とても魅力がない場所でした。福岡よりももっと魅力がない大都会の大阪でも、暮らしたことがありますが…やっぱり、福岡は私の町でない感じですね。福岡大好きとは思えないですね。
しかし、かといって山梨が大好きか?と言われるとそれも困りますね…
日本では、私が住みたい!根っこをおろしたいという町はないかもしれません。流れ流れていきついた先でいいかなーみたいな感じかな~
なんせ、私がホントに欲しいのは、ビクトリアンレイディーズなのです。古民家とかいろいろ見ていますが、まぁ魅力に欠け、頑張る気になれません。
ので、全く徒労な日々だった…。
最近、脱出し始めました。
■ 納豆
山にいると何か、先祖の集合意識に近いような?抱かれている、ような、そんな気持ちになれますよね。
海外との接点があると、日本人の日本人性は何にあるのかな?と感じたりしますが、
日本の細やかな自然界の美しさ
は、日本人の日本人らしさを表したものであると思います。
その細やかな自然の元で暮らすのは、意外に大変なんですが…それでも、日本の先祖は、なんとかやりくりして次世代につないできて今があるわけですよね…
そのヘリテッジが失われつつあるのは、非常に悲しいですが、時代を乗り越えて、したたかに日本の魂は続いていくことを山で感じてきたいと思います。
倉上慶大さんの業績と死を考えていて、期待に応える人生は、大変だということを改めて考えていました。
クライミングで、クライミング史上誰にも成し遂げられなかったことをしたのに、それでも、不満で、もっと!もっと!とクライミング界が彼に求めたことが、彼の死の遠い原因だったんではないかと思います。
こちらにロビン・ウィリアムズの死について述べている心理分析があります。
https://youtu.be/uARqjJb1tc4?si=epofyX5caT2_QhkJ
私は梯谷先生の、”息子、やったな”論を支持しているというか、直接の原因は病死でも、わざわざ心停止を招くような、富士山をやっての死なので、自分自身で期待された死だったのではないかと思います。
■ 期待に応える=エンパス 期待が理解できる人&能力がそもそも高い人
私はもともと、エンパスであるために、6歳で、母が困っているということが分かりました。(普通の子は14歳でも分からない)
エンパスであるために、本で読む内容がすごく理解できたのだと思います。エンパス能力は共感力であり、本に書かれたことを共感する力=理解力なのです。
そして、親の期待は、大体は子供の幸福を願ってのことなので、私は相手の期待を
善意だと勘違いする癖
があります。これは、気が付いたので改めて行こうと思います。
善意ではなく、悪意のことがあります。
■ 例) 相手の期待をすぐ善意の期待に勘違いする癖
例えば、白亜スラブの時は、
あ、私が一人で龍洞に行くと言っているから、応援で、クラックを登らせてくれようとしているんだな…
と相手の意図を善意に勘違いしてしまい…
実際は、殺されそうになった…(><)
なので、私の解釈がかなり歪んでいる、という問題があります。
おそらく一般の人は、同じ人が同じように言っても、ひっかからないのではないかと思います。
原因としては、私が、愛情にあふれた、良い生い立ちで、周りがいい人ばかりだったということなのかもしれませんが…。愛されて育ったということです。
逆に感謝体質だったのが良くないのかもしれません。
子どもには与えられて当然の愛にも、感謝してきたということです。
相手の意図が、全部、善意に見える、っていうのは、どういう病なのでしょうね?
■ 父にも愛されたという前提で生きたかった
あ、分かった。私は愛されて生まれてきた、と思いたかったのですね…。
実際は、父に、2歳でプールに突き落とされ、子供として、”父親への信頼と愛を裏切られた”のですが…、それを実感するのは、後回しと言うか…父は実際のところ、いないほうがよかったような父だったのです。なので、子供時代の本音は、あんな父ならいらない、でした。
父親に愛されなかったという事実はつらすぎるので、受け入れたくなかったがために、
あれは、私のためを思ってやったのだ
と思いたかったんですね…。しかし、完全にナルシズムの勝利でした。
子ども相手だから、勝って当然ですね。
逆に私が大人になってからは、私を打ち負かすことはできない、という証明に、青ちゃんとの関係がなってしまったかもしれません。父へ報復する代わりに、青ちゃんにしてしまったかもですねぇ…
■ エンドレスに求めてくる人=共感吸血鬼=シンパシーバンパイア
母に始まり、子供時代の弟、妹、祖母、そして元クライミング・パートナーに至るまで、彼らは、私がいくら与えても、もっともっとと求め続ける......。そんな感じでした。
ありがとう、はなし…。
クライミングでは、一人一個しかない私の命を奪われそうになった。
それでもありがとうはなく、最後は暴言を吐かれました。全く感謝がないし、反省もゼロだったみたいだった。彼らがナルシストかどうかの試験は、例えば、貸したものを返さない、ロクスノを返さないとか、そういうことでも分かります。
あとは、犯罪への抑止力が超弱いです。残置のカラビナ、ねえねぇ一緒に山分けしようよ、って感じです。逆に、貢献への意欲は低く、JFAの井上さんが訪ねてきてくれた時は、一緒に会おうと誘いましたが、嫌がってきませんでした。ので、せっかく良い仲間が出来たかもしれない可能性の芽が摘まれました。逆にいえば、私の善のエネルギーより、彼の悪のエネルギーが勝っていたから、彼は組みたかったのです。
私の命は、彼のエゴより重要ではなかった。彼にとって、クライミング・パートナーの命は、ナルシストの人にとっては、ものすごく軽い。自分がかっこつけるために、相手の命は軽んじてよいと言語化して思っているわけではないだろうが、行動の結果は、そう示しています。
エンパスがナルシストに主導権を渡しているフリをするのは、めんどくさいからです。うまくこちらが従うふりをして御したほうが、正面から対決するより楽、と思ってしまうのです。
たとえば、なぜ、実際にマルチピッチに行く前に、ロープの計画を立てないといけないのか?なぜロープは2本なのか、説明する手間が…始めると一から十まで説明してやらないといけなくなります。
相手はそうしたことをマスターしてからクライミングに来るのがマナーだ、とは考えておらず、来ましたー、俺、どうですかーでOKだと思っているのです。
特にクライミング界自体が、「クライミングは自己責任」という標語で、無知で無学の上でパートナーを殺してしまう側の権利を擁護して、不当に殺されてしまった側に、自己防衛できなかったのは、「自己責任だから仕方ない」を押し付けている。
ある意味、それこそが、ナルシストにとってクライミングが魅力的である理由なのです。
かれらから見れば、チャンス!と映ります。自己責任って「人にせいにしていいって意味ですよね」としか聞こえないのです。
死んでしまうほどのことがあるのだから、きちんと勉強してから挑め、という意味には聞こえていません。
その上、業界的な文化的後進性が彼らの態度を後押しし、正当性を与えています。
これは、彼のナルシズムが山梨では抑えられ、九州で炸裂したことで伺えます。
要するに元から赤でしたが、朱に混じれば赤くなるの、赤が、濃くなるってことです。悪い人でも、良い環境にいれば、悪さはできないですが、悪い環境にいれば、やっていいんだーと抑制が外れるって意味です。
■ 自分への課題
日本のクライミングコミュニティで、私がクライミングを続けるためには、白亜スラブのようなことが、私に二度と起こらないように、予防し、防御しなければならない。
■ ナルシストから身を守る
倉上さんは、秀でることで、世間から自分を守ろうとしたのではないか?というのが私の読みであり、それは、私自身の戦略が、初期にそうだったからです。
強くなりたい… 母を守れるほど…
強くなりたい… 家族を守れるほど…
それが私の子供時代の強い願いだったので、神は私に試練をもたらしたが…
試練から帰ってみると、強さとは、孤独のことであり、弱者であると主張する人たちからエンドレスに搾取され続ける人だということが分かった。
その上、大人になれば各自自分を守れるのです。守ってもらわなくても。
■ もっともっとの名誉搾取
もっと成果を、もっと名誉を、もっとメダルを、の”もっともっと”は、スポーツ界に顕著に言える。ぼろぼろになって、引退するまで、搾取され、続ける選手たち。結局、もうかっているのは、企業であるスポンサー。アスリートは使い捨て、です。
クライミング界においては、クライマーは、集客力がないのが、そこそも幸いしているのではないだろうか?エンドレスな搾取は、まだ聞いていない。
スポンサーは、金をくれてやっていると思っていると思う。
しかし、お金をもらう側は、魂まで売り渡していないか、気を付けなくてはなりません。
優れた選手になれば、スポンサーがついて、クライミング三昧できると思うだろうが、そのお金はひも付きであり、人であることを超えるほどの挑戦をしても、さらなる挑戦を追いかけることが前提の金だ。無理です…は、許されない。
そんな苦しい立場に自分を追い込みたいです? 戦略的に脆弱性があることは、予見できますよね?
■ 14歳の時 ライオンズクラブの奨学金を断りました
私は、上記と同じ理由で、14歳の時、月3万円のライオンズクラブの奨学金を断ったことがあります。
魂を売り渡すのはいやだったんですよね…
それで相当貧しい生活を潜り抜けることになりましたが…今でもよかったと思っています。
クライマーも同じで、
スポンサードされて羨ましいなぁ
ではなく、自分の足で立って、そしてクライミングしていくということのほうが、よほど立派ではないでしょうかね?
人生はだれのものか?あなたのものですよね?スポンサー企業のものではなく…
その独立を守るカギは、お金。だから、伝統的にクライマーは超ビンボーを受け入れて、クライミングしてきたのでしょう…。
その伝統に立ち返ったほうが強い。山野井さんは、人にお金をつけてもらわないクライマーで有名です。
■ 九州の登山史を読みました
こちらの本です…
九州では、
エイドクライミングがアルパインロッククライミングだと誤解されて、若いクライマーに伝達されている、ということに、5年くらいかけてやっと気が付いたのですが…
フリークライミングは、アルパインの基礎力です、
という世界になってから、20年以上たっているんですが…
たぶん、冬壁のほうも、マッターホルンヘルンリ稜を30代の若い男性が登って、成果報告するようなレベルなので、たぶん、全国的なレベルで見ると、非常に前時代的、で、2つくらい前の世代間で止まっているのではないか?と思います。
なんせ、師匠の青ちゃんの時代ですら、ヘルンリ稜ではなく、北壁、の時代でした。50~60ピッチあると言っていましたが…。大量のピッチ数を稼ぐ練習している男性クライマー見たことないです…。5.12波状攻撃の人しか見ていない…。
アイスもたぶん、ですが、ハンドル付きや、ウィル様登りは普及しておらず、いまだにアックステンションでスクリュー打っているのではないでしょうかね?見たことがないので勝手な想像ですが…。
誰かきちんとしたクライマーが(例えばギンちゃんが)、ちゃんと招聘されて、きちんとしたアイスクライミングの技術を九州に伝えたらいいのに…と思います。
YouTuberの女性とか、夏山フェスタに呼んでいないで、山野井さんとの対談で、ギンちゃんを呼べばよかったのに…と私などは思ってしまいました。
世界最高難度のアイスを登ったのに、地元である九州でスルーされるなんて…
気の毒。
ま、本人は意にも介していないでしょうが…。
トップロープなら一般クライマーもこれくらい登る時代ですよ。私はどっちかというと遅れたクライマーなので、東京方面のアイスクライマーはもっと登れます。■ 「そんな男、一生治らないから、別れてしまいな!」は間違い
白亜スラブについては、あまりの暗算能力の無さに唖然として、言い返しもできなかった私なのですが、その後、このクライミングパートナーは、改善の兆しを少し見せたことがありました。
それは、ヨセミテに行ったときに、女性を連れているクライマーを見て、その女性が泣きながらセカンドをやっていた、ということを目撃したことに起因しました。
彼からすると、セカンドでも大変、というのが、理解できなかったんでしょうね。
アルパインクライミングでは、セカンドは、ひどい扱いをつけて当然、とされています。
なので、アルパイン出身のフリークライマーだと、セカンドをいい加減に扱います。
そして、現代のフリークライマーの半分くらいは、アルパイン出身なのです。
私は、故・吉田さんが私のトップロープのロープのたるみをあっという間に取ってくれたことに、ひどく感動したほど、それまでひどい扱いを受けていたのでした。
問題は、ひどい扱いを受けても、それがひどい扱いだと気が付かない、ということです。
これはラオスでも同じで、一緒に行った老年期のクライマーは私にリードを無理強いしており、それを見たアメリカ人クライマーが助けに来てくれたほどです。ほかの人の目には明らかな虐待でした。
トニー、あの時はありがとう。
■ 外国人を見ると、何が正常なのか分かる (逆に言えば、見なければ分からない)
日本では、多くの男性、そして、女性は、何が正常な男女の関係性なのか?たぶん、見ていないのではないですかね?
私は、アメリカ人の恋人がいましたが、彼との関係と日本人の男性との関係は明らかに違うと感じます。
日本人男性の大多数は、女性に、母親を求めていませんかね?
クライミングの関係性でも同じように、白亜スラブのパートナーからは、母親役を求められていると感じていました。
ナルシスト男性にとってドレイヤーとは、イコール母親のことのようでした。
しかし、彼は変わろうと少ししたんですよね。
■ ロープ持ってあげようか?
ロープを持ってあげようか?というオファーが一回ありました。
しかし、ロープは自分で自分のを持つのが一番安全なので、私には、ちょっとの親切をしたことで、どんな倍返しを求められるのか?と受け取られ、そんな小さな親切を受け入れたせいで、自分の命などの大切なものを差し出させられるのでは?と逆に疑心暗鬼になりました(笑)。それまでの蓄積があったからです。
というわけで、ナルシスト男性も変わろうとすることはあります。それは、”お前の女性に対する扱いは、おかしいよ”と他の男性に指摘されたり、海外で男性が女性をどう扱うかを見たり、という、
アレ?俺っておかしい?
という自覚とか
アレ?このままだと俺一生お婿に行けない?
みたいな自覚が必要だと思います。
■ 自覚した人はカウンセリングにかかろう!
しかし、本人がカウンセリングにかかるなら、ともかく、彼女として育てる側になってしまうと、多大なエネルギーが必要になります。
その男性に、よほど見込みがあるとか、男性としての魅力が十分ある、ということでないと、まぁやっていけないというか、女性としては多大なエネルギー投資の回収が見込めないのに投資、ということになると思います。たぶん、そんな女性は多くはないです。
女性は、恋人がほしいのであって、プロジェクトが欲しいわけではないので。
■ もし恋に落ちたら女性もナルシスト
誰でも恋に落ちることはあると思いますが…女性がナルシストに恋に落ちることは、その女性がナルシストであるという証明にもなっている面がありますので…
参考:
https://youtu.be/5_3xew7c6z8?si=hG9Q1vDsNirNI9Vr
そういう意味でも、ナルシスト人格の人にとって、共感性の高い人が、クライミングと言う一時のことでも、相手を務めてくれるというのは、本当に得難い改善のチャンスのはずですが…
みなさん、それに気が付かないみたいなんですよね…。
鏡に映った自分の姿のほうに見とれているので…。
私自身もナルナルちゃんなのか、自己検証してみましたが、その毛はないと結論しました。なぜなら、私がナルシストの彼らに恋に落ちたことはないからです。
■ 花
別の話題ですが…
■ 根強い無価値感とクライミング業績
最近、若手のトップクライマーで倉上さんが亡くなられた。
以下は、私が、心理学をこの6年間(+甲府時代)勉強してきた中での、考察であり、なんら、それ以上の根拠に基づいたものではない…。なので、根拠の希薄な、戯言と受け止めていただいて構わない。
梯谷さんは、心の傷と人生に起こす現象、がどう関連しているか?を研究されている研究者だ。
その中に、「息子、やったな」というのがある。
https://youtu.be/yqhxhgGNyj8?si=xgsNvmUsFFcBb8e9
親:日ごろから、あれやれ、これやれと過干渉
子ども: ほら、ワクチン打って失敗したじゃない!と親を責めるために、異物入りワクチンを引き当ててしまう
親を責めるために、子供は自殺します。分かりやすい自殺ばかりではなく、異物入りワクチンを引き当てるみたいな死に方もします。
ほら、親も、間違ったじゃない…。私の弟は、24歳の速さで心臓発作(正確にいえば、原因不明)で突然死で夜中に亡くなったのですが…彼の死は、
親の道具である人生から逃れるための死
でした。姉の私は、弟の死を、”弟、やったな”と捉えました。私の直感です。弟の死の検証は、ここでは控えますが。
■ 倉上さんの死
運動誘発性の狭心症を持つ人が、有酸素運動がリスクだと分かっていて、富士山に行くのだとしたら、死の確率を高めに行っていませんかね?
富士山にトップアスリートがいくのは、標高になれる、空気の薄さになれる、というのが大体のセオリーです。
海外遠征で、パタゴニアみたいな高い標高の場所を控えていたのでしょうか…。 ネパールの沢と倉上さんは、セットで考えにくいです。ジャンボさんとお親しかったことを考えるとパタゴニアかな、と。
標高に慣れる目的なら、富士山でなくても、たとえば、標高1350mの川上村に引っ越すとか、標高2400mくらいの山小屋でひと夏働くとか、標高に慣れる方法はあります。
しかし、有名クライマーになって顔が割れてしまうと、そういうことができなくなりますよね…。人気とは皮肉なものです。
アレックス・オノルド君が、エルキャップフリーソロしてしまったので、あれ以上の記録を出さないと世界を驚かせることにならない。
次なる挑戦は、前の挑戦が非常に困難なものだったので、難しいのです… しかし、倉上さんがやったことは、普通のクライマーなら、一生に一回やれば、その後、十分、一生食っていけるだけの”賞賛”を稼いだはずでした。もし、賞賛を糧に生きていくのであれば、ですが。
でも、彼はとても謙虚で、そして、クライミング界の伝統は
さらに上を目指せ
それ以外を教えていないのです。
頂点に上り詰めた人が、さらに上を目指せば?落ちるしかなくなりませんか?
そこのところを、クライミング界は少し考えたほうがよくはないでしょうか?
人間は機械ではない。もっともっと、と言われても、限界があります。
ましては、人としての限界を一度超えて見せた人に対して、さらなる期待、って、もう神になれ、とでもいうんですか?みたいな期待ではないでしょうかね?
■ 期待に殺される!
私も、期待に殺される!という気持ちを知っています。
クライミングでは、祝子川に2名で行ってらっしゃいと言われたときとか…
私は親がなく、母親も、私以外に二人も子供がいて、大変だったので、大学の進学費用は、全額、自腹です。
みなさん、そのことを、入学金、授業料のことだと思うでしょう…違います。高校時代の毎月の学費、食費、模試代、Z会の通信教育代、参考書代、受験にかかる交通費、宿泊費、…そういうのをすべて自分で出して、大学に入ったのです。
朝は5時からバイト、そして高校に出勤するのです。夜は友人宅で勉強し、家に帰るのは2時ごろです。なんせ早く帰ると親につかまって家事をさせられ、勉強できなくなります。
もう、すごく大変でした。大学受験に合格することに事態にあくせくしたことはないです。そんなの、失敗が許されない受験なのですから、余裕のよっちゃんで合格できるところしか最初から受験しないに決まってるでしょ。絶対、落ちない40mランナウトの5.8みたいな大学しか選ばないですよ。
そのおかげで私の人生は首がつながり、晴れて大学生になることができました… もうマジ、スレスレでした。大学に入った後も、入学式前からバイト。受験したその日に生協バイトを決めて、毎日1円を数えて、支出より収入が多いことを安心の材料にして、生きていました。大学自体も、働きながら出たんです。
そのような私に…さらに、社会での繁栄と成功を求めるなんて…。
いや~、もう18歳で大学に入学した時点で、ヘロヘロの、ゴールに倒れこんでいるマラソンランナーみたいな状態なのですから…
そんなマラソンランナーに、あと4kmです、とか言います?言いませんよね、普通。
ところが、自分自身が苦しい目に遭ったことがない人は、ヘロヘロの人を見ても、ヘロヘロだと分からないし、もっと頑張れ、というんですよね…。
倉上さんは、そのような状態だったんではないか?と思います。
もちろん、私は彼を個人的には存じ上げないので、想像だけです。しかし、あのような緊迫した、偉業を成し遂げた背景には、心の問題が必ずあったろう、と思います。
5.14RXですからね。
■ 生きている意味を感じたい
動物的な生存と言う意味で、生きることが容易になってしまった現代日本で、動物として生きている、ということを強烈に実感するのが、クライミングです。
7歳で、死を思った私のような過酷な生い立ちの人ですら、クライミング中に、ここは落ちれないな…と思うと、やっぱり死ぬのはいやだ!と思って、頑張ります。頑張ります、というか、頑張れます。
そう、もうヘロヘロなので、追い込まれないと、頑張れない、んですよね…。
頑張らなくても生きていけるなら、頑張らないで生きていきたい。
追い込まれたら、そりゃ生きるのに必死という動物的な本能が目覚めて、必死に岩にしがみつく、ということになります。
私にとっては、クライミングは少なくとも、30%くらいは、そんなところが動機でした。
ああ、私って、まだ生きていたいんだなぁ…って。
■ 消耗
しかし、そういうクライミングも、どんどん高度化していきますよね…
最初は、5.5くらいで、ひえ~と思っていたんでした…。ところが、今では、5.10aくらいでも、これ10aくらいかな~、やさしいな~、となってしまいます。もちろん、ちびの私には、10Aとは言えないような課題もあるから、私には、その難度で十分なんですが…。
それより、心が摩耗したのは、
もっともっと
の周囲からの要求です。
43歳でクライミングを本格化して、46歳で海外に行き、47歳で一人で海外登攀に行ける力って、それなりにすごい達成だと思いますよ。私はアイスクライマーで岩のクライマーではないですし、一度も岩のクライマーとして自分を好きになったことはありませんし。
なんか、世間の期待が、人間としての限界を超えた期待を持たれているようで、謎でした。
私は、期待され慣れているので、そんな場違いで、的外れな期待、スルーする能力が育っていますが…。それでも、嫌なものはいやだったなぁ…
例えば、スポーククライミングの野口啓代さんって、無理難題みたいな期待ばかりをかけられて気の毒なクライマーだな~って、手記を読ませていただいたときに思いました。日本スポーツクライミング界を無理やり背負わされていたような印象を受けました。
クライミング界は、みんなで背負うモノですよ。一人の肩に載せるなんて、かわいそうです。
結局、スポーツクライミングの分野でも、フリークライミングの分野でも、親の期待を背負った二世クライマーの再生産、量産をしていて、勝つことでうれしいのは、親のほうのようでした。親がうれしいから俺もうれしい、みたいな、まだ成熟していない子供の心をスポーツ振興に利用している。
子供は、子供らしく、自分の好き勝手に生きるのが一番幸せですよ。
まだ、何が自分の幸せなのか理解できない子供の、親を喜ばせたいという気持ちを利用して勝たせて、その子は将来どうやって生きていく心のエネルギーを得るのだろう、と思います。
話がそれましたが、5.15、5.16.5.17…と、どんどん高度化して行って、人類は、どうするつもりなんでしょうかね?
5.20になったら、5.30になったら、5.40になったら…???
その間に、スタイルが付与され、RやXがつけ足され、エルキャピタンフリーソロも、おれは3時間30分で、お前は、3時間40分だから、お前が負けだ!とやるのでしょうか?
■ 食事
倉上さんは、ヴィーガンに傾倒したのではないか?と思っているのですが…私も一時完全ヴィーガンになりましたが…
脳内伝達物質の不足は、セロトニン不足になり、無価値感を強化します。
https://youtu.be/DLBBshmjA98?si=ABRMDq2H0uFJxlbO
もともとあった心の傷の傾向に加えて、栄養状況も加担したのではないか?と思いました。
肉が食べれなくなるのは、消化器系の機能に、不安が影響して、消化液を分泌しなくなるからなんですよ。なので、元気がないと、食欲も出ないでしょう。
不安が消化には良くないです。
■ 自分が楽しむ
”そんな承認欲求のクライミング、何が楽しいの?”
って、誰かも言っていましたよね。
海外で有名なクライマーですが、鈴木英貴さんとか、クライミングはすっかり飽きちゃってカイトサーフィンしてます、みたいな感じらしかったですが…先日は展覧会あったみたいですが…自由気ままで軽やかだなと思ったりします。
ユージさんも軽やかですよね。好きなことしかしない。
結局、心が震えることをやるのが、どんなことをしているにしても、人間は幸せなのです。
幸せに基づいてしか、他の人に幸福を分け与えることはできない。
恐怖を乗り越えることに、心のときめきを覚えてしまう回路がつながってしまったのは、心の配線ミス、みたいなものかもしれません。アドレナリンジャンキーってことです。
子供時代、非常に大変な目に遭うと、そうなることが心理学では明らかにされています。そこには、無意識と言う心理領域の働きがあります。
そして、限界を超える期待には、
答えられません、と口で言う代わりに、体で言うのです。
身体化、と言います。
■ 以下、リズ・ブルボーの『からだの声を聴きなさい』より引用
心臓にトラブルのある人は、限界を超えて、無理な努力をし、肉体を酷使しているのです。そんなとき、心臓は次のようなメッセージを送ってきています。
「お願いだから、自分を愛して!」
心臓にトラブルを抱えている人は、自分自身のニーズを無視して、他の人たちから愛されるためにすごく無理をしているのです。自分自身を愛していないので、何かをすることによって、他の人たちから愛されようとするわけです。