2024/07/05

【クライミング教育】クライミングの3原則って何だろう?

 ■ 才能は、どんな場所にいても芽生えるものだ

ギンちゃんのたけちゃんねるでの対談を聞いていて、

 ギンちゃんは一体どういう経緯で、九州人なのに、アイスのクライマーになったんだろうなぁ

と思いました。

実は、中津で、ギンちゃんにクライミングを教えたという、池田さんに会いましたが、池田さんが登っているのは八面だし、ダイハツアリーナだし、アイスクライミングは全く関係なし…。

知らなかったらもぐり、というような名誉ある老舗山岳会の中津山岳会も、私が山梨で所属した御坂山岳会とあまり変わらないのではないだろうか… 要するに活動実績は、遠い過去のもので、現代版の活動は実績出せなくなっているってことです。

山岳会は、参加するほうがむしろ危険な存在に九州ではなっており、教育ゼロで、イケイケなので、ビーコン持つみたいな意味しかなくなっているようでした。いやビーコンより悪く、参加するほうがむしろ、危険にさらされるでしょう…つまり、危険を予知してやる側に、新人が押し込まれそうだということです。

福岡で有名な高田さんが育てたクライマーがフランベという会の若い男性ですが、まったく現代フリークライミングのレベル感を理解しているとは思えなかった…。

山梨だったら、5.13登る人はゴロゴロしているので、もっと上手にならないと、天狗になることができないレベルで、九州では天狗になることができてしまうので、とっても自信があるのですが、それは、周囲に強いクライマーがいないからなのではないか?と思えました。

なんせ、強いクライマーと言えば、代表者みたいな、小山田大さんすら、なんか80代などの、目上の人にいじめられていそうな気配でした。庵では、大という言葉を出すな、とすら、言われたんですよね…。その辺の経緯も聞きましたが、なにが悪いのかな?と年配の人の側が怒る理由が分からなかったです…。

■ ヒエラルキーではなく、多様性

年配の人は登山者とクライマーは別、登山者とマウンテンバイクの人は別、トレランの人は別人種、と対立の構造ばかりで、多様性、とか、多文化共生、いうのは、分かっていないと思います。

九州では、危険予知はおろそかの一言です。なんせ、さして先鋭的でもない、家庭的な会の会長さんが、「祝子川は、スポーツルートみたいな沢だから、2名でも気にせず行って来たら?」なんて頓珍漢なことを言ってしまう程度の、理解度なんですから…。

ギンちゃんみたいな世界的クライマーが、そのような地で、誕生したということ自体が、奇跡だよなぁ~と思いました。

倉上さんもそうですが、なんで、新潟でボルダリングやっていて、ハイボル?むしろ、沢ヤになるとか、地の利を生かしたらありそうですが…。

■ 縦走→冬季→アイス

私は、もともとは、縦走が好き、歩く沢が好き、な逍遥派です。だから、ある意味、歩きの山しかない、九州にぴったりな登山者ですが…、低い標高の山は歩く気になれない。九州で夏山って不快って意味だよなぁ…。阿蘇まで行っても、暑いです。夏は歩かないで、沢で冷えているのがいいんでは…?

しかし、山梨でクライミングをスタートしたので、山梨では下界でもクライミングが良いので、クライミングをたしなむことになりました。山梨で味わうべきはクライミングだからです。

山岳王国の山梨は、ほかにもブドウや桃などの、有力な産業がいっぱいあるので、クライマーはひっそり、日本で一番良い環境を秘密裏に満喫できるかも(笑)。あんなに狭くて人口少ないのに、クライミングジム、5つもあるし。

おかげでピラニアがホームジムで、日本でトップクラスのクライミングを味わうことになりました。初心者で。

そんな環境では、室井さんは、俺はすごい奴なんだぞーオーラがゼロでした。

九州の人が何の知名度も実績もないのに、すごい奴だと言ってほしそうなのと正反対です。

■ 独学に適した環境

しかし、口の悪い人に言わせれば、現代は、いろいろなクライミングに関する書籍が出ていて、ちゃんと勉強する気になれば、先生が誰もいなくても、ある位程度は分かるはずだ!と言います。

私もそう思います。本で調べるほうが確実。

年配の人に聞いても、無駄な時が多いですね。実は、初めてロープを買うとき、山岳総合センターのセンター長が、

 最大衝撃荷重の値の小さい物がよい

ことを、大きいほうが良いと勘違いしていたことがありました…。要するに古い人は、ロープの性能がうんぬんという世界にはいなかったんでしょう…。落ちる=死ぬ、一択で。

でも、今はネットでも書籍でも、ちゃんと情報収集ができます。

しかし、そうなると、ちゃんとしているかどうか?は個人次第、なのですよね。

■ テキトーな花束と整えた花束の差…原則を教えることの大事さ

こちらの画像は、かってきたばかりの花束と私が活け変えたものです。
  • 葉の裏を見せない
  • 花の高さを変える
  • どこから見るか?を意識して、見える面を確立する
の3つのアドバイスを実践しただけで、この差。

クライミングを学ぶときに、

原則を教えてください!

とだいぶ何度も、年配の人にはお願いしましたが、誰一人原則を教えてくれた人はいませんでした…

私が知りたかった原則って、花を生けるときのこの3つみたいなものです。

花の原則は、Youtubeで花道の家元がしゃべっていました。

西洋フラワーアレンジメントではなく、生け花の人です。

それを取り入れただけで、こんなに良くなるんですから…

クライミング界にも、

3原則

くらいのことは言ってもらいたいなぁ…

新人さんのために…。

一般的なクライマー連中がなんで、ダメダメなのか?は、もうすっかりわかりました。

ナルシシズム × 同調の弊害

でした。

なので、今はトップクライマーから、どうやって正しい道を見出したのか?を抽出することに興味があります。

たけちゃんねるで、次は、誰になるのかなぁ… けんじりくんも出たし…。女性アルパインをやっている朝子さんってクライマーさんいますけど、その方とかどうですかね?

なんかいろいろ、成功事例となっている人たちに話を聞いてみてもらいたい気がします。