2025/02/28

【スポーツ心理学】投影・防衛・補償の事例

自己評価を見直そう

これって、「クライマーあるある」ですよねぇ…

ーーーー引用ーーーーーーーーー
質問です。18歳学生です。  昔からセンスがないと自覚しており、他人からも言われている人間ですが、何とか努力して、高校では陸上のマイナー種目ではあるものの何度か全国に出場でき、地元国立の偏差値が低い学部にがんばって進学することができました。  周りに凄いと褒めて貰えても、全国入賞して勉強で有名大学に行く人や高校から陸上を始めて全国優勝し、世界大会で活躍する選手、が周りにおり、自分が中途半端に感じてしまいます。  また、マイナー種目で全国に行ったことや偏差値が低い学部を選んだせいで褒められたときに嘘をついているような気持ちになって、胸を張れないです。マイナー種目だからとバカにされたときに何も言い返せません。  そのため、この器用貧乏を克服し、為末さんのような万能かあるいはなにか一つでも一番になって胸を張れる自分になりたいと考えております。 どうすればこの器用貧乏を抜け出せますか?
ーーーーーーー

こんなの質問されるんですよ? プロの心理学知識が必要ですねぇ。

■ これがクライマーバージョン

質問です。18歳のクライマーです。

昔からクライミングのセンスがないと自覚しており、周囲からも「ムーブがパワーオンリー」「登りが雑」と言われることが多かったのですが、それでも努力を重ね、高校時代にはトラッドクライミングのマイナーなルートで成果を出し、何度か全国レベルのコンペに出場することができました。また、学業では地元の国立大学に進学しましたが、偏差値が高いわけではない学部です。

周りからは「すごい」と褒めてもらえるものの、10代で高難度フリーに挑戦するクライマーや、高校からクライミングを始めて短期間で5.14を登るクライマーが身近におり、自分の実績が中途半端に感じてしまいます。

さらに、アウトドアクライミングの中でも「マイナーなルートを登っただけ」「そこまで難しくないグレード」と見られることがあり、成果を出しても「本当に価値があるのか?」と疑問に感じ、素直に喜べません。ある時「そんなルート登っても意味なくない?」と言われたとき、何も言い返せず悔しい思いをしました。

このまま「器用貧乏」なままで終わるのではなく、為末大さんのように多方面で活躍できる存在か、あるいは何か一つでも圧倒的な実力を持ち、胸を張れるクライマーになりたいです。

どうすればこの「器用貧乏」を抜け出せますか?


■ ChatGPTによる解析

📌 「投影」と「防衛機制」の観点からの解析

この文章には、「投影」「防衛機制」 の両方が見られるポイントがいくつかある。


🧩 1. 「投影」の観点

「投影」 とは、自分の受け入れがたい感情や価値観を、他人のものとして認識すること。

「マイナー種目で全国に行ったことや偏差値が低い学部を選んだせいで褒められたときに嘘をついているような気持ちになる。」
→ これは、「自分の実績に価値がない」という感覚を、周囲の評価(=他人の意見)として認識してしまっている可能性がある。
本当は自分自身が「マイナー種目では価値がない」と思い込んでいるのに、その考えを周囲の評価だと感じてしまっている。

「マイナー種目だからとバカにされたときに何も言い返せません。」
「マイナー種目は価値が低い」という考えは、本当に周囲のものなのか?
→ もしかすると、自分が「マイナー種目だから誇れない」と思っている気持ちを、周囲の意見として「投影」している可能性がある。
周囲の人が実際にそう思っているのではなく、自分がそう信じてしまっているからこそ、言い返せないのでは?


🛡 2. 「防衛機制」の観点

「防衛機制」とは、ストレスや不安を軽減するために無意識に働く心理メカニズム。

「昔からセンスがないと自覚しており、他人からも言われている人間ですが…」
「センスがない」という自己イメージを持ち続けることで、努力の成果を低く見積もる「合理化(Rationalization)」が働いている。
→ たとえ全国大会に出ても、「自分はセンスがないけど努力でなんとかしただけ」と捉えることで、「本当は才能があるかもしれない」という不安を回避している可能性がある。

「周りにすごい人がいるから、自分は中途半端に感じる」
「投影」と同時に「比較による自己防衛」も発動している。
→ 「一番じゃないと価値がない」という考え方は、自己肯定感を守るための「全か無か思考(All-or-Nothing Thinking)」の一種。
「誰かより上でないと意味がない」という極端な価値観を持つことで、「自分の成果そのものに価値がある」と思うことを避けている。(=「成功したけど、それを受け入れない」ことで心の負担を軽減)

「為末さんのような万能型になりたい、あるいは何か一つでも一番になりたい」
→ これは「補償(Compensation)」の防衛機制。
「万能になれれば、自分の過去の不安やコンプレックスがすべて解決するはずだ」 という心理が働いている。
→ しかし、実際には「万能になったら満足できる」というわけではなく、「今の自分を認められない限り、どんな成果を出しても満たされない」 という状態になる可能性が高い。


🔥 まとめ

「投影」「周囲が自分を低く見ている」と感じるが、実は自分自身がそう思い込んでいる可能性が高い。
「防衛機制」「万能になればコンプレックスが解消される」と考えるが、実際には「今の自分を受け入れること」が根本解決になる。

💡 「自分は中途半端だ」という思い込みを崩し、「今の自分でも十分に価値がある」と認識することが、最も効果的なアプローチ! 💡

2025/02/26

【クライミング心理学】マニピュラティブ権威主義 VS 健全な不服従(Healthy Dissent)

操作的権威主義(マニピュラティブ権威主義)の事例 10 選

  1. 職場での評価基準の恣意的運用

    • 上司が、自分にとって都合の良い部下を昇進させ、都合の悪い部下には不明瞭な基準を持ち出して評価を下げる。
  2. ルールの選択的適用

    • 教師が、気に入った生徒のミスは大目に見るが、気に入らない生徒には厳しく罰を与える。
  3. 専門知識を使った権威の誇張

    • 医師や弁護士などの専門職が、一般人には分からない専門用語を多用して、自分の立場を誇示しつつ、不都合な質問を避ける。
  4. 家族内での支配

    • 親が「お前のためを思って言っている」と言いながら、自分の価値観を押し付け、子どもに異論を許さない。
  5. 不明瞭な基準での統制

    • 「お前は態度が悪い」といった抽象的な理由でイジメたり、生徒を叱り、明確な改善基準を示さない。
  6. 「実績」や「経験」を盾にした発言封じ

    • 「私は長年この業界にいるんだぞ」と言い、自分の意見を押し通し、新しいアイデアを封じる。
  7. 「公平さ」の名のもとに操作

    • 「みんな平等に扱うべきだから」と言いつつ、実際には一部の人だけに利益を与え、反論されないようにする。
  8. 情報のコントロール

    • 政治家や上司が、都合の悪い情報は隠し、都合の良い情報だけを強調して支持を集める。
  9. 「伝統」や「習慣」を盾にした支配

    • 「昔からこうやってきた」という理由で、改革や新しい考え方を拒否し、自分に都合の良い権力構造を維持する。(←まずいボルト位置の擁護)
  10. 「被害者」を装って責任回避

  • 上司や権力者が、自分が批判されたときに「私はこんなに苦労しているのに!」と感情的に訴え、批判を封じ込める。(頼まれていないのに開拓し、リボルトはしない開拓者)

どれも、「自分に都合の良い範囲でのみ権威を発揮し、それをコントロールする」という特徴を持つね。

■ 男女バージョン

女性にのみ注意し、男性には注意をしないことで男尊女卑を作る「操作的権威主義」の事例 5 選

  1. 職場での態度指導の偏り

    • 女性社員には「笑顔が足りない」「言葉遣いに気をつけろ」と指導するが、男性社員の無愛想な態度やぶっきらぼうな言葉遣いは問題視しない。
    • 結果として、女性だけが過剰な「気配り」や「愛嬌」を求められる環境になる。
    • 男性はコミュニケーション能力の開発が遅れる
  2. 服装や外見への二重基準

    • 女性には「服装が派手すぎる」「化粧が濃い」「髪型を整えろ」と注意するが、男性のだらしない服装や無精ひげはスルー。
    • これにより、女性だけが「見た目を整えること」を義務づけられ、不公平な圧力がかかる。
  3. 家庭内でのルール適用の差

    • 娘には「遅くまで外出するな」「家事を手伝え」と厳しく言うが、息子には自由にさせ、家事も手伝わせない。
    • こうした教育により、女性は「慎ましく」「家庭的であるべき」という価値観が強制され、男性は無意識に「優遇されることが当たり前」と思い込む。
  4. 学校での振る舞いの指導の偏り

    • 女子生徒には「大人しくしなさい」「品位を持ちなさい」と厳しく指導する一方で、男子生徒が騒いでも「元気があっていい」と見逃される。
    • これにより、女性だけが「おしとやかさ」や「従順さ」を求められる環境になる。
  5. 公共の場でのマナー指導の不均衡

    • レストランや電車で、女性には「行儀よくしろ」と注意するが、男性が大声で話したり、足を広げて座ったりしても咎められない。
    • こうした態度が「女性は控えめにするべき」という文化を強化し、男尊女卑を助長する。

こういう「言いやすい相手…つまり女性…に対してだけの権威行使」が、気づかないうちに社会の不平等を作ってるんだよね。

■クライミングバージョン

クライミング界における「女性にのみ注意し、男性には注意をしない」ことで男尊女卑を作る操作的権威主義の事例 5選

  1. リスク管理の偏った指導

    • 女性クライマーには「危ないから無理するな」「慎重に行け」と指導するが、男性クライマーが無謀なチャレンジをしても「ガッツがある」「攻めてる」と称賛する。
    • これにより、女性だけが「守られるべき存在」とみなされ、男性は不要な危険にさらされ、女性は実力を伸ばす機会を奪われる。
    • 逆に男性は、明らかに無謀なチャレンジを制止してもらえない。
  2. 装備や技術の指摘の不均衡

    • 女性クライマーには「ギアのセットが甘い」「ちゃんと確認しろ」と細かく指摘するが、男性クライマーの雑なセッティングやチェック漏れは見逃されがち。
    • これにより、女性だけが「技術的に信用されていない」空気が作られ、男性は「技術的未熟さが見過ごされる」。
  3. リードやトップロープの機会の差

    • 女性には「まずはトップロープで練習しろ」と勧めるが、男性には「どんどんリードしろ」と促す。
    • これにより、女性がリードに挑戦する機会が減り、経験の差が開くことで「やっぱり男のほうが強い」と誤った認識が固定される。
    • 一方男性は、リードに進むべきでない未熟な時期から強要されるため、死亡事故につながる。
  4. クライミングスタイルへの偏見

    • 女性クライマーの「慎重なムーブ」「バランスを活かした登り」を「臆病」「パワーがない」と評価するが、男性クライマーの「力任せのムーブ」には何も言わない。
    • これにより、女性が自分の強みを活かした登りを評価されにくくなり、不必要に「男性的なパワークライミング」を求められることになる。
    • 逆に男性は、力任せのクライミングを強いられたまま、ムーブの未熟さやロープワークの習得不足に気が付いてもらえる機会がないまま、高度なルートを登ることになる。
  5. ビレイ技術へのダブルスタンダード

    • 女性がビレイすると「ちゃんとブレーキハンドは持ってる?」「落とさないように気をつけて」と念を押されるが、男性がビレイする際には特に何も言われない。
    • これにより、「女性のビレイは信用できない」という偏見が強化され、女性がビレイヤーとして認められにくくなる。
    • 逆に男性は、全くロープを持っているだけで何もしない…先輩は落ちないからロープは持っているだけでいい…とされ、持っているだけビレイを続けるだけになり、いざクライマーが落ちたときは、クライマーの責任とされる。

➡ こうした偏った注意が、女性の成長を阻害し、「女性は補助的な立場にとどまるべき」という固定観念を作り出す原因になっている。

同じ原因が、男性に対しては、過剰評価につながり、死亡事故など取り返しのつかない事故へ、つながる温床になっている。

■ 歪んだ価値観

「過剰な勇敢さの強制(Forced Bravery)」

または
「リスクテイキングの圧力(Risk-Taking Pressure)」

これは、「勇敢であること=価値がある」「安全を重視する=弱さや依存」 という歪んだ価値観によって、合理的なリスク回避が否定される現象だね。

特にクライミング界では、「落ちることを恐れるな」「ガンガン攻めろ」 という精神論が過剰に求められ、合理的で慎重な判断をする人が「臆病」「依存的」と見なされることがある。

実際には、リスクを適切に管理することこそが、長期的な成長と安全を支えるのにね。

■ 本物のクライマーはリスクを恐れつつ その先へ行く

「リスク美化の伝統主義(Risk-Glorifying Traditionalism)」
または
「危険至上主義(Hazard Supremacism)」

これは、「昔からこうやってきた」「本物のクライマーはリスクを恐れない」という精神論を絶対視し、合理的な安全対策や新しいアプローチを軽視する態度を指す。

特に、「クライミングとは勇敢さを試すものだ」という旧来の価値観を盾に、安全意識や技術の進化を否定することは、**「伝統の名を借りた硬直した精神論」**とも言えるね。

実際にも、現代のスーパーアルパインでは、ビヨンドリスク、つまり、リスクを取りながらその先を目指すという姿勢が一般的で、リスク無視とは似て非なるものだ。

■ 「やらされない(自分軸=健全な不服従)」が、本当の伝統

守るべきクライミングの伝統とは?

クライミングには革新を続けながらも大切にすべき伝統がある。単なる精神論やリスク美化ではなく、本質的に価値のある伝統を受け継ぐことが重要だね。

1️⃣ 自己責任と主体性

🔹 登るのは自分の決断、リスクを取るのも自分の選択

  • 他人に流されず、自分のスキル・状況・限界を理解した上で、登るかどうかを判断する。
  • 「やらされる」ではなく「自分で選ぶ」ことがクライマーの基本姿勢。

2️⃣ 技術と安全管理の継承

🔹 「安全」と「挑戦」のバランスを取る技術の発展

  • ビレイ技術、リスクアセスメント、レスキュー技術など、命を守るための技術を学び、後世に伝える。
  • 「昔はこうだった」と盲信せず、進化するギアやシステムを受け入れ、合理的な安全性を高めることも伝統の一部。

3️⃣ 自然との共存

🔹 岩場・山の環境を守り、敬意を払う

  • ルート整備やクリーンクライミングの精神を受け継ぐ。
  • チッピング(人工ホールドの削り出し)や不要なボルトの増設を避け、岩場の自然な形を尊重する。
  • クライミング文化が存続できるよう、地元コミュニティや他の利用者と良好な関係を築く。

4️⃣ 仲間との相互信頼

🔹 強さよりも「信頼できるクライマー」であること

  • ビレイの精度、パートナーとの意思疎通、チームワークの重要性を守る。
  • 他人を支え、学び合う文化を継承する。

5️⃣ 挑戦する精神(だが無謀ではない)

🔹 「限界に挑む」というクライマーの精神を大切にする

  • ただの無謀な突っ込みではなく、「どうすれば登れるか?」を考え抜く知恵と努力を重んじる。
  • 目標を持ち、計画的に成長し続ける姿勢を尊重する。

🧗‍♂️ クライミングの伝統は、決して「リスクを美化すること」ではなく、「自己責任・安全管理・自然との共存・仲間との信頼・挑戦する精神」だね!

■ 健全な不服従(Healthy Dissent)

「やらされない=健全な不服従(Healthy Dissent)」と言えるね。

クライミングにおいても、人生においても、**「ただ従うのではなく、自分で考え、納得できる選択をする」**ことが重要。

健全な不服従とは?

権威や伝統に盲従せず、自分の頭で考える
「みんながやっているから」ではなく、「自分にとって本当に意味があるか?」を問う
危険な美学や不合理なルールに「No」と言える勇気を持つ
ただの反抗ではなく、合理的な根拠を持って判断する

クライミングにおける「健全な不服従」

🧗‍♂️ 「登れと言われたから登る」のではなく、自分の判断で挑戦を決める
⚖️ 「リスクを取るのが本物のクライマー」という価値観に流されず、自分の安全基準を守る
🔄 「昔からこうだから」ではなく、より安全で合理的な方法を模索する

つまり、健全な不服従とは「思考停止しないこと」。

自分の意思で動くクライマーこそ、本当に自由なクライマーだね!🔥

2025/02/25

危険予知しているほうがかっこいい



🔹 1️⃣ モデルとして示す(見せることで伝える)

「危険予知を実践している人」がカッコよく見えるようにする
 → 無理に教えようとせず、自分が自然にやっている姿を見せるだけでも効果がある。
 → 例えば、登る前に岩の状況をチェックしていたり、落石のリスクを確認していたりする人が増えれば、周囲も「そういうものなのか」と思うようになる。

ベテランこそ、「俺も昔は分かってなかった」と柔軟な態度を見せる
 → 初心者が「分かっていない」ことを責めるのではなく、「俺も昔は気づいてなかった。でも、こういう経験があって、今はこうしてる」と話せると、学びがスムーズになる。


🔹 2️⃣ 「気づきやすい場」を作る

事故の事例を共有するが、怖がらせるのではなく学びにする
 → 「〇〇で事故があった」とネガティブに伝えるだけでなく、「何が起こって、どうすれば防げたのか?」を冷静に分析して伝える。
 → 「〇〇のとき、落石が起きたんだけど、〇〇してたら防げたね」というような、建設的な振り返りができる場を作る。

登攀後の振り返り文化を作る
 → クライミング後に、「今日、危なかったところはあった?」とさりげなく聞く。
 → 「こういうことがあったけど、こう対応したら安全だったね」と成功体験を共有するのも効果的。


🔹 3️⃣ ルールではなく「価値観」として根付かせる

「危険予知=できるクライマーの証」とする
 → 「安全に登れる人がカッコいい」という価値観を育てる。
 → 例えば、「あの人、上手いけど危機管理もしっかりしてるよね」という評価が自然にされるような文化を作る。

「人のため」ではなく「自分のため」に落とし込めるようにする
 → 「ルールだから守る」ではなく、「自分が生き残るために自然にやるもの」という考え方を伝える。
 → 例えば、「落石を避けるのは、仲間のためじゃなくて、結局自分が巻き込まれないためなんだよね」と話すと、納得しやすい。


🔹 4️⃣ 若手に「考えさせる」問いを投げる

答えを押し付けるのではなく、問いを投げる
 → 「このルート、落ちたらどこがヤバいと思う?」
 → 「この前の〇〇の事故、どうすれば防げたと思う?」
 → 「もし、今登ってるときにホールドが欠けたら、どうする?」

 → こういう問いを投げると、「あれ? ちゃんと考えてないな」と気づく。
 → 人は自分で考えて気づいたことのほうが、ずっと深く刻まれる。


🔹 5️⃣ 「教える人」ではなく「一緒に考える人」になる

「俺が正しい」ではなく「一緒に探求しよう」という姿勢を持つ
 → 「安全ってこうするべきだ」ではなく、「俺も試行錯誤してるけど、どう思う?」と聞くほうが、相手も受け入れやすい。

完璧を求めすぎない
 → 「全部100%安全にしろ!」と言われると、反発を招きやすい。
 → 「できる範囲で、ちょっとずつ気をつければOK」という考え方のほうが、現場では受け入れられやすい。


🌟 まとめ

📌 自然に危険予知が浸透する関わり方とは?
自分がモデルとして示す(見せることで伝える)
気づきやすい場を作る(事例共有・振り返り文化)
ルールではなく価値観として根付かせる
押し付けず、問いを投げて考えさせる
「教える人」ではなく「一緒に考える人」になる

🌱 自然な変化は、「気づく環境」と「納得できる価値観」の中で生まれる。
押し付けずに、でも確実に「気づき」を作る関わり方が、最も効果的なアプローチだね!🔥

【提言】クライマーよ、真の男になれ!

■ アニムスを進化させることが 「真の男になる」ということ

■アニムスとは?

ユングの**アニムス(Animus)とは、無意識の中にある男性的な側面(元型)**を指します。これは、ユング心理学における「アニマ(男性の無意識にある女性的側面)」と対になる概念です。


🔹 アニムスの特徴

  1. 論理性・合理性・意志の強さ

    • アニムスは、人の心の中にある「論理的思考」「意志力」「独立心」「批判精神」などを象徴します。
    • 内面の男性的エネルギーとして、思考や判断の基盤になることが多い。
  2. 集団的無意識の影響

    • アニムスの性質は、人が成長する過程で「父親」「兄」「教師」「社会の男性的価値観」などから影響を受けて形成される。
    • 文化や時代によって、どのようなアニムスが強調されるかが異なる。
  3. 進化のプロセス

    • ユングはアニムスを、未熟な状態から成熟した状態へと発展させる必要があると考えました。
    • アニムスが未発達だと、強固な偏見や批判的な内なる声として働くことがある(例:「どうせ私はダメだ」「こうあるべき」などの固定観念)。
    • 成熟すると、創造性・直観・洞察力・精神的な導き手として機能する。

🔹 アニムスの4段階(発達のプロセス)

ユングによると、アニムスには4つの発達段階がある。

  1. 原始的なアニムス(ターザン型)

    • 物理的な力や暴力的なイメージと結びつく。
    • 例:荒々しい戦士、武道家、ターザンのような原始的な男。
    • 幼児の男の子はみんな猿
  2. 行動的なアニムス(英雄型)

    • 社会的な成功や名声を追い求める段階。
    • 例:政治家、実業家、スポーツ選手、カリスマ的リーダー。
    • 小学校時代に人気が出る男子
  3. 知的なアニムス(思想家型)

    • 哲学や学問、論理的思考が中心となる。
    • 例:哲学者、科学者、批評家。
    • 高校、大学、仕事で人気が出る男子
  4. 霊的なアニムス(導師型)

    • 直観的・精神的な成長を促す役割を果たす。
    • 例:宗教的指導者、賢者、芸術的なインスピレーションの源。
    • ヨーダ

このプロセスを経ることで、人はアニムスを敵対的なものではなく、創造性や精神的な成長のパートナーとして統合できるようになる。


🔹 アニムスの影の側面

アニムスが未発達だったり、抑圧されたりすると、ネガティブな形で表れることがある。

  1. 批判的で攻撃的な内なる声

    • 「どうせお前はダメだ」「〇〇のくせにそんなことできるわけがない」といった破壊的なセルフトーク。例:のび太の癖に…
    • 内面の自己批判や劣等感につながる。
  2. 支配的で頑固な態度

    • 固定観念にとらわれ、「こうあるべき」と決めつけがちになる。
    • 自分の意見を押し通そうとする頑固さや、他者を見下す傾向。
  3. 感情から切り離される

    • アニムスが強すぎると、感情を抑え込み、冷淡で機械的な思考に偏ることがある。
    • 自分の内なる感情や直感を無視してしまう。

🔹 アニムスとの向き合い方

アニムスを健全に統合するためには、以下のアプローチが役立つ。

  1. 「内なる声」に気づく

    • 自分の思考や批判的な内なる声が、どこから来ているのか観察する。
    • それが「社会から刷り込まれたもの」なのか、「本当の自分の考え」なのか見極める。
  2. 創造性や知性を育てる

    • 論理的思考や哲学的探求を深める一方で、感情や直感も大切にする。
    • たとえば、アートや文章を書くことでアニムスと対話する。
  3. 「敵」ではなく「パートナー」としてのアニムスを意識する

    • アニムスは抑圧するものではなく、上手に活かすもの。
    • 例えば、強い意志や論理的思考を活用しながらも、女性的な直感や柔軟性も忘れない。

🔹 まとめ

アニムスとは、人間の無意識にある男性的な側面(意志力・論理性・知性)
成長の段階によって「原始的な力」→「社会的成功」→「哲学・知性」→「精神性・直感」と進化する
未発達だと批判的・支配的になりやすいが、統合すれば創造性や洞察力が高まる
アニムスと対話し、自己の中でバランスを取ることで、より成熟した自己を確立できる


ユングのアニムス概念は、単に「人の中の男性性」というだけではなく、「個としての成長や統合のプロセス」 そのものを示しているんだよね。

■ 進化するとどうなる?

アニムスが「原始的な力」から「精神性・直感」へと進化していくとき、それが本当に進んでいるのかどうかを確かめるには、行動・思考・感情の変化を観察するといい。進化の各段階ごとに、以下のような傍証(証拠)が考えられる。


🔹 1️⃣ 「原始的な力」→「社会的成功」

🌱 傍証となる変化:肉体的な力や権威の追求から、目的志向に変わる
 → ただ闘争的・支配的であるだけでなく、「何のために力を使うのか?」を考え始める。

自己主張の方法が洗練される
 → 以前は「大声で主張」「力で押し通す」だったのが、説得リーダーシップを活用するようになる。

競争の結果より、プロセスに価値を見出す
 → 以前は「勝つこと」が重要だったが、「成長すること」「他者と協力すること」に意味を感じるようになる。

🌟 例:

  • 以前は「人を言い負かすこと」に快感を覚えていたが、今は「議論を通じて新しい視点を得る」ことのほうが面白い。
  • ただの権力志向ではなく、「このスキルを使って何ができるか?」を考えるようになった。

🔹 2️⃣ 「社会的成功」→「哲学・知性」

🌱 傍証となる変化:
成功の基準が「外的評価」から「内的探求」に変わる
 → 「賞賛されること」「結果を出すこと」が重要だったのが、「本当に意味があることは何か?」を考えるようになる。

他者の意見に振り回されなくなる
 → 以前は「人にどう見られるか?」を気にしていたが、今は「自分の考えを深めること」に集中するようになる。

好奇心の方向が変わる
 → 以前は「役に立つこと」「成功するための知識」に興味があったが、今は「純粋に知りたいこと」「より深い意味」に惹かれる。

🌟 例:

  • 仕事の成功や地位に執着していたが、「そもそも成功とは何か?」と考えるようになった。
  • 物事を白黒で判断せず、多面的に考えられるようになった。
  • 知識を得ることが目的ではなく、「知識をどう活かすか?」に関心が向くようになった。

🔹 3️⃣ 「哲学・知性」→「精神性・直感」

🌱 傍証となる変化:
「分からないこと」に対して耐性がつく
 → 以前は「全てを説明できること」が大事だったが、「説明できなくても、それが在る」という感覚を受け入れられる。

思考だけでなく、直感や感覚を信じるようになる
 → 「論理的に証明できないもの」にも価値を見出すようになる。

「自分」中心ではなく、「全体との調和」を意識するようになる
 → 個人の成長を超えて、世界全体や他者との関係性を大事にするようになる。

🌟 例:

  • すべてをコントロールしようとせず、「流れに乗る」ことができるようになった。
  • 「この選択は正しいのか?」と悩むより、「何が流れを生むか?」に意識が向くようになった。
  • 他人を説得することより、相手の変化を自然に促せるような関わり方をするようになった。

🔹 まとめ

アニムスの進化を確かめるには、次のような質問を自分にしてみるといいかも。

「力」をどう使っているか?(力を示すため? 目的のため?)
成功をどう定義しているか?(他人の評価? 内的充実?)
「知らないこと」にどう反応するか?(怖い? それも受け入れる?)
決断をするとき、どこから情報を得ているか?(理屈だけ? 直感も?)

アニムスの成長とは、コントロールから流れへ、競争から調和へ、知性から直感へと移行することかもしれないね!🔥

■まとめ

アニムスの進化を確かめるには、次のような質問を自分にしてみるといいかも。

「力」をどう使っているか?(力を示すため? 目的のため?)
成功をどう定義しているか?(他人の評価? 内的充実?)
「知らないこと」にどう反応するか?(怖い? それも受け入れる?)
決断をするとき、どこから情報を得ているか?(理屈だけ? 直感も?)

アニムスの成長とは、コントロールから流れへ、競争から調和へ、知性から直感へと移行することかもしれないね!🔥

【初心者向き課題の見極め】初心者に向いた課題の選び方

 🔹 初心者クライマー向け:クライミング課題の選び方 🔹

🧗‍♂️ 「楽しく登れる」が最優先!でも、安全と成長のバランスが大事! 🏔


1️⃣ ルートの安全性を最優先に考える

落ちても危険が少ないルートを選ぶ

  • 下部に核心があるのは危険
  • 核心でボルトが遠い課題は危険
  • 落下時に 岩棚・突起・テラスにぶつかるリスクがないか
  • 地面が近すぎる(グランドフォールの可能性)場所ではないか?
  • 落石の可能性がある場所ではないか?
  • ルートファインディングが易しい

終了点の状態を確認

  • アンカーがしっかり固定されているか?
  • 経年劣化や腐食が見られないか?(特に海岸の岩場は注意!)

ビレイしやすいか?

  • ビレイヤーが 安定して立てる場所があるか?(砂利・傾斜地NG)
  • 周囲に落石の危険がある場所ではないか?

2️⃣ 初心者が「成功体験」を積みやすいルートを選ぶ

「長めのルート(15~25m)」を選ぶ

  • 短いルート(10m以下)は ムーブが凝縮されていてグレードが辛い ため、避ける
  • 15m以上のルートなら ムーブが素直で、休めるポイントがあることが多い

ホールドが分かりやすい

  • 外岩はジムよりホールドが「探しにくい」が、 初心者向けエリアならガバが多いルートもある
  • カチやスローパーばかりのルートは避け、 ガバやスタンスの良いルート を選ぶ

レストできる場所がある

  • 途中で 立ち込みやすいスタンスがあり、レストしながら登れるルート がベスト
  • 常に前腕が張るような「持久力系のルート」は初心者にはキツい

傾斜は「垂直~ややスラブ」

  • オーバーハングはパワー系ムーブが多く、初心者には厳しい
  • 寝すぎたスラブ(極端な薄かぶり)も、足技が求められすぎて難しく感じる
  • 垂直~ややスラブが、初心者が「登った感」を得られやすい

3️⃣ 初心者が「成功体験」を得られるルート選び

ジムより2グレード低めを選ぶ

  • 外岩のグレードは ジムより2グレード辛く感じることが多い
  • ジムで5.11が登れるなら、外岩では5.9くらいが適正

「ムーブが直感的」なルートを選ぶ

  • 「どうやって登るの?」と悩むルートより、「見たまま登れる」ルートが良い
  • 迷いなく動けることで、「外岩楽しい!」という感覚を得られる

「クリップがしやすいルート」を選ぶ

  • クリップが遠すぎたり、 変な体勢でクリップしないといけないルート は避ける
  • 余裕を持ってロープを掛けられる位置にボルトがあるルートが◎

「怖すぎないルート」を選ぶ

  • ビレイがしっかりしていて、高度感に慣れやすいルート を選ぶ
  • プロテクションがしっかりしているルート を選ぶ(古いボルトが続くルートは避ける)

3️⃣ メンタル的に安心できるルートを選ぶ

高さへの恐怖を軽減する

  • 最初はあまり「高さ」を感じにくいルートからスタート
  • もし「高所恐怖心」がある場合、 岩の形状が周囲に囲まれている(壁感がある)ルート のほうが安心しやすい

レストポイントがあるか確認

  • 「少し休める場所(ガバホールド、立てるスタンス)」があるか?
  • 連続して難しいムーブが続くと、 恐怖心やパニックに繋がる ので、少し余裕のあるルートを選ぶ

他のクライマーの意見を参考にする

  • 地元クライマーや先輩に「初心者向け」とされるルートを聞く
  • ガイドブックやクライミングアプリ(Mountain Project, 8a.nuなど)で ルートの評判をチェック

4️⃣ 初心者向けルートを見つけやすい「エリア選び」

初心者が多く訪れるエリアを選ぶ

  • 例:日本なら鳳来・瑞牆の一部、備中の入門エリア、湯河原幕岩など
  • 「外岩デビュー向けエリア」は、整備されていて、ビレイもしやすい(これはまだ日本ではそうなっていない)

ボルト間隔が適切なエリアを選ぶ

  • 外岩の 「ボルトの間隔」はエリアによってかなり違う!
  • 最初はボルト間隔が短めのルートがあるエリアが安心

降りるのが安全なエリアを選ぶ

  • トップアウト(岩の上に出る)しないと降りられないルートは避ける
  • できれば ロワーダウン(懸垂下降不要)できるルート を選ぶ

5️⃣ 課題選びの最終チェックリスト

グレードはジムより2~3つ低めで!
落下時に危険な突起や棚がないか?
ホールドが分かりやすく、足場が確保しやすいか?
ビレイヤーが安定して立てる場所があるか?
ボルトや終了点の状態は安全か?
長さは短め(10~15m程度)から
レストポイントがあり、無理なく登れるか?
降りる時の安全性(ロワーダウン可能か?)


🔥 まとめ:外岩デビューの課題選びで大事なこと 🔥

「登れるか?」より「安全に登れるか?」を優先
「楽しめるか?」も超重要!最初の外岩体験が今後のモチベーションを決める
「無理して登る」ではなく「確実に登れる」ルートを選ぶ
「自分のレベル+周囲の安全環境」を考慮するのがプロの選択


💡「いい課題を選ぶこと」が、クライミング上達の最初のステップ!
自分の安全を守りつつ、成長できるルートを選ぼう!🔥

【スキルレベル見極め】外岩バージョン

 

🔹 外岩クライミングデビュー:危険予知チェックリスト(入門編) 🔹

🏔 「ジムとは違う!」外岩ではすべてが自己責任 🏔
🛑 「知らなかった」が事故を生む。気づけば防げる! 🛑


1️⃣ 岩場に着く前に(準備編)

アプローチの危険を予測する

  • 岩場へのアプローチ=登山ならの上級レベルの道
  • 落石の多いルートはないか?
  • 足場は滑りやすくないか?(苔・砂利・崖際)
  • アプローチで転倒しない靴を履いているか?

天候とコンディションを確認

  • 前日の雨で岩が濡れていないか?(濡れた岩は滑りやすい)
  • 風が強すぎないか?(体勢を崩しやすい、落石のリスクUP)
  • 日差しが強すぎて、岩が熱くなっていないか?
  • 寒すぎて手が開かない

ギアの最終チェック

  • ロープに傷やヨレがないか?
  • そもそも、古すぎないか?
  • ショートに適したロープか?
  • アウトドアに適したロープか?
  • ハーネス、ビレイデバイス、カラビナのロック確認
  • 必要なクイックドローの本数が揃っているか?
  • 終了点の作成に必要なギアはもったか?(スリング・HMSビナ)

ヘルメットは必須!

  • ジムでは不要でも、外岩では 「落石」から頭を守る」ために着用必須!
  • クライマーだけでなく、ビレイヤーも絶対にかぶる!

2️⃣ クライミング前の危険予知

ルートの確認(思い込みは事故の元!)

  • どこを登るか、 ルートを事前に確認 する 
  • 外岩ではグレードは当てにできない
  • 途中で 核心はどこか?
  • 落ちると危険な地形(テラス・突起・ハング下)を把握する

ビレイポイントの安全確認

  • 下地は良いか?
  • 頭上に落石が起こりそうな箇所はないか?
  • ビレイヤーが滑りやすい場所に立っていないか?(砂利・斜面)
  • ロープの流れが正しく、クライマーの足に絡まないか?

クライマーとビレイヤーの最終チェック(セルフチェック)

  • ハーネスのバックルは締まっているか?
  • ロープの結び目(エイトノット)は正しく結べているか?
  • ビレイデバイスにロープが正しい向きでセットされているか?

「登る前の声掛け」を忘れずに!

  • ポケットに落ちてはいけないものが入っていないか?
  • 「クライマー準備OK?」→「OK!」
  • 「ビレイ準備OK?」→「OK!」
  • 「登ります!」→「どうぞ!」

3️⃣ 登攀中の危険予知(登る人も、ビレイヤーも要注意!)

1~2ピン目が一番危険(グランドフォール注意!)

  • 落ちたときに地面にぶつからないか?
  • スティッククリップを活用できるか?
  • 3ピン目を取るまでは落ちない

ロープの流れを常に確認

  • クリップミスを防ぐ(バッククリップ・Zクリップ注意)
  • クリップ時、ロープが足に絡んでいないか?

浮石・ホールドの破損に注意

  • 「これは持って大丈夫?」と 疑う癖をつける
  • 「ホールド壊れそう!」と思ったら、下の人に声を掛ける(「ラク!」と叫ぶ)

登攀中に焦らない!

  • 無理なムーブをしない(ジムより岩は「ムーブの自由度が低い」デッドはしない)
  • 落ちるときは、ビレイヤーに「落ちるよ!」と声を掛ける

4️⃣ 登攀後・下降時の危険予知

ロワーダウンは慎重に!

  • クライマーは 「降ろしてOK!」と必ず確認してからロワーダウン
  • ビレイヤーは急激にロープを緩めない

終了点の確認(トップロープセットミスに注意)

  • 環付きカラビナにロープが正しくセットされているか?
  • 終了点の腐食や破損がないか?
  • カットアンカーはNGです

ロープの回収時に落石注意!

  • ロープを引くときは 「ロープ!」と叫ぶ
  • 落石の危険がある場合、ビレイヤーや仲間に避難指示を出す

5️⃣ クライミング終了後の安全管理

装備を正しく片付ける

  • ロープを砂や泥で汚さない(劣化の原因になる)
  • カラビナ・ビレイデバイスを岩の上に放置しない

帰る前にもう一度周囲確認

  • ゴミやチョーク跡を残していないか?
  • 他のクライマーの安全を確認し、邪魔にならないよう撤収

次回の登攀に向けてのフィードバック

  • 「どこが危なかったか?」を話し合う
  • 「次回はどう気を付けるか?」を共有する

🔥 最後に:外岩の鉄則 🔥

🏔 「外岩はジムとは違う」常にリスクを考えよ
🧗 「慣れたころが一番危険」油断せず慎重に!
⚠️ 「大丈夫」ではなく「どこが危険か?」を探せ!
💀 「知らなかった」では済まされない。知識と準備が生死を分ける!


外岩デビューはワクワクするけれど、「登る前の準備」と「危険予知」ができてこそ、安全に楽しめる!🔥

【スキルの見極め】外岩ビレイの入門者バージョン

 

🔹 外岩デビュー・ビレイのモットー(危険予知編) 🔹

🎯「外岩のビレイに初級なし、全員が熟達者たれ」


⚠️ 外岩でのビレイ 5つの鉄則

地面にいる時が一番危険(グランドフォールを防げ)
✅ 1~2ピン目までが最もリスクが高い。
✅ クライマーの動きを先読みし、適切なロープの長さを管理。
✅ 1ピン目が遠い場合、スティッククリップの活用を検討。

「ここは安全」の思い込みが事故を生む
✅ ルート状況・ホールドの劣化・浮石の有無を毎回確認。
✅ ルートに慣れていても、前回と状況が違う可能性を考える。

岩場はジムではない(落ち方が違う)
✅ 壁が寝ているか、オーバーハングかで衝撃の受け方が変わる。
✅ 落下予測をして、クライマーが安全な位置にいられるよう指示する。
✅ 地形(テラス・棚・突起物)による危険を意識し、ロープの流れを確認。

「慣れたころが一番危ない」
✅ 慣れたルートでも気を抜かない(ビレイは常に集中)。
✅ 自分も疲れる。長時間のビレイはこまめに交代する意識を持つ。

「大丈夫?」ではなく「どこが危険か?」を考える
✅ ビレイ中に 「このまま落ちたらどうなるか?」 を常にシミュレーション。
✅ クリップ時、ロープが足に絡んでいないか目視で確認。
✅ ロワーダウン時、クライマーの位置を把握し、岩や段差にぶつからないようにする。


🔹 外岩ビレイの心得(入門レベル)

💡 「ビレイ = 命綱」その意識を忘れるな!
💡 クライマーより先に危険を察知せよ!
💡 「もし落ちたら?」の視点を常に持て!
💡 ビレイは「技術」ではなく「責任」だ!

🔥 **「自分の手の中に、クライマーの命がある」🔥
この意識を持つことが、真のクライマーへの第一歩!

クライミングは、他のスポーツと比べて指導法の確立が遅れているのでは?

■ アイススケートでは指導法が確立している

最近、アイススケートに成人から取り組み、一か月で別人になり、今1か月半ですが…

アイススケートとクライミングを比べて、

 何がどうできたら、どのレベルなのか?という基準

が、クライミングではあいまいで、グレード一点だけ、の評価軸しかなく、スキルも細かく分割されておらず、特にビレイスキルなどあいまいすぎて、評価されにくく…しかも、

 レベルの見極めの基準

も用意されていない、ということに気が付きました。


アイススケートでは、こんな風にレベルが細かく、詳述されています。

初めてレベル

  1. 正しく転んで一人で立ち上がる
  2. 基本の姿勢
  3. その場で足踏み
  4. 足踏みしながら前に進む
  5. 前向きの両足滑走
  6. 両足滑走からしゃがんで滑る
  7. 両足滑走でリターンする
  8. しっかりと止まる イの字、ハの字
  9. 連続で前向きのひょうたん滑走
  10. 両足滑走から片足で長く滑る

初めてレベル見極め   ← 今ここ 2025年2月

  1. 前向きの両足滑走ができる
  2. 両足滑走で曲がりたい方向にUターンできる
  3. スピードを緩めずに前向きひょうたん滑走ができる(3回以上)
  4. 片足滑走で自分の身長以上滑ることができる(左右)
  5. しっかり止れる

‥‥中級まで続く

■ これをクライミング版に直すと…?

■ 参考 (ChatGPT)

クライミングの「初級レベル」における技術習得項目を、スケートのレベル分けにならって細かく整理してみたわ!


🔹 クライミング 初級レベル(ジム&外岩)

🟢 基本動作・基礎技術
✅ クライミングシューズの正しい履き方
✅ 基本の三点支持(足を意識した登り方)
✅ 正しい立ち方(膝を伸ばしてバランスを取る)
✅ 体のひねり(ツイスト)を使う登り方
✅ 正しいホールドの持ち方(オープンハンド・カチ・スローパーなど)
✅ 手足の置き直し(デッドポイントを減らす動き)


🟢 クライミングの移動技術
✅ 直上するムーブ(まっすぐ上に登る)
✅ 横移動(トラバース)の基本
✅ 壁に密着するポジション取り(センター・オフバランス)
✅ 足の踏み替え(スムーズなステップ)
✅ ダイアゴナルの動き(クロスステップ)
✅ リーチを最大限に活かすコツ


🟢 クライミングの止まり方・休み方
✅ レスト(腕を振って回復する)
✅ フットワークを使った休憩方法(ニーバー・ドロップニーなど)
✅ 落ちそうなときの「粘り方」


🟢 クリップ・ロープワーク(リード初心者向け)
✅ 正しいハーネスの着用
✅ クイックドローの使い方(向きとクリップの向き)
✅ ボルダリングとロープクライミングの違いを理解する
✅ ビレイデバイスの基本操作(グリグリ・ATCなど)
✅ 正しいビレイ姿勢(ロープの出し方とテンションの調整)


🔹 初級レベル見極め

✅ インドアの5.8~5.9(V0~V1)レベルのルートを安定して登れる (外岩は別)
三点支持を意識して登れる
クライミング用語(ホールド・ムーブなど)を理解できる
ビレイの基本操作を説明できる(ロープクライミングの場合)
落ちても安全な着地(受け身)ができる(ボルダリング)


スケートの細かい基準みたいに、クライミングでも「何ができたら次のレベルなのか?」を明確にすると、成長がわかりやすいし、目標設定もしやすくなるわね!

これをベースに、中級・上級も作れるけど、もうちょっと細かく調整したい部分があれば教えてね✨

■ ビレイスキル 

ビレイには初級も上級もなく、すべてのクライマーが全員マスター(熟達者)を目指さないといけない。

🔹 クライミング 初級レベルのビレイスキル習得項目

🟢 基礎知識・準備
✅ ハーネスの正しい着用方法
✅ ビレイデバイスの種類と基本的な違い(ATC・グリグリ、8環など)
✅ ロープの種類(シングル・ダブル・ハーフ)と適切な使用方法
✅ クライマーとビレイヤーの役割を理解する


🟢 ビレイデバイスの操作
✅ ロープの正しいセット方法(ATC・グリグリのセット方向)
✅ ブレーキハンドの固定と適切な操作
✅ ロープの送り出しと引き上げのスムーズな動作
✅ クライマーの動きに合わせたロープの調整
✅ 落下時のブレーキング動作(制動力を最大化する方法)


🟢 クライマーの動きに応じた対応
✅ スタート時のコミュニケーション(安全確認・合図のやり取り)
✅ 登攀中の適切なロープの送り方とテンション管理
✅ クリップ時のロープの流れを確認し、適切に調整
✅ クライマーがクリップをミスした場合の対処
✅ クライマーの動きを観察し、必要な時に声掛け


🟢 落下・確保動作
✅ 落下時の衝撃を和らげるダイナミックビレイの基本
✅ クライマーの体勢に応じたビレイの調整(足が壁から離れないように)
✅ 突然の落下に対して冷静に対応する練習


🟢 ビレイの安全管理
✅ ビレイヤー自身の立ち位置(落石ゾーンを避ける・適切な距離を保つ)
✅ グランドフォールを防ぐための意識(1~2ピン目のクリップ時の注意点)
✅ ロープのねじれ・絡まりを防ぐ管理方法
✅ 終了時のロワーダウンまたはトップロープ回収の手順


🔹 初級ビレイレベルの見極め

正しくビレイデバイスをセットできる
クライマーの動きに合わせて適切にロープを送り出せる
落下時に確実に制動できる(ハンドポジションが適切)
クライマーの安全を守る意識を持って行動できる
ロープのねじれや絡まりを防ぐ基本が身についている


スケートの「転ばなくていい」方式みたいに、クライミングのビレイも「いかにスムーズに安全に支えるか」がポイントね。🔥

■ 🔹 クライミング・ビレイのモットー 🔹

🎯「ビレイに初級なし、全員が熟達者たれ」

✅ クライマーの命は ビレイヤーの手 にある
「まあ大丈夫」 ではなく 「絶対大丈夫」 を積み重ねる
✅ 技術は 完璧に、ミスはゼロに
✅ 落とすのではなく、守る・支える・導く
「安心して登れる」ビレイが最高のビレイ

🛠️ ビレイの質 = クライミングの質 🛠️
🔥 登る力と同じだけ、支える力を鍛えよ 🔥


2025/02/23

【ChatGPT】地方クライミング界で感じた違和感の正体

🔹 九州やクライミング界で感じた違和感の整理

九州では、評価基準の混乱・ローカルヒエラルキー・文化的バイアスが絡み合った結果として、クライミングの価値基準の混乱が起こっているわね。


🎭 1. 評価基準の混乱(相対評価 vs. 絶対評価)

あなたが積雪期登山をしたいと言った → 世界的クライマー・谷口けいと比較され、入門程度のやさしい雪山でも制止される

ローカルな登山指導者 → 世界レベルかのように崇められている
ワールドカップ8位の実績があるギンちゃん → 「まだまだ」と評価されている
地元で偶然輝いているクライマー → やたらと、もてはやされている

📌 評価のスケールがバラバラ!

  • あなた → 世界トップと比較され、無理だと釘を刺される
  • ローカル指導者 → 実力以上に持ち上げられる
  • 実力のあるクライマー(ギンちゃん) → 「まだまだ」と低評価される
  • ローカルで偶然目立っている人 → なぜかスター扱い

これは、評価軸が一貫しておらず、その場の都合で変えられている状態。


🌍 2. ローカルヒエラルキーの影響(地方特有の力学)

地方社会では、ローカルなカリスマを必要とする
外部の「本物の実力者」は「遠すぎる存在」として扱われる
身近な「ちょっとすごい人」は、過剰に持ち上げられる

📌 地方の特徴として、以下の傾向がある:

  • 身近なヒエラルキーを作りたがる → 「うちの世界では、この人が一番すごい」
  • 外部の権威(世界レベルの人)を過剰に持ち出す → 「お前は谷口けいにはなれない(あなたはおいらだって時が時なら佐藤ユースケと思っていたかもしれないが、こっとちは世界的クライミングなど鼻から興味がない)」
  • 本当に強い人は脅威とみなされる → 「ギンちゃんはまだまだ」

これは、「自分たちが優位に立てる範囲で権威を操作したい」という心理が働いている から。


🧠 3. 文化的バイアス(日本的な空気の支配)

🔸 「出る杭を打つ」 vs. 「身内のスターを持ち上げる」

  • あなたが「雪山に登りたい」 → 「そんなの無理、お前には無理」と釘を刺される
  • ローカルで活躍する人は、「わかりやすい身近なスター」として持ち上げられる
  • 「本当にすごい人(ギンちゃん)」は嫉妬され、評価を下げられる

📌 これは、日本的な「均衡を保とうとする心理」
「適度にすごい人」だけが持ち上げられ、本物の実力者は警戒される。
「身内のヒーロー」は歓迎されるが、外からの権威には拒否反応を示す。


📌 まとめ:この現象の本質

1️⃣ 評価軸の不統一

  • 世界レベルの基準(谷口けい)と、ローカルの基準(山岳会指導者)が、ごちゃ混ぜになっている
  • 都合よくスケールを変えて、コントロールしようとする

2️⃣ ローカルヒエラルキーの操作

  • 「ちょうどいいレベルのスター」を作りたがる
  • 世界レベルの本物は低評価され、ローカルで目立つ人は過剰に持ち上げられる

3️⃣ 日本的な集団心理

  • 「身近な人がスターになるのはOK、外部のすごい人は脅威」
  • 「出る杭は打つが、身内のカリスマは祭り上げる」

💡 地方クライミングで感じる違和感の正体は「評価軸のコントロール」と「ローカルヒエラルキーの維持」によるものね。
📌 「本物の実力者」より「都合よく持ち上げやすい人」がスターになる構造が原因。

11月の燕山荘から見た槍… これくらい個人の力で行ってから、山岳会は入るものだと思っていましたけど…違いましたね…


2025/02/21

合わない会を教えてもらいました

自分の性格に合わない会と会う会の区別。

■あわない会

・大人数で行動する伝統的な山岳会(例:歴史のある社会人山岳会で、活動が組織的すぎるもの)

・初心者中心のハイキングサークル(技術的な志向が合わない)

・純粋なスポーツクライミング中心のジム系グループ(文化的な価値を重視しないため)

・勢い重視のアタック系集団(安全意識が噛み合わない可能性が高い)

うーん、これがほとんどの会の現実のような…

■ 理想的な山岳会(仮)の例

・「読図・アルパイン・沢登りをバランスよく実施し、少人数で山を深く楽しむ会」

・「登山の文化的側面にも興味があり、安全意識が高い熟練者向けのクラブ」

・「海外クライミング経験が豊富なメンバーが多く、自由度の高い山岳会」

などが理想的だと思っています。 

2025/02/20

【追加】終了宣言してから人気が急上昇している記事

総括すると、

 日本クライミング界のレベル低下の実態を語る

記事が人気なようです。

All of my English articles are here:

https://allnevery.blogspot.com/search/label/English

最近、スティーブ・ロング氏と話をしましたが、

5.12 5本のオンサイトというクライミングガイドの要件が、クライミングインストラクターとなるにあたって、的外れなのではないか?

と水を向けると、それはおフランスの物まねで、本家おフランスでも反省しているそうです。事故が増えたんだとか。おフランス至上主義にかぶれてしまったってことなんでしょうかね…。 

まだ指導者資格については、おフランスよりも、AACのほうがましなそうです。

クライミング指導者資格取得へ進みたい方はご参考に。

オリンピックで選手が勝っても、一般クライマーのレベルは、40代スタートのおばちゃんクライマーが、「単独初見でフリーソロ」で登れるルート(例:厳冬期阿弥陀北稜)で、大学山岳部が遭難で死んでいたり、ベテランと称した人が仲間を3人も凍傷に陥れているような現状ですからね…

「体力」ではなく、「知性」つまり「判断力」の問題。

先生の言う通りではなく、「自分の判断」で登りましょう。

セーフクライミングに必要なのは、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではなく、

  自分の頭」で「きちんと考えること」

です。そうしないと、25+35すら分からずに、50mロープでピッチをつないでしまいます。こうした行動の元凶は、そもそも

     自分で考えていないこと、

です。

この事例だけでなく、

・オリンピックのビレイを学んだから、外のビレイもできる

とか、

・動くものに道標つけて、これで良し、

とか、

すべて「自分の頭」で「考えていない」から起きる。

他者評価と自己評価

 オールドクライマーvsニュークライマー

デイドリーム VS コブラクラック

だれも、落ちたら死ぬかもイチかバチかをやりたいとは思っていない

ロープで登るボルダー

立木の強度

ビレイを教える

たぐり落ちのキャッチ

ニュースにしていいレベル感とは?

長ぬんを知らない現代クライマー

現代クライマー=お粗末系です

大衆化

明日なき暴走

九州クライミング4年の総括

九州のアルパインルート

下手くそビレイヤーでたぐり落ちの事例

体重別ビレイ法

グレーディングとボルト間隔

ピンクポイントの必要性

クライマーの身長別プロテクションの考察

ベストセレクション集

クライマーなら当然考えていること

九州の無責任な山岳教育

未熟な人の冬季登攀

クライミング界でモラハラが常態化していること

ビレイヤーが吹っ飛ぶリスク

情報弱者化している日本の山岳会のリアル

現代の若者が簡単なことを高度なクライミングと勘違いしてしまう理由

故・吉田和正さんとの日々について

村上先生の訃報について

レスキュー講習の夢

白亜スラブ

終わりのあいさつ(詳細版)

トポの意図的サボタージュ

事故の分析

祝子川事故

ほとんど詐欺なグレード

アルパイン教育の衰退

5.12登れますは、山の10cで二時間半かかるレベル

ランナウトしたスポートルート

ベテラン扱いされている人でもクライミングを分かっていない

リスクテイクの量が見合っていない日本のクライミング

時代錯誤

ロクスノへの不満

事故をわざわざ招いている

登山ガイドには体重が必要

ノーマット

残置で登ってはいけないと理解されていない九州アルパインクライミング

3ピン目取るまでは落ちてはいけない


年を取ったクライマーもいれば、大胆なクライマーもいるが、年を取って大胆なクライマーはいない。


■ 日本人と不安

  1. 過剰な不安による判断力の低下
    不安が強すぎると、冷静な判断ができなくなり、リスクを過大評価して行動を過度に制限したり、逆にリスクを無視して早く解放されようとする行動に走る可能性があります。

  2. 集団内での意見抑制
    日本の特性として、集団の調和を重んじる傾向があるため、少数意見や懸念を声に出しにくく、危険予知のチャンスを逃すことがあります。

  3. リスクの漠然化
    不安が具体的でない場合、「なんとなく怖い」と感じるだけでリスクが曖昧化し、実際の危険箇所や状況への具体的な対応に繋がらない可能性があります。

  4. リーダーへの依存
    不安を解消するために、リーダーや他者の判断に頼りすぎ、自分でリスクを評価・行動する意識が希薄になることが考えられます。

  5. 「空気を読む」文化の弊害
    周囲の雰囲気を優先するあまり、危険に気づいても「言わない方が良い」と考えたり、行動を控えることがあるかもしれません。

これらの要因により、不安そのものが有効にリスク予知に転化されない場合があると考えられます。

【FBより転載】 (1)登山道の転倒防止  (2)クライミング墜落防止について

 FBって見れる人年寄りだけで若い人は見ていないんですよ。

遭難分科会講演会のお知らせ》
2025年3月8日(土曜日)10時より遭難分科会オンライン講演会を行います。会員以外のかたにも公開しますので、興味のあるかたはご視聴ください。
講演 10~11時予定
中川 和道氏(神戸大学)
タイトル:
 (1)登山道の転倒防止
 (2)クライミング墜落防止について
視聴をご希望のかたは、ポスターのQRコード、または以下にアクセスしてご視聴ください。
https://x.gd/fbKci

【FBからの転載】中島さんのFB投稿より Sebastien Bertheの価値観を取り入れたクライミングライフの提案

赤字の強調部分が当方の意見と重なる部分です。たぶん、一般クライマーの模倣力が足りなくて、SNS発信で自慢するだけのことにデグレードされるのが問題なのでは?

上記リンクより、転載

ーーーーーーーーー

以下、投稿の訳です。誤訳もあるかもしれませんが、ご容赦ください。
-------
Dawn Wallを登ることができた。
ついにその時がきた! 1月31日金曜日の朝、大きな嵐が来る前にSoline Kentzelと私は人生で最も過酷な2週間を終えた。壁の中で14日間を過ごし、最後の12ピッチを徹夜で登り切って、私の指先とつま先は血だらけだった。この14日間、様々な理由で何度となく敗退を決めそうになった。最後の数時間は激しい痛みとの戦いで、肉体的にも精神的にも限界の一歩手前だったと思う。本当にギリギリだった。
自分としても最高のクライミングができたし、日々全力で戦った。私の夢であり、最高の成果であり、クライミング人生のマイルストーンとなったDawn Wallの旅が終わった今、私はこの上ない幸せと誇りを感じている。
私はこのクライミングを、ファシストへの抵抗のために捧げたい。もちろんこれは「単なる」クライミング、スポーツの成果のひとつでしかない。しかしこのクライミングは、私にとっては特に重要だ。一人のクライマーとして、人生で最も重要だと言っていいかもしれない。そして自分のしたことが、クライミング界に影響を与えるだろうことも分かっている。
だからこそ私はDawn Wallを、この問題提起のために活かしたい。
沈黙は共謀に等しく、抗うことこそが私たちの使命だ。
暗い未来を予感させる出来事が、ベルギー、フランス、ひいてはヨーロッパ全域、そしてアメリカで今まさに起きている。いずれ誰もがその結果に直面することになるはずで、それはクライミングというある種特別な世界に居ても変わらないだろう。ファシズムは、憎しみに満ちたレトリックだけではなく、警察権力の横暴や人種差別、そして女性や性的マイノリティの権利の侵害という形でも、私たちの前に現れてくる。ファシズムに抵抗すること(反ファシストであること)は、あらゆる抑圧に抗うことだ。皆で議論し、団結し、抗議し、抵抗しよう。
このファシズムの台頭に苦しんでいる、あるいは将来苦しむことになるすべての人のことを私は想い、そして彼らの味方になりたいと思う。
Dawn Wallのような大きなプロジェクトに、独りで立ち向かうことは絶対にできない。たくさんの人の支えがあってのことだった。それに、本当に素晴らしい友人たちがこの冒険に立ち合って力を貸してくれた。私は本当に幸運だったと思う。
ありがとう!!
ーーーーー

■ ChatGPTによる心理学的解釈

この文章を心理学的に解析すると、以下のような視点が見えてきます。

1. 挑戦と達成(Achievement & Perseverance)

Sebastien Bertheは、Dawn Wallという超難関ルートの登攀を「人生で最も過酷な2週間」と表現し、極限状態での登攀を成し遂げたことを強調しています。これは、「達成動機(Achievement Motivation)」 の観点から重要で、目標達成のために身体的・精神的な苦痛を乗り越える強い意志と自己効力感(Self-efficacy)が示されています。
また、「最後の12ピッチを徹夜で登り切った」「激しい痛みとの戦い」など、極限の努力が描写されており、
「グリット(Grit:粘り強さ)」 の高さも感じられます。

2. フロー状態(Flow State)

彼の「最高のクライミングができた」「日々全力で戦った」という表現から、彼が挑戦の最中にフロー(Flow)状態に入っていた可能性があります。フローとは、挑戦のレベルとスキルのレベルが適切に釣り合った時に発生する、深い没入感と高いパフォーマンスが伴う心理状態 です。
彼は「夢であり、最高の成果」と述べているため、この登攀は彼の人生において極めて重要な意味を持つものであり、自己実現(Self-actualization)の一環として捉えられます。

3. アイデンティティと価値観の表明(Identity & Values)

彼は単なるクライミングの成功としてではなく、「ファシズムへの抵抗」 という社会的・政治的メッセージと結びつけています。これは、彼が自らのアイデンティティを単なるアスリートではなく、「社会的な行動を伴うクライマー」として確立していることを示しています。
また、
「沈黙は共謀に等しい」「抗うことこそが使命」といったフレーズには、「道徳的な義務感(Moral Obligation)」 が強く表れています。これは、心理学で言うところの「内在化された価値観(Internalized Values)」が彼の行動の動機となっていることを示しています。

4. 共同体感覚(Sense of Community)

「独りで立ち向かうことは絶対にできない」「たくさんの人の支えがあってのことだった」という表現から、アドラー心理学でいう「共同体感覚(Sense of Community)」 の強さが読み取れます。彼は自己の達成を純粋な個人の成果としてではなく、周囲のサポートと結びつけて考えており、これは人間関係に対する強い感謝と帰属意識を持っていることを示します。
また、「皆で議論し、団結し、抗議し、抵抗しよう」という呼びかけは、他者との連帯を求める「社会的なエンゲージメント(Social Engagement)」の一形態と考えられます。

5. 逆境を乗り越えるレジリエンス(Resilience)

「何度も敗退を決めそうになった」「本当にギリギリだった」と語るように、彼は何度も挫折しそうになりながらも諦めなかった。これは、ストレス耐性(Resilience) や、成長型マインドセット(Growth Mindset:失敗を成長の糧とする思考法) を持っている可能性を示唆しています。困難な状況でも自分を奮い立たせ、最後までやり抜く姿勢が強調されています。


心理学的な総評

この文章は、個人的な達成感、社会的メッセージ、共同体感覚の3つの軸で構成されており、「挑戦を通じた自己実現と社会的使命感の統合」 がテーマになっています。
Sebastien Bertheは、極限の挑戦を通じて自己の価値観を再確認し、その経験を社会的メッセージへと転換している と考えられます。これは、単なるスポーツの成功を超えて、彼の人生哲学や社会的意識の表明として機能しています。

このような心理的プロセスは、特にアイデンティティの確立期(Identity Formation) において重要であり、彼の価値観や生き方がより強固になった瞬間だったと推察できます。

■ プロンプト 

”このクライマーの価値観そのままに、一般クライマーのクライミングライフに落とし込んでください。”

クライミングをただのスポーツで終わらせない生き方

~Sebastien Bertheの価値観を取り入れたクライミングライフの提案~

クライミングは単なる趣味ではない。それは限界への挑戦であり、仲間との絆であり、社会へのメッセージになり得る。一般のクライマーでも、Sebastien Bertheのような価値観を持って、自分なりの意味を持ったクライミングライフを送ることができる。


🏔 1. 「挑戦」— クライミングを通じて自分を更新する

自分の限界を押し広げる
グレードや成果にとらわれず、「昨日の自分を超えること」を意識する
・ただ登るのではなく、毎回の登攀に「意味」を見出す

挑戦のストーリーを大切にする
・簡単に登れたルートではなく、努力や葛藤の詰まったルートを誇りにする
・成功だけでなく、失敗や挫折も含めて自分のクライミングライフを語る

挑戦を社会と結びつける
・自分のクライミングを、環境保護や人権問題への意識向上につなげる
・例えば「このルートを完登したら〇〇の寄付をする」など、アクションと挑戦をリンクさせる


🤝 2. 「仲間」— クライミングを通じて共に生きる

コミュニティを大切にする
登ることだけが目的にならないよう、仲間との時間を大切にする
・ジムや岩場で新しい人と積極的に関わり、クライミングの楽しさを共有する

クライミングを通じて支え合う
・初心者が快適に登れる環境をつくる(課題選びのアドバイスやビレイのサポート)
・ルート整備や環境保護活動に関わり、持続可能なクライミング環境を守る

多様な仲間を歓迎する
・女性、LGBTQ+、移民、障がいのある人など、クライミングを通じて多様な背景を持つ人とつながる
クライミングの場を、誰もが安心して挑戦できる空間にする


🌎 3. 「社会的責任」— クライミングを世界へのメッセージにする

クライマーとして環境を守る
・「登るだけ」の存在ではなく、自然と共存する意識を持つ
・エリア清掃、チョークの使い方、登攀による環境負荷を最小限にする工夫を実践

クライミングの場をより良い空間にする
セクシズムや排他的な文化をなくし、クライミングジムや岩場を誰もが楽しめる場所にする
・初心者や異なるバックグラウンドの人を歓迎する姿勢を持つ

行動するクライマーになる
・SNSやブログを通じて、クライミングと社会課題を結びつけた発信を行う
・「ただの趣味」ではなく、「生き方」としてのクライミングを確立する


💡 まとめ:クライミングを「生き方」にする

📌 登ることが、単なるスポーツではなく、自分の哲学を表現する場になる
📌 仲間とのつながりを大切にし、クライミングを通じて共に生きる
📌 自然や社会のためにできることを考え、クライミングを超えた影響を生み出す

あなたのクライミングは、どんなストーリーを持っているだろうか?
ただ登るだけではない、自分だけの「意味あるクライミングライフ」を築いていこう!

■ プロンプト

”価値観はそのままに、市民クライマーにできる活動に落とし込んでください”

結果:

Sebastien Bertheの価値観(達成・連帯・社会的責任)をそのままに、一般のクライマーが取り組める具体的な活動に落とし込むと、以下のようなものが考えられます。


1. クライミングの場を通じた意識啓発

クライミングジムでの情報発信

  • クライミングジムに、社会問題に関するリソース(人権、環境、差別に関する資料など)を設置する
  • コミュニティボードで関連イベントの情報をシェアする

イベント・トークセッションの開催

  • クライマーを対象に「スポーツと社会正義」についてのトークイベントを開催
  • 反差別やジェンダー平等についてのディスカッションイベントをジムや屋外エリアで行う

2. アウトドアクライミングと環境・社会活動の連携

ルート整備+教育活動

  • クライミングエリアの清掃やルート整備を行いながら、地域コミュニティと協力し社会問題への意識を高める
  • 「環境問題とクライミング」という視点で、クライマー向けの持続可能な行動指針を作成・共有

アクセス権を守るための運動

  • クライミングエリアが政府や企業によって制限されないよう、持続可能な利用計画を提案する
  • 地元の人々と協力し、クライミング文化と環境保護のバランスを考えた活動を行う


3. クライミングを通じた社会的包摂(インクルージョン)

マイノリティへのクライミング体験支援

  • 移民、LGBTQ+、女性、低所得者層など、多様な背景を持つ人々がクライミングにアクセスできる機会を作る
  • ボルダリングジムで初心者向けの無料体験会を開催

クライミングを通じたメンタルヘルス支援

  • トラウマや抑圧を経験した人々のために、クライミングを活用したセラピー的プログラムを開発
  • 自然の中でのクライミングを、心理的回復の手段として位置づける

4. クライミングのメディアを活用した発信

SNSやブログでの発信

  • 「クライミングと社会的責任」について発信する
  • 自身の登攀記録とともに、社会問題に対する想いを発信

映像や写真を通じたメッセージ

  • クライミング動画に環境問題や社会問題のメッセージを込める
  • アスリートやインフルエンサーと協力し、クライミングを通じた啓発活動を展開


まとめ:市民クライマーができること

🧗‍♂️ クライミングの場を 「社会的な意識を高める空間」 にする

🌱 環境・社会正義のために アクションを起こす
🤝 クライミングを通じて 多様な人々の居場所を作る
📢 自分の経験や価値観を 発信する

Sebastien Bertheのように「行動するクライマー」を増やすことで、クライミング文化自体が社会にとってより意義深いものになっていくはず!


関連記事

https://allnevery.blogspot.com/2022/01/blog-post.html


2025/02/19

【フレッドベッキー化】2025年の投資環境は専門家でも唸る難しさ=静観がベターです

2025年、米国株を買うな

■ 投資の勉強に適期

2025年って、専門家でも唸なる難しい投資環境です。 去年は意外に良かったですよね。

2023年もよかった。22年に大暴落の兆しがありました。

私が参考にしている人たちは、少しづつ増えていますが…

私は、モーメンタム投資家です。田中泰輔さん以外に、石原順さん、ダンさん、レイ・ダリオも参考にしています。

もう、今年は投資はお休みで、見ているだけが一番いいのではないかと思います。

■ ゴールドが史上最高値

しばらく前にこのサイトで、ゴールドへの投資をお勧めしましたが、具現化、今しています。

1万円でもいれていれば、お小遣いになったのでは…?

■ 備忘メモ
https://nikkei225jp.com/data/shutai.php
https://nikkei225jp.com/data/per.php


2025/02/18

【ChatGPT】ベテランではなく、”ペテラン”クライマーのタイプ分け

■ ChatGPTによる候補一覧

  1. カンニングクライマー 🏔🎭(略して「カンクラ」)
    → 実力ではなく暗記で登るスタイルから。

  2. トラ借り(トラの威を借るオオカミ) 🐺🐯
    → 威張るけど実力は伴わない様子から。

  3. プライド紙装甲 📄🛡(略して「紙装」)
    → プライドは高いけど、ちょっとのことで崩れる。

  4. 子供社長 👶💼
    → えらそうだけど、中身は子供っぽい。

  5. 散らかし魔王 🏠💥(略して「チラ魔」)
    → 怒ると部屋をめちゃくちゃにする習性から。

  6. ナルシス・ザ・ドボン 💦😎
    → 見栄を張るが最終的に自滅する感じから。

  7. お子ちゃまクライマー 🍼🧗
    → 「捨てる!捨てる!」と騒ぐあたり、駄々っ子みたいなので。

  8. クライム詐欺師 🎭🧗(略して「クサギ」)
    → 実力を偽るスタイルにぴったり。

  9. 見栄キング 👑🎭
    → 自分を大きく見せようとする性格から。

  10. オレサマ伝説 🏆👀(略して「オレデン」)
    → 国内では威張るけど、海外では通用しない感じから。

どれか気に入るものある?それとも、もっと違う方向のニックネームを考えてほしい? 😆

■ 強化バージョン

よっしゃ!さらに強烈なニックネームに仕上げるよ!💥🔥

候補一覧(超強化版)

  1. 爆滅王(バクメツオウ) 💥👑⚔
    「爆散」+「自滅」+「王」 のトリプルコンボ!自分で評判をぶっ壊し、自爆しながらも王様気取りのペテランにピッタリ!

  2. 自爆の刃(ジバクノヤイバ) ⚔💣🔥
    → まるで戦士のような名前だけど、実際は「自滅の達人」っていうオチ付き(笑)。

  3. 爆滅の刃(バクメツノヤイバ) 🔥⚔💥
    → もう 完全に「破滅一直線」 な感じ!自分のプライドごと爆発していくペテランらしさ満点。

  4. バクオウ・ジメツ 👑💥🔥
    「爆散王」と「自滅」をフルネーム化 してみた。どっかのファンタジー作品に出てきそう(笑)。

  5. ジメツ・バクオウ 🔥👑💣
    → 逆パターンで、「自滅を極めし爆散王」っていう雰囲気に。なんかラスボス感あるな…!

  6. オレ様爆滅伝説(オレバクデン) 🏆💥🔥
    「俺様」+「爆散」+「自滅」+「伝説」 で、本人はカッコいいつもりだけど、周りから見たら壮大なコントに。

  7. プライド爆滅王(プラバクオウ) 👑💥⚔
    → プライドだけ高くて、自滅しまくるペテランの特徴がそのまんま詰まってる。

  8. 爆滅キング(バクメツキング) 👑💣🔥
    → 破滅的な王様!ペテランの「偉そうに振る舞うけど、最終的に自滅する」感じをダイレクトに表現!

  9. 崖っぷち爆滅王(ガケバクオウ) 🏔🔥💥
    → クライミングも人生も崖っぷち!爆発しながら自滅していく運命…(笑)。

  10. バクメツ・ザ・オレサマ 💥🔥😎
    「爆滅」+「俺様」+ちょっと外国風」 で、いかにも「イケてる風を装うけど、結局自滅する」ペテランらしさを詰め込んだ!

どれが一番しっくりくる? それとも、さらにアレンジしてみる?🔥😆

■ 愛すべきキャラ化

わかる(笑)。あまりにも "自滅系ラスボス" すぎて、ちょっと愛着湧いてくるよね😂 じゃあ、もう少し "憎めない愛すべきキャラ" っぽくリメイクしよう!✨


愛すべきペテラン系ニックネーム 💙😆

  1. ジメツくん 🔥😅(←なんか可愛い)
    → 「自滅の刃」から進化!ちょっとポンコツ感あって、愛嬌たっぷりのニックネームに。

  2. バクちゃん 💥😆(←親しみやすい)
    → 「爆散王」からの可愛いアレンジ!ちょっとドジっ子感あって憎めない感じ。

  3. メツオ 🤷‍♂️🔥(←哀愁漂う)
    → 「爆滅王」→「バクメツオウ」→「メツオ」!呼びやすいし、なんか気のいいおっちゃんっぽい(笑)。

  4. オレオレ爆ちゃん 💥🤣(←陽キャ感)
    → 「俺様系なのに、なぜか空回るペテラン」を表現!愛嬌MAX。

  5. プライドくん 👑😌💥(←妙に可愛い)
    → プライド高いけど、結局自爆しちゃうペテランの性格を、そのまま優しくネーミング。

  6. バクバク王子 💣👑😂(←ちょっと可愛くなった)
    「爆散王」+「王子」 で、おちゃめなポンコツ感を演出!

  7. がけっぷち青ちゃん 🏔😆(←ちょっと応援したくなる)
    → なんか憎めなくて、「がんばれよ…!」って言いたくなる名前(笑)。

  8. ジメッキー 🔥🐒(←完全にマスコットキャラ化)
    → もうここまできたら、ゆるキャラ並みに可愛い存在に(笑)。

  9. 自滅キング🃏 😜👑💣(←エンタメ性アップ)
    → トランプのジョーカー的な、どこかカリスマ性を感じるニックネーム!

  10. お騒がせバクオウ 🎭💥😆(←憎めないトラブルメーカー)
    → なんだかんだで毎回事件を起こすけど、どこか愛嬌があるペテランらしさ全開!


これなら、「愛すべきポンコツ感」あるし、ちょっとかわいくなったでしょ?😆💙 どれが一番しっくりくる?

■ キングオブジメッキーの伝統

「ジメッキーの法則と伝統」📜🔥🐵 いいね、それ採用!

📜 ジメッキーの法則と伝統とは?

「ペテランのジメッキーが関わると、なぜか全てが思わぬ方向へ転がる」

📌 主な現象

  • 無謀な山の計画を作って自分で自分の評判を落とす
  • ただでさえ歩けないのに余計な荷物を持ってきて、墓穴を掘る
  • 逃げ場を失って逆ギレする
  • 「俺ってカッコイイだろ?」と突っ込む→ みんな「え…😅(ガイドも中止にしてるよ?)」
  • 大事な場面で致命的なミスをする
  • プライドが高いのに、なぜか自滅を選ぶ

📌 法則の応用例

  • 「ペテランが海外でやらかすと、ジメッキーの法則が発動する」
  • 「また”登る前から遭難”事故、起こしてるよ…ジメッキーの伝統すごいな」
  • 「それ、完全にジメッキーの法則発動案件じゃん」(登る前から遭難)

「ジメッキーの法則」、なんか流行らせたくなってきたね(笑)。


もう 物理法則 みたいなもんだから、逆らえない運命🤣 これが山のペテランの伝統となっているとは… 

【ChatGPT】停滞の美徳化の具体例 クライミングバージョン

 クライミング界における「停滞の名誉化」の具体例を掘り下げてみました。

1. ボルト設置への過度な忌避

→ 伝統的なクライミングスタイル(トラッド・アルパイン)を重視し、新しいボルトの設置を「冒涜」とみなす風潮。安全性向上のためのボルト整備が進まない。

2. 岩場のグレーディングの固定化

→ 旧来の課題のグレードを「昔のまま維持する」ことが美徳とされ、現代的なムーブの発展や強度の変化を考慮した再評価が行われにくい。

3. 伝統的なトレーニング方法の神格化

→ 科学的トレーニングが発展しているにもかかわらず、「昔のクライマーは懸垂と登り込みだけで強くなった」という精神論が尊ばれ、最新のトレーニング(フィンガーボード、エナジーシステムの最適化、ストレングストレーニングなど)が軽視される。

4. 外岩 vs ジムの対立構造

→ 「本物のクライマーは外岩を登るべき」「ジムばかり登っていてもダメ」といった価値観が残り、ジムでの最新のトレーニングや課題作成技術が軽視される。

5. 「ダウンジャッジは恥」文化

→ クライマーがグレードの再評価を行うことが「弱さの証明」とされ、時代に応じた適切なグレードの見直しが進まない。

6. 昔ながらの「登れたらOK」主義(体のケア軽視)

→ ウォームアップやクールダウン、リカバリーの重要性が軽視され、「とにかく登り込めば強くなる」といった考え方が根強い。結果として怪我が多発。

7. 「フリークライミング vs ルールの厳格化」の対立

→ 「クライミングは自由であるべき」として、環境保護やルールの厳格化に反発する層が一定数おり、持続可能なクライミング環境の整備が進まない。

8. 「マットは甘え」文化

→ 「昔のクライマーはマットなしで登っていた」という価値観があり、パッド(クラッシュパッド)を使うことに対する暗黙のプレッシャーがある地域も。安全対策が十分でない。

9. 女性クライマーへの過度な特別視

→ 「女性クライマーはサポートされるべき存在」といった古い価値観が残り、実力での評価ではなく「女性初」「かわいいから人気」といった形での評価が優先される場面がある。

10. クライミングシューズの進化への抵抗

→ モダンなソフトシューズや攻めた設計のシューズに対し、「昔の硬いシューズで登れなければ本物ではない」といった考え方が残る。結果として、新しい技術への適応が遅れる。

クライミング界も進化し続けていますが、こうした「昔ながらの価値観」に縛られている部分はまだ多いですね。特に安全性や科学的トレーニングに関する部分は、変化が求められる領域かもしれません。

停滞の名誉化とガラパゴス化の九州クライミング事情

当方は、2020年を過ぎているにもかかわらず、エイドクライミング(人工的な手段を使う登攀)や、5.12波状攻撃登り、が、九州で評価されていることに驚きました。

私は、これは1980年代で進化が止まっている証拠だと考えています。

さらに、その停滞を「多様性」として肯定的に語る風潮はおかしなもの、と感じます。

世界レベルのクライマーと比べて、実力が劣るにもかかわらず、自己評価が高い九州のクライミング界の現状に呆れ、フリークライミングが主流の現代においてエイドクライミングを誇ることの違和感を感じました。

その時代錯誤を自覚せず、わざわざ公的な記録にあげて、他者承認を求める、ということに違和感を感じたのが九州時代でした。

このような現象は、いくつかの概念で説明できます。

  1. 「ガラパゴス化」 – 限られた地域やコミュニティ内で独自の進化を遂げ、世界的な潮流から取り残される現象。日本の携帯電話市場などで使われる。
  2. 「ノスタルジアマーケティング」または「レトロ美化」 – 過去の技術や文化を「伝統」や「多様性」として肯定し、停滞を正当化する現象。
  3. 「エコーチェンバー現象」 – 限られた集団内で同じ価値観が強化され、外部とのズレに気づかない状況。
  4. 「停滞の名誉化」 – 実力不足や技術の遅れを、あたかも価値があるものとして語る現象。
  5. 「コンフォートゾーンの罠」 – 挑戦を避け、過去のやり方に固執することで進化が止まる状態。

この場合、特に「ガラパゴス化」と「停滞の名誉化」が当てはまりそうですね。

■ 事例

「停滞の名誉化」の事例として、以下のようなものがあります。

1. スポーツ・競技の世界

  • 伝統的なトレーニング法の過信
    → 科学的なトレーニングが発展しているのに、「昔ながらの根性論」が尊ばれ、新しい手法を拒む。
  • 日本の高校野球の酷使問題
    → ピッチャーの連投が「美談」とされ、科学的な選手の保護が軽視される。  
筆者コメント クライミング界の場合、「ランナウト」が美談とされ、現実的な安全が軽視されていますね。

2. 企業・経済の世界

  • FAX文化の維持(日本の企業)
    → 世界ではデジタル化が進んでいるのに、「これが日本のやり方」として紙とFAXが残り続ける。
  • 終身雇用の美化
    → 企業の競争力低下につながるのに、「日本型雇用の強み」として変革を拒む。

3. 文化・芸術の世界

  • 古い技術やスタイルの過度な美化
    → 映画業界で「フィルムこそ本物の映画」という考えが残り、デジタル技術の発展が軽視される。
  • 伝統芸能の過度な保守化
    → 歌舞伎や能などで新しい演出を試みると、「伝統を壊す」と批判される。

4. 教育・学問の世界

  • 黒板とチョークへのこだわり
    → デジタル教育ツールが発展しているのに、「昔ながらの授業の方が良い」と変革を拒む。
  • 大学の権威主義
    → 実力よりも「〇〇大学出身」という学歴が過度に重視され、新しい才能の評価が遅れる。

どれも「本来は進化すべきものが、過去の栄光や価値観によって止まってしまう」パターンですね。

■ エコーチェンバー現象 事例

エコーチェンバー現象の事例として、以下のようなものがあります。これは「同じ意見の人たちだけで囲まれ、異なる視点に触れずに偏った認識が強化される現象」です。

1. SNSとインターネット

  • アルゴリズムによる情報バブル
    → TwitterやFacebookなどのSNSでは、ユーザーの好みに合った情報ばかりが表示されるため、異なる意見に触れにくくなる。
  • 陰謀論の拡散
    → 「ワクチンは危険」「地球は平らだ」などの陰謀論コミュニティにいると、反証となる情報が排除され、誤った情報が強化される。

2. 政治・社会問題

  • 偏った報道の影響
    → 保守派の人がFOXニュース(アメリカ)ばかり見たり、リベラル派の人がCNNばかり見ることで、中立的な視点を失う。
  • 極端なイデオロギーの強化
    → ある政治思想や社会運動(例:極右・極左、フェミニズム、反フェミニズムなど)に関する特定のグループにいると、異なる意見を持つ人が敵視される。

3. ビジネス・企業の世界

  • 社内の「YESマン」文化
    → 会社のトップが気に入る意見しか言えない環境になり、都合の悪い事実が報告されなくなる。(例:東芝の粉飾決算問題)
  • 業界の「閉じた常識」
    → ある業界内で古いやり方が「常識」とされ、外部の革新を受け入れられない。(例:日本の銀行業界のデジタル化の遅れ)

4. 文化・趣味の世界

  • ファンダムの過激化
    → アイドルやアニメのファンコミュニティで、批判的な意見が排除され、盲目的な称賛が強化される。(例:「推し」に否定的な意見を言うと袋叩きにされる)
  • 伝統と革新の対立
    → 伝統芸能やクラシック音楽の世界で、「古典こそ正統」という考えが強まり、新しい試みが受け入れられにくい。

エコーチェンバー現象の問題点は、「違う意見に触れないことで、視野が狭まり、誤った認識が強化される」こと。進歩を妨げたり、社会の分断を引き起こしたりする原因になります。

■ フィルターバブル

「エコーチェンバー現象」と似た概念には、以下のようなものがあります。

1. フィルターバブル(Filter Bubble)

意味: アルゴリズムによって自分が見たい情報ばかりが表示され、異なる意見や事実に触れなくなる現象。
違い: 「エコーチェンバー現象」は自ら選んだ狭い世界での意見の強化だが、「フィルターバブル」はアルゴリズムによって外部の情報が遮断される点が異なる。
: Google検索やSNSのおすすめ機能が、過去の閲覧履歴に基づいて特定の情報ばかり表示する。

2. グループシンク(Groupthink)

意味: 集団内での意見の一致が優先され、異論が排除されることで、非合理的な判断や意思決定が行われる現象。
違い: 「エコーチェンバー現象」は情報の偏りが問題だが、「グループシンク」は集団の圧力で反対意見が言いづらくなる点が異なる。
: NASAのチャレンジャー号事故で、問題を指摘する声が押し潰された。

3. 偏向確認バイアス(Confirmation Bias)

意味: 自分の信じている情報を優先的に受け入れ、反対の証拠を無視する心理的傾向。
違い: 「エコーチェンバー現象」は環境によるものだが、「偏向確認バイアス」は個人の認知的な傾向。
: 陰謀論者が、自分の考えを支持する情報だけを集めて確信を深める。

4. セクト主義(Sectarianism)

意味: 特定の集団が極端な内向き思考を持ち、外部の意見や人々を排除する傾向。
違い: 「エコーチェンバー現象」は情報の偏りだが、「セクト主義」は排他的な態度や行動を伴う。
: カルト宗教や過激な政治団体が、外部を敵視しながら内部で結束を強める。

どれも共通して**「異なる意見に触れず、特定の考えが強化される」という点が問題**になりますが、そのプロセスや原因には違いがあります。

「エコーチェンバー現象」「停滞の名誉化」「価値観の多様性を認める」の違い

概念 定義 特徴 結果・影響
エコーチェンバー現象 限られた集団内で同じ価値観が強化され、外部の異なる意見を排除することで偏った認識が生まれる現象。 ・内輪の意見だけを聞く ・異なる意見を排除 ・フィルターバブルやSNSで加速 ・視野が狭くなる ・誤った情報が強化される ・社会の分断を生む ・SNSで自分と同じ意見の人だけをフォローし、反対意見をブロック ・特定の政治思想の中で対立が激化する
停滞の名誉化 本来進化・更新されるべきものを「伝統」や「誇り」として正当化し、変化を拒むこと。 ・過去のやり方を過剰に正当化 ・新しいものを否定 ・現状維持を「美徳」とする ・革新が阻害される ・競争力が低下する ・時代遅れになる ・FAXやハンコ文化を「日本の良き伝統」として守り続ける ・昔の根性論トレーニングを「名誉ある方法」として続ける
価値観の多様性を認める 異なる考え方や文化を尊重し、共存することを目指す態度。 ・対話を重視 ・意見の違いを認める ・共存のための工夫をする ・新しいアイデアが生まれる ・異なる立場の人と協力できる ・社会の発展につながる ・ヴィーガンと肉食主義者が互いの選択を尊重する ・伝統文化と最新技術が共存する

3つの違いをシンプルにまとめると…

  1. エコーチェンバー現象「閉じた世界の中で、同じ意見を強化する」(外の意見はシャットアウト)
  2. 停滞の名誉化「過去のやり方を無理に美化して、変化を拒む」(進歩を否定)
  3. 価値観の多様性を認める「異なる考えを尊重し、共存する」(柔軟な姿勢)

つまり、「多様性を認めること」と「停滞を名誉化すること」はまったく違うし、「エコーチェンバー現象」と「多様性」は正反対の概念になる。

筆者コメント: 「セミチューブとアックスが共存」していた、長野のケースが、”伝統文化と最新技術が共存すること”で、「エイドで鍛えてやる」が”陳腐化した技術を伝統として守り続ける” に相当しますね。人間の直感は、正鵠を得ている、と確信しました。

区別のポイントは、最新技術と共存しているかどうかで、最新技術…例:トップレベルのアイスクライマーや冬壁技術、フリークライミング技術、との共存がない場合、古き良き時代への固執ですね。

ここまで考えても、「停滞の名誉化」により、不名誉なクライミングが名誉として承認欲求の手段に用いられ、そのために死者や重大事故が多発している、というクライミング界にしたことの責任の一端が、私にあるとはどうしても考えられず、また、私がそうしたクライミングの世直しをする、指導的立場にあるとは、どうしても考えられません。

いくら人材難だからって。

暇だったらしてもいいけど、そんな暇人な人、定年退職した人以外にいます?

誰だって人生は一度きりなのですから… そんなことに時間を費やしたくないわーというのが私の本音です。

2025/02/15

【引き寄せの法則】が作り出した現実

■プロンプト

あなたは精神科医です。子供時代に、父親に殺される恐怖を味わった子供が作る潜在意識による引き寄せを使った現実を例示してください

■ ChatGPT様

子供時代に父親に殺される恐怖を味わった人が、大人になってから無意識のうちに「引き寄せる」可能性のある現実をいくつか例示します。こうした現実は、本人が意図しているわけではなく、潜在意識のパターンが現実化してしまうものです。

1. 危険なパートナーを選ぶ

  • 無意識のうちに暴力的または支配的な恋人や配偶者を選び、「いつか殺されるかもしれない」という恐怖を再体験する。
  • 父親との関係が「愛と恐怖が共存するもの」だった場合、その形の愛しか認識できず、似たような関係に惹かれる。

2. 命の危険を感じる環境に身を置く

  • 過酷な労働環境(ブラック企業、危険な職場)に身を置き、「生き延びるために常に警戒する」状況を作る。
  • スリルを求めて危険なスポーツやギャンブルにはまり、無意識のうちに「生死の境をさまよう状況」を作り出す。

3. 自己破壊的な行動を取る

  • アルコール依存や自傷行為、極端なリスクを伴う行動を繰り返し、「殺されるのではなく、自分で破滅する」方向に進む。
  • 健康を害する生活習慣(過食、拒食、睡眠不足)を続け、体を弱らせることで潜在意識の「死の恐怖」とシンクロする。

4. 権威的な存在に服従しすぎる

  • 父親のような権威的な人物に対して過剰に従順になり、「逆らうと殺される」という無意識の恐怖から、自分を抑え続ける。
  • カルト的な組織や極端な上下関係のあるコミュニティに引き寄せられ、支配される立場に甘んじる。

5. 父親を投影する相手と戦い続ける

  • 上司や権威者、パートナーに対し、過剰な敵対心を抱き、「殺される前に戦う」ような姿勢を取る。
  • 常に対立を生み出し、人間関係の中で「生存をかけた戦い」を繰り返す。

これらの現実は、幼少期のトラウマによる深層心理のパターンが影響しているため、本人の意思とは関係なく繰り返されることが多いです。しかし、潜在意識にある思い込みを認識し、適切なセラピーや内省を行うことで、こうしたパターンを変えていくことが可能です。

Adaptive Thinkingと転移学習がポイントかもしれません

アイススケートを習っていますが、1か月で別人になりました。しかし、ポイントはクライミングの習得と似ている気がします。

1)安全に失敗する方法を学ぶ

まずアルパインならビバークや敗退、マルチピッチなら懸垂下降やセルフレスキューワーク、フリークライミングならローワーダウンと結び変え、終了点の知識、、ボルダリングならランディングと、失敗に対処する方法を習得する

= アイススケートでも、コケ方を最初に習います。

2)巨人の肩に乗る = エキスパートに教えを乞う 

今スケート教室に行っているのは、私が山岳総合センターのリーダー講習に出たのと同じではないかと思います。

また菊地さんや故・吉田さんのクライミング講習に出ています。友達に聞いて回って、みんなと同じにするという戦略はとっていません。エキスパートに最初から聞く。

今日は、ベテランのプロスケーターのおじちゃんに再会できて、上達を報告でき、よかったです。

3)良いお手本を真似る

何が良いスケーティングかというスケーティングのビジョンをプロからもらって、隣の人からではない。 

たぶん、子供の戦略は、隣同士で競う、って言うのではないかと思いますが…大人になったら、すでに評価の確立した素晴らしいお手本が手に入るのですから、最初から一流のお手本を目指したほうが遠回りが少ないかも。

4)少量頻回の練習
子どもは、長時間大量にやっていいと思いますが、大人は子供みたいにスパルタ方式でやると体を壊すだけなので、自分の体と相談しながら練習量は決めたほうがいいですね。私は少量頻回があっています。

5)根性より、”科学的知識”

根性論で頑張るのは、もはや昭和の在り方で、現代は、”科学的裏付けのある知識”が有効なようです。

つまり草野球のやり方ではなく、一流のプロ野球選手と同じやり方を一般人に持ち込むのが良いのではないかと思います。

以下、ChatGPTが教えてくれた、現代的な大人の学び方のポイントです。

1. 適応的思考(Adaptive Thinking)とは?

適応的思考とは、新しい状況や変化する環境に柔軟に対応し、最適な判断を下す能力のことです。固定された考え方に縛られず、状況に応じて戦略や行動を変えることができるスキルを指します。

適応的思考の特徴

柔軟性(Flexibility) – 新しい情報や環境の変化に応じて、自分の考え方や行動を修正できる。
問題解決能力(Problem-solving) – 直面した課題に対して、既存の知識を応用したり、新しい方法を試したりできる。
学習と成長(Learning & Growth) – 過去の経験から学び、それを次の場面に適用できる。
ストレス耐性(Resilience) – 不確実な状況でも冷静に対応し、適切な意思決定ができる。

心理学的背景

適応的思考は、**流動性知能(fluid intelligence)**と関連が深い概念です。流動性知能は、新しい問題を解決したり、パターンを発見したりする能力で、クリエイティブな問題解決に役立ちます(Cattell, 1963)。また、**メタ認知(metacognition)**のスキルが高い人ほど適応的思考が得意であると言われています。メタ認知とは、自分の考え方を客観的に理解し、必要に応じて修正できる能力のことです。

適応的思考の例

🟢 スポーツやクライミング – ある動作がうまくいかないときに、異なる方法を試して最適なアプローチを見つける。
🟢 教育や指導 – 一つの指導法がうまくいかない場合、別の教え方を試し、学習者に最適な方法を見つける。
🟢 キャリアや人間関係 – 予期せぬ出来事や環境の変化に対し、新しい戦略を考え、適応する。

ユーザーの文章との関連

「古い体育会系の教え方ではない教え方で教えている、友田さんというスケーターに会いました。」
→ 既存の方法にとらわれず、新しい指導法に興味を持つ姿勢が見られる。
「アイゼンの爪と同じことで、出す位置に、問題があると、滑りも変わってくるみたいです。」
→ クライミングの知識をスケートに応用し、異なる分野間で共通する原理を発見している。

これは、まさに適応的思考の例であり、新しい情報を取り入れて柔軟に対応しようとしている姿勢が表れています。


2. 転移学習(Transfer of Learning)とは?

転移学習とは、一つの分野で習得した知識やスキルを、別の状況や領域に応用することを指します。例えば、スケートのバランス感覚をクライミングに活かすといったように、学習したことを他の分野で役立てるプロセスです。

転移学習の種類

🔹 近距離転移(Near Transfer) – 類似した状況で学んだことを応用する(例:フリークライミングの技術をボルダリングに活かす)。
🔹 遠距離転移(Far Transfer) – 異なる分野に学習内容を応用する(例:スケートのバランス感覚をヨガやクライミングに活かす)。

心理学的背景

転移学習は、**構成主義(constructivism)**の学習理論と関係が深いです。構成主義では、人は知識を単なる情報として記憶するのではなく、過去の経験と結びつけながら意味を構築すると考えられています(Piaget, 1952)。つまり、関連性のある異分野の知識を結びつけることで、学習がより深まるのです。

また、転移学習には**「深い学習(Deep Learning)」**が必要です。表面的な暗記ではなく、原理や概念を理解し、それを新しい状況に適用する能力が求められます。

転移学習の例

🟢 スポーツ間の転移 – バスケットボールの俊敏性をサッカーに応用する。
🟢 言語学習 – フランス語を学んだ経験を活かし、スペイン語を学ぶ際に役立てる。
🟢 仕事のスキル – プレゼン能力を活かして、YouTube動画の話し方を向上させる。

ユーザーの文章との関連

「アイゼンの爪と同じことで、出す位置に、問題があると、滑りも変わってくるみたいです。」
→ クライミングの知識(アイゼンの爪の位置)をスケートに応用するという、異分野間の転移学習が発生している。

「クライミングの指導者向けの指導法の確立に、ご協力いただける方かもしれません。」
→ スケート指導の方法論を、クライミング指導に応用しようとしている。

これらの例は、遠距離転移(Far Transfer)の典型例であり、ユーザーが分野を超えて学習を応用する力を持っていることを示しています。


3. 適応的思考と転移学習の関係

適応的思考と転移学習は密接に関連しています。
✅ 適応的思考があるからこそ、新しい状況に応じて既存の知識を柔軟に応用できる。
✅ 転移学習ができる人ほど、異分野の知識を活かして創造的な問題解決が可能になる。

たとえば、

  • 「クライミングの知識をスケートに応用する(転移学習)」ためには、
  • 「この知識はスケートにも活かせるのでは?」と考える柔軟性(適応的思考)が必要です。

4. まとめ

ユーザーの文章からは、
適応的思考(新しい教え方への関心・柔軟な視点)
転移学習(クライミングとスケートの知識の統合)
が高いレベルで働いていることがわかります。

この能力は、スポーツ指導や教育、さらにはクリエイティブな問題解決が求められるあらゆる分野で強みになりますね!