2023/11/29

【心理学】モラハラ被害の実態

■ いや驚いた。古いアルパインクライミング界のイケイケ主義はモラハラでした

なんか思い当たる点がいっぱいで驚いた。

なんか心理的にゆがんだ人が、わざわざ私をターゲットにしていただけみたいです。

https://amzn.to/3QYW8Ps より引用。


 ■ モラハラパーソナリティ(モラハラP)と一般的な八つ当たりとの違い

1)被害者を、道具扱いする 

2)自己成長しない 

3)ターゲット=防衛機制を発動させやすい相手、問題から目をそらさせてくれる相手

■ 被害者を道具扱いする、とは?

被害者が自分のために存在し、自分の葛藤を引き受ける存在(心のゴミの受け皿)であるかのように扱う(=投影性同一化)によって、自分の心の問題を凌ぐことを常とする (P32)

クライミングに置き換えると、自分の葛藤(優れたクライマーになりたいがなれない)を引き受ける存在(一方的に褒めてくれる、ヒーロー扱いしてくれる)によって自分の心の問題(本当は自分なりのチャレンジをしたいが怖い)から、目をそらしている。

つまり、自己の区別が混乱した”境界例水準の防衛機制”。

これは、だれしもにある、八つ当たりという責任転嫁とはレベルが異なる。

しかし、第三者からは、単なるミスや単なる八つ当たりに見えるので、

「良くあること」「気にする方がおかしい」

という意見が出る。(わー、分かる!よく「注意すればいい」と言われたが、間違ったビレイを注意しても若い男子は聞かない。私が言うから聞かないのではなく、誰が言っても聞かない。アドバイスをくれる人は、こちらの誠実なアドバイスを聞かない人…例としては、ひどいビレイをするビレイヤー…やロープを持たずに山に来るような人‥‥とは接点がないので、注意しても、いうことを聞かないということが、理解できない)

違いは、

一般人 = 「世代的」「瞬間的」八つ当たりを反省し、問題そのものに向き合おうとする

モラハラP= 問題そのものに向き合おうとせず、向き合わないことの言い訳に利用する

■ 変えたくないモラハラパーソナリティ

モラハラPが、モラハラを行うのは、自分の問題を解決し、自分が

 変わりたくない

ためである。”変われない”のではなく、”変わりたくない” のである。(阿弥陀北稜で宴会して凍傷3人)

■ 延々と責め続ける

変わりたくない、が本音のため、延々と責め続ける。(40年残地ボルト追っかけクライミングをしているアルパイン業界、時代はもうとっくにボルトレス…。事例としてはちょっとミスフィット?)

つまり、モラハラに対して”依存症”を発する。アルコール依存症と同じことで、愚痴を言っている間はスッキリするからである。(M上さん、私も鬱のころ、愚痴に依存していたかもしれません)

■ モラハラ=自分の心の問題を被害者に転嫁する行為

モラハラとは、本来自分が解決に取り組まなければならない自分の課題、多くの場合、葛藤として表現される…を被害者に擦り付ける行為である。

これがどう現実界に現れているか?というと??

事例:

九州クライミング界は、

・時代遅れのカットアンカーによるリボルトという問題、

・時代遅れのランナウトルートと言う問題、

・時代遅れの教育システムにより事故多発の問題

を、自らで問題解決に取り組まなければならないが、それには、

 ”命がけクライミングがカッコ良さそうに見えるから、かっこつけるためにしたい”という伝統的だが、的外れな英雄感

を返上し、真摯に

  1.  クライミング能力向上
  2.  ロープワークの卓越
  3.  新人への指導法の向上
  4.  組織改編 

等に取り組まねばならないが、そうするのは、

  •  自分たちがしょぼいクライマーであるという現実、
  •  情弱であるという事実、
  •  作業量が多大で単にめんどくさくてしたくない、
  •  岩場を束ねる組織的苦労を負いたくない、

という気持ち、に向き合わねばならず、めんどうでつらいのでしたくない。

一方で楽に栄誉は得たいので、開拓はしたい。ポケットマネー以上を出したくないため、安いカットアンカーと言う選択肢になる。

■ 「歩み寄り」「譲歩」→ 「支配」「コントロール」

一般の人にとっては、葛藤による自己成長は、当然で、自分が八つ当たりした場合は、

「相手にも一理あった」「少し譲ろう」ということになるが、これは、モラハラPにとっては、成功、と感じられる。そのため、モラハラ行為への依存症となる。

結果、「支配」と「コントロール」の手段化する。

■ 底つき体験

一般に、もはやこれまで、という底つき体験(私の岸良)を被害者は経験するが、その底つき体験に対して、引き留め行為に出るモラハラPが多い。

ご機嫌取りをする、泣いて謝る、などの幼稚な手段に出て、被害者に

 「この人も反省しているのだから…」

と思わせてしまい、被害関係が長引き、被害が深刻化する。

■ 第三者には分からない

モラハラPと被害者の関係性は、第三者からは、理解できないことが多く、

「もう少し付き合ってやってみては?」とアドバイスされることが多く、被害を長引かせる。

■ モラハラ被害者の特徴 vs モラハラPの特徴

・自分の体がむしばまれる vs むしばまれない

・社会的地位が脅かされる VS 脅かされない(のさばる) 

・自分らしい生き方ができなくなる vs のびのびしている

・自分がどうしたいのか考えることができなくなる vs 支配とコントロール力を強める

・魅力的 vs 客観的に見たら魅力がないことが多い

■ モラハラ加害者の特徴

「正しいのはいつも俺だ」

「〇〇のくせに」(人格の攻撃)

「俺のモノは俺のモノ。お前のモノはお前のモノ」

「モラハラと言えばいいと思っている」と言って被害者を非難する

「あなたの悪いところを自分が教えてやっているのに」

「お前のせいだからな!なんとかしろよ」

実力と不釣り合いな肥大した自己イメージ(神経症的自尊心)負けを認めない

責任転嫁

思い通りになる人間を周囲に置きたがる

突然不機嫌になる 理由を聞いても「お前には分からないだろう」

(モラハラ被害者の)〇〇さんと登っているのだから、たぶんちゃんとしているのだろう、と被害者の評判や人格によって、モラハラPが利得を得ている。

■ 被害者

モラハラを見抜けなかったなんて、なんて愚かだったのだろう…と自分を責める。相手の機嫌の原因や責任を自分にあると思う(認知のゆがみ)。これはもともとの性格ではなく、攻撃を受け続けたことによる。

■ ターゲットに選ばれる

被害者は、自分を良く見せるツールとしてターゲットに選ばれる。

「こんなことで機嫌が悪くなるなんて」「こんなことを言われる筋合いはない。私に原因はないはず」と思って、さほど深刻に捉えない場合に、深刻化する。

■ モラハラのプロセス

行動を自制させられるようにコントロールされる

罪悪感・劣等感が支配の土台にされる

後ろめたさや後悔を利用される

なんでも攻撃材料

釣った魚にはぎりぎりのエサをやる

自分のしたいことをあきらめるようにコントロールされる

自分で物事が決めれなくなるよう、コントロールされる

自尊心と自信を無くしていく

被害者は完ぺき主義に陥る

被害者は周りに自分のことを話せなくなる

周りと疎遠になって行く

モラハラPは、子供をペットのようにかわいがる

■ 回復のプロセス

モラハラから遠ざかる

うつなどの心理症状に対処する

境界を守る

自分を尊重する

人間関係を恐れない

怒りに支配されない

気づ付けられることに過剰に反応しない

自分の人生を生きたもの勝ち

モラハラかどうかどうでもよくなる