2022/04/13

ジャムジャム84 続報

 ■ ヨシーダさんの講習生課題だったジャムジャム84 3P

これは最後が核心で、1回目はテンションかかってしまい、2度目で登れたのですが…吉田さん握手してくれたんだよなぁ…

当時の様子だと、「えっ?!これくらいも登れないの?!」という感じで、登れないといけないっぽい感じでしたが… そのことを考えると、1P眼だけだったのかもしれません。

トータル3回登攀したけど…。

世界のユースケさんの記録で、後日談というか続報が出ていたので、転記しておきます…

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昨日、甲府近郊の岩場にてジャムジャム84と言うマルチを初めて登ってみました。オリジナルのラインからスタート。

1ピッチ目は講習でもたまに登るエリア1番左のワイドの左のとても簡単なチムニー状部分から。バリエーションルートとなっている5.10aの凹角からスタートも無理なく合流できます。

2ピッチ目は2つ並ぶクラックの左を選択。チキンウィングを効かせながらノープロでチムニーを上がる。キャメ8番?サイズかな?短いけど立派なチムニーで楽しい!

3ピッチ目は、40mの堂々としたハンドクラック。最後が少し難しくジャムジャム84オリジナルの核心となっている。

岩はまだ上に続いているが顕著な摂理は終わっていて、ジャムジャム84は終了。やはりマルチは岩の終わりまで行ってみたい。頑張って上に抜けてみようと開拓してみました。

リングボルトのビレイ点から左に5m程トラバースして松の木からスタート。木登りと沢登り的な登りで壁に突き出して生えている松に到達。ここまでも結構大変(木と硬めの土が落ちない事を祈る感じのロシアンルーレット的な内容なのでその部分は、登った後フィックスしました)。ここまで来ればあとは快適かなと思っていたが。。。

そこから立派な凹角続いている。しかし根っこがクラックに挟まっていてプロテクションは取れないので小釜で地道に根っこを掘り出し1つプロテクションを決める。ここからが長い戦いの始まり。仕事でやったガイド史上1番のリードだったと思います。と言うかプライベートでもあんなに攻めたこと最近あんまりないかも。あんなに吠えたの何年ぶりか覚えて無いくらいでした。個人的には先日オンサイトした現人神より価値のあるクライミングだった気がします。

ランナウトした状態で落ちなくて良かった。そしてグランドアップ開拓の厳しさと素晴らしさを感じたクライミングでした。

何度も掃除しては力尽きクライムダウンかエイドダウンしてレスト。最後の部分はフリーで抜けたんだけど、写真のタイム見ると多分リードに1ピッチ3時間もかけたらしいです。

グレートはよく分かりません。掃除(後日やります)ちゃんとすれば5.10台の楽しく?結構難しいワイドになると思います(問題は落ちるとテラス的な緩斜面に当たりそう)→「やはり掃除しても相当難しい気がしてきました2022.2月 記載」。厳しいチキンウィングとステミングで必死にコケをブラシで掃除するのが核心でした。顔の全部の穴が真っ黒になり辛かったけど諦めなくて良かった。

寒い中、辛抱強く開拓に付き合って頂いたお客さんに感謝です。

真っ暗になって下山しました。

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