2025/02/06

偏差値74→50への時代的な変化がクライミング事故の根本原因かもです

 ■ クライミングには知性が必要です

大変に傲慢で、下世話な話で、本当に申し訳ないのですが… クライミングで、

・アクセス問題が起きたり…

・死亡事故が起きたり…

・えっ?!っていう凡ミスでの死が起きたり…

しているのは、たぶん、今の時代の平均的なクライマーの知性が下がっているからではないか?

と思います。

つまり、以前の教え方では、

 言わなくても分かってくれた

ことを、今の平均的なクライマーには、言わないと分かってくれないのでは?

と昨日の乾徳山の事例を見て思いました。動画を見た視聴者の側が、知識がなくて、あれを誤解してしまうのは、知性の問題ではなく、知識があるかないか?だと思いますが…。

私の直前のパートナーは、出身大学の偏差値が50だったので、18歳時点で偏差値50の人というのは、知的レベルで言えば、全く普通、って意味です。

その人で、10年も登っていて、ロープが足りるか、足りないか?の単純な足し算ができないんですよ?

これでは、日本人全体の知性の平均が、リードしながらロープ長を考えるという知的ゲームをするために、知力が足りていないって意味になります。

■ 平均的な能力人にリードさせてはいけない vs 誰でもリード

昔のアルパインでは、平均的な知力や能力の人にリードを取らせなかったんではないかと思います。つまり、トップを務めるというのは、選ばれたリーダーだけがやる責任だったはずです。

ところが、フリークライミングの時代になったら、誰でもリードです。

フリーのリードに必要な責任能力は、自分のけつを拭けるだけ、です。

ところが、アルパインのリードに必要な責任能力は、パーティ全体の命を預かるアンカーを作れるかどうか?です。

これだけの責任の差があるにも関わらず、あまり意識されることなく、

 じゃ、君が一番登るの、上手だから…

とリードを取らせるというのは、問題ですね… フリークライミング能力が高くても、アルパインでリードを取れるかどうかは別です。

フリークライミングが上手な人に任せられるのは、突破担当、だけです。

特に難しい箇所だけを彼には任せて、ルートの全体のリーダーシップを任せるのはやめましょう。

リーダーシップを取るに足る能力がない、からです。

昔はみんな大学山岳部だったのです。山岳部で有名な大学は、みんな賢い大学。

偏差値74の人は、教えられなくても、先読みして、これはヤバイなぁと気が付きます。なぜなら、頭が良いからです。

その人たちは、それが自然なことなので、相手がロープ長を計算していないとは、まさか思いもよらないわけです。

これが盲点になって、現代のアクセス問題、岩場での事故が起こっているのです。

分かっていない側は、分かっていないから何が分からないか自己申告することすらできない。

したがって、出来ている人の側が、心を仏にして、

 「もしかして君はロープ長を計算しながらリードするってことを学ばないで10年登り続けてきてしまったのかな?」

と相手を慮ってやらないといけないのです…

つまり、「君子危うきに近寄らず」では、問題は山に積みあがるばかりで、山から泥を少しでも積み下ろすには、

 「もしかして君が分からないのは ○○ってことかな?」

と相手を推測して、なおかつ、メンツも立ててやらないといけないのです。

これがクライミング界には必要ですが、逆に、「お前こんなこともできねーのか?」とやってきてしまったんですよ…長年。

だから、拗ねて、上の方のやつら・・・クライミングインストラクター協会やらJFAやらですが…が言うことは、

 聞いてやるもんか!

と インナーチャイルドが拗ねているんですよ。

ここでChatGPTにお尋ねしましたら、次のような返事でした。

1. 共感を示す

まずは、「これまでの態度が辛かったよね」という気持ちを認めてあげることが大事です。たとえば、
「今まで、きつい言い方ばかりされて、嫌な気持ちになっていたよね。それは本当に大変だったと思うよ。」
というように、相手の気持ちを理解し、共感を言葉で伝えます。

2. 相手を責めずにリフレーミングする

相手の「拗ね」を否定せず、それを別の視点で解釈できるようにします。たとえば、
「『聞いてやるもんか!』って感じるのも無理はないよ。でも、それって、自分を守ろうとしている証拠だよね。それだけ真剣に向き合ってきたんだね。」
と、拗ねている気持ちをプラスの意味で捉えます。

3. 小さな信頼関係の再構築

いきなり大きな変化を求めるのではなく、小さな成功体験を共有して信頼を取り戻すようにします。たとえば、
「一緒に少しだけ試してみない?君が分からないと思っているところから、俺も一緒にやってみるからさ。」
と、対等な立場で協力を提案します。

4. インナーチャイルドを癒す態度を維持する

「責める」のではなく、「一緒に乗り越えよう」という姿勢を常に持ち続けます。言葉にすると、
「過去のことは置いといて、これからどうしたらもっと楽しくやれるか一緒に考えよう!」
と、未来志向で建設的な対話を進めます。

一言で言うと?

「責めずに寄り添い、相手の気持ちを認めつつ一緒に進む。」