2025/02/07

進化を止めていることが、誤解の原因では?

2年前に、北海道の名寄にある図書館で「北海道の登山史」という本を読んだ。

その中に、山梨時代にアイスやミックスをご一緒した伊藤仰二さんの、中川さんとの登攀記録が載っており、伊藤さんを思い出して、驚いた。そういえば北海道にいたんだよなぁ。彼。  (2003年の記録)

その後、秀岳荘で「ロクスノ」を見ていたところ、九州のアイスクライミングが特集されていた。WI5(2018年)も紹介されており、「九州にもこんなルートがあるのか」と新鮮な気持ちになった。

一方で、M5に関する記述があり、「将来的には国内最難を登るような動きも出るのではないか」という予測も書かれていた。  

ただ、最近のクライミング界の動向を見てみると、海外ではD15など、非常に高難度の課題が注目されているのが現状である。

M5といえば、実は昨今では、入門レベルに位置づけられるグレード。

例えば、私も初めて体験したミックスルートがM5だった。そこは、クリーンに登れた。
だから、フリーで私は5.9、10がオンサイトくらいの実力であり、それくらいの人が、クリーンアウトできるくらいの難易度がM5だ。  

このことから考えると、九州では過去の記録に書かれていた時代から、少し進化が途絶えているように感じる。

当時はM6やM7が最難と言われていた時代があったかもしれないが、それはもう20年以上前のことである。  

まとめ: 
 本州 M8 2003年
 九州 M5 2018年 
 2025年 現在は、ショートではD15が登られている

      これ、だいぶ古そうな本だったけどなぁ。20年は立っていそうだった。

     M5を年に数回登っても、何年たってもD15は登れるようにならないと思う

必要なのは、これでは…? 

■ 傲慢の6段階心理傲慢に気づき傲慢を治すまで