2025/02/05

緊張感のない人たち…マッチポンプ型クライマー

私とは何の関係もありませんので、念のため。

https://youtu.be/xuTHpNKbA6c?si=izZqk6lky3rghvn4

■ 乾徳山旗立岩中央稜

って、今後バリエーションをやりたい人の、入門的ルートになっています。

入門ルートなので、当然、こんな岩ごとバッコンみたいな場所はないです。

この人たちが同じルートを登ったのかどうか知りませんが、私はルート研究してから出かけましたので、こんなところ、全く見覚えありません。

ハーケンは目安です。プロテクションとしては使わないですよ。そもそも。

■ この動画を見た人はどう思うか?

すごーい。熱い人たちね~ 難しいこと、命がけのことをしているんだね~と思うでしょう…。

いや~、最初からルート間違っていたり、ハーケン連打してあるのに無視して進んだりすれば、そりゃルーファイミスで、変なところ迷い込みます。

そもそも、ルートファインディングが山では核心で、

 弱点 = もろいところ = 避けるところ

って場合も往々にしてあり、その見分け方を学ぶために、日ごろは、沢だの、そこまで難しくないルートでリードしたり、もろそうと思ったら、トップロープにしてみたりして、

 

 母なる大自然との付き合い方


を学ぶわけです。これ、ヒントだらけで、ここルートとは、ちゃうんちゃうん?って感じなのに、そのまま進んで、終に落ちて終わるって、いうのが謎。

なんか『日本登山大系』の記述や、『チャレンジアルパイン』の記述と違うなぁ、似ていないなぁと思ったら、引き返しましょう。

私は沢登りで、なかなかF1出てこないね~と言って、本流だったことがありました。

最近のフリークライミング人種は、山の中でいろいろ迷って(つまり、試行錯誤して)、ルートを探し出す、ということを、効率が悪いからと嫌い、もうすでにルートの場所が分かっている人に、ここですよーと連れて行ってもらうのを好みます。

それは、フリークライミングの登り方では、ズルではありませんが、アルパインのクライマーなら、とっつきを探すところもアルパインの実力ですので、ズルです。

ルートを見つけられない、ルート自体を間違って取り付く、というミスに言及せず、なんか、カッコイイことをしているって動画になっている。

これは、ただ勉強不足や一歩一歩地道な努力不足の報告なんではないかと思います。

明神主稜もですが、ロープが出る箇所は1か所だけでした。私は、初心者時代はどのようなレベルでどのような状況であれば、ロープを出すべきか?という判断力を学ぶために先輩を必要としており、ルートファインディングを依存したことはありません。

それは、自分でやる、というのが、山ヤのルールです。