■ 2017年の角木場の氷
これは、2017年の私の写真です。八ヶ岳で一番手軽なバーチカルアイス… アプローチ5分なので、楽勝系ですが、本格的なバーチカルアイスが楽しめるので、ゲレンデ練習にお勧め。
ゲレンデ練習というのは、
本気ルートや本気トライのための、根拠となる実力を養成する場
です。
アイスも、凝って毎週行って、バーチカル2本連続でも、別にパンプもしなくなり、成長したなぁ、とか言っていたのに…。今となっては、すぐにパンプするようになったのではないかなぁ…(><) ああ、悲しい…。根拠となる実力、喪失中です。
つい昨日おとといで、ユースケさんが行ったらしく、発達も良いそうで、なんだかな~羨ましいな~という感じだ。
石原さんという、上級のアイスクライマーが、すごいバーチカルアイスの投稿(二口渓谷)を今日、同日の記録でFBに乗せており、そっちは、角木場のように歩いてトップロープが張れる氷ではない。そして、第二登の記録…。
同じようなバーチカルでも、まぁ、アイスクライマーなら意味…つまり、実力の差、が分かるわな~
いくら55mあっても、相沢大滝の寝ているアイスを登って自慢する人はいない…。アイスですら、時代はテクニカルアイス…アイスピラー(氷柱)で、6級(WI6)から上しか、意味をなさないです。それでも、石原さんのような謙虚な方は、5級(WI5)と言って記録にあげるのが習わしで、それをまともに受け取っているロクスノがアホなのかもしれない…と最近は思うようになりました。
どう考えても、寝ているアイスでは、いくら初登でも、現代では、懐古ロマン以外の意味ないと思いますけど…。だって今どき、〇〇岩5.9初登!ってニュースになります? ならないでしょう…??
まぁ、石原さんの記録の価値とか分からない、こういうのを見ていない九州の人が、九州の氷での初登を喜んでロクスノへ揚げてしまうのは、まぁ、仕方がないというか、現代アイスシーンがどうなっているのか?ワンシーズンでも参加していなければ、まるで想像もつかないだろうから、いつまでも、昔、黄連谷が初登されていたころのような感覚…ストレートシャフトとか、セミチューブの時代の感性…でも、まぁ仕方ないかもしれない。
アイスキャンディフェスとか出れば、私のようなおばちゃんクライマーとか、よぼよぼヨレヨレのおじいさんクライマーが、スイスイ、テクニカルアイスを登っていたりするようなのを目にしたりもするだろう・・・ そうなると、色々と話が見えても来るだろうと思うが…
が…100歩譲っても、ロクスノの側は、把握しているべきだろうと思う。まぁ…、寄稿者がいないという問題でもあるんだろうか… 最初の師匠、清高さんは、岳人に記事が足りないと泣きつかれ、いいように使われていると言っていたしな…
しかし、なんで、最近の雑誌は、カットアンカーはもう古いとか、ボルトなどの重要な技術情報など、そういう役立つことは書かないのだろうか…
なんだか、角木場の昔の写真が来て、しみじみ、時が停止している九州のアルパインのことを思ってしまった…。
九州で進化しているのは、スポーツクライミングとボルダーだけです。アルパインは、一世代どころか、なんか40年前の感覚のようで、それを現代の岩場状況(地震)と現代の技術レベル(…つまりハーケン打ったことない…ボルトありきが前提…の低レベル化)に持ち込むと、かなり危険です。
私は冬季のクライミングが好きなので、私のクライミング時計も九州に来て以来、止まっています…。