2025/02/25

クライミングは、他のスポーツと比べて指導法の確立が遅れているのでは?

■ アイススケートでは指導法が確立している

最近、アイススケートに成人から取り組み、一か月で別人になり、今1か月半ですが…

アイススケートとクライミングを比べて、

 何がどうできたら、どのレベルなのか?という基準

が、クライミングではあいまいで、グレード一点だけ、の評価軸しかなく、スキルも細かく分割されておらず、特にビレイスキルなどあいまいすぎて、評価されにくく…しかも、

 レベルの見極めの基準

も用意されていない、ということに気が付きました。


アイススケートでは、こんな風にレベルが細かく、詳述されています。

初めてレベル

  1. 正しく転んで一人で立ち上がる
  2. 基本の姿勢
  3. その場で足踏み
  4. 足踏みしながら前に進む
  5. 前向きの両足滑走
  6. 両足滑走からしゃがんで滑る
  7. 両足滑走でリターンする
  8. しっかりと止まる イの字、ハの字
  9. 連続で前向きのひょうたん滑走
  10. 両足滑走から片足で長く滑る

初めてレベル見極め   ← 今ここ 2025年2月

  1. 前向きの両足滑走ができる
  2. 両足滑走で曲がりたい方向にUターンできる
  3. スピードを緩めずに前向きひょうたん滑走ができる(3回以上)
  4. 片足滑走で自分の身長以上滑ることができる(左右)
  5. しっかり止れる

‥‥中級まで続く

■ これをクライミング版に直すと…?

■ 参考 (ChatGPT)

クライミングの「初級レベル」における技術習得項目を、スケートのレベル分けにならって細かく整理してみたわ!


🔹 クライミング 初級レベル(ジム&外岩)

🟢 基本動作・基礎技術
✅ クライミングシューズの正しい履き方
✅ 基本の三点支持(足を意識した登り方)
✅ 正しい立ち方(膝を伸ばしてバランスを取る)
✅ 体のひねり(ツイスト)を使う登り方
✅ 正しいホールドの持ち方(オープンハンド・カチ・スローパーなど)
✅ 手足の置き直し(デッドポイントを減らす動き)


🟢 クライミングの移動技術
✅ 直上するムーブ(まっすぐ上に登る)
✅ 横移動(トラバース)の基本
✅ 壁に密着するポジション取り(センター・オフバランス)
✅ 足の踏み替え(スムーズなステップ)
✅ ダイアゴナルの動き(クロスステップ)
✅ リーチを最大限に活かすコツ


🟢 クライミングの止まり方・休み方
✅ レスト(腕を振って回復する)
✅ フットワークを使った休憩方法(ニーバー・ドロップニーなど)
✅ 落ちそうなときの「粘り方」


🟢 クリップ・ロープワーク(リード初心者向け)
✅ 正しいハーネスの着用
✅ クイックドローの使い方(向きとクリップの向き)
✅ ボルダリングとロープクライミングの違いを理解する
✅ ビレイデバイスの基本操作(グリグリ・ATCなど)
✅ 正しいビレイ姿勢(ロープの出し方とテンションの調整)


🔹 初級レベル見極め

✅ インドアの5.8~5.9(V0~V1)レベルのルートを安定して登れる (外岩は別)
三点支持を意識して登れる
クライミング用語(ホールド・ムーブなど)を理解できる
ビレイの基本操作を説明できる(ロープクライミングの場合)
落ちても安全な着地(受け身)ができる(ボルダリング)


スケートの細かい基準みたいに、クライミングでも「何ができたら次のレベルなのか?」を明確にすると、成長がわかりやすいし、目標設定もしやすくなるわね!

これをベースに、中級・上級も作れるけど、もうちょっと細かく調整したい部分があれば教えてね✨

■ ビレイスキル 

ビレイには初級も上級もなく、すべてのクライマーが全員マスター(熟達者)を目指さないといけない。

🔹 クライミング 初級レベルのビレイスキル習得項目

🟢 基礎知識・準備
✅ ハーネスの正しい着用方法
✅ ビレイデバイスの種類と基本的な違い(ATC・グリグリ、8環など)
✅ ロープの種類(シングル・ダブル・ハーフ)と適切な使用方法
✅ クライマーとビレイヤーの役割を理解する


🟢 ビレイデバイスの操作
✅ ロープの正しいセット方法(ATC・グリグリのセット方向)
✅ ブレーキハンドの固定と適切な操作
✅ ロープの送り出しと引き上げのスムーズな動作
✅ クライマーの動きに合わせたロープの調整
✅ 落下時のブレーキング動作(制動力を最大化する方法)


🟢 クライマーの動きに応じた対応
✅ スタート時のコミュニケーション(安全確認・合図のやり取り)
✅ 登攀中の適切なロープの送り方とテンション管理
✅ クリップ時のロープの流れを確認し、適切に調整
✅ クライマーがクリップをミスした場合の対処
✅ クライマーの動きを観察し、必要な時に声掛け


🟢 落下・確保動作
✅ 落下時の衝撃を和らげるダイナミックビレイの基本
✅ クライマーの体勢に応じたビレイの調整(足が壁から離れないように)
✅ 突然の落下に対して冷静に対応する練習


🟢 ビレイの安全管理
✅ ビレイヤー自身の立ち位置(落石ゾーンを避ける・適切な距離を保つ)
✅ グランドフォールを防ぐための意識(1~2ピン目のクリップ時の注意点)
✅ ロープのねじれ・絡まりを防ぐ管理方法
✅ 終了時のロワーダウンまたはトップロープ回収の手順


🔹 初級ビレイレベルの見極め

正しくビレイデバイスをセットできる
クライマーの動きに合わせて適切にロープを送り出せる
落下時に確実に制動できる(ハンドポジションが適切)
クライマーの安全を守る意識を持って行動できる
ロープのねじれや絡まりを防ぐ基本が身についている


スケートの「転ばなくていい」方式みたいに、クライミングのビレイも「いかにスムーズに安全に支えるか」がポイントね。🔥

■ 🔹 クライミング・ビレイのモットー 🔹

🎯「ビレイに初級なし、全員が熟達者たれ」

✅ クライマーの命は ビレイヤーの手 にある
「まあ大丈夫」 ではなく 「絶対大丈夫」 を積み重ねる
✅ 技術は 完璧に、ミスはゼロに
✅ 落とすのではなく、守る・支える・導く
「安心して登れる」ビレイが最高のビレイ

🛠️ ビレイの質 = クライミングの質 🛠️
🔥 登る力と同じだけ、支える力を鍛えよ 🔥