2024/06/20

【指導記録】懸垂下降は、(腕でぶら下がる)から(腰でぶら下がる)へのパラダイムシフト

■ロープに頼る=腕でロープを掴む

一昨日は山にいました。

そこで気が付いたこと、です。

■懸垂下降は、腰でぶら下がるへのパラダイムシフト

登山で出てくる鎖場になれてしまうと

(ロープに頼る=腕でぶら下がる) という思い込みが形成され、

それを 

(腰でぶら下がる)

に変えることが懸垂下降の習得項目、といえるかもしれません。

登山道で、ロープや鎖が出てきたら、手でつかみますよね。それを引っ張りながら登れ、という意味に、誰も教える人がいない、一人で登っている、普通の人だったら、感じてしまいます。

■ 鎖は引っ張ってはいけない

本来は、鎖場の鎖って、引っ張ってはいけない、と私は教わりました。

九州では、山のグレーディングがないので、難しい山に老女が来てしまう。

ので、そういう特別に配慮が必要な人に向けて、ロープがアチコチについていて、山梨で登っていたころは絶対ここにはロープないよな、ってところにもロープが出ています。

なので、元気いっぱいの若い男性でも、

ロープを見れば、手で引っ張ることに ”無意識に”誘導されている

んでしょうね。

無意識だから、その箇所が

そもそも、ロープや鎖に頼らないと登れないようなところではない、

のに、使うように誘導されていることに気が付けない、ということです。

既設の鎖だと、毎年何十人もの人が鎖場の鎖に全体重をかけて、ゴボウで降りたり登ったりしている、ということです…。

支点に力が異様にかかって非常にむしろ、危ないです。

支点がロシアンルーレット化しています。

■ ロシアンルーレットを危険だと指摘すると、むしろ逆に無謀呼ばわりされる

それを危険だ、と指摘すると?

逆に、鎖なしで登れということを言ってることになり…老女に向けて、それはかわいそうだ、というのが、拡大解釈されて、元気一杯の男性でも、同じだ、となってしまいます。

鎖を使わず登れ、と言うなんて、ひどい奴だ、という解釈です。

■ 逆に体力的・技術的には無理をすることになる

九州のクライミング界で起きたことですが、逆に、私が支点の強度を問題にすると、じゃ支点を使わず登ればよい、という話になり、今度は保険なしに飛躍します…。

それは4級(5.8)40Mランナウトを、登れというのと同じことになってしまいます。

ロープをつけるのは正しいのですが、40mランナウトしたら、ロープをつけている保険には全くならない…。というので、部分点までゼロ点になってしまう…。ならフリーソロするほうがまだはっきりしているってことになります。

つまり、この辺のバランス感覚のずれ感、というのは、本州で普通に安全に登っているクライマーと登らないと、意味自体が分からないのかもしれないです。

5.8から上でランナウトを、フリーソロ出来る人が、40mランナウトしても、別に怖いとすら感じないのが普通だと思いますが、世の中には、若い男性でも、老女と同じく、山で弱者で、同じ5.8でも怖いと感じる人がいます。

5.10を登る人が5.7をフリーソロするのは、怖くないです。

また

5.12を登る人が5.9をフリーソロするのは怖くないです。

逆言えば、

5.7なら、5.10の人はフリーソロ出来る(するのが健全化は別)

この厚みは、個人別かもしれません。

最初から運動能力が高かったり山に向いているタイプは、保険なしでも、保険がないことにそもそも気が付かず、登りたい!と感じるようです。その人口比率は、たぶん3:1くらいなのではないかと思います。



2024/06/19

【指導記録】登山道ではない道を行く山&振り分け懸垂の必要性

 昨日は山に行っていました☆ 

教えたことリスト

1)登山道の等級

2)スラブはジムでは学べないこと

3)落ちて死ぬ衝撃が何キロニュートンか?何メートルから危険か?

4)5級の傾斜と4級の傾斜が幅広く、異なること

5)石垣でルートファインディングしてから登る重要性

6)登る前に降りる方法を確認する重要性

山で

7)ギアの分担

8)尾根地形と谷地形、トラバースの見方 

9)懸垂下降のさわり

10)現在地確認 方角、距離、緩急、標高差

11)大体早めに感じすぎることが多いこと

12)ヴィアフェラータの確保

■ 読図は尾根を行くのより、沢沿いに下る破線ルートが苦手っぽかったです

読図というより、地形を読む、っていうことですが、尾根を素直に登るのは、登山道がない場合でも、初心者でも難しいと感じることはないようでした。

が、廃道気味の破線ルートで、現在でも、一応登山ルートになっているところを最後に歩いたら、不安に襲われたみたいでした。つまり、破線のほうが、恐怖心を感じたようです。

そこ、

1)なんとなく、沢沿いに行って、

2)進退が極まるたびに、補正すれば、

3)なぜか、いつも道に出る、

という、人生の縮図みたいな成り立ちの道なので、どちらかというと、

  思考プロセスが山ヤだったら、みんな同じなんだよなーな道

なんですよね。

 息詰まるたびに、補正すると、なぜか赤テープやロープが出てきて、ここだったんだなぁと分かる。事後承認付き、練習課題、みたいな感じです。

登山の王道は、

 道迷いを内包しながら歩く、

ということです。

ただ誤解がないように言っておくと、今回、同行者たちが不安に思った道は、ピンクテープを探せ!式歩行スタイルでも、歩けます。まだ、上級向けとはいえ、一応、登山道なので、赤テープ追っかけも、できるんですが。

初めてそこを通る人はビビっていました(笑)が、それが今回の目的なので、良かったです。

まぁ、その心理を味わうのが、目的で、この怖さがないと、地図をきちんと見て歩こう、という意識づけが、そもそも根本的に生まれないので、初めに道迷いはありうる危険なのだと認知するために、ビビる体験をするのが、良かったのではないかと思います(笑)。

■人の手で整備された道=レールの上

こういう体験がないと、人の手によって整備された山を登り続けて、異様に自己肯定感が高まってしまうことが起こるんですよね…。

体力や登攀グレードで、行けるか?行けないか?の判定をしてしまうと、行けない山は、日本国内には、ゼロです…。なんせ、富士山は日本一の標高ですが、初心者でも行けますから…。

いくら体力があっても、私がいないと、このビビりルートに行くことはできなかったので、遭難時の心理の疑似体験ができてよかったのではないかと思います(笑)。

失敗の保険になるのが、先輩の役目なので。

■ ヒヤリハット

今回は、私は大きな反省点がありました。それは、髪の毛の巻き込み、です。

初心者の方が懸垂下降する場合、パニック耐性が、3人3様に違うことが分かりました。

私は、生い立ちから、不安に対する体制がかなり強いタイプなんです。ほとんど、パニックにならない。むしろ追い込まれると、冷静さが増します…。というわけで、三つ峠は2度目から、リードです。

でも、そんな私でも、1回目の懸垂下降を山岳総合センターで、やった時は、やっぱり、え?ってなりました…。

センターのやり方では、講師が横につかずに、一人で降りる。ので、私は、懸垂下降のセットや、自分がコントロールしている器具の操作が、自分がこれでいいのか?納得がいかない感じで降りた(自己信頼が育っていない状態)のが、嫌だったので、

反省で、

・両足で立てるところで、

・グリグリで(ATCではなく)

・一度手を放して全体重をロープに預けても、落ちない、という感覚を習得して、

・下でロープを引けば、落ちない(だけでなく、降りることもできない)という

確信を深めた後

・傾斜が変わるところが恐怖を感じやすいことをあらかじめ警告して

・さらに失敗に備えて、ノットを結ぶ

ことで、保険付きにし

・降りる量が10m超えないミニサイズ

・さらに隣で講師がぶら下がっている状態で教える

ことで、共感ベース強化

という、普通に教えられている懸垂下降(ATC使用、介添えなし、途中停止なし、ノット無し、基本20m程度)とは、サイズ感も保険の量も、だいぶ違うのですが…。

まぁ、やっぱり怖いですよね。初めてのことをする怖さは、誰にでもあります。

徐々に装備も、グリグリ→ATCみたいに、ステップアップすることだと思います。

■ 巻き込み

今回は、盲点だったのは、怖いとロープにしがみついてしまいますので、ロープが髪の毛の近くに来るということです。

ローワーダウンでも、荷物のようにズリズリとおろされている人がいますが、あの状態になってしまうと、体が座った格好にならずに、立っている状態になるので、髪の毛がロープの近くに来てしまいます。

髪の毛の巻き込みは、頭皮の剥離、になりかねない重大事故の原因ですので、髪を切る必要があり、それには、救助者が上からアプローチする必要があるので、再度、上に回ろうとしたのですが、仲間の一人がショルダーをしてくれたので、うまく髪の毛を巻き込みから抜くことができました。

体の体制をどうつくるか?というのは、かなり大きなポイントだということが分かりました。

水難事故のレスキューでも、水難者はしがみつきにより余計溺れてしまいます。水泳でも、頭を上げようと、もがけばもがくほど、逆に体は沈んでしまう…というパラドックス…。私も最近、やっと水泳のもがき動作を克服しつつありますが…

このパラドックスの登山バージョンが、

 懸垂下降での体制、

なんですね。

何が本当に危険か?は認知には、知識教育が必要なことが分かりました

パニックによるとっさの反応でグリグリを握ってしまったら落ちてしまいかねないですし、ロープを握って、かかっていた体重を、ロープから手に移動すると、逆にハーネスが緩んで危険になってしまいます。

ロープに体重を預けず、腕力…手でロープにしがみつけばしがみつくほど、余計、懸垂下降は、難しくなるのです。

■ 一般登山道での経験が逆効果になる

一般登山道にある鎖やロープは、ゴボウ(しがみつき)による安全を象徴することになっているので、むしろ、害になっているかもしれません。

 鎖やロープは、引っ張って、使わず、保険として使う

ように一般登山道時代から、習慣づけるのが、伝統です。

■ 懸垂デビューから心理ショックを排除するのは難しい

しかし、難しいのは、怖い気持ちに配慮しても、リアリティがない設定でやっても、身につかないし、先に登ることだけ覚えてしまうと、”登れても降りれない人”になっちゃうし…

心理的なハードルをどんなに下げても、どのようなことにも一回目はあるので、恐怖心をゼロにして懸垂下降する、というのは、非常に難しいです。

■ チェストハーネスはむしろ危険かもしれません

座った体制を作るための、定番が、フルボディハーネスで、今回は、幅広スリングでフルボディハーネスを作ったのですが、ロープがむしろ、顔の近くを通れてしまうので、

チェストハーネスをつける場合は、より、 髪の毛の巻き込みに注意が必要

かもしれません。一般にチェストハーネスって安全の代名詞になっていますが…。

■ 方針転換しました

 器具を本人に使ってもらうのが大事だ、

という大方針でいましたが、自立のタイミングは人それぞれ、なので、器具を指導者がコントロールして一緒に降りる、振り分け懸垂のほうが、彼には良かったと思います。

判断の分かれ目は、感覚的にロープに全体重を預けられるかどうか?だと思います。

懸垂下降では、ロープから体重を抜いてはいけない。

預けられない人は、振り分け懸垂で、最初は懸垂下降を体験するのが良いかもしれません。

https://stps2snwmt.blogspot.com/2015/06/blog-post_86.html

今回は、この降りる人がどのような行動をとるのか?最初に予見できなかったのです。

先の2名はスムーズに降りれたので。最後の人はハーネスで不利だったのですが、ハーネスの機能の不利より、不安にドリブンされた影響のほうが大きかったと思います。

というのは、ハーネスは幅広スリングでのボディハーネスで、これは救助で使うのと同じにしたからです。

■ 対策

・顔の近くにロープを持ってこない注意喚起

・ロープに全体重を預ける感覚の獲得強化

・恐怖がある人には、緩傾斜での懸垂下降

・不安がある人には、振り分け懸垂での体験

■ その他、良かった点

・ルートファインディングの重要性を教えるとみんなすぐ分かる

・降りることは、登ることより、誰にとっても機会が少ないせいで、恐怖が先立つ

・降りることは、登る回数と同じだけついて回るので、降りることに心理的な慣れを作るほうが先決

・破線ルートでの道のロストについては、道を見出す、思考回路を教える

・3人、4人などの多人数での参加で、緊張緩和

・ピンチの人をショルダーしてくれた人がいてすごく助かった。

■ お勧めギア

・ペツル スパサ https://amzn.to/4co6nWv


こんな楽勝そうな登山道でも、日射、風、雨、天候、躓き、ねん挫、といくつもリスクがあります。


2024/06/17

【クライミング心理学】ナルシストの被害から回復する3つのステップ

Three stages of healing narcissistic abuse

①Introspection (ぐるぐる思考)
②Validation (確証を得る)
③Transformation (被害から抜け出る・変化する)

■ ナルシストの特徴
- ナルシストは、誇張された自己重要感を持っている。
- ナルシストは、権利を感じ、あなたの境界線を越えるような行動をとる。
- ナルシストは、完璧な人生、家族、子供、成功を手に入れたいという幻想を抱く。
- ナルシストは、他人を見下し、ギャングやグループを作り、そこから人々を抑圧する。
- 他人の考えや意見を、劣ったもの、無効なもの、耳を傾ける価値のないものとして軽視する。
- 他人が自分のやり方に従うことを期待する。
- 自分の望むものを得るために、人を操り、利用する。
- ナルシストは、他人のニーズに共感しない。
- ナルシストは、傲慢または高慢な態度でふるまい、うぬぼれ、自慢、見栄っ張りだと思われる。

■ 当然ですが、クライマーにもナルシストとそうでない人の2パターンいます

クライマー界は、これまでの経緯上、社会的に締め出されてきたナルシストのたまり場、掃き溜めになっていることも多いです。

一般社会より、ナルシストの濃度が高いです。なぜか?

他者の命を粗末にしたとしても、成功や手柄を得ることが可能になっている唯一の世界、という経緯があります。

クライマーの自己責任という標語が、逆に無責任を後押しして、被害者に泣き寝入りを強いる文言となっています。

■ クライミングバージョン

1)ナルシストクライマーは、自分が登りたいルートを登るためには、相手の命が失われても構わないという前提で生きている。クライミング界はそれを受容している。つまり、誇張された自己重要感を持っているクライマーが、自己責任の言葉の元に正当化されている。結果として、ナルシストの集まりになっている。

2)クライマーナルシストは、登る権利を誇張します。ビレイヤーの生命が危険に冒されても、登りたいという欲求が勝り、生命の境界線を越えることが予想できる行動…一般的には無謀と言われる行動を、英雄視し、行動を辞めない。

3)ナルシストクライマーは、完璧なクライミング人生を求めます。クライミングにおいて、100%自分の登りたいところだけを登る体験を求めるため、相方の希望を無視します。というか無視できる相方を求めます。

クライミングに都合の良く、家族を利用したり、子供をクライマーにしようとします。また、クライマーとしての名声や成功を手に入れたいという幻想を抱くわりに、筋トレなどの努力自体はしません。

4)ナルシストは、ビレイヤーを見下します。また、自らグループを作り、そこからナルシストではない普通の人々を排除するような文化を醸造します。例:迷ったらハードプッシュオンリーのグループ

5) 一般のクライマーの客観的な考えや意見を、劣ったもの、無効なもの、耳を傾ける価値のないものとして軽視します。
例: 遠い1ピン目 俺はそうは思わない

6) 他人が自分の登り方に従うことを期待し、無理強いします。
例:これくらい登れよ

7) 自分が登りたいところを登るために、人を操り利用します。(ガスライティング)

8)標準身長以外の、他人のニーズに共感しません。

9)たいへん傲慢で、高慢な態度でふるまいますが、どの行動がうぬぼれなのか、不勉強なので分かっていません。例えば、クロスケオテ谷やめんぽこアイスがそれに相当します。

今時、エイドで登った記録を長々と初登記録に書きますか? 今2020年代…。めんぽこアイスも同じです。M15の時代ですよ?WI4で記録を書くなら、普通は1行、2行が正当な文字数です。二口渓谷WI6級がなぜ2行で、めんぽこがページなんだか…ロクスノが地に落ちたのかと思っていましたが、全国に宣伝するためなのかもしれません…。

要するに、うぬぼれ、自慢、見栄っ張りだと思われます。さらに自分を写真に撮られたがり、価値のないクライミングの記事をロクスノに投稿することで、関係者全員に自分がナルシストであることを宣伝してしまう…。

I am now finally realizing how narcissistic my climbing partners were and being vulnerable to those attacker, was me being a easy target. I am realized I am a HSS HSP. 

■ ナルシストに利用されやすい特質

HSPの人は特に気を付けましょう。

1)共感性
ナルシシストがあなたに危害を加えているときでも、少なくともナルシシストの苦境に同情する。例:一緒に行く人がいないんだろうな、可愛そう…

2)思いやり
相手は同情やお涙頂戴を武器にしてあなたを夢中にさせることができるので、あなたは相手の行動に対して責任を追及しにくくなり、相手の有害な行動を合理化しやすくなる。

3)精神的成熟
人間関係において何度も何度も反対の頬を差し出すだろうと考えるから

4)レジリエンとグリットが高い人
逆境や複雑なトラウマを抱えた人も、レジリエンスとグリットを持っており、ストレスのある環境への心理的な回復力と痛みへの高い耐性があるため、臨機応変に対応できてしまう。また、物事に果敢に挑むことができる。

幼少期のトラウマは、身体と脳が高低差に伴うストレス反応に慣れてしまっているため、生化学的にジェットコースターのようなストレスの高い人間関係やクライミング環境に「適応」しやすい。

5)興奮と挑戦の欲求
アドレナリン中毒、冒険好き、リスクテイカー、どこまでも大胆で勇敢な人は、ナルシスト(あるいはもっと稀なサイコパス)に狙われる。

自分を証明したい、障害を乗り越えたいという染み付いた習慣のせいで、彼らを喜ばせようとする挑戦に無意識のうちに「立ち上がる」自分に気づく(これは全く価値のない挑戦である)。

6)困難を乗り越えようとする人や乗り越えることに長けている人

しかし、”できるから”といって、健全であるとは限らない。

ランナウトした5.9が、別に”登れる”からと言って、”登ることが健全である”とは、限らない。

”5.8 40mランナウトが登れる”からと言って、”登るべき”とはいえない。

7)成功と美

ナルシストもサイコパスも、成功者や成績優秀者、魅力的な人を求める。

これは、彼らが特別でユニークだと思う人たちに囲まれていたいから。

8)完璧主義者

あなたがナルシストの承認を得ようと過剰な努力をすることを期待しているため、ターゲットにされやすい。

ある瞬間には、あなたを褒め称え、次の瞬間には、その愛情や関心を取り下げ、ダメ扱いする。(Darvo)

例えば、昇進を心から祝福してくれたかと思えば、その直後にあなたの作った夕食が塩辛すぎたとディするかもしれない。するとあなたは、次回はもっと豪華な食事を作ってあげようと張り切るだろうと、相手は計算しているかもしれない。

■ ナルシストがあなたを利用するとき…

1)二人が出会う運命にあったかのように見せかける

2)相手の行動に関係なく、あなたは自分の成熟を証明し、より大きな人間であることを示すために、あなたはナルシストの行動の結果(例:死亡事故)を許さなければならないと言ったりする

3)ナルシストは、長期的にあなたのご機嫌を取り続けようと考えているため、レジリエンスとグリット…困難に耐える力…は、を逆手に取り、あなたは利用されます。

4)そうすることで、彼らはあなたを "飾り "として使ったり、あなたの功績をあたかも自分のおかげであるかのように自慢したりすることで、自分のセルフイメージを高めることができる。

5)あなたの成功におんぶにだっこで、新たな人脈を得ようとする

6)あなたの財産を掠め取ろうとすることさえある

7)同時に、彼らはあなたの成功や美しさを病的に妬む

8)彼らは、あなたが自分たちを凌駕するのを見ることは、彼らのエゴを脅かすことになるため、あなたを萎縮させようとする。

9)あなたをコントロールしやすくするために、あなたを「謙遜」させようとする

https://thoughtcatalog.com/shahida-arabi/2023/12/5-surprising-traits-that-make-you-a-narcissist-magnet/ より抜粋

2024/06/16

【クライミング心理学】Grandiosity(誇大性)

■ 誇大性

ナルシシズム診断インタビュー(Diagnostic Interview for Narcissism ,DIN)第二版における誇大セクションは、以下となる[5]

  1. その人は、才能、能力、業績を非現実的な方法で誇張している。
  2. その人は、自分には脆弱性がないと信じているか、または自分の限界を認識していない
  3. その人は、壮大な想像力を持ってる。
  4. その人は、他人を必要としないと信じてる。
  5. その人は、他人、プロジェクト、声明、夢を非現実的な手法で過度に評価し、脱価値化する。
  6. その人は、他人と比較し、自分自身をユニークまたは特別なものとみなしている。
  7. その人は、自分自身が他の人よりも一般的に優れていると考えている。
  8. その人は、自己中心的かつ/または自己参照的に行動する。
  9. その人は、自慢げ、大げさな方法での振る舞いをする
以上、ウィキペディアより引用。

My 2 year old trauma and the climbing

 My trauma at age 2


My trauma at age 2 has came back suddenly in my climbing with a narcissistic climbing partner at a climb called "Hakua slab" and I am thinking of it...

The emotion I had felt then had been repressed deeply inside of my muscle memory and it was triggered by the climbing...

that must be happening to me to remind me of something important because all trauma incident were "a lesson learnt" and it happens to remind you of something important...

Sad thing is that you are likely to repeat the same reactions again, I did so too, that was to freeze... but this time, I am thinking of it with my language and reasons... so my emotion can be described...

The emotion I felt at age 2 was "I believed you dad and you betrayed me"

and

The emotion I felt at the climbing was "I trusted you as a lead climber and you betrayed me".

Betrayal is the deepest root cause of my suffering...

I was betrayed by men at age 2 and again it is happened. Now, I can explain this way and my therapist acknowledges this is the cause that I hate men, but one bad man in my life caused entire male hatred is over reaction.

So I now must know, what men are safe and what men are not.

I need to relearn how to trust male again and feel safe again.

2歳の時のトラウマ それがナルシストなクライミング・パートナーとのクライミングで突然、蘇った。

2歳児には、言語はまだない。だから、イメージによる想起でしか、記憶を呼び起こすことはできない。
2歳で感じた感情は、私の筋肉の記憶の奥深くに抑圧されていたのだが、それがクライミングによって、引き起こされたのだ...。 トラウマは、すべて「教訓」であり、何か大切なことを思い出させるために起こるに違いない...。 悲しいことに、あなたはまた同じような反応を繰り返す可能性がある。 2歳の時に感じた感情は、"お父さん、信じていたのに、裏切られた" そして クライミングで感じた感情は「リードクライマーとして信頼していたのに裏切られた」。 裏切りは、私の苦しみの最も深い根源的な原因だ......。 私は2歳の時に男性に裏切られ、そして、再度、裏切られた。

大人になった今なら、私はこのように説明できるし、セラピストも、これが私が男性を恐れたり、過剰に愛したり、あるいは、憎む原因であることを認めてくれているが、私の人生における、たった一人の悪い男性が、全般的な男性嫌悪を引き起こしている。 だから、私は今、どんな男性が安全で、どんな男性がそうでないかを知らなければならない。 男性を信頼し、再び安全だと感じる方法を学び直す必要がある。

【クライミング心理学】ガスライティング、もう確信レベルです

 https://youtu.be/TekCevV2Tf0?si=S5xxmT9YOIRxflc8 より引用











1)言っている意味が分からない

2)何の話してるの?

3)感情的になりすぎ、過剰反応しすぎ

4)気にしすぎ、敏感すぎ、大げさすぎ

5)あなたのせい、あなたに問題がある

6)あなたが間違っている、あなたがおかしい

7)やっていない、言っていない、起こっていない

8)ほかの人もこう言っている

9)〇〇の言うことを聞かないほうがいい

10)そんなつもりで言ったんじゃない

■ 全部心当たりあります!!

特に、遠いピン、は、女性差別と同じで、女性の立場に立たないと意味が分からない構造になっているので、俺はそうは思わねえ、で終わりになる。

たぶん、その時々の、

  誰の側につくのがお得か?

という判断で、人を切ったり捨てたりしている人=ナルシスト

なんではないかなと思います。



2024/06/15

【クライミング心理学】服従トラウマ=死、となる日本の岩場

■ 何かを達成しても別にうれしくないんですよね…

私は、客観的に見て、達成してきたことというか、経歴はすごいほうだと思う。これですごいと言わなかったら何をすごいというのかな?ってレベルではないかね??

自分のすごさ自慢をしても、意味がないので、ここでは詳細を省くが…気になる人はプロフィールでも見てください… 

しかし… 何を達成しても、まぁそんなにはうれしくない。

なぜなんでしょう?

達成感というのは、私のドライブ(モチベーションの原動力)ではない。私の原動力は

 好奇心

です。山も探究する対象があると楽しいが、なくなったので興味関心が失せました(笑)。

で、褒められてうれしい!とは、ならないんだが… その理由。

■ 褒めるというコントロール (飴と鞭)

母:「あなたの淹れたコーヒーはホントにおいしいわ」(意味:今度からコーヒーを入れるのはあなたの仕事ね)

私: (黙って)(分かった。次からママが帰宅したらコーヒーを淹れるわ、だから、私を開放してちょうだい)

というのが、非言語の親子コミュニケーションでした。

これは、言われなくてもやるのが大事!自主性が大事!という母の教えです。

しかし、これでは、自主性ではなく、忖度、ですよね?

 自主性=自分の欲求に従う

 忖度=相手の欲求に従う

その結果…

どんどん要求が、エスカレート。

燃え尽きる。(14歳の時、生徒会と部活キャプテンと連盟の仕事と級長と家では家事で、玄関で気絶しました…。役職6個くらい持っていた…。)

理不尽な要求に気が付く 例:リビングのモノの配置が昨日と同じと言われてビンタ

あ、これは…私の努力で、何かが改善することはあり得ない…

どう頑張っても、要求を満たすことは不可能だ…という理解。

誰を救うこともできないのだ…

どうする? 

もういいや。すべてを放棄し、生きているだけで合格ってことにしよう… 

自分だけを救おう…

スレスレライフ

ボンビーライフのクライミングライフをすると、なぜか妬まれる

怪我をして、自分からクライマーとしての魅力を減ずる 

なぜなら、豊か(幸せ、ゆとり)になってしまうと、またクライミング搾取される対象として魅力的になってしまうから…。

■ 身体化という防衛

ロッククライミングでは、相手から見たパートナーとしての魅力を減じるために、数々の怪我で、魅力を減じるように身体化してきたのだろうと思います。

相方が私をクライミングに誘うと、もう、いつも

 「〇〇君は?誘ってみたの?」

と聞いていました。なんで私に来るの…?はぁ(ため息)、きっと私しか空いている人がいないんだわ…と、思っていたんですよね…。

私からすると、彼はもともとリスク管理が甘々なので、1対1は、リスク管理の面で、ちょっとしんどいなってのがありました。

次男坊の彼が得意なのは、ちゃっかりすること、のほうなのです。しっかりすること、ではなくて。

なので、ちゃっかり、しっかりしている人に便乗する、ということが得意技。

気が付いてはいましたが、仕方ないなぁもう、という感じで、許容していました。

■ 相手を助けていてもそのことに気が付いてくれない

クライミングでは、大体同じくらいのグレードを登る人と組むのが、互いに助け合いになって、ちょうどよいです。

その場合でも問題は、

 ・恩着せがましく助けないと、相手が助けられていることに気が付かない

でした。

例えば、北岳バットレス四尾根事件の彼とでは、雪の山は、蓼科山に行きましたが、蓼科山って雪山としては超簡単なので… テント泊や縦走の足のすり合わせにはならない…。いい子ぶったままで、仮面を脱がずに済ませられる山なんですよねぇ…。

しかし、かといって、いきなり本気の山に行くわけにもいきませんしねぇ…。

この山に行ったことで恩を売ったと相手は思ったみたいなんですが…蓼科山に行って、お返しが北岳バットレス四尾根って、レベル感、あっていないですよね?

  蓼科山=ハイキング、北岳=命がけ

ハイキングを受け取って、命を差し出す人います? いませんよね?

■ ユウタさんのメマガより引用

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★「支配されるトラウマ」~あなたは私を支配するに違いない~

支配されるトラウマとは、圧倒的なパワーによって、上から直接的に抑え込まれるような傷つき体験を指します。

しばしば、権威への怒りや不信感の元になります。

・親の考えが絶対で、口答えを許さない。

・親から脅し、怒鳴り声、暴力、「愛情」と言う名の支配等で恐怖の感情を植え付けられ、命令に服従させられた。

・親のニーズ、世間体、都合が常に優先され、子どもはそれにただ従うことだけを求められる。

・力の強いものが弱い者を上から押さえつけ、思い通りにして当然であり、口答えすれば「義務を果たさずに権利を主張するな」などと抑え込まれる。

・親は「私」ではなく「私たち」を主語に、あたかも親とあなたの意見や感情は全く同じであるかのようにふるまうことが多かった。

・親は自分が欲しいと思うものは当然子どもも欲しがると考え、親が正しいと思うものは当然子どももそう思うべきであると信じていた。

・歯向かうと脅されたり、激怒された。 

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これ、まるでクライミング界みたいですよね?アルパインのクライマーには特にこれが強いと思います。

それは、パートナーも同じ山に燃えてくれないと、盛り上がらないからなんですが…。

なかなか無理がある。今時、40mランナウト(比叡)で燃える人いませんよ。

『いまを生きる』という、ロビンウィリアムズが高校の教師を務める映画がありますが、そこで、自分のやりたいことを発見した若者が親にそれを告げると、親は反対して、その若者を軍隊に入れ、医者になるんだ!と怒鳴ります。

その若者…親を殺さずに、自分が自殺するんですよ…。

いや~、めちゃ気持ち、分かるなぁって思いました。

親の言うとおりに生きるか?自分の生きたい生き方をするか?

自分の生きたい生き方でないくらいなら、人生イラナイ=自殺、です。

私の母のややこしかった点は、

 非言語に母に従うことを要求されていた

ことです。

■ 防衛プロテクションの種類

①服従する

②急ぐ・きちんとする

③保護者になる・尽くす

④自己卑下

ーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーーー

「服従する・喜ばせるプロテクション」

服従する・喜ばせるプロテクションを持つ人の中には、親から支配やコントロールを受けて育ってきた人がとても多いです。

支配的な人が上から目線なのに対し、服従する人は下から目線です。

相手が上で自分が下なのだから、従うしかないと学んでしまいます。

そして常に相手の顔色を伺い、相手のニーズを優先し、自分のニーズは後回しか、一切無視してしまいます。

相手を喜ばせ、相手のニーズを満たすことが自分の存在価値だと思ってしまう人もいます。

実際、

 
支配的な人と暮らす上では、服従する・喜ばせるプロテクションの方が安全だったのです。

ーーーーーーーーーーーー

これが、九州で、従順さのために若い人が命を落としている理由ではないかと思います。

■ 5.10代時代を、いかに安全に過ごすか?が日本でのクライミングの課題

私が合わせるほうが師匠とのクライミングでは楽でした… 例えば、私がリードするということになると、初心者なので、

 ・直上したリードしやすいルート、

 ・ピンが遠くないルート

など、課題を選ぶ必要が出てきます。逆に言うと、5.9~5.10代は、ほとんどがピンが遠いルートなので、

 ・クライマーが依存者か依存者でないかに寄らず

 ・全員トップロープ

です。

なぜなら、そうしないと、

 ・まだ5.10代を登っている入門レベルなのに、腰椎骨折でクライマー人生終了

になるからです。それが日本の岩場の現実…ということになっています。

そこが、日本のクライミング界の共通認識になっていないのは、不思議です。

■ ガイドは分かっている

しかし、暗黙知にはなっている。というのは、日本のクライミングガイドはトップロープをかけてもらうためだけにあるからです。

ただトップロープ掛けてくれるだけです(笑)。何も教えてくれませんよ。

これがピンが遠い課題、5.10代の現実です。誰に利益なのか?トップロープ掛けるだけで収入になるクライミングガイドなのです。

■ 5.10代が安全な岩場

さて、そういうのが嫌な人は?

誰でも安全にリードできるラオスの岩場に毎年、行きましょう☆

 


2024/06/14

【クライミングのパートナーシップ】良い事例がきました

女性の人生に現れるダメな男性は、「女性だって、なんでも一人でこなせる」と教えてくれるでしょう。

しかし、真の男性は、女性が何でもできることを知りつつも、女性にそうさせません。彼は女性のそばに立ち、重荷を分かち合い、共に繁栄するように助けてくれます。

真のパートナーシップでは、強さは孤立ではなく、団結の中に見出されます。そして、関係の調子を整えるのは、真の男性の役目です。だからこそ、彼は常に姿を現し、一貫していることがとても重要です。

男性がしっかりとリードしなければ、女性はあなたと一緒にいても安心できないのです。


【事故分析】「場合による」、「経験値」、「体力」、「自己責任」、が事故を減らす努力をしない言い訳になっている

 ■ 「場合による」、「経験値」、「体力」、「自己責任」という思考停止が蔓延する登山・クライミング業界

これらが厄介なのは、実際に事実だからです。

沢での確保は、”場合によります”。

しかし、場合によってはATCガイドを沢でも使ってよい、という事実が、

A)水流があり、途中停止すると、水圧で押されるチカラと引き上げるチカラが拮抗してしまい、水死の危険がある条件下を想定せず、

B)そのような条件下では、ATCガイドを使ってはならない、という知識を知らないで良い、

という2重のミスを正当化する理由にはなりません。

「場合による」と言われて、皆さん、「そうだな」とうかつに納得していませんか?

場合によるなら、事故防止を対策するなら、カリキュラムに、あるいはその特定の沢に行く条件に、その場合についての知識を追加しておかないといけません。それが真の対策です。

なのに、「今回は、その”場合によるという場合”を知らない人だったんだ、避けられない事故だ」と結論してしまうのは、変です。

そもそも、そのような条件であることは、ここ何十年も変わらない訳ですから、祝子川ゴルジュに行く人は、エイト環による確保に習熟してから行け、溺死に注意しろ、と条件付きの登山許可を与えるべきなのです。

■ 登山歴〇〇年だからとか、クライミング歴〇〇年だから

は要注意。

10年、20年歩いていても、一般ルート以外は歩いたことがない人は、たくさんいます。

経験と経歴の長さの妄信は危険です。

■ 「落ちなきゃ確保はいらない」

確保者の確保能力の欠如を擁護をするために、落ちなきゃ確保はイラナイ、と脅迫してくる自称ベテランもいます。

そういう人は、一人で行けばいいのではないでしょうか?

確保技術の軽視、が、クライミング界にははびこっています。確保は技術です。

■ 「体力」

同じく、落ちた人に責任を擦り付けるのが、”結局は体力理論”です。

体力さえあれば、10日間の雪洞泊だって耐えられる?体力さえあれば、8日何も食べないでも耐えられる?

山男の伝統は、伝説的な体力、驚異的な体力、超人的体力の自慢話です。

山の文学本では、人であることを超越しなきゃ、山に登ってはいけないというほどに誇張されています。

しかし、八甲田山の死の行軍でさえ、同じ日に行って帰ってきた人がちゃんといるんですよ?

基本的に、日本の山はみな小規模なので、きちんとした山の知識さえあれば、超人的体力が必要となる山なんてあるわけがないです。冷静になりましょう。

大体、20、30km歩けば、町にぶつかってしまうのが、日本の山々…里山なのですから…。

そういう場所で、遭難してしまうのは、体力が問題なのではなく、山の知識がないことや、間違った方法論で道を見つけようとしてしまうことにあります。

つまり、知識の欠落、です。経験ではありません。

■ 知識がない=自己責任論

私自身は相当に意識高い系登山者&クライマーだと思いますが、そのような人でも、抜け落ちる知識はあります。

たとえば、重たいザックを背負うときは一回膝の上に載せて、それから背負うのだそうです。そんなこと全く知りませんでした。

講師には、「そんなことも知らねえのか」とバカにされましたが、知っているとなぜ思うのか?そこが分かりませんでした。

なので、

「重たいザックを背負うときは、一度膝にのせてから背負うといいよ」

「へぇ、そうなんだー、教えてくれてありがとう」

という普通の会話(クロスしていない交流)ができず、

「重たいザックを背負うときは一度膝にのせてから背負うといいよ」

「へぇ、そうなんだー」

「そんなことも知らねえのか」(さげすみ)

「知らないから講習会に来ているんです!!」(健全な権利主張)

という交流(クロスした交流)になりました。

これは、知識を与えたい、というのが真の目的ではなく、相手のコントロールが真の目的である交流、コミュニケーションです。

これはナルシスト的な対応です。

https://youtu.be/d_tHEZmFu6I?si=FgMpWAAMrt15nWP2

だから、正しいことを教えても、受け取る側は、感謝して受け取れないです。

■ ナルシスト的対応

なぜか、登山界・クライミング界では、不必要に

 自分より、相手は下だと、まずはさげすむ

という心的習慣があると思います。

ある分野で、優れている人もいれば、ある分野で優れていない人もいるのは、当然のことです。

講師が、山で、山について、講習生に教えるのは普通のことです。

それを「お前らこんなことも知らねえのか?」と出し惜しみしているから、原因と結果の法則通りのことが起こり、遭難が絶えないのだと思います。



2024/06/13

【新型新人教育】登山・クライミング活動にKYT(危険予知トレーニング)を入れる

■KY活動の基礎 4ラウンド法

基礎4ラウンドは通常以下により進められます。

1R「どんな危険がひそんでいるか」 → (より多くの危険を見つける)

2R「これが危険のポイントだ」 → (重要なものに絞り込む)

3R「あなたならどうする」 → (より多くの対策を考える)

4R「私たちはこうする」 → (対策を絞り込む)

■ 現地KY

現地KYを行うのには、以下のような理由があります。

  • 実際の作業が始まる直前に現地で現物・現状を見ながら行うことで、より実態に即した内容となることを期待できる。
  • 一日の中で作業場所や内容が変わり、危険要因、有害性も変わる。その度に確認するべきである。
  • 作業開始前の意識付けとして適している。

【危険のポイント】

  リーダーの問いかけ 「今日の山行の中でどんな危険があるかな?」

  メンバーの意見

   ・登攀があるので転落する危険がある
   ・水量の多い沢なので溺死の可能性がある
   ・ゴルジュの中なので、上から物が落ちてきても逃げれない可能性がある
   ・男性クライマーは、流す確保を知らない可能性がある

以上

https://www.tokubetu.or.jp/kyk.html

より抜粋引用。

【クライミング心理学】自己重要性が高すぎる問題

 ■ 自分が知性に優れるだけでは、”相手のバカの壁”は、破れない

私は、これまでの様々な人生の困難を、”知性化”という防衛機構を発達させることで、発達させてきたのですが…

その”知性化”という防衛機構は… 白亜スラブで、もろく崩れ去りました…(笑)。

まさか、相方が、25+35が計算できない人だったとは…(汗)。

いくら、危険予知(KY)に優れた人でも、これは予想できませんでした…。

■ 〇〇県警YouTubeがおすすめ!!

森山元編集長の、過激系な山岳遭難Youtubeが常軌を逸してあおっている件をこのブログでも取り上げましたが、まともな山岳遭難関連動画を見つけました。

■ 富山県警YouTube


■ 長野県警Youtube


■ 情報公開がないところには、対策もない。

事故を未然に防ぐための危険予知もない

結局のところ、九州には、危険予知を必要とする山自体がないんですよね…

それで、危険予知する習慣がない。

相方の場合は、山梨でも、九州と同じノリで山をやっていたと思います。

それじゃ、危ないので、誰かがその度に、しりぬぐいのためについてきてやっていたんだと思います。

その役目をしていた人が、ついにいなくなって、九州では私にお鉢が回ってきた、というところでしょう…

で、私は記録を克明に描くので、彼の登攀の内容が明らかになった。

あの内容は、これまでどんな登攀をしてきたか、ということを示すものだった…。

つまり白亜スラブは、原因ではなく、結果、ということです。

数々のヒヤリハットを見逃してきて、何度も過去に合った反省のチャンスで、反省しないまま、逆に成功体験として数えてきた人の”成果”でした。

ホント、命という代償で、払わされるところだった(祝子川に2名で誘われた…)。

他の女性が亡くなったことで、私の危険予知が杞憂ではなく、的確な危険予知だったことが証明されてしまった…。

■ 着地点が間違っている!

私は、亡くなった女性を責める気持ちには一切なれませんが… 

クライミング界は、

 「一緒に行く判断をしたのは本人だろ」

という結論に着地したがるのではないか?と思います。

しかし…

この着地点は正しいのでしょうか?

私には、正しいとは思えないんですが…。

■ 相手の善意を利用するのは正しいことなのか?

この事件とは別として考察します。

相方とのパートナーシップが、私の希望や都合というより、

 私の善意を相方が利用したもの、

だったからです。

 Give&Takeの不均衡、いびつさ

がありました。そして、その不均衡やいびつさは、合理的な理由…例えば、背が高いほうがかけた方が楽、など…ではなく、男尊女卑に立脚しているような気がしました。

■ NoBig Deal

例えば、1ピン目にあらかじめプリクリップするのって、背が低ければプリクリ棒を使わないと届きませんが、背が高ければ、手が届くので、特に大した苦労はありません。

師匠は、1ピン目をかけるのは当然やってくれていました。

相方は? なんかエライ恩着せがましかった。

でも、なんで? 

男性が、固く締まったビンの蓋を開けるのは、たいした苦労ではない。

なんで、そんなたいしたことないことを高値で売られるのか?謎でした。

そして、私の命の価格は?夏ミカン一個くらいみたいでした。(白亜スラブのあと持ってきた)

明らかに(自己重要性)と(他者重要性)に、いびつな不均衡があります。

彼にとって、自分の重要性は異様に大きいが、他者の重要性は異様に小さい。

相手の能力は過小評価するが、自分の能力は過大に評価している。

■ トラウマ

赤ん坊を水の中に投げ入れる、という行為が私の父の中に生まれたのは、彼にとって、

A)「赤ちゃんって、教えなくても泳ぎを知っているっていうけど、本当かな?」という自分の思い (好奇心という名のエゴ)

が、

B)”でも、まてよ。もし、溺れたらどうなる?” (命の重さ=行為の結果) 

よりもよりも、重要だったということになります。

 

 A > B


という構造にあり、この構造が同じなのです。

■ 祝子川

祝子川の件の、加害者となってしまった男性が、この同じ構造にあったのかどうか?は分かりませんが…

(自分の行為・能力を過大に評価する)

(行為の結果や相手の命を過小に評価する)

という心的な習慣は、クライマー界に非常に根強いと思います。

私が思っているのは、そもそも、クライマーって努力自体、したことがない人たちだから、なのではないですかね?

苦労せずに、周りの人がやってくれて、実現してきた人って意味です。

つまり、おぼっちゃま君…。周りの人が何とかしてきた、ってこと。

ナルシストができる理由はどうも、母親の甘やかしにある、と私は思うのですが…。



2024/06/12

【新型新人教育の開発】① 道でない場所を歩くことが大事だと最初に教える

■ 人のこない山はいっぱいある が、道がない山を歩ける人は少ない

以前、MTBの男性の友人に、静かでよい山として、ある山を教えたが、彼は、俺一人で行く!と主張して(そんな、簡単な山、俺一人で行けると思ったのだろう…)、私を伴わなかったので、結局、読図力の問題で、誰もいないところには、たどり着けなかった。ただ普通にさびれた山を歩くだけのことになってしまったようだった。

その反省があるので、今回は、最初の一座は連れていく。これは、先輩としては払わないといけないコストだろうと思う。

どれだけ多くの”課題”を一つの山行で、与えてあげることができるか?

それが私の今回の挑戦である。

■ ゆっくり成長し、成長のプロセスを味わうべし

ちなみに、私は、尾根を拾って降りる、だけに3年かけた人です(笑)。それくらい、のんびり成長したとしても、登山という世界は、あっという間にやることなくなりますから…。

80歳まで味わうためには、何もかもすぐにマスターしないでいいのです。

急がば回れ、をやっても、私は3年で5.11、国内アイスコンペで5位に入るくらいになってしまったので、もっと若い人がやれば、もっと早くなると思われ、あっという間に楽しい山生活が終わってしまいます…

そうならないためにも、今の課題をじっくり味わう、というのが良いと思います。

■ 新人教育 その①

道がない場所を歩く = 読図

です。山登りで一般ルートを10年、20年歩いても、ただのルートコレクターになるだけで、

  未知の冒険

には、一歩も出れない。

 私が、クライマーに教えてあげたいのは、秘密の遊び場である岩場なのだが…読図力がないクライマーは、暗記でしかそこにたどり着けない。

暗記クライマーになると? 知っているということが、なぜか特権になって、その特権へのしがみつきが起こるわけです。

「岩場を教えるから、お前、股広げろよな」みたいな”取引”が起きます。

平たく言うと、ルートに連れて行ってやるから、セックスさせろ、って意味です。

これが、クライミング業界では横行している。その根本的な原因は?

暗記クライミングです。

昔のクライマーは全員暗記クライミングです。不平等な取引を持ち掛けるのは、その中でも、ナルシストのクライマーで、自分はタダでしてもらってきたことを、後輩には、高値で売ろうとしています。

その高値が高値でなくなるような、私のように情報や知識を開示したがる人は嫌われます。

■ 尾根読み

さて、読図という分野で、最初に課題になるのは、

 尾根読み

です。沢は水線が出ているので簡単です。

 尾根 = 自分の左右が低い

です。ちなみに

 ピーク = 自分の前後左右、全部が低い

 トラバース = 自分の左右片面が高く、前後は水平

 谷 = 自分の左右が高い 

です。

https://www.youtube.com/watch?v=8Y_Ctfykpyg

https://youtu.be/RjQoSnKuudo?si=vpfbC0QqHaXryfP5

https://youtu.be/bnr7z1g2nEc?si=Tdkt_NdzWUMsbnLm

色々動画が出ているので、

 尾根と谷×見分け方、

でグーグル検索してみてね。

さて、

今度行くところは、

(尾根を読み分けるスキル)と (薄い踏みあとvs登山道化された道を見分けるスキル)

の2つが必要です。

■ カリキュラム

①(薄い踏みあとを見るスキル)を先に公園で伝えます。

② 登山の級を現場で覚える

1級 遊歩道  ハイヒールの人も歩ける

2級 木道など歩くだけのところ 老人でも歩ける平坦な登山道

3級 自然な登山道 多少段差がある → 普通の里山 

4級 30度以上の傾斜で手で補助しないといけない箇所がある登山道  → 鎖場 公園で観察

5級 どう見ても完全にロープが必要な傾斜(60度以上)→ 公園で観察 その後山に応用

6級 オーバーハング → 石垣などで観察 その後、山で応用

これらが見分けられた上で

  5.XX (デシマル)

を解説します。

大事なことは…

(5.8で40mランナウト)や(根子岳でアルパイン)や(スポーツルートみたいな祝子川へ2名で行く)が、バカバカしいだけで、全然すごくないことが分かる能力をつけることです。

若い人がバンバン死んでいる上記の二つ。死んでいることも公開されていない…。

https://allnevery.blogspot.com/2022/01/blog-post_11.html

ここを教えないと、九州の若い人は素直なので、すぐ、オヤジに騙されてしまいます。

そして、「最近の若者は、すごい、すごい」と持ち上げられて、ただ危険なだけで、全く楽しみの無い5.8 40mランナウトをリードすることが、自分のカッコよさに資する、と勘違いして、ホイホイ登ってしまいます。

そして、当然ですが、”落ちる”。 ジムではスラブは練習できません。

落ちたら、おじさんたちは、「やっぱり、俺たちは、まだまだ行ける!」と自己確信を深めるのです。

そのためのエサになっている若い人。つまり、おじさんたちのナルシシズムを強化する、巻き餌みたいなのが、素直な若い人、なのです。

体力自慢を見せつけることで、おじさんたちは、若者に影響力をつけています。

しかし、宝満山を毎日3往復しても、5往復しても、一生、ギンちゃんが登ったサフィアを登れる人は作れません。

https://www.climbing-net.com/news/saphira_20240603/

ーーーーーーーーー

2024年3月12日、門田ギハードがアメリカ コロラド州Vailにあるミックスクライミング世界最難ルート「サフィラ/Saphira」M15-を完登した。

「サフィラ」は2016年、アイスクライミングW杯チャンピオンにも輝いたチェコ人クライマーLucie Hrozováによって開拓された世界最難のミックスクライミングルート。エリアの右端から強傾斜を30mほど登り、途中大きなハングを2つ超え、最後は天井の巨大ルーフ(約25m)をフィギュア4を駆使してエリア左端まで横断する全長約55mの長大なルートだ。

圧倒的パワーも持久力もない。心肺機能も優れていない。握力は成人男性の平均以下。そんな門田が、自然の巨大壁面を踏破していくチャレンジに完全密着。重力と対話しながら進む極限の「逆さまの世界」を4K-HDRで描く89分の物語。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

書かれているように、

  •  圧倒的パワー
  •  持久力
  •  心肺機能
  •  握力

そんなものは、カンケー無いのです。これらの資質はないよりあったほうが楽、程度のものです。

それより大事なのは、テクニックを磨くことです。

私はドライツーリングでは、M5ほどを登ります。岩場で5.12が登れる程度の登攀力の、一般的な男子は、M7がスタートラインだと思います。

ギンちゃんは、M15です。体力ではないのです。別にみんながギンちゃんみたいになれ、というわけではありません。そこは誤解がないように。

男性は、特に、体力に魅了されるのは辞めましょう。その先にあるのは、宝満3往復で、初めて山に来ている山ガールに感心される程度の成果です。

■ 山は体格で、有利な傾斜や路面が違う…自分の強みを生かす道を見つけるのが大事

それぞれ、自分の得意なことや自分の心がこうしたい!と思うことをするのが大事です。

例えば…

ひょろっとしている人 → クライミング有利

体重が重い人 → 沢で有利、フリークライミング不利、歩荷有利、ラッセル不利

大きい人 → 沢で有利、クリッピングで有利、エイドクライミングで有利、歩荷有利

小さい人 → 雪で有利 フリークライミングで不利、内面登攀で有利、歩荷不利

アイスクライミングでは、氷の固さ次第です。固い氷だと握力がない人は不利ですが、アックスを使うクライミングでは、氷にピックを刺すわけでないので、握力はいらないです。

私が相沢55mの氷瀑をリードしたのは、シーズンの終わりで、氷が柔らかく、握力的に有利な時期です。

韓国の氷は長く傾斜が寝ているので、持久力に優れる女性に有利です。一方カナダの氷は固いそうなので、興味を失いました。

正しい山の師匠は、あなたに合った有利な戦略を立てることをアドバイスできるでしょう。

■ チームで助け合う

このように体格で有利不利があるので、山ではチームで助け合いが必要になります。

その辺の感覚とどのくらいがどのグレードなのか?という話をしようと思っています。

■ おまけ 自力解決できる課題

オマケで、テント泊技術(設営)と山でロープを出す方法(クライミングまで行かない、山でのロープワーク)を教えようと思っています。

テント泊は、テント内に全部の道具を入れないとか、パジャマに着替えないとか…(笑)実は奥が深いです。

ずっと前、冬山の豪雪の山に行ったとき、パジャマ持ってきた男性がいて、みんなにあきれられていました(笑)

こういうことは、ソロでテント泊していたら、何年たっても知らないです…。

別に荷物にゆとりがあるなら、山にパジャマ持って行って着替えてもいいんです。

でも、クライマーや本格的な山ヤでパジャマ持っていく人はいない。

登りだす前に、ロープ、スリング等のギア、テント、火器を分けて運ぶので、それぞれ持ってもらおうと思っています。

実際は、私一人でも全部担げる程度のものなのですが、そうしてしまうと、チームの意義を教えられない。

■ 山で食事する

山で、皆でマルタイ棒ラーメンを食べる。

これは大事です。

■ 初心者は知らないのが普通 = 心理的安全性が大事

みんなに超初心者の質問をしてもらって、新人のころは私も分からなかったんだよなぁ…と温故知新な気落ちになりたいと思っています。

何回言っても、パワーは関係ないってわかってもらえない… 私、普通のその辺の男子より、当然ですが、パワーないですよ?


2024/06/11

【九州クライミング現状】Validationのことば「5.11からは安全でした」

■ 癒しのことば

普段は別のところで登っている権威ある団体の指導者が、しばらく前に九州に登りに来ていたそうで、いわく

ーーーーーーーーーーーーー

5.10代は、ボルトが遠く怖くて、5.11からは遠くなくて、安心だったそうです

ーーーーーーーーーーーーー

というのが、来ました…。

なんか癒されました(笑)。Validation になりました。やっぱりそうですよねぇ…

■ 欲しかったのは、”Validation”。日本語で言えば、”同意”、あるいは ”確認”

やっぱり、そうか…(汗)。

目の前に、5.9と5.12が並んでいて、5.12は地面に立てるところが1ピン目である、その現実を見ても、

  5.10代はピンが遠くて危険である

ということに、同意が得られなかった…。

のは、どうしてなんだろうなぁ…。 1ピン目が遠すぎます。

まぁ、原因究明はともかく…

まっとうな人がまっとうに課題を見て、曲がった松は曲がっているとみるのが、松をまっすぐ見ることであるように、

 九州の5.10代は、ピンが遠くて危険、

と同意が得れたことで、なんか 癒されました…(笑)。やっぱりそうだよなぁ…。

■ えー これくらい登れよ、5.9だぜ

も、全然、5.9じゃないですよ、全般にグレードはその人の主観で作られており、10cに5.9と言っても通ってしまいます。どの課題もそうですが、特に米澤さんの。

私の体内5.9感覚は、山梨の5.9なんで、たぶん、辛いです。

というのは、山梨時代に、入間のベースキャンプに行くと、なんでも登れて楽しい~!となっていたから…。入間は平山ユージさんのジムなので、室井さんのジムのピラニアより、課題が国際グレードなのです。

そんな私が、登って、

 これ、5.9?

と思うわけですから… 国際グレードでは、なおさら5.9ではないでしょう。

私にとって、1ピンとるまでの下部が4級の夢中歩行は、別に登れますが、だからと言って1ピン目が遠くていい、とはならないでしょう。

夢中歩行は、山梨なら、5.8かもしれません。

■ ”4本登れたら次” システム?

そういう5.9やら、5.10Aやらを 4本登ったら、次!っていう登り方って、クライミング自体を本当に分かっていないというか… 人に無理強いするような、素晴らしい登り方か?というと、全くその逆ではないか?と…。

事故をわざと誘発するような登り方、です。

クライミングにおける質の差、というモノを無視して、まるで人工壁を外に持ってきただけのような登り方ではないか?とおもいます。

■ オブザベを重視しましょう

そういう環境でも登らないといけないとなると?

四阿屋のインディアンフェースみたいな課題に騙されて落とされるリスクを回避しないといけませんが…

昔のクライマーは、5.11がオンサイト出来る実力になるまでは、ただ先輩の後ろについていたら良かっただけなのです。その代わりに、トンデモクライミングにも、付き合わされたかもしれませんが…。

今のクライマーは、そういう先輩後輩システムでは登っていないので、自衛する必要があります。



2024/06/10

【クライミング心理学】喜ばせようと思ったのに喜んでくれない・・・?

 ■ 男性は一般的には女性を喜ばせたいと思っているもの

だという前提に立てば、

 男女2名で祝子川

って、その男性が、女性を接待したかった、ということですよね?

しかし、死ぬ目に合うって、全然うれしくないですよね…

■ 僕は、ただただ同行者を喜ばせたかったのに…

飼い猫がネズミ捕ってきて、人間に貢いでくれるみたいなプレゼントになってしまっているんですかね?

■ どういうクライミングが、女性が喜ぶクライミングなのか?

男性にはイメージできないのかもしれませんね…

ユージさんのデイドリクライミング動画でも見て、研究してほしいです。

ハングドッグ2時間とか、勘弁って感じ。

ラオスでは、一日5~6本登って楽しく、一気に上達しました。ついでに言えば、一回も落ちないでオンサイトが普通のクライミングです。うんうん唸って、同じのに波状攻撃するのが、定番の日本みたいな登り方はしませんでした。

私は日本でもそういうのはやったこと、ありませんけど…。

私にとっては、ラオスみたいなのが楽しいクライミングって意味ですけど。

かの地では、みなこれやっていたんで、みんなもそうだと思っていたんですが、よく考えたら、

 5.12波状攻撃

ですよね、大体の日本の男性クライマーの登り方って。


【クライミング心理学】悪気がないなら、人を殺してもいいのか?

「相手も悪気ないんだから」と怒りを抑圧していませんか?【心理カウンセラー・南ユウタ】

■ 不勉強=サボタージュ は、”悪気がない”???

「仕事が忙しいんだから」
「頭が悪いんだから」
「私のためを思って無理して行ってくれているんだから」  ★
「ほかに行ってあげる相手がいないのだろう」       ★★

仕事が忙しいから知識の不足のままでいい?
頭が悪いから、知識不足のままでいい?

他に付き合ってやる相手がいないみたいだから、かわいそうだから知識不足のままでいい?

これらって、クライミングパートナーや山仲間を死に追いやってしまう理由に十分なるんですかね?

ロープワークや危急時講習を勉強する暇がない人は、そういう知識が必要な山に行かなければいいのではないか?と思うのですが…

これらの正当化って、登山やクライミングにおいては正当化になっていない、と思いませんか?

■ 25+35が計算できることは、期待しすぎか?

なんかしつこくて、すいませんね。

しかし…

私はどうしても、私のミスだとは考えられないんですよ。白亜スラブでの失態が。


私は、ずいぶんとしりぬぐいをしてやっていますが、それをしてもなお、命の危険からは回避できていない。

まぁ「敗退なしで!」と言われても、こっそり敗退用に30mロープを持っていくのがいいとは思いますが、そもそも50mシングルで行ったとしても、1つだけの中間支点に、ぶら下がらなければならない理由はないわけです。

なんせ日本中のルートはそもそも、40mでピッチ切られているんですから、ロープが足りないっていうのは、敗退しない限り起こらないわけなんで…。

敗退を前提としないクライミングで、ロープが足りなくなる事態に突入するっていうのは、前提としてあり得ない… 

ということで盲点です。

しかし、盲点だったり、ごく普通に期待できる計算能力がないことだったりを、過失としないのならば、いったい何が過失なんです?

レイプされた女性は、大体は、ちゃんとした服を着ており、男を誘うようなこともしておらず、です。そういう女性たちは、お前の身持ちが悪いんだと責められてきた歴史があるわけですが…、その精神性と近いものを、クライマーの自己責任論に感じます。

グレードが上がる前から、懸垂はバックアップをつけるバージョンで、ムンターでも降りれますし…なんなら空中以外は、肩がらみ、腰がらみ、腕がらみでも降りれますけど…。また、白亜スラブで示した通り、私の判断力と技術力はちゃんとしています。

ちゃんとしていないのは、リードクライマーのほうです。

■ それだけ用意しても、殺される羽目に陥る事態を防御できないのは、なぜか?

 私自身に自己責任が足りないため????

そうだとは思えないんですが?

たとえ、上記の3つの理由で、相手に甘かったとしても、全部を飲み込んでも、殺人してよい情状酌量の要素になりますかね????

なりませんね?

■ クライミングパートナーの命の軽視

根本的に、

 パートナーの生命を軽視してよいという教育

が、クライミングは自己責任の標語の元、クライミング界で行われているような気がします。

それは

 男性の射精(快楽)が一番大事

という日本の性教育と同じでは? 教育というより、前提、ですかね??

セックスにおいて大事なのは、射精より、愛情ですよ?

 俺を愛しているなら射精させてくれるはずだ → これは愛ではなく脅迫です
 俺を愛しているなら飯を作ってくれるはずだ
 俺を愛しているなら黙ってついてくるはずだ

以下、エンドレス…

同じことで、

 クライマーの承認欲求  (ニアイコール 射精)

より、

 パートナーの命    (愛情)

のほうが大事ですよ?

クライミングの価値観を伝え損ねている、

それが、クライミング界の最も大きな問題だと思います。それは、もはや

わがまま、という度あいではなく、

 病的な自己中心性を正当化している

と思います。

事例としては、阿弥陀北稜、凍傷者7人事件ですね… そうなると分かっていたのに誰も止めなかった。

同じ精神性を祝子川の事故に感じます。

クライミング界の改善を強く求めます。

2024/06/09

I was not angry when I should be and people pick it on me, use me for their own merits.

Three Types of Anger -- A Former Therapist Explores

I think this is it, my healthy anger defense mechanism was not working properly... because my anger was dangerous even to myself. 

And people pick it on me. 

people means climbers. 

【クライミング被害者救済】犯罪被害者救済と同じかもしれません

 http://victims-mental.umin.jp/pdf/shiryo_guideline.pdf

ガイドラインが出されています。

内容的にしょぼいクライミング事故…つまり、本当の不可避な事故に寄らず、パートナーのチョンボ、しかも、そのチョンボがまったくの浅はかさに基づくものである場合ですが…内容的にほとんど殺されたに等しいものである場合… 

そのことが未遂に終わったとしても、クライマー同士であれば、クライミングの内容が理解できるので、心的外傷を受けると思います。

逆に、単なる遺族で、クライミングに対する理解がない人ならば、うまく丸め込まれてしまうかもしれません。

クライミングは、

 パートナーの命を軽んじていい、とは教えていません

誰ですか?

 クライミングは自己責任

という言葉を

 自分の無責任の自己正当化

に使っている人は?

人は誰でも、25+35が60であることくらい計算できる、とあなたに期待しています。

その期待すら裏切る… それは、あなたをパートナーに選んだ人の自己責任ですか?

祝子川に行ってしまった女性は、行くことを決定したのは、彼女ではないか、と自己責任論をかざす人は多いと思いますが、なぜ誰も止めてやらなかったのか?

私なら、いくら誘われても、ゴルジュに2名って、どこぞのトップクライマーでない限り行きませんけど?

特に女性って体重軽いので、浮力ですぐ浮き、沢では超不利です。女性が沢で不利ってことすら知らない程度の知識だったのかもしれませんが…。

誰かがロクスノや山と渓谷に、沢登りでのメンバー実例と、体格による山の得意不得意をまとめたほうがいいと思います。

例:

重たく体が大きい人 = 沢で有利、クライミングでおおむね不利

ひょろっとしている人 = クライミングで有利

小さい人 = スクイーズチムニーで有利、沢で不利、クライミングで不利

アイスクライミング = 握力が少ないと不利



【クライミング心理学】自己愛性パーソナリティ障害

パワハラ上司? 自己愛性パーソナリティ障害について解説しました【精神科医が一般の方向けに病気や治療を解説するCh】
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<診断基準>

DSM-5から診断基準を取ってきました。下記の9つのうち、5つ以上当てはまると自己愛性パーソナリティ障害と診断されます。

1.誇大的感覚
自分は素晴らしい、すごい人間なのだという感覚です。

2.空想にとらわれている
理想的な空想にとらわれていて、ナルシスティックな世界にいます。ブランド物に「こんなに素晴らしいものはない!」などと言いますが、所詮ただの服、時計でしかありません。高級車もただの車だと思いますが、「これは限りない人類の叡智なのだ」と言ったりします。

3.自分が特別で、凡人には理解不能
「特別な人にしか自分のことは理解できない」と言ったりします。

4.過剰な賛美を期待
もっと褒めてくれと過剰な賛美を期待します。「○○さん、すごいな」というと「そうでしょ、他には?」と続きます。

5.特権意識を期待
自分は特別なのだから特別扱いしてくれということです。

6.相手を不当に利用
タダ働きさせる、部下の手柄を独り占めするなど相手を不当に利用します。

7.共感の欠如
相手の痛みがわかりません。

8.嫉妬
妬んだり、あるいは妬まれているという妄想に駆られています。「○○は僕のことを妬んでいるんだ」と言いますが、妬んでいるのではなく、ただ普通に怒っているだけだったりします。

9.尊大な行動・態度
踏ん反り返るなど偉そうな行動、態度を取ったりします。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、喋っていて何か嘘くさい、薄っぺらい感じがあります。

<人格障害の基準等>

・人格障害の基準
医者同士で喋っていても、これは神経症だよね、ここまで行くと人格障害だよねなどと、目に見えない何かがあります。人格障害特有の固さ、話の通りにくさみたいなものがあり、年を取ったから丸くなったということは起きません。

・本人が通院する?
人格障害の人はなかなか通院しません。通院する人はそもそも診断基準に当てはまらないというか、人格障害なのか?という気はします。医者が患者さんを持ち上げるようないびつな治療構造になっているか、精神科医の腕が非常に良くうまく扱っているかだと思います。

・パワハラ上司として登場
本人は通院しなくても、臨床的には実は珍しくありません。どのような場面でそのような人に接するかというと、パワハラ上司としてよく登場します。自己愛性パーソナリティ障害の被害者として患者さんが来るので、間接的に「ああ、あのパターンか」となりますし、時々上司や父親、母親として現れます。

また、自己愛性パーソナリティ障害の人もうつ病や統合失調症を発症することもありますし、アルコール依存症を合併することもあります。ですので直接自己愛性パーソナリティ障害を診療の対象にすることはなくても、自己愛性パーソナリティ障害を体感することはあります。

・犯罪心理、司法精神医学
自己愛性パーソナリティ障害は犯罪心理や司法精神医学でメインに扱われているのかなと思います。

<自己愛性パーソナリティ障害を持っているパワハラ上司の特徴>

・ほめない
まずほめませんが、ほめるとしてもすごく意図的というか見え見えの作戦通りのほめ方をします。

・人の痛みがわからない
これは本当にわからないのです。

・自分の出世のみ関心
他人の成功を喜びません。

・周りも止めない、利用する
周りもこういう人を止める力がなかったり、利用する人もいます。組織の中で使いやすかったりするのです。

最近では、某国のトップが自己愛性パーソナリティ障害ではないかと言われたりもしました。自分の名誉を守るために犯罪を侵したりすることが本当にあります。これが100年後医学的にどのように評価されるか、診断基準が見直されるか、理解されるかはわかりませんが、よくわからない、でも臨床的には存在しているものとして自己愛性パーソナリティ障害というものはあります。

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■ クライマー界に適用したら?

1.誇大的感覚
自分は素晴らしい、すごい人間なのだという感覚です。

→ 40年前の ”日本全国Ⅳ級A1” から、進化していないことに気が付いておらず、そのままで素晴らしいと思っているので、現代のトップクライマーの成果や業績について、

 俺だって佐藤ユースケ

だと思っている。金がない、チャンスが巡ってこなかっただけだ、と思っている。

これ、マジです。

2.空想にとらわれている
理想的な空想にとらわれていて、ナルシスティックな世界にいます。ブランド物に「こんなに素晴らしいものはない!」などと言いますが、所詮ただの服、時計でしかありません。高級車もただの車だと思いますが、「これは限りない人類の叡智なのだ」と言ったりします。

→ クライミングについて、神聖視している。 クライマーがこの世で一番立派だと思っている。アルパインクライミングが頂点で、フリークライミングが下で、ボルダリングについては、蔑視している。

うーん? 特にアルパインの人に根強いと思います。嵩じて、トレランの人やMTBの人とトラブったりしている。

アイスをやる人は、アイスクライミングが登山界の頂点だと思っていたりする。

一方、高所遠足のエベレストについては、複雑な思いを持っていたりする。お金さえあれば、俺も登りたい、のではないだろうか?

クライミング仲間に尊敬されなくても、一般人からでもいいから、尊敬と注目が得たいと思っていると思う。

3.自分が特別で、凡人には理解不能

「特別な人にしか自分のことは理解できない」と言ったりします。

クライミングについては、一般の人がグレードなどを理解できないので、ある意味事実なので、妄想的発言とは言えなくなり、クライミングができることで、家族には自分のすごさが理解できないのだ、と思っていたりします。


4.過剰な賛美を期待

もっと褒めてくれと過剰な賛美を期待します。「○○さん、すごいな」というと「そうでしょ、他には?」と続きます。

これは、賛美を与えると図に乗るということです。山梨では、箸にも棒にもかからない普通のクライマーだった人が、九州に来たら、突然

 特待生

となり、グーンと自信をつけた事例を見ました。九州から山梨に来た人は逆で、誰とも登ってもらえなくなっていました… ロープつけずに本間沢の滝を登ろうとした人。

5.特権意識を期待

自分は特別なのだから特別扱いしてくれということです。

他の人からいかに特別扱いされたか?を私にとくとくと話続けます…。それなら、大阪の人と登ればいいんじゃないかと思ったりしたんですが…。

その大阪の人が登ってくれたのは、彼だから、ではなく、山梨に住んでいるから、なんでは?

6.相手を不当に利用

タダ働きさせる、部下の手柄を独り占めするなど相手を不当に利用します。

白亜スラブ、あれ、山頂に抜けれたのは、フォローのがしりぬぐいしたおかげだと思います。

あの登りで、自慢話になるのかな?? 

疑問ですが、実績に数えていると思う。

7.共感の欠如

相手の痛みがわかりません。

俺はそうは思わない、で終わりでした。手が届かないってのは現実。

8.嫉妬

妬んだり、あるいは妬まれているという妄想に駆られています。「○○は僕のことを妬んでいるんだ」と言いますが、妬んでいるのではなく、ただ普通に怒っているだけだったりします。

韓国アイスで起きた。私はトップロープで登っただけだが、とても登りを気に入ってくれたのが韓国の人で、注目が自分ではなく私に注がれたことが気に入らなかったらしく、ブイブイモードになった。

9.尊大な行動・態度

踏ん反り返るなど偉そうな行動、態度を取ったりします。

→ めっちゃブイブイモードの登り。大堂海岸でもなんか偉そうだったが、根拠が不明だったんだが…。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、喋っていて何か嘘くさい、薄っぺらい感じがあります。

→ あると思う。世間体話が多いというか真実の言葉がないというか… 師匠は嘘っぽさはあまり感じなかったが、前の相方はかなり感じた。

普通であるということに、何か特別な意味を込めていそうだった。

今の時代、普通って、良い意味ではないと思いますよ?


A day after the session ... inner dad

 A tree like a father symbol

When I was a little girl, I often went to see my favorite tree, which I worshipped as a symbol of strongness and prosperity...  

Today I had gone to the big tree in my neighborhood, remembering how I was a little girl... I wanted to be as strong as that tree... no matter how hard wind blow, no matter how heavy rains, the tree never shake a bit... 

He's strong. He's generous. He's never go down... so reliable, so great, so strong... 

so I adored it. 

but real man, a human being is always less strong than a tree. 

people I asked a help, never realy could be strong as that tree... I wanted to be a tree, a strong tree, so sometimes I found myself I am mostly stronger than the man I asked a help.... 

so I get disappointed... knowing the limitation of human being. 

sad. 

but everyone has a limitation. 

That's human being. 

so I love tree.

I felt so sorry that I as a human could cut down a tree, when I leant to use chainsaw... sad thing. 

a strong big, fat tree was cut down by violent human... I felt very sad when I know I can cut down a tree like as fat as my waist. 

a murder of my inner dad...

I wanted to be a child who play in a big woods, not a tree cutter... like some betrayers...



父親のような木

幼い頃、私は強さと繁栄の象徴として崇拝していたお気に入りの木をよく見に行った...。 

今日、私は近所の大きな木に会いに行った。

幼いころ、あの木のように強くなりたかった...どんなに強い風が吹いても、どんなに大雨が降っても、あの木は少しも揺れなかった...。

彼は強い。彼は強い。彼は決して倒れない...とても信頼できて、とても偉大で、とても強い...。

だから私はそれに憧れた。

でも、本当の人間、人間というものは、いつも木よりも強くない。

私は木になりたかった。私は木になりたかった、強い木になりたかった、だから時々、私は自分が助けを求めた人よりも、ほとんど強いことに気づいた...。

だから、がっかりするんだ...人間の限界を知っているからね。

悲しい。

でも、誰にでも限界はある。

それが人間だ。

だから、私は木が好きだ。

チェーンソーに手を伸ばしたとき、人間の私が木を切ることができるなんて、本当に申し訳なく思った......悲しいことだ。

太くて強い木が、暴力的な人間の手によって切り倒される......。

自分の腰ほども太い木を切り倒せることを知ると、とても悲しくなる。父殺し。

私は、木を切る人ではなく、大きな森で遊ぶ子供になりたかった...どこかの裏切り者になるのではなく...。


DeepL.com(無料版)で翻訳しました。

2024/06/08

The 4 th session with Yuta Minami a therapist

Moan to the lost father 

Today was my 4th session with my therapist on how I lost my father... 

My father had pushed me into a water when I was only two years old. 

I was so unaware of this violence until I had some similar experience in my climbing.

I never knew it was the oldest memory with my father.  

The memory came back to me visually, not verbally because 2 year old is too young to gain language.  

My therapist says I has to grief that I lost my father, he died inside of me... 

My honest feeling is that I never really had any father from the beginning so I did not really see the needs of griefing. 

Bad man and good man?

I can not distinguish from a good man and a bad man... which caused me a lot of troubles... being taken an advantage as a woman in my adolescent.  

This repeatedly occurs... which I would like to stop. 

I am taking a session once a week but I feel down a whole day when I have a session.... so it is really heavy on me... 

I never imagined that I need to grief that I did not have a father... who give me a protection as a kid.... because my "actual biological father " was someone who is better not to have.

I was certainly feeling sorry for my mom when I was a kid... for not having a breadwinner. 

But I never really felt I sad that I don't have a dad because my own particular biological father was so abusive and drunk all the time I was thankful that he was not around.... better not to have him. 

So the negative side of not having a protection from male parent  was a blind spot.

I was so thankful that he, my father, as an individual was not around but that's does not eliminate the healthy mental need for a young child of needing to be supported by someone stronger than she/he is. 

I was just sad and feeling vulnerable, that I did not have any father like figure ...  a protection.

Being a climber put me into the same situation as my childhood...when you are stepping up the ladder of climber, you need a step-by-step support from the other climbers... like a secure belay is what everyone needs from the beginning to the end. 

And I never had any reliable belayer on my own.  The partners I have gotten was a bad belayer or someone who has less skills of protecting his climbing partner.   

When my climbing partner put me in a crisis I felt a despair... a sort of... that I felt very very powerless that I can be easily pushed toward death. 

But think of it, is it really correct? 

No, I can take care of myself now as  a climber, saying no to dangerous plan and not safe climbing ... 

Now the question is why I am seemed to be attracted toward those climbers who is obviously dangerous.... I feel obliged to save them. 

This feeling... being obliged to correct them and save them from doing wrong, is still a big mystery to me too.... 

I just don't know why I feel this way.


亡き父への呻き 


今日はセラピストとの4回目のセッションだった。


私がまだ2歳のとき、父は私を水の中に突き落とした。


クライミングで同じような経験をするまで、私はこの暴力を知らなかった。


それが父との一番古い記憶だとは知らなかった。 


2歳というのは言葉を獲得するにはまだ幼すぎるからだ。 


セラピストは、私は父を失ったことを悲しまなければならない、父は私の中で死んだのだと言う。


私の正直な気持ちは、私には最初から父親がいなかったから、悲しむ必要性がわからなかったということだ。


悪人と善人?


私は良い男と悪い男の区別がつかない...そのせいで、思春期に女として劣位に立たされたことがある。 


このようなことが繰り返されるのを止めたいです。


週に1回セッションを受けているのですが、セッションを受けると1日落ち込んでしまうので...本当に気が重いです...。


父親がいないことを悲しむ必要があるなんて...子供の頃に私を守ってくれた父親がいないことを悲しむ必要があるなんて...。


確かに子供の頃は、稼ぎ手がいないことを母に申し訳なく思っていた。


でも、父親がいないことを悲しいと思ったことはない。なぜなら、私の特定の実の父親は、いつも酔っ払っていて、虐待ばかりしていたからだ。


だから、男親からの保護がないというマイナス面は盲点だった。


父という個人がそばにいないことはとてもありがたかったけれど、だからといって、幼い子どもにとって、自分より強い人に支えられたいという健全な精神的欲求がなくなるわけではない。


私はただ、父親のような存在......守ってくれる存在......がいないことを悲しみ、弱さを感じていた。


クライマーという職業に就いて、私は子供時代と同じような状況に置かれた......クライマーというハシゴを上っていくとき、他のクライマーからの段階的なサポートが必要なのだ......まるで、最初から最後まで確実なビレイが誰にでも必要なように。


僕は一人では信頼できるビレイヤーに巡り会えなかった。 私のパートナーは、下手なビレイヤーか、クライミング・パートナーを守るスキルの低い人だった。  


クライミング・パートナーが私を危機に陥れたとき、私は絶望を感じた...ある種の...私は簡単に死に向かって突き進むことができるという、とてもとても無力な気持ちになった。


でも考えてみて、本当にそれでいいのだろうか?


いや、クライマーとして、危険な計画や安全でないクライミングにノーと言うことで、今は自分のことは自分でできる......。


今問題なのは、明らかに危険なクライマーになぜか惹かれてしまうことだ。彼らを救わなければならない。


この感覚......彼らを正し、彼らの間違った行動を救わなければならないという義務感......は、私にとってもいまだに大きな謎だ......。


なぜそう感じるのか、自分でもわからない。


DeepL.com(無料版)で翻訳しました。

【ナルシストについての学習】被害者と加害者が入れ替わる

ナルシストが被害者のふりをするために使う心理操作のテクニック|自己愛性パーソナリティ障害

1)Playing Victim

中傷キャンペーン 知らない間に加害者にされてしまった

フライングモンキー=ナルシストの肩を持つ

長い間ナルシストが言うことを盲目に信じているため、状況を勝手に判断して、ターゲットを責め孤立させる。Playing the Victim

フライングモンキーによって被害がなかったことになってしまう

実際に起こっていた事実を見たり、知っていたとしても、フライングモンキーは、ターゲットに起こったことを無視する可能性がある。

認知的不協和

バンドワゴン効果でフライングモンキーは自信を持っている

リスキーシフト

2)Blame shifting 責任転嫁 

自分の犯した過ちに責任を取らない 

常に他の人がしりぬぐい

相手を混乱させて心理コントロールを行う

3)Guilt Tripping 罪悪感を抱かせる

■対策

挑発に乗らない

サイクルで挑発してくる

■ 事故で亡くなった人が被害者ですよ

逆ではない。

2024/06/07

【クライミング心理学】他者を過失により殺してしまった人の標準的な心理を学ぶ

When you accidentally kill someone | Full episode | SBS Insight

この動画は、他者を自分のミスで殺してしまった人の心理が分かります。

最も深い後悔は?

という問いに対して、

 致命的事故になる前の、小さなサインを見落としていたこと

と語っています。

つまり、

 ヒヤリハットを見落としたこと

を上げています。

事例としては、

 15カ月の娘をひき殺してしまった父の最大の後悔

は、

 ガレージに娘が入っている

という事件がひき殺す以前にもあり、

 それを見過ごしたこと

です。

このように取り返しのつかない事件に発展する前に、

 小さいサイン 兆候、ウォーニング、

などが出ているものです。

白亜スラブでの登攀は まさに 

 誤解の仕様のないサイン

です。

あの登攀で反省できないなら、

 どの登攀も反省できない

と言える事例です。

白亜スラブに限らず、2名で沢に行くように薦める指導者、など、

 リスク認知が分かっていない明らかなサイン

ですので、クライマー諸氏は、見逃さないよう、ご注意されることをお勧めします。

【ナルシストについての学習】③ ナルシストは敵味方の白黒思想を行う

【狙われやすい人】なぜナルシストはあなたを憎むのか?|自己愛性パーソナリティ障害

■ まとめ

①ナルシストは、本当は俺が注目に値すると思っている。

クライミング界男性の、少なからぬ人数が、「俺だって佐藤ユースケ」と思っていることを知り、正直びっくり仰天しました…。

佐藤さんの業績をきちんと理解していたら、とてもそうは思えないだろうと思うのですが…

自分を客観的には位置づけられないのがナルシストの特徴のようです。

クロスケオテ谷のあった時、偶然、大西さんについて、こちらのクライマーがどう思っているか?というのも聞きましたが、…。ソロ登攀のすごさについては、理解が及ばず、

全部、でっち上げなんでは?

と思っているようでした。たぶん、アレックス君と同じように、フリーソロでも、

 中継して証拠

を残しておかないといけない時代なのかも?

② 人が注目を浴びている姿を見たくない=トップクライマーのイベント参加しない

相当な数のクライマー君らに声をかけましたが、花谷さんの報告会にせよ、ジャンボさんのにせよ、奥村さんの講習会にせよ、先日の小鹿野のクライマーズトークにせよ、クライマーは人の話聞きたがらないのですが、たぶん、自分以外の人が注目を浴びているのを見るのが嫌だったから、なんですね…

トップクライマーの話は、悔しくても聞いておいたほうがためになると思います。

③ 事実を見ても反省するどころか、他者軽視の発言をする

カムの位置が悪くてロープ流れていないよ → なんでそんなこと言うんだよ!

④ 噂話が好き

〇〇君、離婚三度目だってー

⑤ 負けず嫌い

〇〇には負けたくない

⑥ 人にどう見られるか?だけが重要  

結婚前の男が、女性とクライミングトリップ?ダメって親に言われた。

別に頼んでいないのに、山梨まで日本横断クライミングトリップに誘われたんですが、親に言ったら、「未婚の男なのにダメ」と言われたんだそうです。親から自立していない(笑)。嫁入り前の娘みたいになっていました(笑)。

私は別にそのトリップしたいと言った覚えもなく、提案したこともないので、なんか頼んでもいないことで、侮辱された感じで終わりました。

⑦ 会話が成立しない おかしいことを言う奴だと逆ギレする
 
 俺はそうは思わない

⑧ サイレントトリートメント

⑨ 幼稚

⑩ すぐ都合の良い相手に乗り換える  

山〇さんに、乗り換えたのを見てホッとしました…。

千夜一夜にある、背中に乗って、あれしろ、これしろ、とこちらを使いまくって降りてくれないおばあさんみたいな感じだった…

■ クライマーにはナルシストが多い

クライマーには、ナルシストが多い、というのは、否定する人が少ない事実であるように思いますが…

以下が、私のナルシストの観察結果です。

■クライマー内でナルシストを見分けるポイント

・クライミングのレポートに、失敗や反省が含まれていない
・すぐ写真を取られたがる
・自分の写真ばかりのSNS 
・ウエアに凝る ブランドもの
・クライマー伝統のボロウエアやくたびれた服を信奉していない
・山の計画書を出さない
・すべての判断が強気 例:迷ったらハードプッシュ
・周囲の人のミスに全く気が付かない
・当然、自分のミスに気が付かない
・ミスをカバーしてもらったことにも気が付かない

以上です。

【ナルシストについての学習】② ナルシストは、相棒ではなく、家来を求める

 


訳: ナルシストは、パートナーではなく、使用人を求める

類似事例:

   ナルシストは、妻ではなく、家事使用人を求める

   ナルシストは、恋人に妻ではなく、自分の両親の介護要員を求める

【ナルシストについての学習】① 相手はあなたの反応を責め、自分がやったこと、を顧みないでしょう

 

マニピュレーションとは?

あなたの反応について焦点を当て

自分があなたをどう扱っているか?

には焦点を当てない…

という行為によって行われる。

■ あなたを責める、という行為によって、あなたの行動をコントロールしようとします。

事例1)

「ピンが遠い。たぐり落ちのリスクが大きい」

「俺はそうは思わない」

事実:https://allnevery.blogspot.com/2024/04/blog-post_19.html

事例2)

つまり、私が、問題にしているのは、

  クライミングパートナーの生命が、大事にされていない、ということなのに、

お前の書き方が悪いと論理のすり替え、されています。

(書き方が悪い)のと

(クライミングパートナーの命)の軽視 

とどっちが重たい罪ですかね???

100歩譲って、私の書き方が悪いとして、そもそも、この記事を書く動機になったものは

  男尊女卑、のその在り方

もし男尊女卑でないならば

  リードクライマーの俺のほうが上だ、下のやつは言うとおりにしろ、

というあり方です。

  俺は、相手の命を軽んじてよい

っていうのは、どういうあり方なのでしょうか?

このブラックメールの送り手の論法だと、そういうことになってしまいますが。

https://allnevery.blogspot.com/2024/06/blog-post_1.html

■ ナルシシズムの擁護

クライミング界は、伝統的に、ナルシシズムの擁護に走りがちです。

このブラックメールの送り手が最初ではありません。

一人目は

 本間沢での失敗を相談した無名山塾のリーダーさん

でした。この時はかなりそのリーダーについて失望しました。この人は、ロープを出さずに死者が出た滝に取り付こうとした男性を、言って聞かせれば済む、と私に助言してきました。

優しく言って聞かせる

って、たぶん、女子に有効な手段で、子育てのエキスパートは、男子は言って聞かせても聞かない、って知っていると思います。

そのほか、ナルシシズムの擁護という点で私が見聞きした事例は

 阿弥陀北稜に一升瓶担いで登り、凍傷者3人

です。私の所属した御坂山岳会での出来事です。この山行は、行く前から敗北が見えていました。賢い先輩は、ただ参加しなかっただけで周囲のメンバーが行くことを止めませんでした。そのあと、この山行を批判した私は、会から干されました。

でも、殺されるくらいなら、干されたほうが良くないです?

あと、最後はマルボーさんの事例です。

 私に私を殺しかけたアラーキーと一緒に登ればいいって

言ってきたんですが…。

どうぞ、マルボーさんがアラーキーと登ってケツ拭いてやってください。私はいやです。


【クライミング心理学】ナルシストクライマーのクライミングパートナーにされた痛手から回復する

■ 自己陶酔的なクライマーと一緒に登ってしまい、個人的な攻撃を受けた場合の対処法

完全に健康的なクライミングライフを軌道に乗せることは、自己陶酔的なクライマーのクライミングパートナーをやってしまった人にとっては、簡単ではありません。

■ 対策

1)ナルシシズムについて、できる限りの本や動画を読んで勉強する 

ナルシシズムについてもっと学ぶことで、自己陶酔的なクライマーが、あなたにどのような影響を与えたかを知ることができます。

また、回避という手段を取る、今後の対策になります。

2)悲しむことを自分に許す 

相手と登った時代を帳消しにすることは決してできません。しかし、自分が心から愛し、信頼できるクライミングパートナーを持てない、という事実を悲しむことが重要です。

問題の真実を受け入れることが、癒しへの第一歩です。

3)同じ境遇のクライマー”スケープゴート”に手を差し伸べる 

自己陶酔的なクライマーは、スケープゴートとして 1 人を選ぶのが一般的です。

他のクライマーには、同じ行為をしないかもしれません。

その結果、スケープゴート化された、あなたは、孤独に陥るでしょう。

周囲の人に相談しても、「気にしすぎだ」とか、「私はそう思わない」「あなたの思い過ごしだ」とか言われ、まるで、あなたが個人的に被害妄想をまき散らしているか、のように言われるだけでしょう。

その場合、きちんと境界を確立し、罪悪感や恥ずかしさを感じることなく、自分のニーズを満たすために必要なこと…例:カウンセリング治療…を行います。

山岳会には、長く、危険を分かっていても相手のナルシシズムのために、危険というよりも無謀と言えるを山行を強要されてきた人たちがおり、その人たちは、性虐待被害者と同じ立場に降り、何十年にもわたる沈黙を守っています。

事例: 一升瓶を担いで阿弥陀北稜 = 凍傷者3名

3)境界線を引く

自分と自己陶酔的なクライミングパートナーとの間に、距離を置く必要があることを認識します。

距離を置くことは、自己陶酔的なクライミングパートナーを憎むことを意味するわけではありません。

しかし、有毒な関係から自分を取り除くことは、あなたの幸福にとって重要です。

たとえ、それがクライミング自体と離れることになったとしても、心の健康のほうが、大事です。

4)助けを求める 

自己陶酔的なクライマーのクライミングパートナーにされてしまった人は、破壊的な行動パターンから抜け出し、健全な関係を築くことを学ぶために、集中的な心理セラピーを必要とすることがよくあります。

          ラオスで登攀中のワタクシ

参考: 

https://www.paracelsus-recovery.com/ja/



【クライミングギア】ペツルスパサ

ロープを切ることができるナイフはペツルスパサです。

ギザギザがあれば、他のナイフでも構いません。

 ナイフ事例

今回の記事は以上です。


【クライミング心理学】自分がかわいそうです 夏ミカン一個分の命の重さ

 


まさに私が相方に感じている感覚はこれです。

彼にとって、私の命は、夏ミカン一個分の価値、しかないものでした。

【クライミング教育】浅慮を放置してはいけない

 クライミング界に蔓延しているのは、主に男性メンバーによる

 浅慮

である。つまり、

思慮の浅いこと。

浅慮に、殺されたり、殺されそうになった人の思いは深く、つらい。

思慮の浅い人間を作るのは? 

教育の不在なのだろうか?

それとも、本人の資質なんだろうか?

それこそ、考えていない、つまり、浅慮、なのであろう…。

■ 社会的構造

思慮が浅いままの人間でも、楽勝で生きていけるように、構造的に作られてしまっているのが日本社会で、結局、弱者を再教育するよりも、その弱者のまま、考えないでも済むように、周囲がおぜん立てしてしまっているのが問題なのである。

たとえば、

  残置直がけが九州のローカルルール

というローカルルール…

クライミングの終了点に関しては 歴史的遷移がある。

JDT(ADT)

→ 流動分散 →

→ 固定分散→ 

→ クワッドアンカー

で、現在ではクワッドアンカーが主流である。情報が伝播されないのは、山岳会が衰退したことにより、中央組織をトップとするピラミッド構造による情報伝播が上手く、機能しなくなったためだ。

■ 現在でもJDT、ADTが健在 

実はアルパイン業界でも、JDTやADTは、いまだにご健在である… 古いクライマーは、新しいギアを購入しない。ので、結局、取り扱い説明書を見ない。

その上、古くからの教育をそのままにしている。古いクライマー自身は人工壁に通うことをしないので、情報がアップデートされない。

その上、山やということなので、ITをはじめとする情報機器とは無縁である。

そこが問題だが、そこを問題とは多くの人は捉えていないだろう… ずっと自分の古い技術を信じ切っているからである。

JDT(ADT)に関しては多くの記事が出回っているので、検索して勉強してください。


https://allnevery.blogspot.com/2021/07/jdtadt.html

教える側がこれでオッケーと思っている、っていうのが問題点である。

これなど、年に一回、ロクスノが、新人が入る4月号に毎週終了点特集を昨年の記事と異なる筆者に書かせれば、いいだけだろう。

山下さん、なんて、いい記事書いてくれると思いますけど…。

http://ifmgaguideyamashita.livedoor.blog/archives/280010.html

■ エチケットとして、浅慮はダメの空気感を醸造する

まぁ支点に関する知識が育っていないことの背景には

 クライミングの倫理観として、男性の浅慮が肯定的に受け取られているクライミング文化がある。

それは、射精責任が問われず、男性の性欲に負けて、うっかり…という妊娠…という重大結果の責任…つまり子育て負担…を女性の側が受けてしまう、そしてそれを社会が男性を擁護し、女性を擁護しないという構造と同じである。

たとえ、そのセックスが女性の側にとっても快楽だとしても、それで男性とはイーブンであり、その女性一人が妊娠・出産・子育ての20年にわたる負担を一方的に背負うべきだという男性の主張には無理がある。

快楽5秒、苦役20年なら、女性にとってセックスや妊娠、出産、子育ては、全く割に合わない。

したがって、セックス自体をしたい、と思う女性がいなくなるだろう。

同じことで、クライミングも、白亜スラブは例えるなら、ほとんどレイプされたのと同じで、まったく喜びがなく(つまりエイドではなくフリーで登る箇所がなく)、一方的に尽くすだけのクライミングで、その上命まで取られそうになった、最悪のクライミングであった。

そんなクライミングで自信をつけていた相方。例えるなら、相手の様子など不在で、自分の射精だけが目的の男性と同じことだった。

私の屈辱は、まるで、自分の体を2000円で差し出してしまった売春婦のごとくだった。

東電OLと同じ気分ってことだ。

クライミングにおけるパートナー関係は、世間においては、弱者男性に身を売る弱者女性みたいな構造になっています。

それが、ほとんど真実だと思う。

日本社会の病理は、クライミング界に如実に表れているのである。

2024/06/06

【クライミング文化情報】中嶋渉、内省するクライマーの行方展

 クライマー同士のホモソーシャリズムにゲンナリな記事が続きましたが…

良いニュース到来♪

https://the-tribe.jp/event_exhibition/2024/exhibition/06_wnakajima/wnakajima.html

トークイベント

「初登を巡る対話Ⅰ」

中嶋渉 x 草野俊達

2024.06.27 19:00ー21:00

坂下直枝さんの企画みたいです。やっぱり日本のクライミングのドンはロストアローですよね!

森山編集長なき後のロクスノ、全然だからなぁ…

日本では、マスメディアのコストは下がっているので、ぜひYouTubeにアップして、情報の伝播に務めてほしいです。

鈴木英貴さんとか、今、展示されているところみたいです。

日本人により、海外で知名度の高いクライマーです。

私の個人的意見によれば

 一流クライマーのクライミングに接する機会を持たない一般クライマーの増加

が、

 リスク認知ゼロ型、俺かっこいいだろ型クライミング

を推進してしまったと思います。そりゃスポーツクライミングしか推進してこなったんだから、

 ・競争に勝つ

 ・リスクはない

を前提にモノを考える人が増えたのは、原因と結果の法則通りのことが起きているに過ぎない。

スポーツクライミングを振興してきた人が、自分で責任を取って、岩場のリスク管理について、現代のジム上がりクライマーに、

 優しく丁寧に何度も

教えてあげるのがいいんじゃないですか?

 女性の母性に頼って、俺を男にしてもらおう

ってのは無しにしてもらいたいです。

【クライミング心理学】いただき女子クライマー?いただき男子

【頂き女子事件】「何の取り柄もない女性が数億円稼げるマニュアルって現代フェミがもっと注目すべき事件だと思うんですよ」「弱者男性って言葉が差別を生...

■弱者男性

弱者男性については、上野千鶴子さんの『日本の女嫌い』に詳述されており、基本的にはコミュニケーション能力の低さに原因を求められています。

で、私がクライミングで感じていたことは…

 トップクライマーなどの強者男性 = クライミング技術を有している
 
に対して、

  弱者女性の強みで、講習会などの参加(金銭パワー)で、技術を得る

ことを期待され、

  クライミング技術をホストの立場の男性に貢がされる

  そのホストの地位に、周辺の男性が立とうとしている。

そういう感じがしたんですよね。

平たく言えば、だしにされる、ってことですが。 会の新人などは、よく出しにされていますよね。

  新人=庇護の対象

そのためです。その庇護が得られない弱者男性は、自分にも庇護が欲しい、可愛がってルートに連れ出してほしい、とは、自分から発言することができない。

なぜなら、そうしてしまえば、負けを認めたことになるからです。

無知を認めること=弱者である自分を受け入れること、

になってしまう。 それは、古い男女観に縛られている男性には受け入れられないでしょう。

しかし、女性から、優しく何度も繰り返して、教えてもらいたい、とは思うのかもしれません。

まぁ、優しく何度も教えても、結局は教わらないんですけど!

いただき女子じゃないけど、せっかくの師匠とのクライミングに連れて行っても、教わるほうは、何を盗む力もないので、盗めない限り、無理だと思いました。

例えば、私は、故・吉田和正さんから、ボルダリングを教わっていますが… 吉田さんは、別に、

 ボルダリングをするときはマントルを習得してからね!

とか一度も言ったことがありません。 ただ、普通に朝呼ばれて行ったら、マントル練習10回くらいさせられて、その次は本気トライだった、ってだけです。

ところが、男子と行くと、このプロセスがなく、いきなり取りつく。

長崎フリークライミング協会がやっているボルダリング講習会にも参加しましたが、いきなり取りつく、でした…

ランディングの確認が必要だ、ということも、中根穂高さんの講習で知ったことで、別に言語化はされず、普通に10級くらいのところを降りるのをさせられただけです。

こういう風に、

 清く正しいクライマー

から 

 一度でも教わった経験

がないと、間違っていることを間違ったまま延々と続けてしまう…

しかし、それは
 
 盗む能力の欠如に起因している

ので、仕方ないんじゃないでしょうか?相方はインスボンで、師匠からちゃんと盗めたのでしょうか?

たぶん、何も見てこなかったんじゃないかなぁ… 自分に見とれている人は、意識が他者には向かっていない、そこが問題なのではないかと…。

クライマー界では、多くの男性が、

 頂きクライマー

になりたがっていると思います。あるいは、一発逆転クライマー。

2段がノーマットで登れさえすれば、女性にモテるとか人生が変わると思っていそうな気がします…

【クライミング心理学】防衛機構 置き換え

■ 防衛機制の置き換え(displacement)

は、読んで字の如く、自分の感情を元来の対象に向けずに、違う対象に置き換えて発散することです。

その感情を直接ぶつけると危険で不安を呼ぶために、危険でない対象に向けて発散すること

平たく言えば八つ当たり。 

https://suzuki-akiko.com/5734/

こちらのサイトに出ている事例が興味深いです。こんなのも置き換えなのー、です。

事例:

職場で上司に怒られた父親が、帰宅後にその鬱積を妻に向かって発散する(例えば、先日の出来事を蒸し返して文句を言う)。妻は、子どもに向かって鬱積を発散する(些細なことで怒る)。子どもは、飼い犬に向けてウサを晴らす。

パートナーの浮気が発覚した際に、怒りをパートナーに向けるのではなく、パートナーを「騙した」浮気相手に向ける場合です。パートナーに怒りをぶつけることで、パートナーの気持ちが一層離れてしまう不安があるために、無意識のうちに怒りの矛先を浮気相手に置き換えている例です。

・フェティシズムは、性欲の対象を人からモノに置き換えている

・自分のいら立つ感情のやり場に困って、家人が迷惑に感じる程のすごい勢いで家中を大掃除する場面がありましたが、これは行為への置き換え

・過干渉な母親への不安を無意識のうちにクモに向け、異様にクモを怖がる女性の例があります。クモから逃れることで母親から逃れられると無意識に感じることが、恐怖症として現れていると考えられます。

・無意識のうちに橋を渡ることを異界への移動、つまり死を意味していると捉え、死への不安を橋に置き換え、橋を渡ることに恐怖を抱く

・新型コロナウィルス感染拡大に際しての「自粛警察」

・組織で「スケープゴート」的に「社会的弱者」「少数者」に怒りが向けられることもある。

・例えば、同僚が産休に入り、そのために他の同僚の仕事の負荷が増した場合、それは本来は対策を取らない職場のマネジャーの責任ですが、怒りが産休を取得するスタッフに向けられる場合

■ クライミングで

小鹿野では、女性クライマーが登れないようにホールドを削るというのがこれですね…

全く八つ当たりされている側の身にもなってよね。

そんなんだから、女性にモテないんですよ(笑)。

2024/06/05

【クライミング心理学】防衛機構 ⑥~⑮

 https://suzuki-akiko.com/5240/ よりまとめます。

⑥身体化 (somatization) 

抑圧された感情や葛藤が無意識に身体症状になって現れる防衛です。

身体化によって、葛藤や衝動、感情に意識上で向き合うことを避けることができ、自我の安定が保たれると考えられます。

脳は身体の一部であり、身体から切り離され独立した監督者ではありません。身体と思考、心は互いに密接につながり影響しあっていて、思考は身体に対してリーダー格というわけでは決してありません。

身体化の例1)

「成績優秀な生徒が高校に入学し、特進学級に入る。有名大学進学のプレッシャーの下、毎日勉強に励むうちに、1日に20回程度失神するようになり、受診」。

この例では、「勉強をしたい欲求」「勉強すべきという価値観」と、「休養したい欲求」「勉強をしないことへの不安」とが葛藤し、その葛藤が身体化していると考えれられます。

また、極端な的な例としては、運動選手のイップス、歌手の失声などがあります。

私のアキレス腱断裂と悪性貧血は身体化と言う防衛機制が働いた結果ではないかと思います。

防衛機制⑦ 行動化

行動化 (acting-out)は、言語化されない無意識の衝動、欲求、葛藤、感情などを行動によって表現する防衛です。行動化によって、その無意識の衝動等に意識的に向き合うことを回避し、自我がその安定を保つことができると考えられます。

行動化が防衛として未熟なものと分類されるのは、無意識の感情等について言語化がされていない段階での防衛であるからです。つまり、発達段階でいえば、言語獲得以前の乳幼児期から私たちが使ってきた防衛だと考えられます。

私は、水に対して、子供のころ行動化していました。母が水泳部に私を入れようとしたとき、公園に行って、水着を水でぬらして、行ってきたーと言って帰ってきていました(笑)。バレバレですが、誰にも何も言われませんでした。

行動化は一般に、言語化の回避のようです。

意識化を回避したい無意識の葛藤や欲求があり、それを抱えきれずに無意識に行動に移す。

感情的に明確に把握 (emotionally articulate)できていないものの表現である。

⑧ 極度の解離

身体離脱症状のことです。

自分の適応能力をはるかに超えた苦痛や経験から自我を守るために、その時の感情、思考、体験を自我から切り離すための防衛として作用する解離もあれば、日常的で問題のない解離もあります。いずれの場合も、通常であれば、感情、行動、経験、意図などが自分の体験として統合されるのですが、解離によってその統合が失われます。

日常生活で起こる解離としては、テレビに夢中になって周囲のことに反応しない、飲み過ぎた夜の出来事を翌日になると全く思い出せない、などがその例です。

私はアイスクライミングで、相沢大滝55mをリードしているはずなのですが…乖離していたのでしょう、全く現実感がありません。あれってホントの出来事だったのかな?って感じです。

トラウマ的体験、つまり戦争や大災害、大手術など生命が危険に晒されるような強烈な体験の際に、時に人は解離という防衛で自我を守ることはよく知られています。

トラウマなのではないので、シンプルに解離しただけだと思います。若いころに解離した経験があるので、乖離しやすいのかもしれません。

⑨ 抑圧

抑圧は、とても辛い感情や耐えられない記憶などを意識の外、つまり無意識に押しやり閉じ込めることで、それを意識から排除する無意識の心理的作用です。

⑩ 退行

退行は誰にでも起きることがあります。例えば強いストレスをさらされている時には、大人であってもお気に入りの縫いぐるみを抱いて寝たり、口当たりの良い食べ物をやけ食いしたりという風に。以前の発達段階での態度をとることで、安心を感じ、エネルギーを回復しているのだと考えられます。

⑪ 感情の分離

現代社会では、感情を抑えて理性的でいることを尊ぶ傾向が強いので、感情の分離という防衛はその傾向と親和性が高い言えます。明らかな虐待経験がなくとも、親の子育てのスタイルと子どもの資質の巡り合わせによっては、子どもが感情の分離を主な防衛として発達させることもあります。知人や友人の中に、いつも感情を表に出さず、周囲の人が喜んだり悲しんだりする場面でもクールなままで、理性的な事がらのみ表明することを理想化している人がいるかもしれません。

(14) 打ち消し

「打ち消し」は、「空想上のまたは実際の行為よる罪悪感や恥の感情を打ち消すために何かをする」という防衛です。

例:

・夫婦喧嘩の翌日にいつもより豪華な朝食を用意する、

・期日までにレポートを添削して学生に返却できなかった教授がそのレポートの評価をAにする、

などです。

自分の過去の過ちや失敗について、それが現実のものか空想上のものかにかかわらず、強く自責する傾向のある人は、生涯をかけて防衛の打ち消しの性質を持つ活動に取り組む場合があります。ある研究によると、死刑制度廃止のために長年熱心に活動をする人びとには、打ち消しの特徴が見られることが示唆されたそうです。また、幼少期に好意を持っていた人が人種差別に苦しんでいるのを救えなかった経験が元になり、人種差別根絶のための活動に生涯を通じて関わった例もあります。「自分の犯した罪に対する恥や罪悪感に対抗し打ち消せるような活動をする」のが防衛の打ち消しですが、こう考えると崇高な目的への無意識の動機付けになる場合があることがわかります。

昼夜を問わず会社のために仕事をする「熱血会社員」は強迫行為的だと言えますが、本人の動機に無関係に前向きな価値判断をさせることもあれば(「頑張っている」「根性がある」等)、本人がいかに遣り甲斐を感じていたとしても「ワーカホリック」と否定的に価値判断されることもあります。

クライマーはクライミングについて強迫的に取り組んでいると思います(笑)。

⑮ 自分自身への向け換え

「自分自身への向け換え(turning against the self)」は、その名称から想像できるように、他者に対する否定的な感情を自分に向ける防衛です。例えば、自分の幸福を左右しうる権威を持つ人に対して否定的な感情を持つことは葛藤を引き起こすので、その否定的な感情を自分に向けます。権威者に対しての批判は危険なものですが、自分を批判することは安全です。子どもの場合、養育者は自分の生存を左右する存在です。その養育者が安心や信頼を感じられる人物でない場合(例えば自殺願望のある親、一度家を出ると数日間返ってこない親、虐待する親)、子どもにとってはそれを認めることは脅威に感じられるので、子どもは自分を責めることで防衛します。状況を変える力を持たない子どもにとっては、自己批判的な気持ちがどれほど不快なものだったとしても、自分の生存が現実的に脅威にさらされていることを認めることよりはマシだからです。組織の上長と部下、グループリーダーとメンバー、先生と生徒などの関係においても使われると考えられます。

「自分自身への向き換え」は、精神的に健康な人にもよく使われ、問題を他人の責任と考えるよりも自分の責任を考えます。自動的かつ強迫的にこの防衛を使う傾向は、抑うつ的パーソナリティまたは関係性の自己虐待的なパーソナリティに共通してみられます。

これっぽいですね…



【クライミング心理学】防衛機制のまとめ その①~⑤

 ■ 防衛機制

こちらのブログを参考にまとめました。

① 逃避 

逃避は、辛い現実を避けようとする防衛です。

英語ではwithdrawalです。何か自分がミスをしてしまったとき、それを見なかったことにする、無かったことにしてしまい、責任を取らない、ということは、逃避、となります。

例:

・試験勉強をしようと机に座ったとたんに、なぜか部屋の掃除をしたくなり掃除を始める。

・幼児は、多くの刺激に疲れた時には眠ります = 逃避

・大人の場合は、社会や人間関係から逃避して、自分の内的な空想の世界での刺激を求める

・薬物等の使用により意識状態を変えるのも一種の逃避

つまり、広く言えば、コーヒーや居酒屋も逃避です。逃避はストレス発散と似ているのですが、発散はしていないで、方向性を変えただけですので、問題は残り続けます。

逃避の相補的メリット: 現実を歪曲しないですむ

② 否認

否認は、クライミング界には顕著です。

しょぼいミスで遭難した事例は、まず事故自体が発表されません(笑)。否認の根拠に、故人の名誉が用いられます。しょぼい事故で死んだことを恥と考えているため、秘匿します。

例:

肉体能力や認知能力の衰えを認めずに運転免許証を返納しない高齢者

否認の明らかに病理的な例は、躁状態です。ですので、クライマーハイ=躁状態にある人は、自らの身体的限界を否定します。

睡眠の必要性、経済的緊急事態、自分の弱点やいつかは死ぬ存在であることすら、否認します。躁状態です。

③ 「万能的支配力 (omnipotent control)

これを防衛の一種に分類する立場は少数派のようです。

幼児期の万能感をもとにしているようです。自分の望みには魔法のような絶大な影響力があって「願えば叶う」というような万能感(自己肥大感)はスピの世界でよく聞きますが、これは、赤ちゃんが「自分が不快だと思う→オムツが乾く」という風に観察力などの欠如の結果であるようですね。私もたまに、原因と結果の法則をスピの人は無視しているんではないかと思ったりします。

赤ちゃんが自分と外界の区別ができるようになると、自分の無力さに気づき、それが不安を呼ぶので、今度は養育者を万能だと信じることで安心感を得ようとします。さらに成長すると、養育者でさえ万能ではないという現実に気づき、それを受け入れながら成長することで、自分の影響力には限界があることを認識した大人に成長していきます。

クライミングに例えると、俺ってスゲー=万能感 → 自分が登れないところが出てくる → 指導者やトップクライマーなどに万能を求める → しかし、それでも限界があることに気が付く → 成熟したクライマー です。

ロープがないと危険→落ちなければいいじゃないか = 万能感の段階

フリーソロのアレックススゲー、倉上スゲー etc... = ランナウトやフリーソロ礼賛

マークアンドレ = あれ?死んでる… = 限界に気が付く

どんなに優れたクライマーでもロープによる確保は必要 = 成熟したクライマー

ってことですね。男性は特に万能感へのあこがれが強いような気がします。

自己万能感の防衛は「他人を出し抜け」という働き方をします。クライマー界では、だしぬけ=ルサンチマンとして働いているかもしれません。たとえば、チッピングをする人は、この思いのために行っている可能性があります。倫理観より、自己万能感が優先するからです。

自己万能感と違い、有益な自己効力感は、次のようなものです。

トランプなどの勝負ごとで、相手の出方やゲームの展開の読み、その勘が当たって勝ちを手にした時の快感は、「願いは叶う」という「万能的支配力」の感覚に近いものです。

これは、私にとって、投資や山行計画でのリスクの読みが当たる感覚に近いです。海外登攀に出かけたとき、ホテルの選択などで、良い選択が出来たときもこれになります。ほかにはヨガのクラスがあります。良い内容を出来た、という実感があるとき、読みが当たった時です。

④ 理想化と脱価値化

養育者を万能だと信じることで安心するという心理です。

大人になると、国を運営している人々は自分よりも賢く頼りがいがあるという望みに表れます。民主主義国家であれば自分の今の生活は守られるという安心感などもそうです。

クライミングでは、師匠やメンター、山岳会への信頼がそうですが、それは、まぁ打ち砕かれるのが早ければ早いほど良いかもしれません。

他人から、魅力や権力、知名度などを絶え間なく称賛されることを必要とする場合、それは理想化と脱価値化という防衛の結果です。

グレード競争の結果、おれは5.13と言わないといけないクライマーが増えたのは、万能感を根底にするのかもしれません。

自分の妻の癌を治療できるのはこの医者しかいないと主治医を理想化している夫は、妻が治療の甲斐なく死亡した場合には、その医者を裁判所に訴える可能性すらあります。あの学校に進学さえできれば、あの会社に就職さえできれば、減量して痩せさえすれば…エベレストに登れさえすれば…あるいは、2段がノーマットで登れさえすれば…、5.13が登れさえすれば…等々、対象を理想化して「それさえ実現すれば私は完璧になれる」という心理は、それほど珍しくありませんが、その裏側には不完全な自分への不安があります。そして、それが実現したときに理想化の幻想が破れて、大きく落ち込むことも珍しくありません。

防衛機制⑤ 取り入れと同一視

取り入れは、健全なものを取り入れる場合と、不健全なものを取り入れる場合があるようです。当然か。

クライミングにおいては、クライマーとしての入門者時代に健全な態度を取り入れるのが大事ですね。

例えば、「これ、5.9だぜ、こんなのも登れねえのか…」というのは健全な態度ではないです。甲府時代もこの態度を取り入れていたクライマーに遭いましたが、クライミングの経験値が増加した今、分かるのは、

 日本の5.9が、本当に5.9であることはほとんどない

 したがって、5.9が普通に登れないことは、5.12をインドアで普段登るクライマーでも起こる

そのため、私を責めるクライマーが持っている防衛は、この”取り入れ”という防衛機構なのだと気が付くようになりました。

家族に争いが絶えないなどの劣悪な環境に育った子どもは、境界線を曖昧にすることによって環境の悪さを自分の悪さと感じます。お母さんが機嫌が悪いのは、自分のせい、というような感覚です。

強く惹かれる他者との境界線が曖昧になり、他者を取り入れた結果、それが自分のアイデンティティの一部になっている場合には、例えば、「私は〇〇の母」など…、その重要な他者を失った際には自分の一部を失ったように感じるそうです。

その空虚感や喪失感を回避するために、自分を責めたり、相手を責めたりし続けることでうつ状態になるという解釈です。

子どもが巣立った後の親や人生を捧げてきた仕事から引退した人にも当てはまる場合がありそうです。このように、不健康な取り入れは抑うつに関係すると考えられます。

これは、クライミングをアイデンティティの一部としていた山梨時代の私が九州に来てクライミング自体を喪失したこととについて言えるかもしれません。

同一視は中立的なプロセスであり、同一化の対象によって健康的にも病的にもなりえます。例えば、手本となる他者を見て真似ることを「モデリング」と呼ぶことがあるように、日常生活でも観察されます。

最近水泳の先生の、準備運動のかけごえが、まるで体育会系男子みたいなので、変だなーと思っていたのですが、同一視、だと思います。

私はクライミングでは何に対して同一視していたか?というと…?その対象がなくて困っているかもしれません。できたら、上級の女性クライマーと登りたいと思っているのですが…。なかなか同一視というかモデリングできるような女性クライマーがいなくて困っています。

長くなってきたので、①~⑤でひとまず、終了します。


【クライミング心理学】 反省しない、更生の見込みがないクライマーの見極め

■ 裏切りに関する心理学動画

好きな人から裏切られた時の『正しい対処法』


という動画があるが、重要なチェックポイントが出ていたので掲載。
(タイトルが気に入らないが。別に私は相方を好きではなかったので。念のため。)


白亜スラブの登攀について考えると…

「やっぱロープは60mだね!」

は、

 自分以外の何かを言い訳にする

のほうに該当するよなぁ…。 

つまり、
 
 変わる見込みはない

みたいですね…。 あとは誰がロシアンルーレットのババを引くか…だよなぁ。

■ 祝子川に2名で行って来いと言った指導者に忠告すべきか?

はっきり言って九州には、御大層な山はない。雪庇が崩れる、って可能性は雪がそもそも降らないんだからゼロだし…。大日岳の雪庇崩壊や那須岳の遭難事例を持ち出して、九州人が、襟を正すか?というと? まぁ、他人事感が強まるだけだろう。むしろ逆効果と言う意味です。

そんな中で重大事故多発の、祝子川は、例外中の例外だろう。

おそらくアイスのルート…宇土内谷なども同じであろう…。九州のクライミングの基準は、大体40年ほど遅れているのである。

福岡出身でも名を成したクライマーはいるんだが…実際にクライマーとして開花し、登っていた地は北海道だったりする。

逆に山梨で登っていて、全国的に通用すると思われる基準感覚でいた人…かの地では初級クライマーに過ぎない…が、九州にくると、自分が異様に高い位置…上級者…に位置付けられてしまう…。

振り返ってみると私自身もそうで、部外者クライマーである私をビビらせようとして用意された課題は…たとえば、初夢5.9などだろうが…、普通に、何が難しいんですか?と登ってしまえるわけである。私は山梨では完全に初級クライマーで登る課題探しに難儀するくらいだった。こちらでは、上手な方に入ってしまう…

ここで、ナルシシストタイプの人と普通の人は、反応が二分する。

 ナルシシストタイプ → いえーい、俺ってかっこいー。ついに俺の時代が来た~♪

 普通の人    → え?!みんな、そんなのも知らないの?(登れないの?)

つまり、基準が低いということは、ナルシシストにとっては、自分のナルシズムを充足させるチャンスに見える。

いや~。反応がこれだけ違うことにも全く気が付かなかったのである。

私にとって”え?ロープつけないの?な恐怖体験”でしかないことが、相方にとっては、他者から自分の無謀さを肯定され、自己肯定感があがり、楽しくて仕方ない活動だったみたいだった。

それは、九州にはリスクが存在しないから、わざとリスクを増すような、そういう登りをして無理やり楽しんでいた、というのが、本音なのだろう…

本当にリスクのある山で舐めたことをしていたら、本当に山に食われて終わりだからです。

つまり、イケイケは難しいことに取り組んでいない証、傍証になってしまいますね。

そのイケイケを自分の会の会員に進めるのは、どうなのか?その人本人が判断するしかないですね。なんせ、将来どんなクライマーになってほしいのか?によるよなぁ。

将来全国に通じるクライマーになってほしい → 易しいところで取れないセルフは難しいところで取れないと教える

九州内だけで通用すればいい → 易しいところだから、セルフは要らないと教える

■ 本州人が、祝子川に2名で行き、女性と組み、そして、確保方法が良くなかった場合

まぁ、これも無事に帰ってきたら、

 勝てば官軍

ということになって、まったく反省の余地がなかったであろう…

大体、大きな事故の前には、無数のヒヤリハットがあるもの、である。

5つの重大事件の前に、300のヒヤリハットがある、と言われている。

つまり、死亡する事故が発生する前に、理論上は、事故を起こした人には、

 60回のヒヤリハット

があったはずであり、それはいいかえると、

 60回の反省のチャンス

があったということになる。

それらが何であるか?は、本人や周囲の人以外、知りようがない…

だが、相方が、25mピッチと35mピッチを50mシングルで来ているときにつないで、つないでしまったことを反省せず、「やっぱロープは60mだね~」と発言したことを考えると…

この回でも、相方は、

 学習しなかった

ことになる。学習しない人の問題点は、ただ学習しないだけでなく、それが前述のように

 自信

につながることである。

 50mで来ても切り抜けられた、という経験値になってしまう

ので、次はもっと

 リスクを加算しても良い

と考える。

これが、

 栗城劇場が出来た理由

であるが…、それは一般のクライマー内にも蔓延している。

失敗の解釈が逆…

それは、この女性を犠牲者にしてしまった本州クライマーも同じなのではないだろうか?

彼には60回あった反省のチャンスをすべて見逃した結果が

 死亡事故

として結実した、のではないだろうか?

■ 反省しないで済む環境づくり=ホモソーシャル

難しい点は、その自信を保護しようとする、ホモソーシャルな同族保護主義がクライマー界内部からもたらされることである。

もたらしている本人は

 クライマー界を保護しているつもり (冒険主義の保護のつもり、あるいは温情主義のつもり)

であるので、ややこしい…。

理論的には、他者にも分かる、大きな事故を1つ起こす前に、その人は60回のヒヤリハットを見過ごされてきているのであるから、大事なことは、都度、つまり

 60回、そのクライマーにイチイチ声をかけてやってきているか?

ということである。

したがって、反省したクライマーが、仮にきちっと反省していたら、60個には及ばなくても相当数の反省点が、これまでの山行すべてから見出されることだろう。

私はこの点…イチイチ間違いに声をかけてやっている点…については、かなりの自信がある。私が指摘できることは、アラーキーにはすべてしました。

■ 救えないクライマーの様子

しかし、指摘しても、逆ギレしてくるのが、救えないクライマーなのです。

例えば、カムの設置位置が悪い、とか、外れかけている、なんて、

 ホワイトクライマーとブラッククライマーで反応が正反対

です。

 ホワイトクライマー 「すいません…」
 ブラッククライマー 「え~!なんでそんなこと言うんだよ!(怒)」

私はすでにミスを都度指摘しており、反応が

 自分以外の何かを言い訳にする

と、更生の見込みがないケースだったのに、

 ”オンサイト出来たのがうれしかったから、こんなことを言ったのかもしれない”

などと善意に解釈してしまって、許すことを何度も重ねていました。

それが私の反省点です。次回から、

 おかしな言動をしているクライマーは、切り分けられる

と思います。

【クライミング心理学】騙されてはいけない! 裏切りの傷

■傷の活性化

私の九州クライミングで最も活性化された傷は

 「だまされてはいけない」

である。これは、意外なことに、助っ人的登場での、奥村講習で叫ばれた。

たぐり落ちのキャッチだったが…。なぜ自分が「だまされてはいけない!」と叫んだのか、自分でも疑問だったが… その叫んだとき、奥村さんががっかりしたのは分かった。

しかし…、奥村さんは考えてみたら、行縢のエイドで記録を持っている人で、エイドで記録を持っている=ランナウト大好きクライマーって意味かもしれん… と、今頃、気が付いた(笑)。

エイドって、ランナウト自慢のクライミングなんである。ランナウトしないなら、ボルトラダー化してしまう。

昔のアルパインルートは、ほんの少しでも被ると、すぐにエイドを出していたそうである。

今のルートの成り立ちからは考えられないような話である。

トラウマに戻ると、あの叫び声は、真実の叫び声だったろう… というか、無意識に発生された言葉というのは、いつだって、その人の真実なのだ。

■ 騙されてはいけなさそうな出来事、各種

1)同じようなのに、BMCトラッドフェスへの誘いがあった。インスボンなどで、トラッドを習得中の人が次に行く岩場で、トラッドの本場のイギリスとかウェールズってどうなんでしょうかね?私の目には、ただ、ビビらせられに行く、としか思えないんだが…まぁ今度イギリス人のクライマーにラオスで聞いてみる気ですが。

2)騙されてはいけない!の3つ目は、なんだろうか・・?あ、樋口先生かな。樋口先生は非常に策士で、わざと私に必要のない設備を大村市が必要としているかのように思わせ、先生自身に都合の良い我田引水を先生がしたのでした。私は先生のことを味方だと思っていたので、残念でした。多久市は、スピードウォールはすでに誘致済みで、別に長崎にスピードの壁は要らない。

私は外岩クライマーなので、当然スピードクライミングの壁には興味がない。先生の、口車に載せられそうになったんだが、あとで先生は謝罪しました。

このことで、大村市の議員さんなどには迷惑をかけた。大村市は農業の人材欲しさに、いろいろとクライミングの話題を聞いてくれたんだが、クライミングの魅力を全国にPRすることで、若い人材が大村に移住するだけの十分な魅力がある岩場が、龍頭泉であることには今も変わりがない。樋口先生が筆頭開拓者なので、支点も整備されつつあるだろう…

私のあとからの推理だが、先生は、日向神と同じ終了点を龍頭泉に採用していたので、強度の不十分な、時代遅れの終了点であることが父兄にバレると、非常に指導者としての資質を問われると思って、龍頭泉を私に見せたくなかったようだ。まぁ正直に言ってもらえば、別に揚げ足取りは私はしない。

3)日向神についても、ひどい内容の支点だが、その改善努力がゼロのところが、私がしつこくなった理由に過ぎない。新田さんがリボルトしてくれたとしても、それは一部であり、バンバン間違った初期開拓が今も行われており、それを知っている人が熊本の会長さんだが、彼本人から、開拓者らに忠告してやる様子が一切なかった。男同士の絆って奴である。

4)それを全体的にホモソーシャルへの男性同士の連合と呼んでいるわけですが

特徴は

1)ちゃちな特権意識

2)男らしさへのしがみつき

3)共犯意識

まぁ、私にとってクライミングは、ついでの活動でしかない、ということをなかなか分かってもらえないのが、問題な気がする。

というのも、お前、岩に命かけてんだよな!という圧迫的な心理を感じさせられるからです。

今時、岩に命かける人、いないよ? 

それはかけてしまった人は、残念であるが。ユージさんらのスマートな登りを見たでしょう。あんな感じが普通なんですよ。だれも命かけるつもりなしです。

岩にすべてをささげる…それ40年前どころか50年くらい前の感覚です。

加害者になったり、被害者になってたりしている世界的クライマーのジャンボさんですら、命はかけていないですよ。今時のクライマーは、小さな幸せを大事にするんです。

そして、登る理由は超個人的。ストーンローカルズを見たでしょう…

私が登りたい理由は、”集中”です。 気分の切り替え。

クライミングに関する活動は、暇だから、やっている暇つぶし的な活動です。

特に外岩。ショートの岩場で死ぬ人ってホント、バカみたいな犬死でしかない。大体、そこ練習であって、山が本番なんだから。

山ヤの中では、本チャンと言う言葉があり、これは、ストリップに端を発する、ホモソーシャル性を表現した言葉だ。山の本番のことを本チャンという。じゃ、外岩は何なんだろうか? さしづめ、マスターベーションとでもいうところか?

それを、本番に格上げしたのがフリークライミングなんだが、日本ではフリークライミングは、40年停滞しており、

・5.12 波状攻撃 = なんとか俺をクライマーの仲間に入れてくれ…

から進化していない。

進化しているとすれば、進化の方角が、ボルダリングに偏っているわけなんである。

九州はボルダリングの聖地であるが、その聖地でのボルダリング初心者講習は?というと??

 ・ランディング練習なし

 ・マントル練習無し

 ・グレード5級以下は十ぱひとからげ

 ・3級しか登れない人がノーマットで2段を登りたがる

という全く、外岩のリスク認知の基本ができていない内容だった。

祝子川に二人で行ってこいというボルトの無批判な礼賛に限らず、九州のクライミング教育は、非常にまずい。

 登ったら、降りなくていけない。

その超・根本のところがお留守なのであった。

なんせローワーダウンが怖くてできない人を、比叡に連れて行ってしまうわけなんですから。しかも、連れて行っている本人が懸垂下降でロープの末端が地面に届いていない。そんなクライマーが、会の秘蔵っ子、って…。

いや、岩場に連れていく以前に教えておくことが山ほどあるでしょう。そんな奴、押し付けられても、私もイラナイ。私にだって、相手を選ぶ権利はあるはずです。

ほんと、君子危うきに近づかず、です。みなさんも気を付けてください。

      正しいビレイを受けるのは、特権ではなく、最低限の要件です 
            高値で売ろうとする人=変な人



2024/06/04

【クライミング心理学】被害者 と 加害者

■ 加害者は更生を望まれ、被害者は忘れることを望まれる

殺されたり、捨てられたりして、加害されたが、加害した側は、その事件を忘れ、人生を前に進めるように周囲の人々から、協力が得られるのに対して、被害者には何の救済も与えられない、という件について考えようと思い、動画をいくつか視聴しました。

山や沢でのチョンボがかなりしょうもない理由でおこなれて、結果が甚大(殺人)という内容と比較になる点があるかもしれないと思い殺人事件を取り上げます。

https://www.ktv.jp/news/feature/220523/

新聞にも報道された重大な事件で、利己的な理由で、猟奇的に 殺人が行われた、という事件です。

山や沢との共通点は

 利己的な理由  (ただ遊びに行きたい、ルートに出たい、認められたい) 

 結果が甚大   (人が死んでしまう)

という点です。

見ていたら、被害者と言うのは、本当に長いこと、被害心情を乗り越えることができないのだと思いました。

■ 加害者の更生

この記事によると、加害者の更生は プロの手によっても、非常に困難、だと分かります。

その人が良い風に更生したか?

は、クライミングであれば、私の中に一つは成功事例がありますが、

それは、御坂時代のおバカな新人だった九州から来た男性クライマーが

  エイドクライミングは時代遅れ

と気が付き

  クライミングインストラクターの講習会に仲間を誘って参加するようになった

と聞いていることです。

彼に必要だったのは、

 会の人が誰も誘ってくれなくなった

 ↓

 なぜだろう?

 ↓

 俺は、アホだった

の自覚でした。

振り返ってみると、相方は、安全対策は、私を懐柔するポーズ、でした。

本心では、ロープなんて…と思っていることを怖いお母さんにバレたくない、というポーズでしかないのは、例えば、

 カムの配置が悪くてロープが流れなくなっているよ

と教えたときの 返事が

 え?!なんでそんなこと言うんだよ!

に現れていました…。ロープカバーとかいらないもの買ったりしていましたが、ただのポーズ。

彼本人が起こした、小さなヒヤリハットをこちらが指摘しても、彼本人のヒヤリハットによって、被害を被っているのがワタシであり、本人でない限り、

 堪えない…

という循環にあるように思います。つまり、依存症と同じで、

 安全管理がしっかりした人=イネイブラー化

してしまっているということです。

彼と組むべきなのは、つまり自覚をもたらすことができるのは、

 彼本人より安全管理がお留守の人、

です。

イケイケ男子で安全管理がお留守の人と組む、これが男性がリスクを女性や子供などの弱者に負わせないで、リスク管理について学ぶ大事な点ですね。

イケイケ男子はイケイケ男子と組みましょう。

マルボーさんが組んであげたら、いいんじゃないですかね?アラーキーとは。

【クライミング心理学】 女性と一対一で沢に行きたい人の真意って何でしょうか?

■ デート?

山岳会は、伝統的にグループ行動ですが、クライミングジム時代になると、どうも男子は、若い女子に、

 「〇〇って、岩場に連れて行ってあげるよ~」というデートの手段

として岩場を利用しているのではないか?という疑念もあるのですが…

沢登りみたいな、リスクを伴うと最初から分かっているような隔絶した場所に、1対1で行きたがる男性っていうのは、いったい、真の狙いは何なのでしょうか?

大抵、男性は、見栄っ張りで、”俺が連れて行ってやっているんだ”とPRしたい?

なんなんだろうなぁ…

別に女性とではなくても、沢に2名は、お勧めはできないチーム構成ですよね。

■ 女性と行くと、難しいところは行けませんよ?

なんせ、どう考えても、担げないんですから。 

女性は岩場なら保険になるけど、沢や山は、女性と行けば、女性の側があなたを助ける側になる、つまり、レスキューであなたを担いで山を下りるってのはないです。

まぁ、例外的に異様に体重の軽い男性と、重たい女性なら可能かもしれませんが。

性別ってより、体重の制限ですね。

まぁ、昨今は男性も軟弱化しているので、誰に対しても背負い搬送は、期待できませんね。

■ デート? 見栄? 手柄?

結局のところ、誰と行くか?の選択にも、

   純粋に沢登りしたい!という気持ち以外のなにか?

があるような気がします。

■ 3大デート沢

3大デート沢と言えば、

 東沢釜の沢

 赤木沢

あと、どこなんでしたっけ?

しかし、沢登りこそ、ほんとに、しょうもないミスでの死亡事故事例を良く聴く山行形態です。

以前、東京方面の会にいたときに、いやこれは…と思う死亡事故報告が会でありました。

初心者を中級の沢に連れて行き、滑落したその人を助けようとした男性が死亡。

そして、御坂山岳会という山梨の会でも、恥ずかしくて上げれないような内容の沢で、本間沢がありました。

死者が何人も出ているような滝に、ノーザイルで取りつこうとした、おバカな新人がいましたが、その人は、フリークライミング歴5年ですとかいう触れ込みでしたが、登らせてみたら、全部支点を掴んでAゼロで登る人でした。それで何も悪いと思っていない…。その人がクライマーとしての教育を受けたのは、九州でした。

■ 九州は、いまだに、”Ⅳ級A1”時代なのかも?

昨日、菊池さんのこちらの記事を読みました。

https://www.jpnsport.go.jp/tozanken/Portals/0/images/contents/syusai/2024/tozankensyu39/2-3-vol.39.pdf

山梨でも感じたことが書いてありました。 以下、上記PDFより引用。


いまだに男子の登り方は、5.12を波状攻撃、ですもんね…

なんで、波状攻撃???

それって戦略として、あんまり有効でない。ハングドッグ長ーい、です。

ついでにひどい人になると、パンプアップして、とか甘えてきます。

しつこく、一つのルートに登り続けている。でも、それって指にも悪いし、まんべんなくクライミング能力を上げるという観点からすると、あんまり、良い戦略ではない気がします。

時が止まって、40年くらいたっているのに、気が付いていない…

失われた30年みたいなことが、クライミング業界でも起こっているみたいなんですよね。

■ サロン化して、問題解決に取り組んでいない文登研

文登研の他の資料も、見て見ましたが、まぁ、毒にも薬にもならないような、個人の趣味の追及を記事にしたような、論文と言えるのはないような記事の集合体で、何が問題なのか、透けて見えるようでした…。

まぁ、問題解決に向けては取り組んでいないってことが問題ですね。

毎年、過去最高、過去最高と叫ばれている山岳遭難に対する危機感は、文登研には希薄。

まぁ、どっちかと言えば高齢化なので早く死んでくれ、って思っているのかもしれません。

登山教育、クライミング教育の欠如に対する意識も、希薄。

誰も取り組みを見せていないです。例外は、花谷さんくらいかな。

というので、まぁ、放置された無学な人たちは、自分たちの考えで登るわけで、それは、

  • アルパイン現状: Ⅳ級A1
  • フリークライマー現状: 5.12波状攻撃
  • クライミング教育: 残置直掛け教育
  • クライマー平均値: 25mと35mを50mシングルでつなぐようなレベルの算数能力

で構成されているのでした…。

クライミング業界研究の結果、市場調査レポートに報告書としてまとめるとすると、こうなります(笑)。

熱いな、と思った分野は、村越先生のオリエンテーリング分野です。

VUCAの時代、オリエンテーリングはルートファインディング能力強化になるのではないかと思いますよ。

若い人に進めるなら、トレランのほうです。