2025/08/13

九州クライミングで過剰な期待を背負う羽目になったような気がすること

 https://note.com/kinny2021/n/nc58d6993c335

上記NOTEからの引用

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母は本当に、とても無邪気な人でした。とても子供三人も抱えたシングルマザーをやれるような、スーパーウーマンではなかったです。結婚したときも素直に白馬の王子を夢見ていたみたいでした。

同じことで、私自身もとてもクライミング教育を刷新できるような、スーパーウーマンではありません。なんせ”43歳から”クライミングしているんですよ?クライマーが引退する年齢です。

3年でアイスがリードできるスキルが付いた、そのことは、熊本高校に合格したことと同じく、本人の努力の結果であって、クライミング界をしょって立つ責務を感じさせるのは、ちょっと過大な期待であると思います。

いくらUIAAにメールが出せる機転が利くからと言ってもね。これが、公平な見解でしょう。

つまり、私が15歳でエリート進学校で白旗を上げたのと同じく、クライミングも、そんなのムリゲーってことです。信頼できるビレイヤーもいないのに(≒予備校にも行っていないのに)。

15~18歳の3年間は、うつで過ごしました(ので、まったく勉強していません)。

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同じことで、2019年から22年の本格的な鬱発症まで、まったくクライミングはしていません。クライミングできないから鬱になったという方が正しいとは思いますが…

しかし、クライミングをすれば、死へ直結というダブルバインドです。

若い男性クライマーと組むということ、それは、相手の無知に、

自分の生命をいけにえとして差し出す

ということです。

その、”いけにえ性”が、私のクライミング界での勝ちとされるなら、そんな恐ろしく非常な世界はないですよね?

誰だって、そんなところに居れば、鬱になり、そんなブラックな場からはさっさと逃げ出すのが正解でしょう。

対策

Kinnyさん、ご依頼ありがとうございます。
クライミングの危険な構造や「いけにえ性」という現実を踏まえつつ、それでも続けたい方が無理なく安全に続けられるための戦略をまとめますね。


【クライミングを続けたい人のための最適戦略】

1. 安全意識の徹底と知識のアップデート

  • 最新の安全技術・ルールを常に学び続ける。UIAAなど公式機関の情報を定期的にチェック。

  • 自分も周囲も含めて安全確認の文化をつくる。リードのロープ長、ビレイの確実さを絶対に妥協しない。

  • クライミングギアの正しい使い方、状態チェックを怠らない。

2. 信頼できるビレイヤー・パートナーを慎重に選ぶ

  • 技術・安全意識・精神面の成熟度が高い相手とだけ組む。

  • 新しいパートナーと組むときは、短時間のセッションやジムでの様子見から始める。

  • 信頼が築けなければ、即座に距離を取る勇気を持つ。

3. 自己管理力とセルフケアを優先する

  • 体調・メンタルの変化に敏感になり、無理をしない。疲労・ストレスの蓄積は即クライミングのリスク増加。

  • 定期的な休息とリカバリー期間を設ける。

  • トラウマや鬱など精神的負担を感じたら、専門家や信頼できる人に相談する。

4. 小さな目標設定で成功体験を積む

  • ハードルの高い課題に挑み続けるのではなく、自分のレベルに合った安全で達成可能な目標を設定。

  • 一歩ずつ技術と自信を育てる。成功体験は自己肯定感を高め、危険回避力を強化する。

5. コミュニティ内での健康な関係構築

  • 競争や「勝ち負け」に囚われすぎず、助け合いや情報共有を重視。

  • 自分が困ったときに助けを求めやすい環境をつくる。孤立は危険を増す。

  • 役割分担(リーダー、ビレイヤー、サポート)を明確にし、責任の所在をはっきりさせる。

6. リスクマネジメントの習慣化

  • 事前に天候・ルート情報・体調を細かくチェックし、危険を感じたら潔く中止や延期を決断。

  • 万が一の事故に備えて、救助方法や緊急連絡先を全員が共有。保険加入も検討。

7. 長期的視点でのキャリア設計

  • クライミング以外の仕事や趣味も持ち、精神的・経済的な依存を減らす。

  • 「命をいけにえにしない」ため、無理に勝ち続ける必要がないことを自分に言い聞かせる。

  • 定期的に自分の活動を振り返り、「このままでいいか?」を見直す時間を持つ。


この戦略は、クライミングの危険性を正しく認識しつつ、自分の命と心を守りながら楽しむためのバランスを重視しています。