■ 何かを達成しても別にうれしくないんですよね…
私は、客観的に見て、達成してきたことというか、経歴はすごいほうだと思う。これですごいと言わなかったら何をすごいというのかな?ってレベルではないかね??
自分のすごさ自慢をしても、意味がないので、ここでは詳細を省くが…気になる人はプロフィールでも見てください…
しかし… 何を達成しても、まぁそんなにはうれしくない。
なぜなんでしょう?
達成感というのは、私のドライブ(モチベーションの原動力)ではない。私の原動力は
好奇心
です。山も探究する対象があると楽しいが、なくなったので興味関心が失せました(笑)。
で、褒められてうれしい!とは、ならないんだが… その理由。
■ 褒めるというコントロール (飴と鞭)
母:「あなたの淹れたコーヒーはホントにおいしいわ」(意味:今度からコーヒーを入れるのはあなたの仕事ね)
私: (黙って)(分かった。次からママが帰宅したらコーヒーを淹れるわ、だから、私を開放してちょうだい)
というのが、非言語の親子コミュニケーションでした。
これは、言われなくてもやるのが大事!自主性が大事!という母の教えです。
しかし、これでは、自主性ではなく、忖度、ですよね?
自主性=自分の欲求に従う
忖度=相手の欲求に従う
その結果…
どんどん要求が、エスカレート。
↓
燃え尽きる。(14歳の時、生徒会と部活キャプテンと連盟の仕事と級長と家では家事で、玄関で気絶しました…。役職6個くらい持っていた…。)
↓
理不尽な要求に気が付く 例:リビングのモノの配置が昨日と同じと言われてビンタ
↓
あ、これは…私の努力で、何かが改善することはあり得ない…
↓
どう頑張っても、要求を満たすことは不可能だ…という理解。
↓
誰を救うこともできないのだ…
↓
どうする?
↓
もういいや。すべてを放棄し、生きているだけで合格ってことにしよう…
↓
自分だけを救おう…
↓
スレスレライフ
↓
ボンビーライフのクライミングライフをすると、なぜか妬まれる
↓
怪我をして、自分からクライマーとしての魅力を減ずる
↓
なぜなら、豊か(幸せ、ゆとり)になってしまうと、またクライミング搾取される対象として魅力的になってしまうから…。
■ 身体化という防衛
ロッククライミングでは、相手から見たパートナーとしての魅力を減じるために、数々の怪我で、魅力を減じるように身体化してきたのだろうと思います。
相方が私をクライミングに誘うと、もう、いつも
「〇〇君は?誘ってみたの?」
と聞いていました。なんで私に来るの…?はぁ(ため息)、きっと私しか空いている人がいないんだわ…と、思っていたんですよね…。
私からすると、彼はもともとリスク管理が甘々なので、1対1は、リスク管理の面で、ちょっとしんどいなってのがありました。
次男坊の彼が得意なのは、ちゃっかりすること、のほうなのです。しっかりすること、ではなくて。
なので、ちゃっかり、しっかりしている人に便乗する、ということが得意技。
気が付いてはいましたが、仕方ないなぁもう、という感じで、許容していました。
■ 相手を助けていてもそのことに気が付いてくれない
クライミングでは、大体同じくらいのグレードを登る人と組むのが、互いに助け合いになって、ちょうどよいです。
その場合でも問題は、
・恩着せがましく助けないと、相手が助けられていることに気が付かない
でした。
例えば、北岳バットレス四尾根事件の彼とでは、雪の山は、蓼科山に行きましたが、蓼科山って雪山としては超簡単なので… テント泊や縦走の足のすり合わせにはならない…。いい子ぶったままで、仮面を脱がずに済ませられる山なんですよねぇ…。
しかし、かといって、いきなり本気の山に行くわけにもいきませんしねぇ…。
この山に行ったことで恩を売ったと相手は思ったみたいなんですが…蓼科山に行って、お返しが北岳バットレス四尾根って、レベル感、あっていないですよね?
蓼科山=ハイキング、北岳=命がけ
ハイキングを受け取って、命を差し出す人います? いませんよね?
■ ユウタさんのメマガより引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
★「支配されるトラウマ」~あなたは私を支配するに違いない~
支配されるトラウマとは、圧倒的なパワーによって、上から直接的に抑え込まれるような傷つき体験を指します。
しばしば、権威への怒りや不信感の元になります。
・親の考えが絶対で、口答えを許さない。
・親から脅し、怒鳴り声、暴力、「愛情」と言う名の支配等で恐怖の感情を植え付けられ、命令に服従させられた。
・親のニーズ、世間体、都合が常に優先され、子どもはそれにただ従うことだけを求められる。
・力の強いものが弱い者を上から押さえつけ、思い通りにして当然であり、口答えすれば「義務を果たさずに権利を主張するな」などと抑え込まれる。
・親は「私」ではなく「私たち」を主語に、あたかも親とあなたの意見や感情は全く同じであるかのようにふるまうことが多かった。
・親は自分が欲しいと思うものは当然子どもも欲しがると考え、親が正しいと思うものは当然子どももそう思うべきであると信じていた。
・歯向かうと脅されたり、激怒された。
ーーーーーーーーーーーーーーー
これ、まるでクライミング界みたいですよね?アルパインのクライマーには特にこれが強いと思います。
それは、パートナーも同じ山に燃えてくれないと、盛り上がらないからなんですが…。
なかなか無理がある。今時、40mランナウト(比叡)で燃える人いませんよ。
『いまを生きる』という、ロビンウィリアムズが高校の教師を務める映画がありますが、そこで、自分のやりたいことを発見した若者が親にそれを告げると、親は反対して、その若者を軍隊に入れ、医者になるんだ!と怒鳴ります。
その若者…親を殺さずに、自分が自殺するんですよ…。
いや~、めちゃ気持ち、分かるなぁって思いました。
親の言うとおりに生きるか?自分の生きたい生き方をするか?
自分の生きたい生き方でないくらいなら、人生イラナイ=自殺、です。
私の母のややこしかった点は、
非言語に母に従うことを要求されていた
ことです。
■ 防衛プロテクションの種類
①服従する
②急ぐ・きちんとする
③保護者になる・尽くす
④自己卑下
ーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーーーーーー
「服従する・喜ばせるプロテクション」
服従する・喜ばせるプロテクションを持つ人の中には、親から支配やコントロールを受けて育ってきた人がとても多いです。
支配的な人が上から目線なのに対し、服従する人は下から目線です。
相手が上で自分が下なのだから、従うしかないと学んでしまいます。
そして常に相手の顔色を伺い、相手のニーズを優先し、自分のニーズは後回しか、一切無視してしまいます。
相手を喜ばせ、相手のニーズを満たすことが自分の存在価値だと思ってしまう人もいます。
実際、
支配的な人と暮らす上では、服従する・喜ばせるプロテクションの方が安全だったのです。
ーーーーーーーーーーーー
これが、九州で、従順さのために若い人が命を落としている理由ではないかと思います。
■ 5.10代時代を、いかに安全に過ごすか?が日本でのクライミングの課題
私が合わせるほうが師匠とのクライミングでは楽でした… 例えば、私がリードするということになると、初心者なので、
・直上したリードしやすいルート、
・ピンが遠くないルート
など、課題を選ぶ必要が出てきます。逆に言うと、5.9~5.10代は、ほとんどがピンが遠いルートなので、
・クライマーが依存者か依存者でないかに寄らず
・全員トップロープ
です。
なぜなら、そうしないと、
・まだ5.10代を登っている入門レベルなのに、腰椎骨折でクライマー人生終了
になるからです。それが日本の岩場の現実…ということになっています。
そこが、日本のクライミング界の共通認識になっていないのは、不思議です。
■ ガイドは分かっている
しかし、暗黙知にはなっている。というのは、日本のクライミングガイドはトップロープをかけてもらうためだけにあるからです。
ただトップロープ掛けてくれるだけです(笑)。何も教えてくれませんよ。
これがピンが遠い課題、5.10代の現実です。誰に利益なのか?トップロープ掛けるだけで収入になるクライミングガイドなのです。
■ 5.10代が安全な岩場
さて、そういうのが嫌な人は?
誰でも安全にリードできるラオスの岩場に毎年、行きましょう☆