■ 自己陶酔的なクライマーと一緒に登ってしまい、個人的な攻撃を受けた場合の対処法
完全に健康的なクライミングライフを軌道に乗せることは、自己陶酔的なクライマーのクライミングパートナーをやってしまった人にとっては、簡単ではありません。
■ 対策
1)ナルシシズムについて、できる限りの本や動画を読んで勉強する
ナルシシズムについてもっと学ぶことで、自己陶酔的なクライマーが、あなたにどのような影響を与えたかを知ることができます。
また、回避という手段を取る、今後の対策になります。
2)悲しむことを自分に許す
相手と登った時代を帳消しにすることは決してできません。しかし、自分が心から愛し、信頼できるクライミングパートナーを持てない、という事実を悲しむことが重要です。
問題の真実を受け入れることが、癒しへの第一歩です。
3)同じ境遇のクライマー”スケープゴート”に手を差し伸べる
自己陶酔的なクライマーは、スケープゴートとして 1 人を選ぶのが一般的です。
他のクライマーには、同じ行為をしないかもしれません。
その結果、スケープゴート化された、あなたは、孤独に陥るでしょう。
周囲の人に相談しても、「気にしすぎだ」とか、「私はそう思わない」「あなたの思い過ごしだ」とか言われ、まるで、あなたが個人的に被害妄想をまき散らしているか、のように言われるだけでしょう。
その場合、きちんと境界を確立し、罪悪感や恥ずかしさを感じることなく、自分のニーズを満たすために必要なこと…例:カウンセリング治療…を行います。
山岳会には、長く、危険を分かっていても相手のナルシシズムのために、危険というよりも無謀と言えるを山行を強要されてきた人たちがおり、その人たちは、性虐待被害者と同じ立場に降り、何十年にもわたる沈黙を守っています。
事例: 一升瓶を担いで阿弥陀北稜 = 凍傷者3名
3)境界線を引く
自分と自己陶酔的なクライミングパートナーとの間に、距離を置く必要があることを認識します。
距離を置くことは、自己陶酔的なクライミングパートナーを憎むことを意味するわけではありません。
しかし、有毒な関係から自分を取り除くことは、あなたの幸福にとって重要です。
たとえ、それがクライミング自体と離れることになったとしても、心の健康のほうが、大事です。
4)助けを求める
自己陶酔的なクライマーのクライミングパートナーにされてしまった人は、破壊的な行動パターンから抜け出し、健全な関係を築くことを学ぶために、集中的な心理セラピーを必要とすることがよくあります。
ラオスで登攀中のワタクシ参考:
https://www.paracelsus-recovery.com/ja/