2024/06/03

【クライミング心理学】永遠にケアギビングし続けるケアギバーの役=ドツボにハマったケアギバー

■ 南ユウタさんの今日のメマガ

全面引用です。太字付与は私です。(青字 当方)

ーーーーーーー

 いのち軸で自己肯定感を育む

心理カウンセラーの南ユウタです。

ナルシシストやボーダーラインの人の考え方や行動は、非論理的で利己的なことがよくあります。

感情的に未熟ですので、「子どもっぽい」ところがあります。(師匠も前の相方も、二人とも子供っぽいところが魅力だった)

健康な人なら、ナルシシストやボーダーラインの人とかかわることがあっても、そうした子どもっぽさに対して怒ったり、困った顔をしてため息をついたりして、最終的には離れていきます。

でも、ケアテイカーの人は違いますよね。(子供時代のゴールデンエイジをケアギバーとして過ごしました。ので私の自我で最も強いのがAで、そのあとがNPです)

ナルシシストやボーダーラインの人の非論理的な言い分に対して、論理的に説得をしようとしていませんか? (げっ!これワタシではありませんか?!)

「正してあげなきゃ」と思ってしまいませんか? (げっ!これワタシではありませんか?!)

そして、長いことそういう「何回も言って聞かせても、同じことをくり返される」パターンを繰り返していませんか? (繰り返している!)

実は、それもナルシシストやボーダーラインの人とケアテイカーさんの間ではよくある「罠」です。

加害者、被害者、救済者の3つの役割をくり返して抜けられなくなる「人間関係の昼ドラ」にハマる罠です。

僕も、高校生や大学生の頃、相当な時間とエネルギーをそういうことに費やしていました。

当時は言葉にしていませんでしたが、

「もし、僕が論理的に説明してあげて、わからせてあげられたら、もうこんな風にはしないはずだ。」と信じていたのですよね。(げっ!これワタシではありませんか?!)

あなたも、そんな風に信じていませんか? 

実際には、ナルシシストやボーダーラインの人の思考回路の大きな特徴は「ランダム性」だと言われています。

論理的に考えられる時もあるけれど、非論理的な時も多くあります。

「そんなこと、普通の人でも同じじゃないか」と、思う人もいらっしゃるかもしれませんが、ナルシシストやボーダーラインの人の思考回路のランダム性は、そんなにかわいいものじゃありません。

非ナルシシストや非ボーダーラインの人なら、非論理的に考えふるまった後に、「あっ、これはまずかったかな」と気づく確率が高いですよね。

さらに、自分のふるまいが相手をどんな気持ちにさせたのか、想像がつきやすいです。

「私のあの時の言動は、きっとあなたを傷つけ、不快な気持ちにさせたよね」みたいに考え直し、謝罪したり、関係を修復しようと努力できます。

ところが、ナルシシストやボーダーラインの人は、これがとっても苦手なのです。

また、思考の特徴として「自分を中心にしか考えられない」というものが出やすいです(いつもではないですが)。

こういう時のナルシシストやボーダーラインの人は、「論理でもの考える」のではなく「感情でものを考える」のです。(たしかに。ケガをした人を外国に置き去りにするってねぇ…どっちが被害者よ?)

だから、どうしても被害的に受け取ってしまうこともあります。

そんな状態の人に、論理的になるよう説得をしながら絡み続けると、救世主のポジションに知らないうちにハマっていくのです。(なぜか、私が世界を救わないといけない羽目になって行った…)

そもそも、救世主を求めている段階や、救世主を実際にそばに置いているナルシシストやボーダーラインの人は、セラピーや心理治療の場にほとんど現れないです。(要するにクライミングの講習会に出ない…)

「自分で自分をよくしよう」とセラピーの主人公になっていないナルシシストやボーダーラインの人を、説得するのは無理があるし、原理的に不可能です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

■ ブラックメールくれた方も、ピンチですよ!

私は祝子川の件で、ブラックメールをもらったのですが、その文面にこうありました。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「本当は、〇〇した方が良かったんじゃないでしょうか?」という優しい言い方で厳しい安全基準を繰り返し伝えるだけでも、長期に渡って教育をすれば、段々と自分の過去を恥じる登山者になると感じています。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

心理学がすでに出している答えは、

 境界性の人

 自己愛性の人

は、精神科にそもそも来ないし、治す気にそもそもならないから原理的に治らないということです。

一般の人はそういう人を避けて活動する、これだけが身を守る盾です。

もし、この祝子川の件で、加害してしまった人が、人を殺してしまった結果につながったその後悔が、精神を病むレベルになるなら、私に脅し文句を言ってくるより先に、

 南さんのカウンセリングにかかることをお勧めします。

普通のハイキングの本にすら、徒しょうではロープつけるなと書いてある。初級レベルの知識