■ 加害者は更生を望まれ、被害者は忘れることを望まれる
殺されたり、捨てられたりして、加害されたが、加害した側は、その事件を忘れ、人生を前に進めるように周囲の人々から、協力が得られるのに対して、被害者には何の救済も与えられない、という件について考えようと思い、動画をいくつか視聴しました。
山や沢でのチョンボがかなりしょうもない理由でおこなれて、結果が甚大(殺人)という内容と比較になる点があるかもしれないと思い殺人事件を取り上げます。
https://www.ktv.jp/news/feature/220523/
新聞にも報道された重大な事件で、利己的な理由で、猟奇的に 殺人が行われた、という事件です。
山や沢との共通点は
利己的な理由 (ただ遊びに行きたい、ルートに出たい、認められたい)
と
結果が甚大 (人が死んでしまう)
という点です。
見ていたら、被害者と言うのは、本当に長いこと、被害心情を乗り越えることができないのだと思いました。
■ 加害者の更生
この記事によると、加害者の更生は プロの手によっても、非常に困難、だと分かります。
その人が良い風に更生したか?
は、クライミングであれば、私の中に一つは成功事例がありますが、
それは、御坂時代のおバカな新人だった九州から来た男性クライマーが
エイドクライミングは時代遅れ
と気が付き
クライミングインストラクターの講習会に仲間を誘って参加するようになった
と聞いていることです。
彼に必要だったのは、
会の人が誰も誘ってくれなくなった
↓
なぜだろう?
↓
俺は、アホだった
の自覚でした。
振り返ってみると、相方は、安全対策は、私を懐柔するポーズ、でした。
本心では、ロープなんて…と思っていることを怖いお母さんにバレたくない、というポーズでしかないのは、例えば、
カムの配置が悪くてロープが流れなくなっているよ
と教えたときの 返事が
え?!なんでそんなこと言うんだよ!
に現れていました…。ロープカバーとかいらないもの買ったりしていましたが、ただのポーズ。
彼本人が起こした、小さなヒヤリハットをこちらが指摘しても、彼本人のヒヤリハットによって、被害を被っているのがワタシであり、本人でない限り、
堪えない…
という循環にあるように思います。つまり、依存症と同じで、
安全管理がしっかりした人=イネイブラー化
してしまっているということです。
彼と組むべきなのは、つまり自覚をもたらすことができるのは、
彼本人より安全管理がお留守の人、
です。
イケイケ男子で安全管理がお留守の人と組む、これが男性がリスクを女性や子供などの弱者に負わせないで、リスク管理について学ぶ大事な点ですね。
イケイケ男子はイケイケ男子と組みましょう。
マルボーさんが組んであげたら、いいんじゃないですかね?アラーキーとは。