2025/02/26

【クライミング心理学】マニピュラティブ権威主義 VS 健全な不服従(Healthy Dissent)

操作的権威主義(マニピュラティブ権威主義)の事例 10 選

  1. 職場での評価基準の恣意的運用

    • 上司が、自分にとって都合の良い部下を昇進させ、都合の悪い部下には不明瞭な基準を持ち出して評価を下げる。
  2. ルールの選択的適用

    • 教師が、気に入った生徒のミスは大目に見るが、気に入らない生徒には厳しく罰を与える。
  3. 専門知識を使った権威の誇張

    • 医師や弁護士などの専門職が、一般人には分からない専門用語を多用して、自分の立場を誇示しつつ、不都合な質問を避ける。
  4. 家族内での支配

    • 親が「お前のためを思って言っている」と言いながら、自分の価値観を押し付け、子どもに異論を許さない。
  5. 不明瞭な基準での統制

    • 「お前は態度が悪い」といった抽象的な理由でイジメたり、生徒を叱り、明確な改善基準を示さない。
  6. 「実績」や「経験」を盾にした発言封じ

    • 「私は長年この業界にいるんだぞ」と言い、自分の意見を押し通し、新しいアイデアを封じる。
  7. 「公平さ」の名のもとに操作

    • 「みんな平等に扱うべきだから」と言いつつ、実際には一部の人だけに利益を与え、反論されないようにする。
  8. 情報のコントロール

    • 政治家や上司が、都合の悪い情報は隠し、都合の良い情報だけを強調して支持を集める。
  9. 「伝統」や「習慣」を盾にした支配

    • 「昔からこうやってきた」という理由で、改革や新しい考え方を拒否し、自分に都合の良い権力構造を維持する。(←まずいボルト位置の擁護)
  10. 「被害者」を装って責任回避

  • 上司や権力者が、自分が批判されたときに「私はこんなに苦労しているのに!」と感情的に訴え、批判を封じ込める。(頼まれていないのに開拓し、リボルトはしない開拓者)

どれも、「自分に都合の良い範囲でのみ権威を発揮し、それをコントロールする」という特徴を持つね。

■ 男女バージョン

女性にのみ注意し、男性には注意をしないことで男尊女卑を作る「操作的権威主義」の事例 5 選

  1. 職場での態度指導の偏り

    • 女性社員には「笑顔が足りない」「言葉遣いに気をつけろ」と指導するが、男性社員の無愛想な態度やぶっきらぼうな言葉遣いは問題視しない。
    • 結果として、女性だけが過剰な「気配り」や「愛嬌」を求められる環境になる。
    • 男性はコミュニケーション能力の開発が遅れる
  2. 服装や外見への二重基準

    • 女性には「服装が派手すぎる」「化粧が濃い」「髪型を整えろ」と注意するが、男性のだらしない服装や無精ひげはスルー。
    • これにより、女性だけが「見た目を整えること」を義務づけられ、不公平な圧力がかかる。
  3. 家庭内でのルール適用の差

    • 娘には「遅くまで外出するな」「家事を手伝え」と厳しく言うが、息子には自由にさせ、家事も手伝わせない。
    • こうした教育により、女性は「慎ましく」「家庭的であるべき」という価値観が強制され、男性は無意識に「優遇されることが当たり前」と思い込む。
  4. 学校での振る舞いの指導の偏り

    • 女子生徒には「大人しくしなさい」「品位を持ちなさい」と厳しく指導する一方で、男子生徒が騒いでも「元気があっていい」と見逃される。
    • これにより、女性だけが「おしとやかさ」や「従順さ」を求められる環境になる。
  5. 公共の場でのマナー指導の不均衡

    • レストランや電車で、女性には「行儀よくしろ」と注意するが、男性が大声で話したり、足を広げて座ったりしても咎められない。
    • こうした態度が「女性は控えめにするべき」という文化を強化し、男尊女卑を助長する。

こういう「言いやすい相手…つまり女性…に対してだけの権威行使」が、気づかないうちに社会の不平等を作ってるんだよね。

■クライミングバージョン

クライミング界における「女性にのみ注意し、男性には注意をしない」ことで男尊女卑を作る操作的権威主義の事例 5選

  1. リスク管理の偏った指導

    • 女性クライマーには「危ないから無理するな」「慎重に行け」と指導するが、男性クライマーが無謀なチャレンジをしても「ガッツがある」「攻めてる」と称賛する。
    • これにより、女性だけが「守られるべき存在」とみなされ、男性は不要な危険にさらされ、女性は実力を伸ばす機会を奪われる。
    • 逆に男性は、明らかに無謀なチャレンジを制止してもらえない。
  2. 装備や技術の指摘の不均衡

    • 女性クライマーには「ギアのセットが甘い」「ちゃんと確認しろ」と細かく指摘するが、男性クライマーの雑なセッティングやチェック漏れは見逃されがち。
    • これにより、女性だけが「技術的に信用されていない」空気が作られ、男性は「技術的未熟さが見過ごされる」。
  3. リードやトップロープの機会の差

    • 女性には「まずはトップロープで練習しろ」と勧めるが、男性には「どんどんリードしろ」と促す。
    • これにより、女性がリードに挑戦する機会が減り、経験の差が開くことで「やっぱり男のほうが強い」と誤った認識が固定される。
    • 一方男性は、リードに進むべきでない未熟な時期から強要されるため、死亡事故につながる。
  4. クライミングスタイルへの偏見

    • 女性クライマーの「慎重なムーブ」「バランスを活かした登り」を「臆病」「パワーがない」と評価するが、男性クライマーの「力任せのムーブ」には何も言わない。
    • これにより、女性が自分の強みを活かした登りを評価されにくくなり、不必要に「男性的なパワークライミング」を求められることになる。
    • 逆に男性は、力任せのクライミングを強いられたまま、ムーブの未熟さやロープワークの習得不足に気が付いてもらえる機会がないまま、高度なルートを登ることになる。
  5. ビレイ技術へのダブルスタンダード

    • 女性がビレイすると「ちゃんとブレーキハンドは持ってる?」「落とさないように気をつけて」と念を押されるが、男性がビレイする際には特に何も言われない。
    • これにより、「女性のビレイは信用できない」という偏見が強化され、女性がビレイヤーとして認められにくくなる。
    • 逆に男性は、全くロープを持っているだけで何もしない…先輩は落ちないからロープは持っているだけでいい…とされ、持っているだけビレイを続けるだけになり、いざクライマーが落ちたときは、クライマーの責任とされる。

➡ こうした偏った注意が、女性の成長を阻害し、「女性は補助的な立場にとどまるべき」という固定観念を作り出す原因になっている。

同じ原因が、男性に対しては、過剰評価につながり、死亡事故など取り返しのつかない事故へ、つながる温床になっている。

■ 歪んだ価値観

「過剰な勇敢さの強制(Forced Bravery)」

または
「リスクテイキングの圧力(Risk-Taking Pressure)」

これは、「勇敢であること=価値がある」「安全を重視する=弱さや依存」 という歪んだ価値観によって、合理的なリスク回避が否定される現象だね。

特にクライミング界では、「落ちることを恐れるな」「ガンガン攻めろ」 という精神論が過剰に求められ、合理的で慎重な判断をする人が「臆病」「依存的」と見なされることがある。

実際には、リスクを適切に管理することこそが、長期的な成長と安全を支えるのにね。

■ 本物のクライマーはリスクを恐れつつ その先へ行く

「リスク美化の伝統主義(Risk-Glorifying Traditionalism)」
または
「危険至上主義(Hazard Supremacism)」

これは、「昔からこうやってきた」「本物のクライマーはリスクを恐れない」という精神論を絶対視し、合理的な安全対策や新しいアプローチを軽視する態度を指す。

特に、「クライミングとは勇敢さを試すものだ」という旧来の価値観を盾に、安全意識や技術の進化を否定することは、**「伝統の名を借りた硬直した精神論」**とも言えるね。

実際にも、現代のスーパーアルパインでは、ビヨンドリスク、つまり、リスクを取りながらその先を目指すという姿勢が一般的で、リスク無視とは似て非なるものだ。

■ 「やらされない(自分軸=健全な不服従)」が、本当の伝統

守るべきクライミングの伝統とは?

クライミングには革新を続けながらも大切にすべき伝統がある。単なる精神論やリスク美化ではなく、本質的に価値のある伝統を受け継ぐことが重要だね。

1️⃣ 自己責任と主体性

🔹 登るのは自分の決断、リスクを取るのも自分の選択

  • 他人に流されず、自分のスキル・状況・限界を理解した上で、登るかどうかを判断する。
  • 「やらされる」ではなく「自分で選ぶ」ことがクライマーの基本姿勢。

2️⃣ 技術と安全管理の継承

🔹 「安全」と「挑戦」のバランスを取る技術の発展

  • ビレイ技術、リスクアセスメント、レスキュー技術など、命を守るための技術を学び、後世に伝える。
  • 「昔はこうだった」と盲信せず、進化するギアやシステムを受け入れ、合理的な安全性を高めることも伝統の一部。

3️⃣ 自然との共存

🔹 岩場・山の環境を守り、敬意を払う

  • ルート整備やクリーンクライミングの精神を受け継ぐ。
  • チッピング(人工ホールドの削り出し)や不要なボルトの増設を避け、岩場の自然な形を尊重する。
  • クライミング文化が存続できるよう、地元コミュニティや他の利用者と良好な関係を築く。

4️⃣ 仲間との相互信頼

🔹 強さよりも「信頼できるクライマー」であること

  • ビレイの精度、パートナーとの意思疎通、チームワークの重要性を守る。
  • 他人を支え、学び合う文化を継承する。

5️⃣ 挑戦する精神(だが無謀ではない)

🔹 「限界に挑む」というクライマーの精神を大切にする

  • ただの無謀な突っ込みではなく、「どうすれば登れるか?」を考え抜く知恵と努力を重んじる。
  • 目標を持ち、計画的に成長し続ける姿勢を尊重する。

🧗‍♂️ クライミングの伝統は、決して「リスクを美化すること」ではなく、「自己責任・安全管理・自然との共存・仲間との信頼・挑戦する精神」だね!

■ 健全な不服従(Healthy Dissent)

「やらされない=健全な不服従(Healthy Dissent)」と言えるね。

クライミングにおいても、人生においても、**「ただ従うのではなく、自分で考え、納得できる選択をする」**ことが重要。

健全な不服従とは?

権威や伝統に盲従せず、自分の頭で考える
「みんながやっているから」ではなく、「自分にとって本当に意味があるか?」を問う
危険な美学や不合理なルールに「No」と言える勇気を持つ
ただの反抗ではなく、合理的な根拠を持って判断する

クライミングにおける「健全な不服従」

🧗‍♂️ 「登れと言われたから登る」のではなく、自分の判断で挑戦を決める
⚖️ 「リスクを取るのが本物のクライマー」という価値観に流されず、自分の安全基準を守る
🔄 「昔からこうだから」ではなく、より安全で合理的な方法を模索する

つまり、健全な不服従とは「思考停止しないこと」。

自分の意思で動くクライマーこそ、本当に自由なクライマーだね!🔥

2025/02/25

危険予知しているほうがかっこいい



🔹 1️⃣ モデルとして示す(見せることで伝える)

「危険予知を実践している人」がカッコよく見えるようにする
 → 無理に教えようとせず、自分が自然にやっている姿を見せるだけでも効果がある。
 → 例えば、登る前に岩の状況をチェックしていたり、落石のリスクを確認していたりする人が増えれば、周囲も「そういうものなのか」と思うようになる。

ベテランこそ、「俺も昔は分かってなかった」と柔軟な態度を見せる
 → 初心者が「分かっていない」ことを責めるのではなく、「俺も昔は気づいてなかった。でも、こういう経験があって、今はこうしてる」と話せると、学びがスムーズになる。


🔹 2️⃣ 「気づきやすい場」を作る

事故の事例を共有するが、怖がらせるのではなく学びにする
 → 「〇〇で事故があった」とネガティブに伝えるだけでなく、「何が起こって、どうすれば防げたのか?」を冷静に分析して伝える。
 → 「〇〇のとき、落石が起きたんだけど、〇〇してたら防げたね」というような、建設的な振り返りができる場を作る。

登攀後の振り返り文化を作る
 → クライミング後に、「今日、危なかったところはあった?」とさりげなく聞く。
 → 「こういうことがあったけど、こう対応したら安全だったね」と成功体験を共有するのも効果的。


🔹 3️⃣ ルールではなく「価値観」として根付かせる

「危険予知=できるクライマーの証」とする
 → 「安全に登れる人がカッコいい」という価値観を育てる。
 → 例えば、「あの人、上手いけど危機管理もしっかりしてるよね」という評価が自然にされるような文化を作る。

「人のため」ではなく「自分のため」に落とし込めるようにする
 → 「ルールだから守る」ではなく、「自分が生き残るために自然にやるもの」という考え方を伝える。
 → 例えば、「落石を避けるのは、仲間のためじゃなくて、結局自分が巻き込まれないためなんだよね」と話すと、納得しやすい。


🔹 4️⃣ 若手に「考えさせる」問いを投げる

答えを押し付けるのではなく、問いを投げる
 → 「このルート、落ちたらどこがヤバいと思う?」
 → 「この前の〇〇の事故、どうすれば防げたと思う?」
 → 「もし、今登ってるときにホールドが欠けたら、どうする?」

 → こういう問いを投げると、「あれ? ちゃんと考えてないな」と気づく。
 → 人は自分で考えて気づいたことのほうが、ずっと深く刻まれる。


🔹 5️⃣ 「教える人」ではなく「一緒に考える人」になる

「俺が正しい」ではなく「一緒に探求しよう」という姿勢を持つ
 → 「安全ってこうするべきだ」ではなく、「俺も試行錯誤してるけど、どう思う?」と聞くほうが、相手も受け入れやすい。

完璧を求めすぎない
 → 「全部100%安全にしろ!」と言われると、反発を招きやすい。
 → 「できる範囲で、ちょっとずつ気をつければOK」という考え方のほうが、現場では受け入れられやすい。


🌟 まとめ

📌 自然に危険予知が浸透する関わり方とは?
自分がモデルとして示す(見せることで伝える)
気づきやすい場を作る(事例共有・振り返り文化)
ルールではなく価値観として根付かせる
押し付けず、問いを投げて考えさせる
「教える人」ではなく「一緒に考える人」になる

🌱 自然な変化は、「気づく環境」と「納得できる価値観」の中で生まれる。
押し付けずに、でも確実に「気づき」を作る関わり方が、最も効果的なアプローチだね!🔥

【提言】クライマーよ、真の男になれ!

■ アニムスを進化させることが 「真の男になる」ということ

■アニムスとは?

ユングの**アニムス(Animus)とは、無意識の中にある男性的な側面(元型)**を指します。これは、ユング心理学における「アニマ(男性の無意識にある女性的側面)」と対になる概念です。


🔹 アニムスの特徴

  1. 論理性・合理性・意志の強さ

    • アニムスは、人の心の中にある「論理的思考」「意志力」「独立心」「批判精神」などを象徴します。
    • 内面の男性的エネルギーとして、思考や判断の基盤になることが多い。
  2. 集団的無意識の影響

    • アニムスの性質は、人が成長する過程で「父親」「兄」「教師」「社会の男性的価値観」などから影響を受けて形成される。
    • 文化や時代によって、どのようなアニムスが強調されるかが異なる。
  3. 進化のプロセス

    • ユングはアニムスを、未熟な状態から成熟した状態へと発展させる必要があると考えました。
    • アニムスが未発達だと、強固な偏見や批判的な内なる声として働くことがある(例:「どうせ私はダメだ」「こうあるべき」などの固定観念)。
    • 成熟すると、創造性・直観・洞察力・精神的な導き手として機能する。

🔹 アニムスの4段階(発達のプロセス)

ユングによると、アニムスには4つの発達段階がある。

  1. 原始的なアニムス(ターザン型)

    • 物理的な力や暴力的なイメージと結びつく。
    • 例:荒々しい戦士、武道家、ターザンのような原始的な男。
    • 幼児の男の子はみんな猿
  2. 行動的なアニムス(英雄型)

    • 社会的な成功や名声を追い求める段階。
    • 例:政治家、実業家、スポーツ選手、カリスマ的リーダー。
    • 小学校時代に人気が出る男子
  3. 知的なアニムス(思想家型)

    • 哲学や学問、論理的思考が中心となる。
    • 例:哲学者、科学者、批評家。
    • 高校、大学、仕事で人気が出る男子
  4. 霊的なアニムス(導師型)

    • 直観的・精神的な成長を促す役割を果たす。
    • 例:宗教的指導者、賢者、芸術的なインスピレーションの源。
    • ヨーダ

このプロセスを経ることで、人はアニムスを敵対的なものではなく、創造性や精神的な成長のパートナーとして統合できるようになる。


🔹 アニムスの影の側面

アニムスが未発達だったり、抑圧されたりすると、ネガティブな形で表れることがある。

  1. 批判的で攻撃的な内なる声

    • 「どうせお前はダメだ」「〇〇のくせにそんなことできるわけがない」といった破壊的なセルフトーク。例:のび太の癖に…
    • 内面の自己批判や劣等感につながる。
  2. 支配的で頑固な態度

    • 固定観念にとらわれ、「こうあるべき」と決めつけがちになる。
    • 自分の意見を押し通そうとする頑固さや、他者を見下す傾向。
  3. 感情から切り離される

    • アニムスが強すぎると、感情を抑え込み、冷淡で機械的な思考に偏ることがある。
    • 自分の内なる感情や直感を無視してしまう。

🔹 アニムスとの向き合い方

アニムスを健全に統合するためには、以下のアプローチが役立つ。

  1. 「内なる声」に気づく

    • 自分の思考や批判的な内なる声が、どこから来ているのか観察する。
    • それが「社会から刷り込まれたもの」なのか、「本当の自分の考え」なのか見極める。
  2. 創造性や知性を育てる

    • 論理的思考や哲学的探求を深める一方で、感情や直感も大切にする。
    • たとえば、アートや文章を書くことでアニムスと対話する。
  3. 「敵」ではなく「パートナー」としてのアニムスを意識する

    • アニムスは抑圧するものではなく、上手に活かすもの。
    • 例えば、強い意志や論理的思考を活用しながらも、女性的な直感や柔軟性も忘れない。

🔹 まとめ

アニムスとは、人間の無意識にある男性的な側面(意志力・論理性・知性)
成長の段階によって「原始的な力」→「社会的成功」→「哲学・知性」→「精神性・直感」と進化する
未発達だと批判的・支配的になりやすいが、統合すれば創造性や洞察力が高まる
アニムスと対話し、自己の中でバランスを取ることで、より成熟した自己を確立できる


ユングのアニムス概念は、単に「人の中の男性性」というだけではなく、「個としての成長や統合のプロセス」 そのものを示しているんだよね。

■ 進化するとどうなる?

アニムスが「原始的な力」から「精神性・直感」へと進化していくとき、それが本当に進んでいるのかどうかを確かめるには、行動・思考・感情の変化を観察するといい。進化の各段階ごとに、以下のような傍証(証拠)が考えられる。


🔹 1️⃣ 「原始的な力」→「社会的成功」

🌱 傍証となる変化:肉体的な力や権威の追求から、目的志向に変わる
 → ただ闘争的・支配的であるだけでなく、「何のために力を使うのか?」を考え始める。

自己主張の方法が洗練される
 → 以前は「大声で主張」「力で押し通す」だったのが、説得リーダーシップを活用するようになる。

競争の結果より、プロセスに価値を見出す
 → 以前は「勝つこと」が重要だったが、「成長すること」「他者と協力すること」に意味を感じるようになる。

🌟 例:

  • 以前は「人を言い負かすこと」に快感を覚えていたが、今は「議論を通じて新しい視点を得る」ことのほうが面白い。
  • ただの権力志向ではなく、「このスキルを使って何ができるか?」を考えるようになった。

🔹 2️⃣ 「社会的成功」→「哲学・知性」

🌱 傍証となる変化:
成功の基準が「外的評価」から「内的探求」に変わる
 → 「賞賛されること」「結果を出すこと」が重要だったのが、「本当に意味があることは何か?」を考えるようになる。

他者の意見に振り回されなくなる
 → 以前は「人にどう見られるか?」を気にしていたが、今は「自分の考えを深めること」に集中するようになる。

好奇心の方向が変わる
 → 以前は「役に立つこと」「成功するための知識」に興味があったが、今は「純粋に知りたいこと」「より深い意味」に惹かれる。

🌟 例:

  • 仕事の成功や地位に執着していたが、「そもそも成功とは何か?」と考えるようになった。
  • 物事を白黒で判断せず、多面的に考えられるようになった。
  • 知識を得ることが目的ではなく、「知識をどう活かすか?」に関心が向くようになった。

🔹 3️⃣ 「哲学・知性」→「精神性・直感」

🌱 傍証となる変化:
「分からないこと」に対して耐性がつく
 → 以前は「全てを説明できること」が大事だったが、「説明できなくても、それが在る」という感覚を受け入れられる。

思考だけでなく、直感や感覚を信じるようになる
 → 「論理的に証明できないもの」にも価値を見出すようになる。

「自分」中心ではなく、「全体との調和」を意識するようになる
 → 個人の成長を超えて、世界全体や他者との関係性を大事にするようになる。

🌟 例:

  • すべてをコントロールしようとせず、「流れに乗る」ことができるようになった。
  • 「この選択は正しいのか?」と悩むより、「何が流れを生むか?」に意識が向くようになった。
  • 他人を説得することより、相手の変化を自然に促せるような関わり方をするようになった。

🔹 まとめ

アニムスの進化を確かめるには、次のような質問を自分にしてみるといいかも。

「力」をどう使っているか?(力を示すため? 目的のため?)
成功をどう定義しているか?(他人の評価? 内的充実?)
「知らないこと」にどう反応するか?(怖い? それも受け入れる?)
決断をするとき、どこから情報を得ているか?(理屈だけ? 直感も?)

アニムスの成長とは、コントロールから流れへ、競争から調和へ、知性から直感へと移行することかもしれないね!🔥

■まとめ

アニムスの進化を確かめるには、次のような質問を自分にしてみるといいかも。

「力」をどう使っているか?(力を示すため? 目的のため?)
成功をどう定義しているか?(他人の評価? 内的充実?)
「知らないこと」にどう反応するか?(怖い? それも受け入れる?)
決断をするとき、どこから情報を得ているか?(理屈だけ? 直感も?)

アニムスの成長とは、コントロールから流れへ、競争から調和へ、知性から直感へと移行することかもしれないね!🔥

【初心者向き課題の見極め】初心者に向いた課題の選び方

 🔹 初心者クライマー向け:クライミング課題の選び方 🔹

🧗‍♂️ 「楽しく登れる」が最優先!でも、安全と成長のバランスが大事! 🏔


1️⃣ ルートの安全性を最優先に考える

落ちても危険が少ないルートを選ぶ

  • 下部に核心があるのは危険
  • 核心でボルトが遠い課題は危険
  • 落下時に 岩棚・突起・テラスにぶつかるリスクがないか
  • 地面が近すぎる(グランドフォールの可能性)場所ではないか?
  • 落石の可能性がある場所ではないか?
  • ルートファインディングが易しい

終了点の状態を確認

  • アンカーがしっかり固定されているか?
  • 経年劣化や腐食が見られないか?(特に海岸の岩場は注意!)

ビレイしやすいか?

  • ビレイヤーが 安定して立てる場所があるか?(砂利・傾斜地NG)
  • 周囲に落石の危険がある場所ではないか?

2️⃣ 初心者が「成功体験」を積みやすいルートを選ぶ

「長めのルート(15~25m)」を選ぶ

  • 短いルート(10m以下)は ムーブが凝縮されていてグレードが辛い ため、避ける
  • 15m以上のルートなら ムーブが素直で、休めるポイントがあることが多い

ホールドが分かりやすい

  • 外岩はジムよりホールドが「探しにくい」が、 初心者向けエリアならガバが多いルートもある
  • カチやスローパーばかりのルートは避け、 ガバやスタンスの良いルート を選ぶ

レストできる場所がある

  • 途中で 立ち込みやすいスタンスがあり、レストしながら登れるルート がベスト
  • 常に前腕が張るような「持久力系のルート」は初心者にはキツい

傾斜は「垂直~ややスラブ」

  • オーバーハングはパワー系ムーブが多く、初心者には厳しい
  • 寝すぎたスラブ(極端な薄かぶり)も、足技が求められすぎて難しく感じる
  • 垂直~ややスラブが、初心者が「登った感」を得られやすい

3️⃣ 初心者が「成功体験」を得られるルート選び

ジムより2グレード低めを選ぶ

  • 外岩のグレードは ジムより2グレード辛く感じることが多い
  • ジムで5.11が登れるなら、外岩では5.9くらいが適正

「ムーブが直感的」なルートを選ぶ

  • 「どうやって登るの?」と悩むルートより、「見たまま登れる」ルートが良い
  • 迷いなく動けることで、「外岩楽しい!」という感覚を得られる

「クリップがしやすいルート」を選ぶ

  • クリップが遠すぎたり、 変な体勢でクリップしないといけないルート は避ける
  • 余裕を持ってロープを掛けられる位置にボルトがあるルートが◎

「怖すぎないルート」を選ぶ

  • ビレイがしっかりしていて、高度感に慣れやすいルート を選ぶ
  • プロテクションがしっかりしているルート を選ぶ(古いボルトが続くルートは避ける)

3️⃣ メンタル的に安心できるルートを選ぶ

高さへの恐怖を軽減する

  • 最初はあまり「高さ」を感じにくいルートからスタート
  • もし「高所恐怖心」がある場合、 岩の形状が周囲に囲まれている(壁感がある)ルート のほうが安心しやすい

レストポイントがあるか確認

  • 「少し休める場所(ガバホールド、立てるスタンス)」があるか?
  • 連続して難しいムーブが続くと、 恐怖心やパニックに繋がる ので、少し余裕のあるルートを選ぶ

他のクライマーの意見を参考にする

  • 地元クライマーや先輩に「初心者向け」とされるルートを聞く
  • ガイドブックやクライミングアプリ(Mountain Project, 8a.nuなど)で ルートの評判をチェック

4️⃣ 初心者向けルートを見つけやすい「エリア選び」

初心者が多く訪れるエリアを選ぶ

  • 例:日本なら鳳来・瑞牆の一部、備中の入門エリア、湯河原幕岩など
  • 「外岩デビュー向けエリア」は、整備されていて、ビレイもしやすい(これはまだ日本ではそうなっていない)

ボルト間隔が適切なエリアを選ぶ

  • 外岩の 「ボルトの間隔」はエリアによってかなり違う!
  • 最初はボルト間隔が短めのルートがあるエリアが安心

降りるのが安全なエリアを選ぶ

  • トップアウト(岩の上に出る)しないと降りられないルートは避ける
  • できれば ロワーダウン(懸垂下降不要)できるルート を選ぶ

5️⃣ 課題選びの最終チェックリスト

グレードはジムより2~3つ低めで!
落下時に危険な突起や棚がないか?
ホールドが分かりやすく、足場が確保しやすいか?
ビレイヤーが安定して立てる場所があるか?
ボルトや終了点の状態は安全か?
長さは短め(10~15m程度)から
レストポイントがあり、無理なく登れるか?
降りる時の安全性(ロワーダウン可能か?)


🔥 まとめ:外岩デビューの課題選びで大事なこと 🔥

「登れるか?」より「安全に登れるか?」を優先
「楽しめるか?」も超重要!最初の外岩体験が今後のモチベーションを決める
「無理して登る」ではなく「確実に登れる」ルートを選ぶ
「自分のレベル+周囲の安全環境」を考慮するのがプロの選択


💡「いい課題を選ぶこと」が、クライミング上達の最初のステップ!
自分の安全を守りつつ、成長できるルートを選ぼう!🔥

【スキルレベル見極め】外岩バージョン

 

🔹 外岩クライミングデビュー:危険予知チェックリスト(入門編) 🔹

🏔 「ジムとは違う!」外岩ではすべてが自己責任 🏔
🛑 「知らなかった」が事故を生む。気づけば防げる! 🛑


1️⃣ 岩場に着く前に(準備編)

アプローチの危険を予測する

  • 岩場へのアプローチ=登山ならの上級レベルの道
  • 落石の多いルートはないか?
  • 足場は滑りやすくないか?(苔・砂利・崖際)
  • アプローチで転倒しない靴を履いているか?

天候とコンディションを確認

  • 前日の雨で岩が濡れていないか?(濡れた岩は滑りやすい)
  • 風が強すぎないか?(体勢を崩しやすい、落石のリスクUP)
  • 日差しが強すぎて、岩が熱くなっていないか?
  • 寒すぎて手が開かない

ギアの最終チェック

  • ロープに傷やヨレがないか?
  • そもそも、古すぎないか?
  • ショートに適したロープか?
  • アウトドアに適したロープか?
  • ハーネス、ビレイデバイス、カラビナのロック確認
  • 必要なクイックドローの本数が揃っているか?
  • 終了点の作成に必要なギアはもったか?(スリング・HMSビナ)

ヘルメットは必須!

  • ジムでは不要でも、外岩では 「落石」から頭を守る」ために着用必須!
  • クライマーだけでなく、ビレイヤーも絶対にかぶる!

2️⃣ クライミング前の危険予知

ルートの確認(思い込みは事故の元!)

  • どこを登るか、 ルートを事前に確認 する 
  • 外岩ではグレードは当てにできない
  • 途中で 核心はどこか?
  • 落ちると危険な地形(テラス・突起・ハング下)を把握する

ビレイポイントの安全確認

  • 下地は良いか?
  • 頭上に落石が起こりそうな箇所はないか?
  • ビレイヤーが滑りやすい場所に立っていないか?(砂利・斜面)
  • ロープの流れが正しく、クライマーの足に絡まないか?

クライマーとビレイヤーの最終チェック(セルフチェック)

  • ハーネスのバックルは締まっているか?
  • ロープの結び目(エイトノット)は正しく結べているか?
  • ビレイデバイスにロープが正しい向きでセットされているか?

「登る前の声掛け」を忘れずに!

  • ポケットに落ちてはいけないものが入っていないか?
  • 「クライマー準備OK?」→「OK!」
  • 「ビレイ準備OK?」→「OK!」
  • 「登ります!」→「どうぞ!」

3️⃣ 登攀中の危険予知(登る人も、ビレイヤーも要注意!)

1~2ピン目が一番危険(グランドフォール注意!)

  • 落ちたときに地面にぶつからないか?
  • スティッククリップを活用できるか?
  • 3ピン目を取るまでは落ちない

ロープの流れを常に確認

  • クリップミスを防ぐ(バッククリップ・Zクリップ注意)
  • クリップ時、ロープが足に絡んでいないか?

浮石・ホールドの破損に注意

  • 「これは持って大丈夫?」と 疑う癖をつける
  • 「ホールド壊れそう!」と思ったら、下の人に声を掛ける(「ラク!」と叫ぶ)

登攀中に焦らない!

  • 無理なムーブをしない(ジムより岩は「ムーブの自由度が低い」デッドはしない)
  • 落ちるときは、ビレイヤーに「落ちるよ!」と声を掛ける

4️⃣ 登攀後・下降時の危険予知

ロワーダウンは慎重に!

  • クライマーは 「降ろしてOK!」と必ず確認してからロワーダウン
  • ビレイヤーは急激にロープを緩めない

終了点の確認(トップロープセットミスに注意)

  • 環付きカラビナにロープが正しくセットされているか?
  • 終了点の腐食や破損がないか?
  • カットアンカーはNGです

ロープの回収時に落石注意!

  • ロープを引くときは 「ロープ!」と叫ぶ
  • 落石の危険がある場合、ビレイヤーや仲間に避難指示を出す

5️⃣ クライミング終了後の安全管理

装備を正しく片付ける

  • ロープを砂や泥で汚さない(劣化の原因になる)
  • カラビナ・ビレイデバイスを岩の上に放置しない

帰る前にもう一度周囲確認

  • ゴミやチョーク跡を残していないか?
  • 他のクライマーの安全を確認し、邪魔にならないよう撤収

次回の登攀に向けてのフィードバック

  • 「どこが危なかったか?」を話し合う
  • 「次回はどう気を付けるか?」を共有する

🔥 最後に:外岩の鉄則 🔥

🏔 「外岩はジムとは違う」常にリスクを考えよ
🧗 「慣れたころが一番危険」油断せず慎重に!
⚠️ 「大丈夫」ではなく「どこが危険か?」を探せ!
💀 「知らなかった」では済まされない。知識と準備が生死を分ける!


外岩デビューはワクワクするけれど、「登る前の準備」と「危険予知」ができてこそ、安全に楽しめる!🔥

【スキルの見極め】外岩ビレイの入門者バージョン

 

🔹 外岩デビュー・ビレイのモットー(危険予知編) 🔹

🎯「外岩のビレイに初級なし、全員が熟達者たれ」


⚠️ 外岩でのビレイ 5つの鉄則

地面にいる時が一番危険(グランドフォールを防げ)
✅ 1~2ピン目までが最もリスクが高い。
✅ クライマーの動きを先読みし、適切なロープの長さを管理。
✅ 1ピン目が遠い場合、スティッククリップの活用を検討。

「ここは安全」の思い込みが事故を生む
✅ ルート状況・ホールドの劣化・浮石の有無を毎回確認。
✅ ルートに慣れていても、前回と状況が違う可能性を考える。

岩場はジムではない(落ち方が違う)
✅ 壁が寝ているか、オーバーハングかで衝撃の受け方が変わる。
✅ 落下予測をして、クライマーが安全な位置にいられるよう指示する。
✅ 地形(テラス・棚・突起物)による危険を意識し、ロープの流れを確認。

「慣れたころが一番危ない」
✅ 慣れたルートでも気を抜かない(ビレイは常に集中)。
✅ 自分も疲れる。長時間のビレイはこまめに交代する意識を持つ。

「大丈夫?」ではなく「どこが危険か?」を考える
✅ ビレイ中に 「このまま落ちたらどうなるか?」 を常にシミュレーション。
✅ クリップ時、ロープが足に絡んでいないか目視で確認。
✅ ロワーダウン時、クライマーの位置を把握し、岩や段差にぶつからないようにする。


🔹 外岩ビレイの心得(入門レベル)

💡 「ビレイ = 命綱」その意識を忘れるな!
💡 クライマーより先に危険を察知せよ!
💡 「もし落ちたら?」の視点を常に持て!
💡 ビレイは「技術」ではなく「責任」だ!

🔥 **「自分の手の中に、クライマーの命がある」🔥
この意識を持つことが、真のクライマーへの第一歩!

クライミングは、他のスポーツと比べて指導法の確立が遅れているのでは?

■ アイススケートでは指導法が確立している

最近、アイススケートに成人から取り組み、一か月で別人になり、今1か月半ですが…

アイススケートとクライミングを比べて、

 何がどうできたら、どのレベルなのか?という基準

が、クライミングではあいまいで、グレード一点だけ、の評価軸しかなく、スキルも細かく分割されておらず、特にビレイスキルなどあいまいすぎて、評価されにくく…しかも、

 レベルの見極めの基準

も用意されていない、ということに気が付きました。


アイススケートでは、こんな風にレベルが細かく、詳述されています。

初めてレベル

  1. 正しく転んで一人で立ち上がる
  2. 基本の姿勢
  3. その場で足踏み
  4. 足踏みしながら前に進む
  5. 前向きの両足滑走
  6. 両足滑走からしゃがんで滑る
  7. 両足滑走でリターンする
  8. しっかりと止まる イの字、ハの字
  9. 連続で前向きのひょうたん滑走
  10. 両足滑走から片足で長く滑る

初めてレベル見極め   ← 今ここ 2025年2月

  1. 前向きの両足滑走ができる
  2. 両足滑走で曲がりたい方向にUターンできる
  3. スピードを緩めずに前向きひょうたん滑走ができる(3回以上)
  4. 片足滑走で自分の身長以上滑ることができる(左右)
  5. しっかり止れる

‥‥中級まで続く

■ これをクライミング版に直すと…?

■ 参考 (ChatGPT)

クライミングの「初級レベル」における技術習得項目を、スケートのレベル分けにならって細かく整理してみたわ!


🔹 クライミング 初級レベル(ジム&外岩)

🟢 基本動作・基礎技術
✅ クライミングシューズの正しい履き方
✅ 基本の三点支持(足を意識した登り方)
✅ 正しい立ち方(膝を伸ばしてバランスを取る)
✅ 体のひねり(ツイスト)を使う登り方
✅ 正しいホールドの持ち方(オープンハンド・カチ・スローパーなど)
✅ 手足の置き直し(デッドポイントを減らす動き)


🟢 クライミングの移動技術
✅ 直上するムーブ(まっすぐ上に登る)
✅ 横移動(トラバース)の基本
✅ 壁に密着するポジション取り(センター・オフバランス)
✅ 足の踏み替え(スムーズなステップ)
✅ ダイアゴナルの動き(クロスステップ)
✅ リーチを最大限に活かすコツ


🟢 クライミングの止まり方・休み方
✅ レスト(腕を振って回復する)
✅ フットワークを使った休憩方法(ニーバー・ドロップニーなど)
✅ 落ちそうなときの「粘り方」


🟢 クリップ・ロープワーク(リード初心者向け)
✅ 正しいハーネスの着用
✅ クイックドローの使い方(向きとクリップの向き)
✅ ボルダリングとロープクライミングの違いを理解する
✅ ビレイデバイスの基本操作(グリグリ・ATCなど)
✅ 正しいビレイ姿勢(ロープの出し方とテンションの調整)


🔹 初級レベル見極め

✅ インドアの5.8~5.9(V0~V1)レベルのルートを安定して登れる (外岩は別)
三点支持を意識して登れる
クライミング用語(ホールド・ムーブなど)を理解できる
ビレイの基本操作を説明できる(ロープクライミングの場合)
落ちても安全な着地(受け身)ができる(ボルダリング)


スケートの細かい基準みたいに、クライミングでも「何ができたら次のレベルなのか?」を明確にすると、成長がわかりやすいし、目標設定もしやすくなるわね!

これをベースに、中級・上級も作れるけど、もうちょっと細かく調整したい部分があれば教えてね✨

■ ビレイスキル 

ビレイには初級も上級もなく、すべてのクライマーが全員マスター(熟達者)を目指さないといけない。

🔹 クライミング 初級レベルのビレイスキル習得項目

🟢 基礎知識・準備
✅ ハーネスの正しい着用方法
✅ ビレイデバイスの種類と基本的な違い(ATC・グリグリ、8環など)
✅ ロープの種類(シングル・ダブル・ハーフ)と適切な使用方法
✅ クライマーとビレイヤーの役割を理解する


🟢 ビレイデバイスの操作
✅ ロープの正しいセット方法(ATC・グリグリのセット方向)
✅ ブレーキハンドの固定と適切な操作
✅ ロープの送り出しと引き上げのスムーズな動作
✅ クライマーの動きに合わせたロープの調整
✅ 落下時のブレーキング動作(制動力を最大化する方法)


🟢 クライマーの動きに応じた対応
✅ スタート時のコミュニケーション(安全確認・合図のやり取り)
✅ 登攀中の適切なロープの送り方とテンション管理
✅ クリップ時のロープの流れを確認し、適切に調整
✅ クライマーがクリップをミスした場合の対処
✅ クライマーの動きを観察し、必要な時に声掛け


🟢 落下・確保動作
✅ 落下時の衝撃を和らげるダイナミックビレイの基本
✅ クライマーの体勢に応じたビレイの調整(足が壁から離れないように)
✅ 突然の落下に対して冷静に対応する練習


🟢 ビレイの安全管理
✅ ビレイヤー自身の立ち位置(落石ゾーンを避ける・適切な距離を保つ)
✅ グランドフォールを防ぐための意識(1~2ピン目のクリップ時の注意点)
✅ ロープのねじれ・絡まりを防ぐ管理方法
✅ 終了時のロワーダウンまたはトップロープ回収の手順


🔹 初級ビレイレベルの見極め

正しくビレイデバイスをセットできる
クライマーの動きに合わせて適切にロープを送り出せる
落下時に確実に制動できる(ハンドポジションが適切)
クライマーの安全を守る意識を持って行動できる
ロープのねじれや絡まりを防ぐ基本が身についている


スケートの「転ばなくていい」方式みたいに、クライミングのビレイも「いかにスムーズに安全に支えるか」がポイントね。🔥

■ 🔹 クライミング・ビレイのモットー 🔹

🎯「ビレイに初級なし、全員が熟達者たれ」

✅ クライマーの命は ビレイヤーの手 にある
「まあ大丈夫」 ではなく 「絶対大丈夫」 を積み重ねる
✅ 技術は 完璧に、ミスはゼロに
✅ 落とすのではなく、守る・支える・導く
「安心して登れる」ビレイが最高のビレイ

🛠️ ビレイの質 = クライミングの質 🛠️
🔥 登る力と同じだけ、支える力を鍛えよ 🔥


2025/02/23

【ChatGPT】地方クライミング界で感じた違和感の正体

🔹 九州やクライミング界で感じた違和感の整理

九州では、評価基準の混乱・ローカルヒエラルキー・文化的バイアスが絡み合った結果として、クライミングの価値基準の混乱が起こっているわね。


🎭 1. 評価基準の混乱(相対評価 vs. 絶対評価)

あなたが積雪期登山をしたいと言った → 世界的クライマー・谷口けいと比較され、入門程度のやさしい雪山でも制止される

ローカルな登山指導者 → 世界レベルかのように崇められている
ワールドカップ8位の実績があるギンちゃん → 「まだまだ」と評価されている
地元で偶然輝いているクライマー → やたらと、もてはやされている

📌 評価のスケールがバラバラ!

  • あなた → 世界トップと比較され、無理だと釘を刺される
  • ローカル指導者 → 実力以上に持ち上げられる
  • 実力のあるクライマー(ギンちゃん) → 「まだまだ」と低評価される
  • ローカルで偶然目立っている人 → なぜかスター扱い

これは、評価軸が一貫しておらず、その場の都合で変えられている状態。


🌍 2. ローカルヒエラルキーの影響(地方特有の力学)

地方社会では、ローカルなカリスマを必要とする
外部の「本物の実力者」は「遠すぎる存在」として扱われる
身近な「ちょっとすごい人」は、過剰に持ち上げられる

📌 地方の特徴として、以下の傾向がある:

  • 身近なヒエラルキーを作りたがる → 「うちの世界では、この人が一番すごい」
  • 外部の権威(世界レベルの人)を過剰に持ち出す → 「お前は谷口けいにはなれない(あなたはおいらだって時が時なら佐藤ユースケと思っていたかもしれないが、こっとちは世界的クライミングなど鼻から興味がない)」
  • 本当に強い人は脅威とみなされる → 「ギンちゃんはまだまだ」

これは、「自分たちが優位に立てる範囲で権威を操作したい」という心理が働いている から。


🧠 3. 文化的バイアス(日本的な空気の支配)

🔸 「出る杭を打つ」 vs. 「身内のスターを持ち上げる」

  • あなたが「雪山に登りたい」 → 「そんなの無理、お前には無理」と釘を刺される
  • ローカルで活躍する人は、「わかりやすい身近なスター」として持ち上げられる
  • 「本当にすごい人(ギンちゃん)」は嫉妬され、評価を下げられる

📌 これは、日本的な「均衡を保とうとする心理」
「適度にすごい人」だけが持ち上げられ、本物の実力者は警戒される。
「身内のヒーロー」は歓迎されるが、外からの権威には拒否反応を示す。


📌 まとめ:この現象の本質

1️⃣ 評価軸の不統一

  • 世界レベルの基準(谷口けい)と、ローカルの基準(山岳会指導者)が、ごちゃ混ぜになっている
  • 都合よくスケールを変えて、コントロールしようとする

2️⃣ ローカルヒエラルキーの操作

  • 「ちょうどいいレベルのスター」を作りたがる
  • 世界レベルの本物は低評価され、ローカルで目立つ人は過剰に持ち上げられる

3️⃣ 日本的な集団心理

  • 「身近な人がスターになるのはOK、外部のすごい人は脅威」
  • 「出る杭は打つが、身内のカリスマは祭り上げる」

💡 地方クライミングで感じる違和感の正体は「評価軸のコントロール」と「ローカルヒエラルキーの維持」によるものね。
📌 「本物の実力者」より「都合よく持ち上げやすい人」がスターになる構造が原因。

11月の燕山荘から見た槍… これくらい個人の力で行ってから、山岳会は入るものだと思っていましたけど…違いましたね…


2025/02/21

合わない会を教えてもらいました

自分の性格に合わない会と会う会の区別。

■あわない会

・大人数で行動する伝統的な山岳会(例:歴史のある社会人山岳会で、活動が組織的すぎるもの)

・初心者中心のハイキングサークル(技術的な志向が合わない)

・純粋なスポーツクライミング中心のジム系グループ(文化的な価値を重視しないため)

・勢い重視のアタック系集団(安全意識が噛み合わない可能性が高い)

うーん、これがほとんどの会の現実のような…

■ 理想的な山岳会(仮)の例

・「読図・アルパイン・沢登りをバランスよく実施し、少人数で山を深く楽しむ会」

・「登山の文化的側面にも興味があり、安全意識が高い熟練者向けのクラブ」

・「海外クライミング経験が豊富なメンバーが多く、自由度の高い山岳会」

などが理想的だと思っています。 

2025/02/20

【追加】終了宣言してから人気が急上昇している記事

総括すると、

 日本クライミング界のレベル低下の実態を語る

記事が人気なようです。

All of my English articles are here:

https://allnevery.blogspot.com/search/label/English

最近、スティーブ・ロング氏と話をしましたが、

5.12 5本のオンサイトというクライミングガイドの要件が、クライミングインストラクターとなるにあたって、的外れなのではないか?

と水を向けると、それはおフランスの物まねで、本家おフランスでも反省しているそうです。事故が増えたんだとか。おフランス至上主義にかぶれてしまったってことなんでしょうかね…。 

まだ指導者資格については、おフランスよりも、AACのほうがましなそうです。

クライミング指導者資格取得へ進みたい方はご参考に。

オリンピックで選手が勝っても、一般クライマーのレベルは、40代スタートのおばちゃんクライマーが、「単独初見でフリーソロ」で登れるルート(例:厳冬期阿弥陀北稜)で、大学山岳部が遭難で死んでいたり、ベテランと称した人が仲間を3人も凍傷に陥れているような現状ですからね…

「体力」ではなく、「知性」つまり「判断力」の問題。

先生の言う通りではなく、「自分の判断」で登りましょう。

セーフクライミングに必要なのは、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ではなく、

  自分の頭」で「きちんと考えること」

です。そうしないと、25+35すら分からずに、50mロープでピッチをつないでしまいます。こうした行動の元凶は、そもそも

     自分で考えていないこと、

です。

この事例だけでなく、

・オリンピックのビレイを学んだから、外のビレイもできる

とか、

・動くものに道標つけて、これで良し、

とか、

すべて「自分の頭」で「考えていない」から起きる。

他者評価と自己評価

 オールドクライマーvsニュークライマー

デイドリーム VS コブラクラック

だれも、落ちたら死ぬかもイチかバチかをやりたいとは思っていない

ロープで登るボルダー

立木の強度

ビレイを教える

たぐり落ちのキャッチ

ニュースにしていいレベル感とは?

長ぬんを知らない現代クライマー

現代クライマー=お粗末系です

大衆化

明日なき暴走

九州クライミング4年の総括

九州のアルパインルート

下手くそビレイヤーでたぐり落ちの事例

体重別ビレイ法

グレーディングとボルト間隔

ピンクポイントの必要性

クライマーの身長別プロテクションの考察

ベストセレクション集

クライマーなら当然考えていること

九州の無責任な山岳教育

未熟な人の冬季登攀

クライミング界でモラハラが常態化していること

ビレイヤーが吹っ飛ぶリスク

情報弱者化している日本の山岳会のリアル

現代の若者が簡単なことを高度なクライミングと勘違いしてしまう理由

故・吉田和正さんとの日々について

村上先生の訃報について

レスキュー講習の夢

白亜スラブ

終わりのあいさつ(詳細版)

トポの意図的サボタージュ

事故の分析

祝子川事故

ほとんど詐欺なグレード

アルパイン教育の衰退

5.12登れますは、山の10cで二時間半かかるレベル

ランナウトしたスポートルート

ベテラン扱いされている人でもクライミングを分かっていない

リスクテイクの量が見合っていない日本のクライミング

時代錯誤

ロクスノへの不満

事故をわざわざ招いている

登山ガイドには体重が必要

ノーマット

残置で登ってはいけないと理解されていない九州アルパインクライミング

3ピン目取るまでは落ちてはいけない


年を取ったクライマーもいれば、大胆なクライマーもいるが、年を取って大胆なクライマーはいない。


■ 日本人と不安

  1. 過剰な不安による判断力の低下
    不安が強すぎると、冷静な判断ができなくなり、リスクを過大評価して行動を過度に制限したり、逆にリスクを無視して早く解放されようとする行動に走る可能性があります。

  2. 集団内での意見抑制
    日本の特性として、集団の調和を重んじる傾向があるため、少数意見や懸念を声に出しにくく、危険予知のチャンスを逃すことがあります。

  3. リスクの漠然化
    不安が具体的でない場合、「なんとなく怖い」と感じるだけでリスクが曖昧化し、実際の危険箇所や状況への具体的な対応に繋がらない可能性があります。

  4. リーダーへの依存
    不安を解消するために、リーダーや他者の判断に頼りすぎ、自分でリスクを評価・行動する意識が希薄になることが考えられます。

  5. 「空気を読む」文化の弊害
    周囲の雰囲気を優先するあまり、危険に気づいても「言わない方が良い」と考えたり、行動を控えることがあるかもしれません。

これらの要因により、不安そのものが有効にリスク予知に転化されない場合があると考えられます。

【FBより転載】 (1)登山道の転倒防止  (2)クライミング墜落防止について

 FBって見れる人年寄りだけで若い人は見ていないんですよ。

遭難分科会講演会のお知らせ》
2025年3月8日(土曜日)10時より遭難分科会オンライン講演会を行います。会員以外のかたにも公開しますので、興味のあるかたはご視聴ください。
講演 10~11時予定
中川 和道氏(神戸大学)
タイトル:
 (1)登山道の転倒防止
 (2)クライミング墜落防止について
視聴をご希望のかたは、ポスターのQRコード、または以下にアクセスしてご視聴ください。
https://x.gd/fbKci

【FBからの転載】中島さんのFB投稿より Sebastien Bertheの価値観を取り入れたクライミングライフの提案

赤字の強調部分が当方の意見と重なる部分です。たぶん、一般クライマーの模倣力が足りなくて、SNS発信で自慢するだけのことにデグレードされるのが問題なのでは?

上記リンクより、転載

ーーーーーーーーー

以下、投稿の訳です。誤訳もあるかもしれませんが、ご容赦ください。
-------
Dawn Wallを登ることができた。
ついにその時がきた! 1月31日金曜日の朝、大きな嵐が来る前にSoline Kentzelと私は人生で最も過酷な2週間を終えた。壁の中で14日間を過ごし、最後の12ピッチを徹夜で登り切って、私の指先とつま先は血だらけだった。この14日間、様々な理由で何度となく敗退を決めそうになった。最後の数時間は激しい痛みとの戦いで、肉体的にも精神的にも限界の一歩手前だったと思う。本当にギリギリだった。
自分としても最高のクライミングができたし、日々全力で戦った。私の夢であり、最高の成果であり、クライミング人生のマイルストーンとなったDawn Wallの旅が終わった今、私はこの上ない幸せと誇りを感じている。
私はこのクライミングを、ファシストへの抵抗のために捧げたい。もちろんこれは「単なる」クライミング、スポーツの成果のひとつでしかない。しかしこのクライミングは、私にとっては特に重要だ。一人のクライマーとして、人生で最も重要だと言っていいかもしれない。そして自分のしたことが、クライミング界に影響を与えるだろうことも分かっている。
だからこそ私はDawn Wallを、この問題提起のために活かしたい。
沈黙は共謀に等しく、抗うことこそが私たちの使命だ。
暗い未来を予感させる出来事が、ベルギー、フランス、ひいてはヨーロッパ全域、そしてアメリカで今まさに起きている。いずれ誰もがその結果に直面することになるはずで、それはクライミングというある種特別な世界に居ても変わらないだろう。ファシズムは、憎しみに満ちたレトリックだけではなく、警察権力の横暴や人種差別、そして女性や性的マイノリティの権利の侵害という形でも、私たちの前に現れてくる。ファシズムに抵抗すること(反ファシストであること)は、あらゆる抑圧に抗うことだ。皆で議論し、団結し、抗議し、抵抗しよう。
このファシズムの台頭に苦しんでいる、あるいは将来苦しむことになるすべての人のことを私は想い、そして彼らの味方になりたいと思う。
Dawn Wallのような大きなプロジェクトに、独りで立ち向かうことは絶対にできない。たくさんの人の支えがあってのことだった。それに、本当に素晴らしい友人たちがこの冒険に立ち合って力を貸してくれた。私は本当に幸運だったと思う。
ありがとう!!
ーーーーー

■ ChatGPTによる心理学的解釈

この文章を心理学的に解析すると、以下のような視点が見えてきます。

1. 挑戦と達成(Achievement & Perseverance)

Sebastien Bertheは、Dawn Wallという超難関ルートの登攀を「人生で最も過酷な2週間」と表現し、極限状態での登攀を成し遂げたことを強調しています。これは、「達成動機(Achievement Motivation)」 の観点から重要で、目標達成のために身体的・精神的な苦痛を乗り越える強い意志と自己効力感(Self-efficacy)が示されています。
また、「最後の12ピッチを徹夜で登り切った」「激しい痛みとの戦い」など、極限の努力が描写されており、
「グリット(Grit:粘り強さ)」 の高さも感じられます。

2. フロー状態(Flow State)

彼の「最高のクライミングができた」「日々全力で戦った」という表現から、彼が挑戦の最中にフロー(Flow)状態に入っていた可能性があります。フローとは、挑戦のレベルとスキルのレベルが適切に釣り合った時に発生する、深い没入感と高いパフォーマンスが伴う心理状態 です。
彼は「夢であり、最高の成果」と述べているため、この登攀は彼の人生において極めて重要な意味を持つものであり、自己実現(Self-actualization)の一環として捉えられます。

3. アイデンティティと価値観の表明(Identity & Values)

彼は単なるクライミングの成功としてではなく、「ファシズムへの抵抗」 という社会的・政治的メッセージと結びつけています。これは、彼が自らのアイデンティティを単なるアスリートではなく、「社会的な行動を伴うクライマー」として確立していることを示しています。
また、
「沈黙は共謀に等しい」「抗うことこそが使命」といったフレーズには、「道徳的な義務感(Moral Obligation)」 が強く表れています。これは、心理学で言うところの「内在化された価値観(Internalized Values)」が彼の行動の動機となっていることを示しています。

4. 共同体感覚(Sense of Community)

「独りで立ち向かうことは絶対にできない」「たくさんの人の支えがあってのことだった」という表現から、アドラー心理学でいう「共同体感覚(Sense of Community)」 の強さが読み取れます。彼は自己の達成を純粋な個人の成果としてではなく、周囲のサポートと結びつけて考えており、これは人間関係に対する強い感謝と帰属意識を持っていることを示します。
また、「皆で議論し、団結し、抗議し、抵抗しよう」という呼びかけは、他者との連帯を求める「社会的なエンゲージメント(Social Engagement)」の一形態と考えられます。

5. 逆境を乗り越えるレジリエンス(Resilience)

「何度も敗退を決めそうになった」「本当にギリギリだった」と語るように、彼は何度も挫折しそうになりながらも諦めなかった。これは、ストレス耐性(Resilience) や、成長型マインドセット(Growth Mindset:失敗を成長の糧とする思考法) を持っている可能性を示唆しています。困難な状況でも自分を奮い立たせ、最後までやり抜く姿勢が強調されています。


心理学的な総評

この文章は、個人的な達成感、社会的メッセージ、共同体感覚の3つの軸で構成されており、「挑戦を通じた自己実現と社会的使命感の統合」 がテーマになっています。
Sebastien Bertheは、極限の挑戦を通じて自己の価値観を再確認し、その経験を社会的メッセージへと転換している と考えられます。これは、単なるスポーツの成功を超えて、彼の人生哲学や社会的意識の表明として機能しています。

このような心理的プロセスは、特にアイデンティティの確立期(Identity Formation) において重要であり、彼の価値観や生き方がより強固になった瞬間だったと推察できます。

■ プロンプト 

”このクライマーの価値観そのままに、一般クライマーのクライミングライフに落とし込んでください。”

クライミングをただのスポーツで終わらせない生き方

~Sebastien Bertheの価値観を取り入れたクライミングライフの提案~

クライミングは単なる趣味ではない。それは限界への挑戦であり、仲間との絆であり、社会へのメッセージになり得る。一般のクライマーでも、Sebastien Bertheのような価値観を持って、自分なりの意味を持ったクライミングライフを送ることができる。


🏔 1. 「挑戦」— クライミングを通じて自分を更新する

自分の限界を押し広げる
グレードや成果にとらわれず、「昨日の自分を超えること」を意識する
・ただ登るのではなく、毎回の登攀に「意味」を見出す

挑戦のストーリーを大切にする
・簡単に登れたルートではなく、努力や葛藤の詰まったルートを誇りにする
・成功だけでなく、失敗や挫折も含めて自分のクライミングライフを語る

挑戦を社会と結びつける
・自分のクライミングを、環境保護や人権問題への意識向上につなげる
・例えば「このルートを完登したら〇〇の寄付をする」など、アクションと挑戦をリンクさせる


🤝 2. 「仲間」— クライミングを通じて共に生きる

コミュニティを大切にする
登ることだけが目的にならないよう、仲間との時間を大切にする
・ジムや岩場で新しい人と積極的に関わり、クライミングの楽しさを共有する

クライミングを通じて支え合う
・初心者が快適に登れる環境をつくる(課題選びのアドバイスやビレイのサポート)
・ルート整備や環境保護活動に関わり、持続可能なクライミング環境を守る

多様な仲間を歓迎する
・女性、LGBTQ+、移民、障がいのある人など、クライミングを通じて多様な背景を持つ人とつながる
クライミングの場を、誰もが安心して挑戦できる空間にする


🌎 3. 「社会的責任」— クライミングを世界へのメッセージにする

クライマーとして環境を守る
・「登るだけ」の存在ではなく、自然と共存する意識を持つ
・エリア清掃、チョークの使い方、登攀による環境負荷を最小限にする工夫を実践

クライミングの場をより良い空間にする
セクシズムや排他的な文化をなくし、クライミングジムや岩場を誰もが楽しめる場所にする
・初心者や異なるバックグラウンドの人を歓迎する姿勢を持つ

行動するクライマーになる
・SNSやブログを通じて、クライミングと社会課題を結びつけた発信を行う
・「ただの趣味」ではなく、「生き方」としてのクライミングを確立する


💡 まとめ:クライミングを「生き方」にする

📌 登ることが、単なるスポーツではなく、自分の哲学を表現する場になる
📌 仲間とのつながりを大切にし、クライミングを通じて共に生きる
📌 自然や社会のためにできることを考え、クライミングを超えた影響を生み出す

あなたのクライミングは、どんなストーリーを持っているだろうか?
ただ登るだけではない、自分だけの「意味あるクライミングライフ」を築いていこう!

■ プロンプト

”価値観はそのままに、市民クライマーにできる活動に落とし込んでください”

結果:

Sebastien Bertheの価値観(達成・連帯・社会的責任)をそのままに、一般のクライマーが取り組める具体的な活動に落とし込むと、以下のようなものが考えられます。


1. クライミングの場を通じた意識啓発

クライミングジムでの情報発信

  • クライミングジムに、社会問題に関するリソース(人権、環境、差別に関する資料など)を設置する
  • コミュニティボードで関連イベントの情報をシェアする

イベント・トークセッションの開催

  • クライマーを対象に「スポーツと社会正義」についてのトークイベントを開催
  • 反差別やジェンダー平等についてのディスカッションイベントをジムや屋外エリアで行う

2. アウトドアクライミングと環境・社会活動の連携

ルート整備+教育活動

  • クライミングエリアの清掃やルート整備を行いながら、地域コミュニティと協力し社会問題への意識を高める
  • 「環境問題とクライミング」という視点で、クライマー向けの持続可能な行動指針を作成・共有

アクセス権を守るための運動

  • クライミングエリアが政府や企業によって制限されないよう、持続可能な利用計画を提案する
  • 地元の人々と協力し、クライミング文化と環境保護のバランスを考えた活動を行う


3. クライミングを通じた社会的包摂(インクルージョン)

マイノリティへのクライミング体験支援

  • 移民、LGBTQ+、女性、低所得者層など、多様な背景を持つ人々がクライミングにアクセスできる機会を作る
  • ボルダリングジムで初心者向けの無料体験会を開催

クライミングを通じたメンタルヘルス支援

  • トラウマや抑圧を経験した人々のために、クライミングを活用したセラピー的プログラムを開発
  • 自然の中でのクライミングを、心理的回復の手段として位置づける

4. クライミングのメディアを活用した発信

SNSやブログでの発信

  • 「クライミングと社会的責任」について発信する
  • 自身の登攀記録とともに、社会問題に対する想いを発信

映像や写真を通じたメッセージ

  • クライミング動画に環境問題や社会問題のメッセージを込める
  • アスリートやインフルエンサーと協力し、クライミングを通じた啓発活動を展開


まとめ:市民クライマーができること

🧗‍♂️ クライミングの場を 「社会的な意識を高める空間」 にする

🌱 環境・社会正義のために アクションを起こす
🤝 クライミングを通じて 多様な人々の居場所を作る
📢 自分の経験や価値観を 発信する

Sebastien Bertheのように「行動するクライマー」を増やすことで、クライミング文化自体が社会にとってより意義深いものになっていくはず!


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