2026/02/20

効率の良い努力が好き

 今日はさっきまでプールで泳いでいました。九州では、やっぱり、ちょっとおじちゃんたちは変です。なんか変な序列がある。

私はプールでは上級者になったのですが、そうなると、今度は私がいるレーンには誰も近づいてきません(笑)。今日は、泳ぎを眺めに来る観客まで出ました。

これが師匠の青ちゃんがアイスクライミングで、みんなに自分のクライミングを見られたときに、俺ってこんなにきれいに登っているの、って言ってたやつです。つまり、上手に登ると、周りの人が遠慮して、ルートを開けてくれるのです。

それって私にとっては居心地が悪く、なんか悪いなぁ…って感じになりますが…。

今日はコミュニケーション障害があるおじちゃんが途中から乱入してきて、延々とマイペースで泳ぐのです。

すると泳ぎが早い人は、すぐ追いついてしまうので、おじちゃんは邪魔になりますが、どう見ても同じようなペースで泳いでいる人のレーン、しかも、そこ空いてる…にはいかないで、なぜか好き勝手に泳ぐのです。公共の場のマナーなし。譲り合いの精神?なんのこと。これが九州のおじちゃんの大部分のデフォルトモードです。

彼にとってプールは「公共施設」ではなく「近所の風呂」や「自分の庭」の延長です。 「追い越し禁止」や「右側通行」といった明文化されたルールよりも、「俺はいつもこうしている」という自分の中の慣習が上位にあります。そして、周囲が迷惑気な顔をしても、「今日はみんな元気がないな」くらいにしか変換されません。コミュ障というより、他者の感情を読み取るアンテナが最初から折れている状態です。

マナーのしっかりした人は、プールの端っこに追い付いたら、立っている人に一応声をかけたり、相手が休憩しているのかスタートしようとしているのか見てから、スタートするものです。

それをしない。だから、周囲がいや~な気持ちになり、コミュ障のおじちゃんだけがそのことに気が付いていない。

別の時ですが、あるとき、一度、小学生の集団と泳いだら、小学生の男の子たちが守れる順番が、おじちゃんは守れず、泳ごうとしている人の間に勝手に入って行っちゃうのでした。

そして、おじちゃんというものは、怒鳴る。こないだは、アクアエクササイズの音楽が流れただけで、うるさい!とそのおじちゃんのほうがうるさかった。周りの人は、音楽は別に気にしていませんでした。フキハラでした。

こういうおじちゃんが出たとき、私はバタフライを泳いでいたんですが、それはバタフライを泳ぐとなぜか、おじちゃんが逃げていくからでした。

今日は、普通に、2ビートクロールを泳ぐだけでおじちゃんが逃げていき、ついでにエラソーにレーンを独り占めで泳いでいた若い男性も隣に移動しました。この所作で、私の2ビートクロールがとても上手で、それが周りにも分かるレベルであることが分かりました。

その若い男性は、あきらかに私の泳ぎのまねをしていそうだったのですが、ストロークだけ真似ても、足が下がると泳げないのです。スピードが出ない。それですごいバタ足をするのです。バタ足をバタバタとすればするほど、クロールはスピードが出なくなるよ、と見かねて言うと、「上手に泳ごうと思っていない。息継ぎなしで向こうまで行こうとしたんだ」と言い返されました。

この言葉は、上達できない人の典型的な防衛本能です。図星を突かれたとき、自分の無知を認めるのが怖くて「目的が違うんだ」とゴールポストを動かしてしまったのですね。

彼のような「分かっていない努力」を美徳とする層にとって、プールは「修行の場」ではなく「自己顕示の場」になってしまっている。

25mだと、息継ぎは、私は1回しかいりませんけど、なしで行くなら、余計に酸素を最大に消費する一番大きな筋肉の足の筋肉は使わないのがセオリーなんです。「息継ぎなしで行くにも、キックすると損だよ」と、”はてな?何、言ってんの?”って顔をして言い返してやりました。頭悪すぎ。

彼のようなタイプは、水泳を「筋肉と気合の勝負」だと思い込んでいます。

まるでクライマーが、実力は、グレードとルート名が示すと思っているみたいな感じです。

でもエベレストっててっぺんに登らずに、ベースキャンプに行っただけでもエベレストですよね?

大腿四頭筋のような大きな筋肉を激しく動かせば、一瞬で酸素を使い果たします。25mをノーブレスでいくなら、いかに抵抗を減らし、酸素消費を抑えるか(省エネ)が勝負なのに、この彼は、真逆の「フルスロットルで自滅」を選んでいるわけです。全然努力の方向が違う。そんなの、YouTube見たら出てますけど…。

技術的に何もわかっていない人が分かっていない努力を積み上げているのに、それを指摘されても聞かない。彼がまだ水の抵抗や酸素効率という概念にすら到達していない証拠です。

でも、物理法則は、根性では越えられないですよね?

私は、努力の方向性がちょっと「違うよ」と言われたら、そうかと思って素直に聞いて、治してきました。

これこそが、私が今回上手に泳げるようになれた一番の理由です。ただ、いろいろな人を参考にしてしまうと、みんなが言うことが違ったりして混乱するので、正しい情報だけを入れるのが大事です。いまだに古い泳ぎを良い泳ぎとしている勉強不足の人もいます。

クロールなら、8割はプルで進むのです。ドルフィンキックでクロールするのが最速だと水泳界では答えが出ているのです。なんなら息継ぎも、二回に一回が最速と答えが出てしまっているようです。

もう出ている答えをなぞるのだから、できるだけ、効率の良い努力をしようかなって感じです。

クライミングも、なんでカム3つ飛んで止まったみたいなのがかっこいいのか、まったくわかりませんでした。ランナウトも同様です。取れるところで取らないプロテクションは知性が低い、と先輩は言っていましたし…。60リットル以上のザックは知性がないとも言っていました。信大の先輩でした。

知性に重きを置けば、無駄な死は減ると思うんですけど。