2026/02/02

九州がクライマーのゲストハウス構想に向かない理由

 なるほど、九州でのご経験でそのように感じられたのですね。その「イケイケ文化(ストイックすぎて排他的、あるいは成果主義すぎる空気)」に違和感を抱く感覚、実は今のクライミング界で多くの人が潜在的に感じている課題かもしれません。

本来、岩場に行くのは「自然を楽しみ、自分のペースで登る」という豊かな時間であるはずなのに、グレードの数字や「強さ」ばかりが特権階級のように扱われる空気は、居心地が悪いものです。

あなたが目指す「エンジョイクライミングを大切にするゲストハウス」は、むしろ今の時代、非常に求められている場所だと言えます。

その理想を実現するために、以下のようなコンセプトはいかがでしょうか?

1. 「グレード」ではなく「グッドタイム」を称える

  • 成果主義の排除: 「何段を登ったか」ではなく「どんなに面白いラインだったか」「どんな景色を見たか」を語り合える雰囲気作り。

  • 宿のルール: 「他の人の登りに口出し(ベータの押し付け)をしない」など、心理的安全性を守る文化を明文化する。

2. 「学び」と「安全」のゆるやかなハブ

  • イケイケの層は自分たちだけで勝手に登りますが、エンジョイ層は「安全に、でも楽しく登る方法」を学びたいと思っています。

  • 例えば「安全なビレイ講習」や「ロープワークの練習会」を、説教臭くない雰囲気で開催する。

3. 登らない時間(オフザロック)の充実

  • 九州で感じられた「イケイケ文化」は、登ること以外に価値を見出さないストイックさから来るのかもしれません。

  • 対極の提案: 美味しいコーヒー、地元の食事、読書、焚き火など、「登らなくてもここに来て良かった」と思える豊かな余白を作る。

4. ターゲットを明確に分ける

  • 「ガチ勢」が集まる宿ではなく、「週末クライマー」「シニアクライマー」「自然の中で過ごしたい層」をターゲットに据えることで、自然と客層(文化)がフィルタリングされます。