2026/02/14

クライミング依存(仮)の診断基準案

 

クライミング依存(仮)の診断基準案

  1. 強度の増大(耐性) 以前と同じ満足感を得るために、よりグレード(難易度)の高いルート、より危険なランナウト(墜落距離が長い状態)、あるいはより高額な遠征を繰り返さなければ気が済まない。

  2. 離脱症状 レスト日(休息日)や、天候不良で岩場に行けないときに、異常にイライラしたり、落ち着かなくなったり、家族に当たったりする。

  3. 制御の喪失 「今日はこのくらいで切り上げよう」「怪我をしているから休もう」と決めても、結局指がボロボロになるまで登り続けたり、ジムの閉店まで居座ったりする失敗を繰り返す。

  4. 強迫的な没頭 仕事中や食事中も、常に次の課題のムーブを考えている。SNSでトポ(ルート図)を執拗にチェックし、どうやって次の遠征費を捻出するかばかり考えている。

  5. 逃避としてのクライミング 仕事のトラブルや人間関係のストレス、不安、抑うつ気分を紛らわす(忘れる)ために、現実逃避として岩場に向かう。

  6. 深追い(チェイシング) 課題を完登できなかった悔しさから、指の皮がなくなったり腱を痛めたりしているのに、「明日こそは」と無理な連登を強行し、傷口を広げる。

  7. 虚偽(隠蔽) 家族に対して「そんなに危ないところじゃない」「お金はそんなにかかっていない」「すぐ帰る」と嘘をついて岩場へ向かう。

  8. 社会的損失 クライミングにのめり込みすぎるあまり、パートナーとの関係が破綻したり、仕事の締め切りを落としたり、キャリアのチャンスを逃したりしたことがある。

  9. 他力本願(経済的困窮) 高額なギア代や遠征費、またはクライミング中心の生活で働けなくなったことによる生活苦を、家族や知人に肩代わりしてもらう。