2025/11/29

リスク。男子は先輩に相談しない。回想録18

 名張の岩場のクライミング動画がアップされていました。

https://youtu.be/lQPClWDQMQ8?si=UiEsEk3toho9REVd

名張出身のクライマーで思い出すのは、クマちゃんのことです。私を落とした人なんですが…

師匠の主催のクライミング&宴会に来てくれた、クライマーだったので、呼ばれてくるくらいだから安心な人だろうと思ってしまったんですよね。あとで怒られたけど。「俺はすぐ落ちるクライマーは嫌いだって言ったっだろ」って。

落とされた、そのクライミングは、ある関西の女性クライマーからの誘いで行きました。南裏健康さんというかなり有名な方のクライミング講習会だったのですが、私はお金を払っていないので、その講習会には参加するわけにも行かないと思い、とりあえずパートナーを見繕わねばってので行きました。

よんでくれた人の意図からは、ガイドの素で安全にロープ合わせしましょう、ってことだったのかも?読んでくれた意図が分からず、ちょっと困ったんで、クマちゃんを連れて行ったんですよね。5.12登れると言っていたし。

ただ、かぶとの岩場は知らないようだったので、私がリードを取りました。

しかし、その前にその肝心のガイドの南裏さんも、たったの5.10bでテンションコールしており、たぶん、岩のコンディションが悪かったんでしょうね。ぬめってるとか。

で、私は1ピン取った後に落ちてしまったんですが、グランドフォールになりました。ピンは取った後です。念のため。

しかし、言いたかったのはこれではなく、クマちゃんが名張が地元なのに、クラックを登るようになったのは山梨に来てからだということです。

屋久島フリーウェイを目標にしていたそうなのですが登ったのかなぁ…。開拓者の米澤先生とつながったので、直接のアドバイスをたくさん渡したのですが。

男性って道で迷った時に、人に聞くってしなくありませんか?

同じことで、クライミングで疑問が出てきたとき、人に聞かなくありませんか?

私はそれこそ人に聞きまくって情報収集するタイプでした。

聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥。

男子は座右の銘にしてほしい。

私が最初に先輩に問合わせしたのは、広河原沢に行きたかったとき。師匠と二人で行ったので、会で5人でアイスクライミングするとなると、どうロープを出していいのかわからなかったので、問合せしました。

2と3に分かれるというのなら、簡単なんですが、なんせリードできる人が一人しかいなかったんです。まぁ私も出来そうでしたが。どうかな?もう少し経験を積んでからが普通だろう…でも、易しいアイスクライミングのルートでいいところだってのは知ってるよ、って感じでした。

当時の師匠の鈴木さんは、弱小と思しき会に、”ここに行ったら”とさりげなく、サジェスチョンしてくれることが上手な人でした。

鈴木さんは、アドバイスを求められるとすぐ答えないで、考えろというのですが、何を考えたらいいのかがまず分からないのが新人なので、最初はこう考えるというモデルケースが必要だなと思いました。

アイスのルートに出るためのロープシステムを考える、ということなら、この広河原はいいケーススタディになりそうでした。

ダブルで行くか、シングルで行くか、アイスでも滝で懸垂下降で帰るなら、ツインがいいかもしれないし…。

敗退ではなくて、帰路が同沢下降なら、ツインがいいですよね。ロープを担がなくて済むし。でもツインはビレイ操作でジャムりやすいです。私はインスボンはツインで行っています。

そういうロープの相談や、ギア数、プロテクションはどれくらい必要かって、行ったことがある人に聞くのがいいですよね。

そういうのをあまりしないんですよ、男子は。なぜなんだろう?

  • ダブルで行くか

  • シングルで行くか

  • 懸垂下降をするのか

  • 同沢戻りなのか

  • ツインが便利か

  • ジャムりやすさと扱いの難しさのバランス

  • ギア何セット必要か

  • どのピッチで誰がリードを回すか、セカンドとサードはどう考えるか

こういう“設計の仕方そのもの”を学ばないと、いきなり「考えなさい」と言われても無理なんですよね。

そういう相談を、いっぱいすることで、大体のあたりが付けられるようになると思うんですけど、やっている人見たことないです。

クマちゃん、ちゃんと屋久島フリーウェイ行ったのかなぁ…。ロングルートだから、日の長い時期を狙って、ロープ裁きの素早さが核心と思いました。

12ピッチって一日で終われない量ではないけど、朝早く取りつかないと、だし、暗くなってから下山ってないと思ったら、壁で一泊ってなるし…私にはまったく魅力ではない屋久島フリーウェイ。

というか現実的ではない、が正しい表現か。

“ルートを設計して登る”という能力がないと、成立しないルートですよね。

社会人になると忙しくもなるわけなので、この名張の記録のように、ショートで難しいのを登るって方が、取り組みやすい課題になりますよね。設計しなくてよくて、通うだけでいいので。

家が名張って、クライマー垂涎みたいで、関東からわざわざ遠征している人結構いましたけど…。

動画では名張のクラックはガタガタでPD(プロテクションディフィクルト)なのではないかと思ったりしました。

なら、やっぱり龍洞で登る方が私には安全かも。龍洞は雨が多いのが難点でしたが。クラックって言っても日本のクラックみたいに見難しいのではなくプロテクションがどこにでも取れる系のクラックでした。初心者はまずはそういうのから取り組むのがいいと思います。