2021/05/01
2021/04/30
含蓄のある言葉…支え、支えられる
ある時、三人の若者が山の中で吹雪にあい、遭難しそうになった。 C君はぐったりしてうごけなくなった。途方に暮れたA君、B君のうち、A君は頭の良い人で『このままでは皆があぶない。僕が一人で先に様子を見てくる』と言って、二人を置いて、身軽に行ってしまった。
ところが待てど、暮らせど、戻ってこない。残されたB君は、『まぁ仕方がない。ともかく凍えるよりは』と、倒れたC君を背にして、とぼとぼと雪の中を歩き始めた。
さいわいB君も、C君も救助隊に助けられたが、途中で彼が遭遇したのは、なんと一人で先に進んだA君の死体だった。
その時、B君が電光のように悟ったことがある。『僕はC君を助けるつもりで歩いていた。だが実は、背にしたC君の体のぬくもりで温め合い、自分も凍えず助かったのだ』
久しぶりの油山川♪ 10回目
先日、久しぶりに油山川の岩場へ。私の10bクラックを触りに…。
相変わらず、岩場は平和そのもので、とってもご機嫌な場所だった。いるだけで満たされる場所。それが油山川の岩場だ。後ろに控える背振の山々と違って、なんと湿り気の多い山だろうか… ロープにぶら下がって見た藤の花が、蔦を伝って花を咲かせており…、ここは子供たちを連れてきたら、ターザンごっこに発展してしまいそうな、そんなリスクを感じさせる岩場だ。
この日は午後からの岩場だったが、それでも緑は、みずみずしく、いつも通りに私を待っていた…。が、残念ながら、怪我からの回復クライミングもままならない、この身で、そして、足ジャムをやはり忘れていた…。怪我の前は登れたのになぁ…。それも当時、連れて行った新人さん曰く、スイスイと…。体重も増えたせいだろうが、とてもスイスイとはいかなくなってしまっていたんだよなぁ…。トホホ。
とはいえ、一緒に行った人が面白い人で、愉快に過ごした。あっという間に楽しい岩場の時間が過ぎ、夕刻からはスタンプ(クライミングジム)へ…。
新しいトレーニング法を教えてもらった。なかなか難しかった…。忘れないための備忘録として書いておく…
1)左足を出す
2)右足を出す
3)左手
4)右手
つまり、手に頼らない体重移動。手先行の登りから、足先行の登りへの意識改革だ。
ポイントは、つま先がまっすぐであること。私はバレエの癖で、どうしてもターンアウトしてしまって、インサイドエッジになってしまっていた。ターンアウトって出てきてほしい時は出てこないのに、出てこないでいい時は何で出てくるんだろうな?
あとはかかとを下げること!これ大事。立ちこみの弱さをこれで解消できるかもしれない…
左右往復で100手でアップ完了なのだそうです…100か!けっこうあります。
スクワットも、教えてもらいましたが…どうも前傾しているらしく…バレエは、つま先バランスなので、さんざん、つま先バランスに直したんですよねぇ…トホホ。今でも毎朝歯磨きは、アティチュードでやっていたりするので、やっぱりバランスが前傾しているのだそうです…。でも、アティチュードで歯磨きは努力の結果なんですよね…、悲しい。
とはいえ、プリケツはバレエの時も、先生からさんざん直されて、治っていないので…これはインナーマッスルが根本的に弱いのだと思いますが…私は腸腰筋強いんだけどな…。微妙につじつまが合わず、納得感がない身体技能なんですが…頑張って、足で立つだけで腕の力に頼らずに済むようになりたいです。
どうも、教えてくれた人は体に鉄の棒が入っているように、と教わったそうです。バレエでは細い紐が一本筋を通っていると言います‥ので、紐から鉄の棒への剛性へ、かなりの強度向上が必要なわけですね… いや~鉄の棒か~太いよなーそのライン… バレエでは、軸(アプロン)は細ければ細いほど良いと言われるのですが…どれだけ細い軸にたてるかが勝負。軸の細さは、氷柱を登るときには役立ったような気がしますが‥‥それ以外では役立っている気がしない。スラブで役立ったことあるのかなぁ?微妙だなぁ…
しかし、この日はとても嬉しかったので、記念にスタンプでTシャツを買いました(笑)。
良き思い出を覚えていようと思って…。
というのは、私の個人的なクライミングの夢は…白亜スラブで脆く崩れ去ったから…です。
私がたとえ11を登れたところで、どんな選択肢も広がりはしないのが分かった…。そして、頑張ることが、むなしくなった。
今は九州にいるので、白い頂はお預け。つまり、アルパインルートもない。沢も大したものがない。では、何があるのだろうか…? 私の人生の喜びとしてきたものは?
もちろん福岡の自然は、山梨や長野、群馬の自然と違って猛々しくなく、女性的で美しいのですが…。私は厳しさが好きな人だったみたいなのです…。雪や氷があると、自動的に気分が盛り上がりますが、全然盛り上がらない無雪期の山…。ほとんど癒しです。ぜんぜん、チャレンジではないです。ただのあそび。まぁ、雪の山を登るのだって遊びなのですが、気合が違います。
■ プレゼンシング
帰ったら、日向神バルコニーエリアのリボルト報告が上がっていて、驚いた…。
日向神クライマーズクラブが去年できたことも驚いたが…。
九州で、クライマーの自治の機運が盛り上がって嬉しいです。
率直に言って、期待していなかった。(ので、期待以上です!)
このまま、日向神でリボルト基金が設立されたら良いと思いますが。
バルコニーエリアのリボルトのプレゼンシングにすごく驚いた。カットアンカー事件として、カットアンカー関連の記事をすぐにまとめました。
あまりに運命の不思議に驚いたためです。
カットアンカーがアブナイと言うことは、このブログでも再三、指摘していましたが、日向神に一緒に登りに行っていたクライマーからは、私が落ちるのが怖いから落ちないのだ、と言われ、不服を感じていました…。
でも、あの古いボルトを見たら、そう言っていた人も、気軽な墜落はできない内容だと理解したでしょう…
バルコニーエリアのボルトは、グレーの塗料でペイントされ、錆隠しではないか?という疑いが濃厚でした…。今回、抜かれたボルトを見ると、ハンガーとボルトの組み合わせが、ステンレスとスチールの異種金属の組み合わせで、やはりコロージョンしていたようでした。やっぱり落ちる登りをしなくて良かった…。しかも、カットアンカー…さびさびの。
実は、あったんですよ、私にも無邪気にバンバン落ちていたころが…。人工壁、最初の核心3mで落ちていたころが…。はるか昔ですが。もうそんな愚かで無邪気なクライミングは、私にはないですが。
まだ3mで落ちていたころ、会の会長が、ある女性を自分以外のほかのメンバーと登らせず、不思議に思った男子たちが騒ぐので、会長さんに理由を聞いてみたところ…「彼女に怪我して欲しくないから」が答えで、その答えをそのまま理解すると、私だったら怪我をしてもいい…つまり、会の男子らのビレイはダメビレイって意味でした…ので、私はすぐにその会は辞めたのですが。
当時、私が窮地に立たされたのを見知っていて助けなかった人…その人にも、私はその後、運よく大阪労山登山学校の校長先生だった青ちゃんと知り合ったので、お互いに勉強したいと思っても、山岳会が機能していない現代で、チャンスが与えられない境遇は一緒だし…と思って、私に与えられたチャンスを共有しようと声をかけてあげたことがありました…。
その人とは山梨ではほとんど登っておらず、こちらに来てから、あちこちの岩場をめぐりましたが…。私を落としたクライマーは、私を落としたおかげで神ビレイヤーとなり、彼はその後、その安全に変身したクライマーと存分に楽しくやったのだそうです。無邪気にその話を聞かせてくれました…私がどんな気持ちになるか?想像はできないみたいでした…。
まぁ、こちらでは、私が一緒に登るようになったわけですが、私は、”リードは今から”と言うところで、九州に来て、あまり初心者がリードするにはふさわしくない状況が待っている九州の岩場、という現状でしたので、12まで登る人とであれば、大体どこの岩場でも安全に楽しく登れるので、知らない岩場に行けて良かったです。リード経験も増えたし。
しかし、私は怪我でここ丸2年ボルトルートは登っていないので、それは正しい選択でした…私に適しているグレードのエリア、見せに連れて行ってくれたのですが、バルコニーエリアなんて比較にならないダメオールアンカー支点ですからね~!あれで登るバカいるの?って感じです…
ですから、私が怪我をしたのは、まぁ良かったのです。怪我でもしていなければ、不必要にリードさせられるわけなので…。
しかも、その理由が、私が求めてもいない仲間からの承認欲求…しかも他人の欲求のために。(彼は、私がアイスではちゃんと登れるのだということを仲間に示すために韓国アイスを私に企画させようとしたくらいなのだ…いらんて。なんで私を見下している人たちのために骨折りしないといけないんだ?)
私がカットアンカーがアブナイ、日向神の終了点がアブナイと、このブログに記載しているせいで、クライマーの間で評判が悪くなったのだそうで(私本人は知らない)、もはや一緒には登っていません。というか登りたいとすら思えない…そう簡単に仲間を捨てる人と。しかも2度も。
私自身は、どんなことを世間に言われようとも、自分の命のほうが大事ですので…。チキンだとか、トップロープクライマーだとか、会の悪口を書いているとか、色々陰で悪口言われているのだそうです、彼曰く。そうなのか、なるほど。
でも、100歩譲っても…。
支点ビレイを今どきしている人は、やっぱり時代遅れ、ですし、なんでATC使っていてグリップビレイで待機なのか分かりませんし、5mも離れた位置では、いくら人工壁でもやっぱり、そのビレイは変ですし…。2名のリードクライマーを1人がビレイするって聞いたこともありませんし…。エイドのルートを怖がったら、チキン呼ばわりされましたけど、私女性の中でも、チビですよ?分かっていないのは、そっちの方では…。
なので、私はこんな無理解なところでクライミングするくらいなら、しないほうがいい、という個人的選択なのです。
クライミングは人生を楽しむためにするもので、その逆じゃないですから。
そして、これまであれこれ書いてきたことが、JFAだった井上さんを動かし、日向神を動かしたわけですからね!
クライミングをすることで、むしろ人生がややこしくなるんだったら、やらなければいいと思っています。
というわけで、バレたくない何かが、バレないかと心配している人、どうぞ、ご安心を。
私が愛しているのは、クライミングではなく、日本の豊かな自然と
自然界の在り方から、人としてのあるべき姿を学ぼうとする心、
です。
今回は、それがいくばくか、プレゼンシングして嬉しかったのでした…。
かかった期間は約2年ほどです。
■参考 前回の油山川
https://allnevery.blogspot.com/2019/01/blog-post_6.html
10本ノックしていたらしい…
リボルトの報われなさとグリーフケア
■ 開拓vsリボルトの比較
開拓 vs リボルト
自分が登るため ⇔ 他人が登るため
プライベート ⇔ パブリック
白いキャンバス ⇔ すでに描かれたキャンバス
自由度あり ⇔ 自由度無し
名誉 ⇔ 名誉なし
命名権あり ⇔ 命名権無し
ボルト代100円時代 ⇔ ボルト代1000円時代
ということです。
先日、著名なボルダー開拓者から、「開拓者はつくづく損だ、誰かがやってくれるとみんな考えている!」という苦情が上がっていました。
ボルトを打たない、ボルダラーの開拓者からすら、そうなのです。
であれば、一番くたびれ損なのは、リボルトしてくれる人だと思います。
私が考える、もっともあるべき道は、自分が開拓して、その開拓したルートのボルトが、経年劣化したために、責任を取って、自分でリボルトする、ということです。
■ グリーフケア
クライマー向けグリーフケア
としてリボルト職人があるというのは、可能性があるかもしれません。
私は弟を24歳の若さで亡くしていますが…、クライミング活動は、なんとなく、弟に付き合っている感覚でした。ある意味、弟の死に対するグリーフケア。
アルパインでは、新井さん、講習生仲間、など、初期に亡くしています。リードで人を落としてしまった人にも会ったし、自分が落とされて頭を縫ったし、ソロで登っている墜落を見たり、九州では一発目のクライミングでグランドフォールを見たし…、もちろん、吉田さんの死もありました… というので、
クライミングのリスク喚起=死者への弔い
です。リボルト職人と言うのは報いがない仕事ではありますが、グリーフケアとして、無心でボルトを交換する、というのは、ありうるかもしれないなぁと思いました。
死に筋を外す
■ クライミングで、死に筋を外すとは?
平地での安全安心は、足元が崩れない大地に立っていること、です。
高所での安全安心は、壊れない支点にぶら下がっていること、です。
死に筋を外すには、この平地と高所の大きな差を分かっていないとダメですが…そこが一番大きな発想の転換で、クライミングをスタートした初心者の人たちにとって理解するのが一番難しいポイント。
■ クライミングの成功とは?
死に筋を外していることです。
つまり、考え方として、常に高所ではセルフにぶら下がっている、という発想が身についていること。
落ちてもフリークライミングやスポーツクライミングではもちろん、平気で死にませんが、だからといって、バンバン落ちて無駄なリスクを取らなくても良いわけです。
ベテランのリスク、現代クライマーのリスク
私はクライミングをスタートして以来、相手を理解できず、なぜこういう行動をするのだろうか?ということで、苦悩することが増えたので、毎朝、仏教の説話を聞いています。
■ お別れの質
お別れが来たとき、ホッとするか?それとも残念に思うか…
ホッとする ⇒ 悪い縁だった印
残念 ⇒ 良い縁だった印
未練がないお別れに、薄情という印象を持つ人もいるのだそうです。しかし、仏教ではそうではなく、人の縁は流れゆくものだ、諸行無常を体得している=未練がない、そういうことだそうです。
2021/04/29
資材調達×リボルト職人育成
■資材調達×リボルト職人育成
何があったのか、分かりませんが…。
「資材の手配をCWでできなければ、JFAのリボルトに協力しない」
か…。リボルト職人だけの日当では、生活や会社を維持するのに、十分なマージンがないんだろうと推測。
リボルト職人制度も大幅に変わるのだそうです…。たしかに現行の制度では、職人育成にかかかるコストが、大赤字でしたでしょう…何回受けても2万円という破格値では…。
リボルト職人と対照的なのは、セッターですね。どちらも高度な職人技なのに、リボルト職人は不人気商売、セッターは人気商売です。
■ ご縁と心理的拘束
私の最も強い資質のうち、責任感という資質はこのような資質です。
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あなたは責任感という資質により、自分がやると言ったことに対しては何でもやり遂げようという強い気持ちを持ちます。それが大きかろうと小さかろうと、あなたは完了するまでそれをやり遂げることに心理的に拘束されます。(中略)人が新しい責任を誰かに任せる時、まずあなたに目を向けるでしょう。あなたがその責任を必ず果たすことを知っているからです。人々があなたに助けを求めてくるとき――すぐにそうなるでしょうが――あなたは選ぶ目を持たなければなりません。進んで事に当たろうとするあまり、できる範囲以上に仕事を引受けてしまう場合もあるからです。
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クライミングは、私にとって、バレエの代替えとなるもの、で、健康を維持するために行いうる、安価で自然にやさしい活動、ということです。
当然、趣味の範囲。しかし、日本のクライミング業界が、”群盲、象を評す”状態だということに気が付いてしまいました。
さらに、きちんとしたクライミング教育がない、ということにも気が付いたのです…。
きちんと書かれた教科書的なもので、世界的水準を満たすものがない、というのは、UIAAのアルパインサマーの出版契機を作ったことで、運よく達成できました…。これで、やっとクライミング卒業できる…という気持ちでした。
心理的に拘束されていたんですね。
■ 岩場本来の在り方
日本人の一般的傾向として、対処療法、目先のことに走り勝ち、というのがあると思います。
実際、全国で岩場のリボルトが待たれているのは事実ですが…そもそも論として誰がリボルトすべきか?っていうと?もちろん、初登者たちなわけですよね。
本来の在り方的には、岩場は、その岩場を利用するクライマーにとって愛着を持たれ、メンテナンスされるべき、ものでしょう。利用者負担の原則です。
今の現状では、リボルトが進まないですが…
本来は、一つの岩場と想定すると、
1)日本インストラクター協会のような、きちんとしたクライミング教育で、クライマーが育って、
2)色々登っている間に開拓したくなり…、課題を作り…
3)そして、年老いて自分の作った課題をリボルトする
というのが、あるべき流れです。
そうなっていないで、ある意味、他人の問題を肩代わりしているともいえるのが現体制。
■今ある問題
今ある問題は、ボルトが古くなって登るにはあぶないということです。ある意味、作品性を主張する人から、依頼を受けて、やったら筋が通るのに…。
人の作ったルートをリボルトするから、初登者の権利の尊重、とか訳の分からないことを言っている人におべっか使わなくてはならなくなるわけです…。もし初登者に、”ほかのやつにはリボルトさせない”と言う権利を認めるのであれば、
・きちんと地元の地権者に許可を取ったり、
・使ったボルトの品質を一般公開したり、
・経年劣化したボルトは打ち換える、
・あるいは、明らかにランナウトのルートで死者も出ているなら、賠償責任だって出てくる
かもしれません…。
そうした”義務”もセット販売だったはずです。権利あるところ義務あり、なのです。
そう枕を高くして、えらぶっている資格が初登者にあるか?というと、資格がある開拓者は、ほんの一部の方なのではないでしょうか。現在の岩場の地権者関係の様子からすると。
昔は責任より、開拓者としては、”作品作り”、”俺の名を後世に残すチャンス”と思っていただろうと思います…。
■ 不毛なリボルト
一方で不毛なのがリボルト… 地権者許可は、取り直しだし、資材は公的なお金を使ったものなので、責任重大。技術も生半可なものでは、許されまじ、と考えてしまいますよね…。
井上さんは、非常に厳しい方でしたが、それも全国から集めた皆のお金でやっている、という責任感ゆえ。許してあげなくては、と思える環境の厳しさと不毛さです。やっていることは、人の尻拭いなのです。
■ 情報の公開で無知の解消を
しかし、一方で、なぜか情報公開がお好きでないようで、それは謎でした。
リボルト職人の職人芸を例えばYouTubeで公開しても、誰も真似して、タダでやり始めるってないように思うんですよね… なぜなら、リボルトだからです、新規開拓ではなく…。
先日、タイの開拓者の友人、タオから、動画でリボルト風景が回ってきましたが…、普通に大変そうでした。あれを見て、簡単!俺もできる!と真似する奴はいないだろうと思いました。資材の公表とかも同じで、もっと情報を出していった方が、議論が盛んになって良いのではないかと思ったりします。
私はHiltiのボルトを購入しようとして、選択肢が多すぎて挫折した経験があるので。むしろ、JFAが販売窓口になってくれたら、楽に買えたかもです。JFA推奨の資材で開拓したい開拓クライマーはたくさんいるのではないでしょうかね?
今後のJFAに臨むことは、そうした核心的情報の公開です。
そうしないと、ローカルの開拓者は、トンデモ支点をホームセンター資材で作り続けることになるでしょう…
(事例:https://allnevery.blogspot.com/2018/11/bad-anchor.html)
それくらいだったら、初めから何もない岩だけのほうがマシ、ですから…
参考記事:
ボルトの安全性情報が少ない
日向神バルコニーエリアリボルトの転載
経緯が分かる報告書がどこにも上がっていないようで、九州クライマー連絡会にきたものを転載します。
--------転載-------------
カットアンカーの支点(ボルト)に関連する記事 21選
1) 2018年12月9日日曜日
ボルトの目利き ロクスノ079号
2)2020年1月6日月曜日
悲報: 九州で見たボルトはNGボルトでした…
3)2020年1月6日月曜日
JFAリボルト講習会 DAY1
4)2020年1月6日月曜日
JFAリボルト講習会 Day2
5)2020年1月6日月曜日
山岳会代わりにJFAに加入しましょう
6)2020年1月7日火曜日
2020 JFAリボルト講習会のまとめ
7)2020年1月8日水曜日
カットアンカーの支点は3点で…
8)2020年1月10日金曜日
オールステンで15kNの強度があれば、岩に穴をあけても許されるか?どうか?
9)2020年2月17日月曜日
クイズ カットアンカーの安全性はどう判断したらよいでしょうか?
10)2020年2月17日月曜日
レッドポインターという生き方の限界
11)2020年2月27日木曜日
25kN
12)2020年2月28日金曜日
安全軽視の価値観=カットアンカー
13)2020年3月6日金曜日
カットアンカーの中身は開けてみるまで分からない=クライマーに自己責任で登れと言われても困る
14)2020年3月25日水曜日
フリークライミングの教育機関がないことについて
15)2020年3月27日金曜日
Free Funのオウンリスクの説明の曖昧さ
16)2020年3月28日土曜日
岩場の安全保障
17)2020年4月6日月曜日
2021/04/27
クライミングにおける男性性の研究の終了
クライミングをスタートして、バレエ時代には発生しなかったような、数々の不可解な事件、が起こるので…ドラマと英語では言いますが…心理劇という意味です。そのようなドラマが続くと疲れるので、なんとかそうしたものが起こらない関係性を目指していましたが、男性の行動原理について、なんでそうなるの?疑問だなぁ…と思うことが多く、勝手にテーマが立ってしまっていました。
最近、14歳の中学生の男の子3人に、子どもクライミング体験をしたのですが、彼らを見て、対照として役立ったというか、
なんだ~単なる、お母さんに甘やかされた子供だっただけなんだ~
と分かりました。男の子は、母親に甘やかされると、自分中心に世界が動いてしまうので、集団の中で自分が置かれた立場が客観視できなくなります。
つまり、社会全体を見渡して、あれ、俺って強い一番強い?と言うことに気がつけない。
■ パートナーへの期待は母の愛
男の子は母の愛を疑わない
と、子育て本に書いてあり、クライミングで私に起こった奇妙な出来事はコレだ!と思いました(笑)。
というのは、自分がランチを持ってくるのを忘れたときに、なぜか「頂戴」と言われたり…(え?私のがなくなるんですけど!)、あるいは、クライミングは代わりばんこなのに、変わりばんこではなく、なんか私が登りたいところは登れない。あるいは、人のロープでリードして悪びれていない… はぁ?自立って言葉知ってます?
あるいは、貸したもの…返してもらおうとしたら、返事がない、あるいは、私の方の解釈では、貸すときに念を入れて「これは貸すのであって上げるのではないと釘を刺したハズ」なのに、相手は「あのいい方だったら貰っていいって意味でしょう」。
しかも、返事をしないので、仕方なく、共通の知り合いに間に入ってもらったら、逆ギレ…。なんでこういう受け取りになるのかなぁ…と純粋に疑問でした…。
ごく普通の人に同じことをしたら、「ありがとうございました」というお礼と粗品がセットになって返送されてきました。
そうだよなぁ…これが普通の返礼の仕方だよなぁ…。
なんでそうなるの?!って思っていたところに回答がきた!みたいな、14歳男子とのクライミングデーだった。
息子君は、14歳でも、まだ8歳の私の自覚力以下で、母親がくたびれ果てているのに全く気が付かない…息子君は母の愛を信じて何も疑っていないのです…母親が全能の神であるかのように…ので、なるほどなぁ、と。
私に起こっていたのはこれなのでした…。
私は長女で頼りがいがあるように見えるので、いつでも俺のためにスタンバってくれる人と思っていたんだろうなぁ…。まぁ、暇だったので大体はそうでしたが…けっこう無理して付き合ってあげていたので、それは理解されていなかったんだということが分かったのでした(笑)。怪我につながる、がむしゃらに頑張る系のクライミングには興味がありません。
…というので、
子育て中の母親みたいな立場のクライミング
は辞めようと思います(笑)。師匠とも、海外では子育て中の母親型クライミング、でしたしね。
私と組もうと言ってやってきたクライマーをその人に奪われたこと2回目、その上、何も罪悪感がない…。まぁ、パートナーと言うのは、水物で、いるときはいるし、いないときはいない、というただの水の流れみたいなものですので、別にいいですけど…。(余談ですが、お金も同じで、ある時はあるけど、ないときはないってものです。)
クライミングは、命がかかる危険な遊びですが、それはアルパインクライミング、の場合で、フリークライミングで命がけっていうのは、
単にパートナーが愚鈍、
って意味です。
ということなので、基本、愚鈍な人を避ける、が基本戦略…なので、収まるべきところに収まっているだけなのかも…。
男性のメタ認知ですが、男性の場合、女性が信じられないようなレベルでメタ認知力が低いです…。
65歳以上の男性でも、かっこつけたいという見栄のほうが、安全を上回る場合が結構あります。
なので、男性と登る場合に見極めるべきは、その人が何のために登っているか?
俺が強い男だということを証明しようと登っている場合は、一緒に登らない方がいいかもです…
一般市民クライマーの99%は趣味のクライマー。趣味のクライミングで競争するのは、ティーンネイジャーの原理であり、大人でそれをやっているってことは、そもそも精神の年齢が低いって意味なのかもしれません。
俺は教わっていない(だからお前にも教えない)は間違っている
教わったことしか、次の人に教えなかったら、教える内容はずっと固定化され、進化しないままです。教わっていなくても、自分が分かっていることで相手が分かっていないことは教えるべきです。その理由は、教そわった以上に教えないと、何も進化しないから、それだけです。
教わっていないから教えないはエゴの声。エゴの声で登る人たちに真のクライミングはありません。