■ ボルトが、(現代基準で)イマイチなルートに対して、どう取り組むべきか?
という事例が石田さんのサイトに書かれています。こちら… http://ishidatozanjukunisshi.blogspot.com/2020/06/blog-post_13.html?m=1
以下、まとめ。
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《例えば…》
5本の5.11代ルートがあるとします。
1)1ルートが8ミリのカットアンカー(アルミっぽい)、錆び無し。(5.11d)
2)4ルートが8ミリのオールアンカー、相当に錆び錆び。(5.11a、5.11b、5.11c、5.11c)
《取り組み案》
1)の5.11dは、本気トライが許せる範囲と妥協する
理由 → ・サビがない、
・硬そうな花崗岩、
・2本目以降のボルト間隔が近い
・1本抜けても大丈夫なボルト間隔
反論 アルミ → ・ガルバニックコロージョン
2)の錆サビのオールアンカー4本は、本気トライしない
理由 → ・1本抜けても大丈夫なセクションは、ごく僅か
・グレードと自分のクライミング能力
・落ちる可能性10%~50%とかのムーヴ
・他に沢山ルートがあるエリアなら、避けて通る
反論 → ・何かあるのだろうか…
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《安全基準》
①カムが効く場所は、バックアップを取る
②ホールド欠損以外では基本落ちないムーヴだけで登る。落ちる覚悟のムーヴしか無かったら、敗退。
③トップロープ状態に限り、落ちる可能性のあるムーヴを繰り出す。
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■ 現代の安全基準とは?
現代の安全基準では、M10グージョンが一般的です。オールアンカー<カットアンカー<グージョン
また、異種金属の組み合わせは確実に腐食をします。最低限がオールステンレスです。
サイズでは、8ミリは許容されず、10ミリです。
■ どのような安全基準で登るか?
この事例は5.11代ですが、私は、5.10代で、これをやっています。
すべてのクライマーは、グレードが違っても、やることは基本同じです。
入門クライマー ナインアンダーでこれを実行
初級クライマー 10代でこれを実行
中級クライマー 11代でこれを実行
上級クライマー 12代でこれを実行
というイメージです。
■ 既存のグレードは信用できない
一般に、グレードは取り付いてよい課題を判断する目安にするためにあります。したがって、私は、5.10代は、取りついてよいはずですが…。普段、12を触っている先輩が、5.10bで落ちているのを見たりしたので、トポのグレードが目安として使える、あっているという前提は、この際、無視することに決定しました。白紙から取り組むことにしています。
■ ミニマムボルトに対応できるクライマーになるには?
ちなみに、小川山でも、例えば、ジャーマンスープレックスは下にカムを追加して登っています…