現代のボルト強度は25kNと確保理論で教わり、ペツルハンガーがついているボルトは、みな25kNの強度があるものだと思っていた、あの頃…。
うぶでした。九州に来て、あんな支点やこんな支点を見かけるようになり、見慣れない支点で微妙に自己評価に自信が持てず、師匠に写真を送っては、「これってどう思います?」と聞きました…。きっと、今までそんなことをしていたクライマーがいなかったんだろうと。
開拓者に会ったときは、素晴らしい出会いだと思い「ボルトを提供させていただきます」と言いました。ボルト提供案は、なんという妙案だったことか…。
さて、ボルトですが、25kN出ているのは、M10グージョンとケミカルアンカーだけです。
M10カットアンカーは、正しく施工され100%強度が出ても、15kN。プアな施工だと5kN出るかしら?
でも、カムってレギュラーサイズ、14kNですよねぇ?スモールカムで4kN。
懸垂用途には、基本的に静荷重しかかからないことになっているので、中間支点よりも強度が落ちることは問題がないらしく、それでどうも、九州の支点は、立木でとることになっているらしいですが… 立木で支点を取るのはいいけど、その場合、木の上に生えた立木の強度は…?何kNなのか、評価不可能。
そして、懸垂は失敗が許されない。
中根穂高さんが、立木は抜けて落ちた事故報告があるけど、ボルト2個もろとも、抜けた記録はないと言っていました。ただし、そもそも、事故報告自体が上がらないので、報告にないと言われても、信用ならないですが…。何事も100%はない。
ちなみに70代で、まだ生き残っているクライマーは、トップロープソロ時は、ダブルストランド。ビレイループすらダブル。
現代の若者は、JFAですら、シングルストランドでぶら下がっていますが、1本だと1本が切れた時終わりですよねぇ?
オールドクライマーは、冗長の法則をかたくなに守っていました。それが生き残りの秘訣なんではないですかね??
中根穂高さんが、立木は抜けて落ちた事故報告があるけど、ボルト2個もろとも、抜けた記録はないと言っていました。ただし、そもそも、事故報告自体が上がらないので、報告にないと言われても、信用ならないですが…。何事も100%はない。
ちなみに70代で、まだ生き残っているクライマーは、トップロープソロ時は、ダブルストランド。ビレイループすらダブル。
現代の若者は、JFAですら、シングルストランドでぶら下がっていますが、1本だと1本が切れた時終わりですよねぇ?
オールドクライマーは、冗長の法則をかたくなに守っていました。それが生き残りの秘訣なんではないですかね??