クライミングをスタートして、バレエ時代には発生しなかったような、数々の不可解な事件、が起こるので…ドラマと英語では言いますが…心理劇という意味です。そのようなドラマが続くと疲れるので、なんとかそうしたものが起こらない関係性を目指していましたが、男性の行動原理について、なんでそうなるの?疑問だなぁ…と思うことが多く、勝手にテーマが立ってしまっていました。
最近、14歳の中学生の男の子3人に、子どもクライミング体験をしたのですが、彼らを見て、対照として役立ったというか、
なんだ~単なる、お母さんに甘やかされた子供だっただけなんだ~
と分かりました。男の子は、母親に甘やかされると、自分中心に世界が動いてしまうので、集団の中で自分が置かれた立場が客観視できなくなります。
つまり、社会全体を見渡して、あれ、俺って強い一番強い?と言うことに気がつけない。
■ パートナーへの期待は母の愛
男の子は母の愛を疑わない
と、子育て本に書いてあり、クライミングで私に起こった奇妙な出来事はコレだ!と思いました(笑)。
というのは、自分がランチを持ってくるのを忘れたときに、なぜか「頂戴」と言われたり…(え?私のがなくなるんですけど!)、あるいは、クライミングは代わりばんこなのに、変わりばんこではなく、なんか私が登りたいところは登れない。あるいは、人のロープでリードして悪びれていない… はぁ?自立って言葉知ってます?
あるいは、貸したもの…返してもらおうとしたら、返事がない、あるいは、私の方の解釈では、貸すときに念を入れて「これは貸すのであって上げるのではないと釘を刺したハズ」なのに、相手は「あのいい方だったら貰っていいって意味でしょう」。
しかも、返事をしないので、仕方なく、共通の知り合いに間に入ってもらったら、逆ギレ…。なんでこういう受け取りになるのかなぁ…と純粋に疑問でした…。
ごく普通の人に同じことをしたら、「ありがとうございました」というお礼と粗品がセットになって返送されてきました。
そうだよなぁ…これが普通の返礼の仕方だよなぁ…。
なんでそうなるの?!って思っていたところに回答がきた!みたいな、14歳男子とのクライミングデーだった。
息子君は、14歳でも、まだ8歳の私の自覚力以下で、母親がくたびれ果てているのに全く気が付かない…息子君は母の愛を信じて何も疑っていないのです…母親が全能の神であるかのように…ので、なるほどなぁ、と。
私に起こっていたのはこれなのでした…。
私は長女で頼りがいがあるように見えるので、いつでも俺のためにスタンバってくれる人と思っていたんだろうなぁ…。まぁ、暇だったので大体はそうでしたが…けっこう無理して付き合ってあげていたので、それは理解されていなかったんだということが分かったのでした(笑)。怪我につながる、がむしゃらに頑張る系のクライミングには興味がありません。
…というので、
子育て中の母親みたいな立場のクライミング
は辞めようと思います(笑)。師匠とも、海外では子育て中の母親型クライミング、でしたしね。
私と組もうと言ってやってきたクライマーをその人に奪われたこと2回目、その上、何も罪悪感がない…。まぁ、パートナーと言うのは、水物で、いるときはいるし、いないときはいない、というただの水の流れみたいなものですので、別にいいですけど…。(余談ですが、お金も同じで、ある時はあるけど、ないときはないってものです。)
クライミングは、命がかかる危険な遊びですが、それはアルパインクライミング、の場合で、フリークライミングで命がけっていうのは、
単にパートナーが愚鈍、
って意味です。
ということなので、基本、愚鈍な人を避ける、が基本戦略…なので、収まるべきところに収まっているだけなのかも…。
男性のメタ認知ですが、男性の場合、女性が信じられないようなレベルでメタ認知力が低いです…。
65歳以上の男性でも、かっこつけたいという見栄のほうが、安全を上回る場合が結構あります。
なので、男性と登る場合に見極めるべきは、その人が何のために登っているか?
俺が強い男だということを証明しようと登っている場合は、一緒に登らない方がいいかもです…
一般市民クライマーの99%は趣味のクライマー。趣味のクライミングで競争するのは、ティーンネイジャーの原理であり、大人でそれをやっているってことは、そもそも精神の年齢が低いって意味なのかもしれません。