2020/01/10

オールステンで15kNの強度があれば、岩に穴をあけても許されるか?どうか?

■岩に穴をあけることの正当化

オールステンで15kNの強度があれば、岩に穴をあけても許されるか?どうか?

というのは、

カムが設置できる場所か?
しっかりした立木がある場所か?

ということに左右されるだろうと思います。

クラックがあればボルトを打つ必要はないし、上に歩いて行けるなら、トップロープで登ればいいだけで、岩を傷つけてまでリードしたい、というのは、クライマーのエゴかもしれません。

カットアンカーで強度が100%の15kN出ているか?というのは、効きが確かめられない以上、よくは分からないわけです。

■ カムのほうがマシ

まぁ、私はカム落ち練習もしましたが、

同じくらいの緊張感

で落ちるのが、ボルトでもカットアンカーの場合、適切かもしれません。

カムは慣れた人であれば見て効いているかどうか、判断ができる。私も大体判断ができる。

しかし、カットアンカーは外目から判断ができないし、増締めもできない。

100%強度が出て15kNで、20%しか強度が出ていなかったら、3kNしかない。いくら二つあっても…。体重60kgの人が3mから落ちれば9kNです。

なので、見て確認できるほうが、より信頼性が高いと言える。

九州ではカムを怖がっている人は多いが、どっちがより怖いか?は、精査が必要でしょう。

結局、知的怠惰、つまり楽して安全、というのは、ないのではないですかね?