■ クライマーの9割は男性
クライミングという活動は、段々と女性も増えてはいますが、9割男性。
それでもって、日本社会は、我が家のように、親が離婚していなくても、お父さんは一般に影が薄ーい存在というか、家と会社の往復以外、何もない人生を一般に送っており、一般家庭でも、内実、母子家庭状態です。そうなると、母親というのは、大体、
娘に厳しく、(→ 実力を低く見積もりがち)
息子に甘く、(→ 実力を高く見積もりがち)
結果、息子は、実力以上に自己肯定感が膨らんだ人に成長してしまいます。
もちろん、人間の尊厳、として、誰でも生きているだけで存在価値があるのですが、それは、誰かを虐げて良いという解釈ではないです。
相手も生かされ、自分も生かされるのが普通。
このような社会の背景があるので、パートナー選びの要諦は、
マザコン男を避ける
ことが、誰にとっても大事な要素になってきます。
■ マザコン男の特徴
- 自信過剰
- 過信
- 女性を守れないのに、意識の上では男らしくて強いと思っている
うわ!まんま、ダメトップですね…。トップを登るクライマーの資質としてダメ系…。トップは責任重大なので、過剰ではない、適切な自信、が必要になります。
3においては、女性→セカンド、とか、パートナー に置き換えるといいでしょう…
■ 見極めポイント
やっぱり、ナルシズムが男性の心の成長には課題になるのではないでしょうかね?
「俺ってかっこいいなぁ」とか、「俺こんないいムーブで登ってんの?」とか…。
すごく写真を撮られたがるとか… 男性なのに、ファッションにこだわるとか…?まぁ、誰だってファッションにこだわってもいいのですが、適度な、というのがつくでしょう。
私が、アレ?変だな…と思始めたのは、パートナーが失敗した登攀をした(白亜スラブ)のに、そのことを反省するというよりはむしろ、自信を深めている様子だったことからです。
あれは誰が見ても、よろしくない反省点の多い登攀だったのに、それでも落ちていない、という点から自信を深めたのでしょうかね…? そりゃ、そこは最低限クリアしてくれないと…な点で、5.11のクラックなんて、カムエイドできますからね…。クラックってエイドで逃げたら、あんまり意味がない…。
現代新人クライマーは、登攀の良しあしを決めるスタイルについて教育を受けていないのかもしれません。登れさえすれば、どんな内容でも、OKを出してしまうのかも?
ポジティブシンキングは良いことなのですが、”底なしのポジティブシンキング”…は、
失敗を反省しない心
につながっているようだ…、と分かったのでした…。登攀歴が十分長い人だったのでそのような解釈をするとは意外だったので…。
■スタイル教育
というのも、私はスタイルはかなり気を使って登っていたので、それが山梨クライマーは普通だと思っていたからです。最初の師匠の鈴木さんにそう教わりました。
例えば、ガマスラブ(5.9)は、初心者時代からオンサイトしようと思っていたので、ジャーマンスープレックス(10c)の後でも、見てもいませんでした…。わざと見ないようにしていたのです。ジャーマン登れたら、行けるな…みたいな感じでした…。そういう風に誰でもしていると思っていました。
ちなみに九州のクライマーはみなスタイル教育受けていないような気がします。私が出会った人がそうなだけかもしれませんが。(RPしか知らないような気がします。落ちるな教育もあんまりないです。ボルトとても悪いのに)
もしスタイルについて誰からも教えられていない、知らないとしたら…?
登れさえしたら俺オッケーというポジティブシンキングになるかもしれない…。
というのは、現代では、ボルダーはそんな感じのクライミングで、あんまりスタイルは問われず、ビデオでムーブチェック(驚き!)するくらいの勢いです。
それをルートにも持ち込んでしまうのかもしれませんね。
そういうことだと、アルパインクライミングってどれだけでも落ちれてしまうというか…。一億総、Ⅳ級Aゼロ、の過去に戻ってしまいます…。
美しいクライミングではない。なんのためにフリークライミングを基礎力として頑張っているのか?ってことになってしまう。
■ 反省力が大事
そのような考え方を採用してしまうと、せっかく登攀歴が積みあがっても、それに見合う質の登攀行動につながっていかない。
反省、というのは、クライミングにおいては生死を分ける分かれ目であると同時に、クライミングの質を上げる要です。
■ 佐藤さんの5.12オンサイトトライ記
昨日、回ってきましたが、読んでいたら…
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本来的な意味合いからすれば、トポからグレードを知ったうえでトライするクライミングもオンサイトとは違うはずだ。
「このルートは5.11aだからこんなムーブは出てこないだろう」とクライマーは違うムーブを探りなおせる。私が心の底から本当のオンサイトと思えるのは、アルパインの未登ルートでルートを切り開いている時に限られる。
「このラインは、本当に人間に登れるのか?」と不安にかられながらも突き進む時の別次元の真剣さを私は知っている。それが本当のオンサイトだと私は思っている。「このラインは5.12で登れます」と教えられて登るのとは訳が違うのだ。
ーーーーーーーーーーーーー 太字、赤字当方
と書いてありました。ですよね!
こちらは海外のサイトからの、スタイル表記の事例ですが…
ボルトルートというのは、ボルトを追う登り、なのです。お習字で、先生の書いた字をなぞるでしょう?あれと似ています。
Tickと書いてあるのは、つまり、印付きってことです。(チェックマーク、をティックと言います)
余談ですが、アイスでまっさらの氷を登れば、どこをホールドにするか?から、自分で決めることができます。
私は白亜スラブは、セカンドクリーンで登れず、ずっとエイド。ただビレイしに行っただけのクライミングなので、ジャンボさんのk7並みに、誰かほかの人が変わりに行ってくれないかな的な感想です(笑)。
アイスではトップロープオンサイト以外、TRでも登ったことないです。
元の記事: https://allnevery.blogspot.com/2021/03/blog-post.html
佐藤さんのような記事や横山ジャンボさんのヒマラヤの記事などが、もっと広く読まれた方がいいと思うのですが、なぜロクスノに載せないのでしょうか?