心理学(交流分析)を基に、認知のゆがみをNGワードと適切な認知のセットで掲載している本です。
交流分析は、もっと細かいですが、ここではおおざっぱに7タイプに分けられています。それぞれ、同じ刺激(例:ミスをする、怪我をする)を受けても、タイプによって、認知が違い、反応が違う。
■ 7タイプ
1)平和主義タイプ → 周りからよく見られたいという気持が強い 八方美人
2)献身タイプ → ミスを引きづり、気分転換が苦手。自己否定を辞める
3)根拠ない自信タイプ → 自分の考えに自信がありすぎる。ヒトの考えにも耳を傾ける
4)完璧主義タイプ → 内的葛藤でストレスになるタイプ。不満を口に出す練習をする
5)理想主義タイプ → もっと頑張れたはず…と自責する。ストレス発散する。
6)ムードメーカータイプ → 客観視が苦手。情で判断。冷静な判断の練習をする
7)頑固者タイプ → 親分肌。
■ 代表的な認知のゆがみを69のコツといて取り上げています。
そのうち、クライマー界で根強いと思われるもの。25番目
”年上だからって”、のところは、”登れるからって”、とか、”グレードが上だからって”
に置き換えましょう。これはクライマーの実力がグレードだけで表すには多岐にわたりすぎるためです。