2023/01/10

カラファテみたいな店 ヒラバイクス

■ヒラバイクス

今日はヒラバイクスというMTBのお店に行ってきました。

福岡はたった25㎞先に行くのに、車で2時間もかかる…(汗)もう都市として渋滞問題的にパンクしそうです…。

さて、お店ですが、

 マウンテンバイク版カラファテ

って感じでした…クライマーで知らない人はいないカラファテ… クライミングをスタートする前に、目白まで行ったんだよなー。中根穂高さんの適切なアドバイスにより、軽量シングルと、ロープクランプを購入。このロープクランプには、助けられたよなぁ。

中根さんに相当するのが、平山さんで、ものすごくMTBに詳しい方です。お店はこちら。

お名前が超有名クライマー、世界のユージと、途中まで一緒なんですよね(笑)

マウンテンバイクの平山さんもすごいご経歴です。https://www.hirabikes.com/staff/index.html

もし、マウンテンバイクに今から乗りたい!という人がいるならば、平山さんに相談するのが良いと思います。

様々なマウンテンバイクの歴史的経緯から、事故まで、まだお若いのに、非常に見聞が広く、頼りになります。マウンテンバイクも、エクストリームなスポーツなので、クライミングと同じく、

 リスクを中心に考える感性

が必要になります。イケイケの人は、実は向いていない、ってことです。平山さんも、半身不随になった人などを見たことがあるそうです。やはり、技術という、よって立つものに立たずに、なんだか、ただ感情的にイケイケ自慢の人って、どの世界にもいるんですね。そうじゃない人たちもいますが、すごく隅に追いやられるもの、らしいです。

たぶん、スポーツ系のマスゴミが単細胞で、スポーツの価値をアドレナリン的幸福に貶め、体力一点豪華主義の、どーだ!すげー!&かっこいいー!(例の、ファイトー!いっぱーつ!の…笑)しか価値として売り出せていないからだと思うんですけど…。(例えば、NHKでも、登山として間違った報道していますよねぇ?)

マスゴミが伝えない、本当のアウトドアの価値を、パタゴニアはアンバサダー(大使)制度で広めようとしていますが、どうも成功していないのは、文章の格調が高すぎて、小学6年生にも読めるような内容になっていないからだと思うのですが…(笑)。

平山さんは、素晴らしいマウンテンバイクの経歴と、若いライダーに伝えるべき価値観をお持ちだと思ったので、Youtube動画発信などしてみては?とちょっと聞いてみましたが、どうも、諸般の都合で、やりにくいみたいデス… クライミング業界と同じですね…。残念だなぁ。

ほっとくと、マスゴミという社会毒で、イケイケに偏る世相だからなぁ…。でも、それだと屍の束が積みあがるだけですし…。

■ ハンデ付きバイク

私の購入したマウンテンバイクは、クライミングに例えるなら、棒フレンズみたいな感じで、一世代前の自転車だということで、ちょっと初心者には、ハンデがつきすぎ、なのかもしれないです。というので、思案中です。

マウンテンバイクは、お買い物するのがとても難しい種類のもので、一般の自転車屋さんでは、買えないです。

先日Giantの店に行きましたが、そこでも買えない… というので、結局、すごくよく分かっている人にオーダーする、それもセミオーダーみたいな感じです。

店を知るより、人を知る、ということが大事なのが、マウンテンバイクという活動です。

一昔前のだとパーツも揃わないから、アップグレードしていくことができにくいんですね… 

しかも、私の身長がまたもや障害に… 海外から来ているものは、なんでも背が高い人に合わさってる…チェーンソーのチャップス、私は7分丈でちょうどいいんですよ…(汗)。私は、日本人の中でもマイクロちゃんなんです…股下が…足りない。マウンテンバイクは、メリダなら、股下70cmあれば、なんとか跨げるかな、みたいなサイズ感です…。あんまり小さいフレームだと、29インチの大きいタイヤが付けられないんですよね…。

■ なぜ29インチがいるのか?

タイヤが小さいと、走破性が出ない、ちょっとした石などの障害を乗り越えにくいのです…というので、今のタイヤサイズから一クラスアップしたいというだけでも、30万円コースだけど、決して、高いわけではないんですよね…。フルサスで29インチって…。

ちなみに、その辺の自転車屋さんで、マウンテンバイクで出ているのは、なんちゃってマウンテンバイクです。山の中は走れないものです。

今の時代、マウンテンバイクを買いたい!って人は、そもそも少ないのだそうです。

■ 行き詰まり感

クライミング界と同じで、アクセス問題(フィールド問題とMTB業界では言っている)があり、マウンテンバイクで走れるフィールドが、そもそもないからみたい。街乗りにフルサスは別に要らないですしねぇ…。

歴史的に、オフロードをマウンテンバイクで走ることが問題になった時期があるのだそうです…へぇ~そうなのか…。クライミング界と色々似ているマウンテンバイク業界。

クライミング界より、ある意味、煮詰まり度が強いというか、すでに煮詰まって、にっちもさっちも行かなくなって、〇年というのが長そうなので、マウンテンバイクでどう少数民族が生き延びているのか?みたいな、裏話でもないけど、生き残り戦略として、どう一般社会との付き合い方を考えてきたか?みたいなのが、非常に参考になった…。

MTB業界はメジャー化に背を向けて、マイナー化に舵を切ったみたいですが…クライマー業界はメジャー化路線を突っ走りたい!あのバブル時代をもう一度!みたいな路線…。クライマーがやっていないクライミングジムが町中にボコボコできていますしね…。なので、今後も、

  岩場での人身事故 

は、増え続けるだろうなぁ…と思いました…。岩場で誰かが大怪我しても、JFAの事故報告書に載らない(なぜならJFAを知らないから…汗)から、人身事故…四阿屋で腰椎骨折とか…が起きていることすら、近所のクライマーにすら、知られていない…。

ちゃんとしたクライマーは海外で登りましょう、というのが、現在の環境的には適切な気がします…。

ラオスやギリシャは安全です。日本の国内岩場では不遇の時代だと割り切って、

  テンション&保守的なルート選択 

で登り、本気トライは、ボルトのしっかりした海外で!

と言っても、アメリカはアクセス問題でだいぶ大変そうですが…。