■ 今日も基礎心理学のお勉強
”コップの水が半分しかない”、というものの見方は、ネガティブシンキングとして否定されている現代ですが、私は、強すぎるポジティブシンキングは、頭がお花畑、とでも表現すべき事態だと思うんですよね。
ネガティブでもなく、ポジティブでもなく、客観的、な切り分けが必要です。それを分けるのは?コップの置かれた環境です。
もある → 水道が整備されている場所では、も、になる
しかない → 砂漠 では、貴重なので、しかない、になる
https://www.summary.pureheart-counseling.com/description-of-basic/0300-2/
■ 私の妄想か?それとも社会の妄想か?
要するに、同じ半分の水でも、
環境が豊か = 貴重性はなく、もある、になる
環境が乏しい= 貴重性があり、しかない、になる
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その背景を理解しないで砂漠のど真ん中にいる人に、暗示注入的に「コップ半分も水がある」と思い込ませようとしても、それは無理なことです。
逆に、近くに水道があると思えば、「コップに半分も水がある」と思えるでしょうし、砂漠のど真ん中に居れば「コップ半分しか水はない」と思うのも当然です。
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で、九州のクライミングは、” 暗示注入的に「コップ半分も水がある」と思い込ませようとしても、それは無理なこと” を実証実験したような経験でした。
九州はクライミング砂漠なのです。
40年前のカットアンカーの岩場 ”しか” ない。
と私が感じても、まぁ仕方がないことでしょう。
■ 砂漠でも成長はできる ただし条件付き
・ところで、そこは本当に砂漠ですか?
・あなたにとっての本当の砂漠とは、どこのことなのでしょう?
という質問がありますが、本当の砂漠は、
岩場がないという砂漠ではなく、クライミング教育の砂漠、
です。
スポーツクライミング(人工壁)教育 をそのまま外岩に持ち込んだ教育をしている点。そのために、すぐ落ちるクライミングを外岩で推奨してしまっている点。インドアグレードをそのまま外岩に適用してしまっている点、です。
インドアと外岩は、外的リスクが全く違います。インドアでは、落石はほとんどありませんが、外岩では常にリスクがあります。ホールドが外れるとかもそうですね。
■ 私にとっての本当の砂漠とは?
私の心に寄り添う能力があるビレイヤーがいないことですね。そういう関係性なしに、好きに登って取れるクライミング能力はもう身に着けてしまったからです。
自分より深いクライミング理解がない人とは、相手の方が登れるグレードが上でも、一緒には登れませんね。
■ おまけ 5.12RPはどのようなグレードか?
5.12も登れる → 昔のほとんどの人が5.9止まりだった時代は、も、になる
5.12しか登れない → 現代の大抵の男子は5.12RPは普通の時代は、しかない、になる
■ おまけ 5.12オンサイトはどのようなグレードか?
5.12も登れる → 昔のほとんどの人が5.9止まりだった時代は、神、になる
5.12しか登れない → 現代の大抵の男子は5.12RPは普通の時代は、俺もいつか、になる
分かっていない終了点 事例