こちらは長野県の山岳協会の資料です。
■ 3mから落ちても非常に危険
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墜落する物体は、重力の加速度Gによって、落下距離が長くなるほど、スピードをましてゆく。たった3mの墜落で27.6kmに達し
■ アレクサンダーテクニーク
12,3年ぶり。ブラッシュアップ。バレエは19歳から38歳で山梨に来て継続不可能になるまで続けました。バレエで最終的にたどり着いたのが、アレキサンダーテクニークでした。
筋肉ではなく、骨、で動きを作るので、無駄な力が入らないのです。
登山で役に立った。
■ 事例
筋肉ではなく、骨で動きを作る。
例えば、頭はどこから始まってどこから終わるか?という自己認識(マッピング)は、解剖学的な真実とマッチングしていない。
頭というと、なんとなく頭頂部からあごと思っているわけだが、実際には頭蓋骨は耳の当たりで終わりで、後は下顎はぶら下がっているだけであるので…頭蓋骨の終点となると、鼻の下端になる。
それを分かって動かすと、動かすときの、動きの支点と終点が変わり、腱やら筋やらに、無理のない動きを実践することができる。
■ あの筋肉を使うな、この筋肉を使うな では動けなくなるので‥‥
これは、元々バレエのアンチテーゼとして始めたんだよなぁ…バレエの伝統的な教え方では、これをやってはダメ、あれをやってはダメという禁止令で縛られて、結局、身動きとれなくなることが多いからだ。
ただこの体の使い方…骨による積み上げ式…をクライミングに応用するのは、なかなか難しそうである…。
というのは、クライミングの大多数の男性…トップクライマーではなくて、一般男性クライマー…趣味でスタートした人たちの主要なニーズは、基本的に、日常生活で、ほとんど出番がなくなった筋肉…マッスルパワーを100%使い切りたい、使い切るのが快感だ!というニーズだと思われるから。
■ 骨による登攀
アレクサンダーのような骨による登攀というのは、上級のトップクライマーで、筋肉低下をすでに体験している人が、このままの登攀グレードを維持しつつ、筋力依存なしで登るための技術ということになりそう…
そのような人は国内で一握りの人ということになりそうだ…
例えば、首をむち打ちをしたときにどう登り続けるか?とか…どこか、体に筋肉の拘縮があるような場合に、どう新たな体の使い道を作り上げていくか…とか、そういう場合に役立つと思う。
一般のレベルの人には、こんな繊細なレベルの身体感覚は、単に必要とされていないだけでなく、繊細な使い方ではなく、おおざっぱな使い方、パワープッシュによるオールアウトがそもそもの目的なので、まどろっこしくてやってらんねーなるだろう…
というので、必要とする人は限られると思うが、切実な人にはかなり切実という技術を思われるので掲載。
https://www.atdance-lesson.com/
クライミングも、パンプしてから上手に登れるようになる、と保科さんは言っていたしなぁ…実際、力が抜けたクライミングができるようになると、何十メートルも登っていけそうなハイな気分になるものであり、そういう気分は爽快だ…それに見合うロングなルートが国内岩場にあるか?というと、日本の岩場はロングではなく、みじかしい系が多いので、どうしても一気登りになりやすいんだよなぁ…
アレクサンダーテクニークは、疲れないで長く登りたい人向けです。
■ その土地でできる最も良い活動を…
私のクライミングは、仕方なく行った山梨で
山梨にいるかぎり、それが山梨という土地柄をもっとも楽しめる活動だから、やってる、
っていう風に位置付けていました…ので、土地が変わったら
福岡では福岡でしかできない楽しい生活
を見出す気でいました…。
■ 運命に導かれて九州の事情を知ることになった
なので、最初の一年は、特にクライミングは頑張っておらず。師匠に遭いに長野まで出かけたりしていました。小川山で皆さんお久しぶりねクライミングなどをしていました。クライミングは年に一回のご褒美でいいか、と思っていたのです。
しかし、どういう運命の流れか、前の会の先輩が引っ越してきた。ので、2年目と3年めに岩場巡りをすることになりました。
そもそもクライミングをしないなら、しないでもいいか、ということだったので、特に登りたい!落としたい!みたいな課題があるわけでもなく、岩場にトポが置いてあったり、結び替えしないでロープ直がけがローカルルールだと言われたり、岩に人工ホールドが付けてあったり…と色々と小川山と違い、お目目まん丸…ということで、”JFAが見たら卒倒するね~”とか言い合っていました。
九州の事情が分かるようになったけど…
一体、それは何のため?
■ 意味は作るもの…
私は、意味とは自ら作るもの、と思っているので、色々と努力はしてみました。
八女、八面、長崎大村、色々と働きかけをしてみましたが、どこの岩場も動きが出て、良かった…と思います。
元JFAの井上さんも来てくれて、正しいボルトの解説を若い人にしてくれたし…。
あれは、ホントにうれしかった。
外岩クライマーのためのボルト知識:https://docs.google.com/presentation/d/1U9wQmwuxk38fPiqBEebrRldWjNLj3wlh3kpgE-jLmKY/edit
■ 時差が…
が、頂いた縁を次に繋ぐ人がなかなか現れず…。すごく困っていました…。
ほんとにどういう風に、頂いた貴重な縁を
意味あるもの、
にしていくと良いのやら…と、途方に暮れていました。
今回、なんとなく繋がれたというか、私の目指したい方向性と同意してくれるクライマーがいたので、ホントにうれしかった。
■ 上級クライマーの世界観
九州では、私だけが分かっていて、みんなが分かっていない、ある種の側面がありました…。それをとりあえず、
”上級クライマーの世界観”
と呼んでおこうかと思います。
私はラッキーなことに、最初から、上級クライマーの世界観に接して登れたのだと思います。
■ 事例
山梨では、ジムのお兄さん、が、室井登喜男さんでした。ある時、5級の課題の中でどうしても私が登れないのがあり、相談したらあっけなくスタンスになっているフットホールドを捨て、好きなの使っていいよ、と言われました。あ、なんだ、そもそも届かなければ無理って話、とすぐに分かった。絶対に同じのを使わない限りダメとか、そういうのがないのです。九州の人は、ジムのセット=神のように絶対、と思っていると思います。
クラックは菊池さんと故・吉田さんの講習に行っています。菊池さんは、元々は講習生が結び替えができないと怒鳴って怒るくらいの怖い先生だと聞いていたので、行く前に結び替え練習をバッチリしてから行きましたが…山梨では、もともと公営の人工壁の使用者試験に結び替えが含まれているので、出来ない人はいないです… 一方こちらでは、結び替えを分かっている人のほうが少ないくらいな様子です…知らないのが当然視されている。
故・吉田さんは、歴史に残るクライマーです。特に何を教わったかな?という感じではありますが、講習に使った、クラックボルダーにはロープが掛けてあり、ボルダーだからマット、みたいな自動思考はなかったので、最初から、思い込み、という害がない状態でした。
こちらでは、ボルダーでロープ出していると非常識人扱いされそうです。
■ 九州でのアニキは、田嶋一平さんですよ
そういう”恩恵”に普通のクライマーは、浴してこなかっただけなのではないか?とは、思いますが…九州ではホントに嫌な思いばかりが続きました…。もう嫌…って感じ。
私は岩場に行く前から、当然ですが、懸垂下降できましたが、懸垂だって、自分の意思で学ぼうと思って講習会に行き、なにもせずに、棚ぼたで降ってきて、ラッキーなだけの奴みたいな扱いをされることは、不当だと感じました。
初心者のころから仲間を集めて講習会を開くような人でした。
今まで、こちらに来てから、私の教えた新人さんで、私が新人時代に持っていた情熱を持っている人は、いまだに見たことがなく、むしろ、ギアを無心したり、そんな人のほうが多かったです…。
登るほうは、私は年齢や筋力の不利があるので、すごいものは登れませんし。(そもそも登りたいと思ったことがないが…)
海外に行ったのも、自分に必要なものは、これだ!とひらめいたからであり、”誰かに連れて行ってもらった”ことはありません。一回目のラオスから集合は、”現地集合”です。
どうも九州の人の場合は、何か特別なラッキーガールと思われていませんか?
■ 誰でも気軽にクライミングに接する世界
クライミングをスタートしてから、ずっと気にかかる嫌な面がありました。
クライミングしている人の優越感、一般のハイカーや登山者を馬鹿にする傾向…です。
クライミングは、たかだか、”遊び” です。
例えば、ポーカーが上手でも、それで人間が優れていることにはならないですよね。
熊本高校は、熊本県のトップ高校ですが、勉強ができることは優れた人間である、ということにはならない、とちゃんと学生に教えていたと思います。
なんで、低いレベルで、競い合いになるんだか…。
海外に登りに行って、海外のクライマーと登っていたら、そんなアホなこだわりを持っている人は、ほとんどいませんでした。競争社会、というのは、むしろ西洋の方が強いのではないか?と思われるにも関わらず…。
北海道で登っていたアメリカ人のクライマーのトニーなんて、私が嫌がっているのに登らされているのを見て、助けに来てくれたくらいです…
あるいは、台湾で一緒にマルチに登ったタオは、セカンドしてくれる?という聞き方でした…
ラオスで一緒に登った唯一の日本人のヒロさんは、私が6Aでテンションしてしまって、「すいません!!」というと、「おれらも延々同じことしているだけよ」という返事でした。
はあ~?これくらい登れよ!みたいな人はいない…。
なんせ、クライミングなんて、接している時間の長さだけの話なのです。若い時に接すれば、誰だって上手になってしまいます。
そんな程度のことなので、楽しく登ったほうが誰にとっても良いのです。
やっとそれを理解しているクライマーで、トップレベルの人がいました…。
私がもらってどうしよう…と思っているご縁をつなぐことができ、なんだか肩の荷が下りました…。
■ クライミングカースト 間違った技術も正すことができない
日本人は文化的に上位下達なので、(女性)×(小さい)という、クライミングカーストの最下層に属している私が、何を指摘しても、若い男子はスルーです…。
山梨にいたころの山岳会で、クライミングの下手くそなワタシより登れない男子が、とんでもなく遠く離れたビレイをしたので、危険だと指摘しても、そして、その指摘を周囲の複数の人がバックアップしたとしても、その指摘を受け入れないくらい、クライミングカースト上位の ”若い男性” の ”おごり” は、強大です…。
その点は、師匠の鈴木さんも、青木さんも分かっていたようでした…。40年、50年と登っている師匠らですら、もはや11以下しか登れないため、クライミングカーストの下位に属しているので、自分より登れないような若い男性ですら、俺の言うこと聞かない、という経験が豊富だったようです。
そういう状況だからこそ、師匠らが私と登りたい、というほうが正しかったかもしれません…
■ トップクライマーになれば王様になれる? なれません
登れさえすれば、どんな横暴でも許され、みんなから人気の自分になれる…あるいは、誰からも尊敬される…注目の的になれる…そんなことは、ありません。
トップクライマーに聞いてみれば、そんな夢物語は、発生しないことが分かります。
トップレベルの人ほど、責任は重く、発言に非常に気を使い、誰のことをも馬鹿にしない発言をしなくてはならなくなります。手足を縛られるようなもので、自由に発言できることはより少なくなる。
菊池さんや中根さんなど厳しいことを言ってくれるクライマーは、評判を気にせず、発言してくれているということで、ありがたい存在です。
存在しない青い鳥を求めて高難度を登ろうと、お買い得課題を探すより、一般レベルの人は、エゴの声を手放して、みなで楽しく登る世界を作るほうが、どれだけ素晴らしいか、と思います。
そういう世界が、ラオスにはありましたし、龍洞で私が一緒に登った人たちも同様でした。
この緑のシャツの子は、フランスのセユーズ出身ですが、初心者でまだ私より登れない人でしたが、だからどうってことはない世界でした。左からフランス人、シンガポール人、アメリカ人で、誰が登れるか?競争している人はいなかったように思います。誰かがリードした後は、それをトップロープで登りたい人がいないか?聞いてからロープ抜くだけの話でした。■参考
福岡時代の全記録 https://allnevery.blogspot.com/p/log-2019.html
ラオスのベストクライム https://allnevery.blogspot.com/2018/03/b.html
オスカーとトニーの思い出 https://allnevery.blogspot.com/2018/03/blog-post_19.html
台湾の思い出 https://allnevery.blogspot.com/2018/10/12.html
すべてのスタート https://allnevery.blogspot.com/2016/04/blog-post_25.html
アイス 伊藤さんとの初クライム https://iceclmb.blogspot.com/2017/03/blog-post_50.html
■ ベテラン扱いされている人も困っているのかも?
私がこう思うようになったきっかけは、
熊本の会の会長さんを、日本フリークライミングインストラクター協会の奥村さんのビレイ講習にお誘いしたところ、帰ってきた返事が…
「オリンピックのビレイヤーボランティアで講習に出たからビレイは確実なのでイラナイ」
という返事をもらったからです。
…。
”外岩のビレイ” と ”インドアのスポーツクライミングのビレイ” は、天と地と言っていいほど違います…(汗)。
オリンピックのビレイ=わざと流して、大きく落とすビレイ…
そのようなビレイだけはしてはいけないことは、外岩クライマーの常識…なので…。
この返事をされてから、この方も、もしかして、ちゃんとは分かっていないから、教えられず、教えられないから、はてな?なクライマーばかりを私に振ってくるのかもしれない…と思い始めました。
■ はてなクライマー事例
文登研クライマー…アルパインの基礎を教わっているということで、もともとアルパイン出身の私と息が一番遭いそうでしたが、全然ダメでした… 私に車を出してもらい、おんぶにだっこで岩場に連れて行ってもらう立場なのに、自覚ゼロ…。少しも感謝されない。
なんでそうまでして、この若い男性と行くために、我が家の家計から、高額な車維持費を捻出せねばならないのか、と思ってしまいました…。
確かに私は、過剰に親切で、23歳東工大大学院生と登っていたころは、宿泊まで家に泊めてあげるほどの親切ぶりでしたが、それは、彼がちゃんと沢と尾根も見分けられるし、礼儀正しい若者だったからです。真摯な姿勢に好感が持てた。それに知り合ったのも、お互い雪山キャンプ中でしたし…。(それぞれ単独)
一方の文登研の彼は、運転100%お任せの癖に、「何やってんだよ!」みたいな口を利く人だったので、ビックリ仰天…。当時私は九州来てすぐで岩場も詳しくない。そんな失礼な目には、山梨では、あったことがなかったからです…。よっぽど甘やかされてきたとしか思えない口ぶりでした…。
この人には後に比叡で、ばったり会いましたが、ローワーダウンができないパートナーを連れており、30分以上岩場で膠着していました。普通はマルチに連れていく前に、先輩の義務として、懸垂下降を教えてから行くものです。懸垂くらい公園で教えられます。
私は長野県の山岳総合センターでは最初に懸垂を教わりましたので、懸垂は、初心者のころからカラビナ懸垂もできます。(なぜなら普通の初心者は確保器を落とすことが多いので、バックアップの技術が必要です)
というので、文登研でトレーニングしても、何の教育効果もないようだ…という観察結果になりました。
態度でかい…という印象第一号でした。
■ 小川山に連れて行ってあげた子
その次の子は、18歳で東京方面の大学に進学した子でした… 私と同郷者なので、特別に親切にしていましたが…
やっぱり謎でした…。小川山、行きたいのは分かるけど…九州からだったら、そりゃ憧れだし…。でも、外岩クライミング歴2年で5.12がオンサイト出来るレベルの人が、なんでトポを調べてこないのか、意味わかりませんでした。
しかも、ただのハイキングすら自分一人ではいけない様子でした… え”ー?!
もう、私のいた山岳会にいたとすると、最初からメンツに入れてもらえる可能性ゼロです。
それでも、同郷の後輩だし、出身校も濟々黌と熊本高校は姉妹校と言っていい仲なので…色々と岩場を紹介してあげましたが、半人前だということを分かっていない。
なので、ホントに困りました…というか、かなり疲れました。車も出してあげてなので、ほとんど引率の先生で、この機会に、若い人をあまり甘やかすのはどうか?という反省をしました。
多分、現地に自力でたどり着けないクライマーはクライマーとは思われていないです、山梨では。
■ スラブで流して止めてあげる
それ以外にも、色々あった…スラブで流して止めてあげると言われて、ビックリ仰天したり…とか(汗)。スラブで流したら、大根おろしの時間が長くなるだけです…。
とはいえ、それは、そのベテランさん自身の無知ではなく、会の人の無知で、それはよくあることなので、あまり気にしないでいました…。
たぶん40年前の常識のまま、アップグレードされないで横流しで教えられるとこうなるのではないかと…。
なにしろ、九州ではジムのインストラクターがグリップビレイを教えているという懐古調でした…。
ところが、会長さんを奥村講習にお誘いした時、自分にはイラナイという返事だったことから、ふと疑問に…
■ ベテランと言われている方も、どういう経歴か表現されていないことが多い
私は、大阪の登山学校で校長先生をしていた青ちゃんと組んで登っていたのですが…最初の3日間は一緒に徹底的に、その辺の公園で、レスキューの勉強をしました。
彼は大阪方面では知らない人がいないようなクライマーですが、私は山梨のクライマーで当然、たぶん大阪のことは知らないだろう…と思って、上級クライマーである自覚がある、自分の方からレスキュー技術の共有を申し出てくれた、と思います。
その前の指導者だった清高さんとは、三つ峠の岩場で出会ったので、清高さんからは、議論を通して、クライミングの技術を教わりました。どこに登るのか?から相談ですが、登りたいと私が申告するルート…が、清高さんが初心者向きと判断するルートと同じだったので、師匠の試験に合格する感じでした。
ただ、私にも失敗はあり、初めて行ったアイスのルートは中津川滑沢で、登攀要素がない癒し系のアイスのつもりで行ったのに、清高さんは命がけクライムをする羽目になり(アイスが脆かった…笑)、帰りにほうとうを奢らされました…。このようなこともあるので、私も初心時代の無知には寛容というか、初心者は何が分かっていないのか分からないというのは、許せるというか…
ですが、ベテランです!と言っている人がベテランとは言えないような不合理な態度だと、どうしてなのかな?と思わざるを得ません。
信頼したいのに信頼してはいけないという葛藤…が生まれます。
そうした葛藤は、アクセルを踏みたいのにブレーキを踏むということになり、心の健康には非常に良くないかもしれません。
■ フリーだから、セルフレスキュー要らない は岩場次第
思えば、セルフレスキュースキルなしで、モッチョムで行き詰った話を聞かされた時から、ちょっとアラートを立てておくべきだったのかもしれません…
しかし、大きな会を率いる人が、まさか定期的なレスキュー講習を端折っているとは思えないので… 常識的に考えにくいからです。
フリークライミングの岩場は確かに、アプローチ10分とか最大でも30分とかで、車が近い=下界が近いのは、本当ですが、それでも、医者に行かなければ意味がありません。私のように肉離れしたのに、2日も医者にかかれない…応急処置もされない…という羽目になるのは、リスクをリスクと認知しておらず、「大したことがないと思ったから」と言われました…大したことがないという判断は、誰がするのか?怪我した本人では?と…思いますが、そう言うことも、普通は、レスキューの共有で、プロトコル化されていれば、防げます。
モッチョムは、隔絶された場所にあるので、フリーのマルチでも、アルパインと同じリスク管理が必要で、屋久島フリーウェイは、外的危険、の認知が必要です。
ロングなので、スピードも必要、ということは、限界グレードの12ⅽが登れるから大丈夫だろう、というのではダメで、ロープワークの素早さも求められます。ほとんど核心は長さ、ですから、日の長い時期に行かないと、ナイトクライミングになりかねません。その上、ロープワークの稚拙さで遅くなっていたら…岩でお泊りになってしまいます。それくらいはシミュレーションで想像がつくことでしょう…
大体、私の経験では若い人は、登れてもロープをまとめる速度が超遅い…。いつまとめて、いつ引きづっていいかも、ベテランほどは、分かっていないみたいです。
米澤さんと野北の岩場に行ったときは、あっと驚く素早さで、ロープをまとめてくれ、驚きました。
私自身もロープワークは初心者なので、山梨では、易しいマルチに行って、相方とピッチを稼ぐ練習をしていました。最初は一日6ピッチしか稼げなかったのに、12ピッチくらいは稼げるようになりましたが…そういう練習をするクライマーというのは、こちらではまだ見かけません。単純に情報が共有されていないだけだろうと思っていましたが、ホントにしていないのかもしれません。
というのは、そもそも、指導する側が分かっていないのでは…という懸念が生まれ、もしそうであれば、アドバイスを若い人に与えていないのかもしれない、と思うからです。
私が思うには、会の指導者、ご自身も、きちんとクライミング教育を受けたことがないのでは?
そのために、会の後進の人たちにも、きちんとした技術を伝達できない状態にあるのではないだろうか?と思うからです。何を練習したらいいか?というようなことです…。2年もやっている人が、トポの調べ先も知らないようでは…。山梨ではクライミングデビュー前に教わります…というか、みんながトポを見ているので、普通にしていてもトポを買うことになります。
会の指導者クラスって…
1)40年前に大学山岳部だった人…その時に教わった技術からのアップグレードなし
2)定年退職してからクライミングしている人…周囲の人の見様見真似
の可能性が高く、適切な指導者との接点がないのかもしれません。例えば、奥村さんとか。
ただ、年齢が上というだけで、担ぎ上げられがちなのが日本の社会の慣習ですし、その上、それを重責だと思うよりも、嬉しいと思う気持のほうが、日本の男性の中には強そうです。
しかし、実態は、自分が指導されたことがないのに、指導はできない、となっているのかもしれません。だとすると助けが必要なのは指導者のほうです。
ちなみに私の現在のクライミングメンターは、スティーブです。
■ アルパインでエイド残置に足を掛け墜落…
私がこう考えるに至ったのは、会長さんの穂高での墜落事故を語っているFBの記事が、ずいぶん最近になって、ひょんなことから流れて来てからです。
普通は、アルパインのクラシックルートで、エイドのルートの残置(古いハーケン)に足を掛けて登ること…が、自殺行為であるというのは、クライミング教育の初期に教わります。
なので、会長さんほどのベテランの方がする事故の話としては、あまりに無邪気に自分のミスを語っておられ、それは、普通のクライマーからすると、
「自分はリスク管理がきちんとできないクライマーだ」
と語ることになるので、おや?と思いました。
当初、私はその点には気が付いていませんでした。
例えば、私の二人の師匠は、残置を利用し墜落をしたクライマーには、同情は寄せないでしょう…
■ ボルトルートでの対応
日本国の岩場の作りが全部そうなので、個人のクライマーのせいではないと思いますが、日向神で、支点を信頼する気楽な墜落をしながら、フリーの能力を上げるというのは、ボルトのタイプをよほど意識して教えない限り、非常識だと思います。
トンデモ支点が現役です… 安全なのは、最近作られた高難度課題だけです。
M8カットアンカーが日向神では、通常の市民クライマーレベルの人が登る標準的課題に散見されるだけでなく、終了点の打ち方も懐古調で、他の地域で登っている人でないと、それが懐古調だということそのものにも気が付けない、ようです。
つまるところは、地元で登っている=正しい知識を伝授されていない、という流れになってしまいます。
こういう点は、外から訪れたクライマーでないと気が付けないものなのかもしれません。
私も小川山などでデビューしたクライマーなので、整備が行き届いた岩場しか知らず、九州に来て初めて、カットアンカーという種類のボルトがあることを知りました。
棒フレンズは知っていたけど、カットアンカーは全く知りませんでした。
なので、情状酌量というか、そういうものはあると思いますが…とはいえ、指導するという立場になると、かならず伝えなければいけないことが多少あると思います。
そういうものは、言葉の端々に漏れ出ます…。分かっていない発言ということです。
例えば、違う人ですが、ベテランに、エイドで鍛えてやる、と言われたことがありますが、この発言、分かっていませんよね…。
エイドって、アブミの最上段に載ったとしても、手が届かない人には、届かないものです。
誰が見てもチビの私にエイドでリードせよって… 誰か私をショルダーしてくれるならリードしますけど、そんなことに意味がありますかね?チビをショルダーしてリードさせるより、のっぽが掛けたら、数倍楽に距離が稼げるってだけのことなので…。ホントに分かっていなさそうで、速攻でその会には行くの、辞めました。
一般的に男性は、男性自身の環境設定から、他の人の立場に立つ、そういう想像力を持つ、という能力は少ないことが多いようで、そのために、理不尽ともいえるリスクに相手をさらしてしまって、気が付いていない…ということが多いようです。
例えば、アルパインしかしない人は落ちたクライマーをキャッチした経験が皆無なのに、ビレイできます、とか言う人が多いです…正しくはその人が出来ているのはロープの端っこを持っているだけだったりします…。スポーツクライミングを経由していないと、落ちたクライマーを日常的にキャッチするってことはないからです。
立場の違う人への想像力が低いというのは、男性一般の欠点のようですが、クライミングを長くしていていれば、普通は気が付きます…。
その気付きをベテランに求めないなら、一体、経験って何なのでしょう?
私の師匠の青ちゃんは、クライミングは理解すればするほど、怖くなるものだ、と言っていました…。
彼とですら、アルパインのルートは、遠慮気味にしか行っていません。大山北壁は行けば登ること自体は簡単な場所でしたが、2名で行くと、私は相方の青ちゃんの保険にはなれない…彼に何かがあった時、担げないです…75kgを50kgが担ぐのは不可能です…ので、あと一人いないか、を必死で探しましたが、誰に声をかけても、遠すぎて来れないとか言うので、その時は行くのをお断りしました…。自分が登れないからというのではなく、保険がないからです。
そんな感じの相談ができるのが、今までの2名の師匠でした。そういうことは、この4年の九州でまだ一度も起こっていないので…行くか行かないかオールオアナッシングな感じです。
というので、これは、自称ベテランさんご自身のクライミングに対する造詣も深くはないということではないか?と思います。
普通は、身の丈に合ったチャレンジをしていたら、ロープの相談からスタートし、リスクをどうするか?という話に発展するのが通常だからです。
沢で、逃げ場のないゴルジュに2名で、という話が来たときも、普段フリーでゲレンデを一緒に登っているとはいえ、知らない沢に、初めて沢を同行するのは、ゴルジュってのはちょっとどうかと思いました…普通は、もっと易しい沢…逃げ場のある沢…で、相方とのロープ合わせ・スキル合わせをするのではないでしょうか?いくらパートナーが私しかいないと言われても…。
私がおぼれたときのレスキューを誘ってきた相方ができるのは、誘った手前、当然だとしても、私が相方をレスキュー出来るか?というところがカバーされないと、トップが溺死したら、どうするつもりなのでしょう…?当人だって知らない沢なのに。
というようなことが頻繁に起こるので、九州では、かなり、リスクの理解がいい加減だと思います。
それは、元をただせば、指導している側も、しっかりとしたリスク管理能力は身につけないで危ない橋を渡っているからなのではないか?と思います。もしかすると、九州にはそんなにリスクがあるところがない、ということなのかもしれませんが…。
私も、はた目には危ない橋を渡っているように見えるかも…ですが、ちゃんと小川山レイバックはカムエイドで降りてきています…。
■今日の仏教説話
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自己責任だから逃げてはいけないという考えに捉われていた時は、とても苦しかったです。縁起の法則を知った時は心の中で何かの塊が溶けてなくなっていくようなスッキリした感覚がありました。
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という参加者のコメントが印象的でした…
クライマーのいう自己責任も同じです。どう考えても自分のせいではない理由で死を選ばさせられるのは、自己責任ではない、です。
誰もがすくすく成長できる、登攀レベルとリスクが見合った岩場の環境整備
と
合理的で的を得た”フリークライミング教育”の整備
のほうが急務です。
エイドは日本ではフリークライミング教育のカリキュラム内容からは、外れますし、アルパイン教育ではスポーツクライミングは教えていません。私も雪上確保が最初です。山のリスク管理は、スポーツクライミングでは教えませんし、ボルダリングジムは当然ながら、うんこ処理方法は教えません。すべての教育機関の抜け穴、になっている知識が、
フリークライミングの常識、
というような部分になってしまっています。その結果が事故とアクセス問題で、それを若い人の”自己責任”の一言、で済ませてしまうのは、酷です。
大体のクライマーは教わらなくても、できた、と思っていると思いますが、環境が恵まれた、というのは否定できないことだと思います。
現・会長職にあるような人ですら、時に ん?という発言をしてしまうくらいの難易度の高さなのですから…
市内から30分で行ける岩場 10bのクラック今日の為末投稿 マジ癒されるわ~。私が作りたい社会は、GCHで見た、和気あいあい登る姿です。
マウント取っている人は韓国人で、マウントされている人は友人の日本人クライマーでした。
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引退してスポーツを離れて良かったのは、スポーツを嫌っている人や、憎んでいる人、やっていたけど傷ついている人がこんなにいたのかと気付かされた事です。おそらくスポーツの世界だけにいたら、スポーツが好きな人と、スポーツによって成功体験を持つ人との接触が極端に多かったと思います。
そもそも私の人生は少し特殊でした。特殊だということに気がついたのも、引退して違う競技の方と話したからなのですが。小学生時代は読書部というところにいて週に一回図書館で本を読んで読書感想文を出すということをやっていました。足が速かったので社交的でクラスのリーダーっぽくはあったのですが、母親はいつも性格の第一番目を「繊細な子」と言っていたので、内向的だったんだと思います。運が良かったのは陸上部の先生が最初に「陸上競技と運動力学」という本を貸してくれたことです。「スポーツは科学であり、合理性を追求すれば強くなる。先生は合理性を追求する同士であり、あくまで走るのは僕だ」という考えがまず生まれました。
先生に対し意見を言って、議論することが当たり前で、自分の目標は自分の目標シートに書いてそれをもとに先生と1on1でディスカッションして目標を決めていました。権威に屈するという感覚が皆無なまま高校時代もその性格を許容されました。先輩に敬語を使ったこともありませんし、中学時代は先生にも敬語ではありませんでした。おかげで世界大会で一番偉い先生に(今一番尊敬している先生ですが)ペットボトルを投げつけるなど大変問題のある選手になりましたが、それもおおらか?に陸上界には許容されました。少なくともスポーツが嫌だなと思ったことは一度もありませんでした。
ただ、スポーツ界にいたので横目で怒鳴っている長距離の監督や、大変な縦社会がある球技を見ていてあれだったら絶対やっていないなと思っていました。まるで違う世界を生きているようなそんな感覚すらありました。
スポーツは素晴らしいと感じることや、スポーツを楽しむことに引け目を感じる必要はないと思いますが、人生のスポーツ体験でひどい思いをして距離を置いたそんなに小さくない集団が「スポーツ最高」と言っている私たちを冷ややかに見ていることはきちんと理解する必要があると思います。もちろんその理由は様々です。特に多いのは体育の授業で嫌いになったという人です。これは現場の教員に努力してもらうこともありますが、学習指導要領のあり方にも踏み込まないといけないかもしれません。また体育会系特有の上位下達、群れ意識、マウントを取る感じが嫌だという方もいます。多少弁護するとどこの世界も中途半端なレベルほど群れやすいのですが、スポーツ界全体にそういう特徴があるのはおっしゃる通りです。
既存のスポーツシステムはスポーツ好きも生みましたが、スポーツ嫌いの方もたくさん産んできました。人間には好き嫌いがあるので、みんなが好きになることはありえませんが、ニュートラルな人間やましてやスポーツが好きだった人間を、スポーツ嫌いにさせてしまうことは大変な問題です。スポーツはいいやという方はそのまま嫌なことをしなくて良く、やりたい人が伸び伸び楽しめる環境を作る必要があります。
スポーツは社会の価値観を増幅させる機能があると思います。ということはスポーツ界が社会のあるべき姿を想像してそこに向けて変わっていけば社会を変えることもできると私は信じています。できるだけ多くの子供にスポーツは楽しいと感じ生涯に渡りスポーツをしたいと思ってもらい、本気で勝ちにいきたい子供はその可能性に制限をかけない形を模索する必要があります。今のスポーツの形を一旦とっぱらい、本来あるべき社会の形はなんなのかからスポーツを始めたいと思います。
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基礎代謝を維持するカロリー
男性 1500
女性 1200
これを基にすると…
タンパク質 糖質 脂質
男性 70g 180g 50g
女性 60g 150g 40g
が、基礎代謝を維持するための基礎的な食事内容のベースになります。3で割れば3食。
一回当たり、20gのタンパク質、50gの糖質、13g程度の資質ということに。
ごはん1杯130gとして、この中に含まれる糖質は約40g…ということで、毎食ご飯は食べられます。というか食べないと、せっかくのプロテインがエネルギーに換算されてしまいます。
1週間~2週以内で、一時的に「体の大そうじ」をするときの栄養指標、ということなので、トレーニングのオフや怪我などで療養中で運動ができないときの食事の目安に。
今までさんざん登ってきたのに、怪我の療養で、運動量が減ると、一気に太ることにつながりやすいです。
こちらからのまとめです。
https://physiqueonline.jp/specialist/page5877.html
■ 消化のどの段階の物質を採るか?
この表で大事なことは、消化のどの段階の物質が自分に不足しているのか?ということです。
プロテインが取れてもいても、胃酸が弱かったら? 栄養にはなりません…。牛乳を飲んでも、日本人は9割型、乳糖不耐症で、タンパク質取得にはなりません。
小麦のグルテンは、タンパク質ですが、グルテン不耐症でも同じことで、ジャコビッチ選手が有名です…。
胃腸や腸内環境が悪いと、酵素が出ないので、この伝達のチェーンが途切れることになる、というわけです。
見てみると、繰り返し出てくる要素があります。Fe=鉄、ナイアシン、VB6、葉酸、VCです。それだけ頻繁に使われるということですね。
プロテインを分解したものがアミノ酸ですので、消化力の低い人は、アミノ酸を取ると即効性があります。
■ 右足の筋肉がごっそり減りました…
この差…。ですので、■ 大人の体内にある鉄は全体で3~5グラム
うち7割が血液 残りが貯蔵
■ 血液中の鉄 … 走るときの息切れなど…
・このうち約70%が血液中の赤血球の中でヘモグロビンの一部に組み込まれ、酸素の運搬に役立つ ⇒ 2.1g~3.5g 血中の鉄量
・血液中の血清の中では、鉄はトランスフェリンというタンパク質にくっついて運搬される。=血清鉄。
・血清中のトランスフェリンの全体の濃度は、総鉄結合能(TIBC)で示される。
TIBCと血清鉄の、両方の値から、血清中の鉄飽和度(%)(=血清鉄/TIBC×100)
が計算されます。 (100%で飽和ということ)
■ 貯蔵鉄 … 鬱、などメンタル…
・古くなった赤血球は食細胞であるマクロファージによって処理され、その結果、約25%の鉄が肝臓や脾臓の中で、フェリチンというタンパクにくっついて貯蔵鉄として蓄えられる
⇒ 0.75g~ 1.25 貯蔵鉄
・これらの貯蔵鉄は、赤血球が新たに生産されるときに使用され、不足した分は、食物中の鉄を必要な量だけ小腸から吸収、補われる…
= 貯蔵鉄 ⇒ 血中鉄 ⇒ 食品の中の鉄 最初に貯蔵鉄が使われる。
・貯蔵鉄を反映する採血検査の項目として、血清フェリチン値■ ビタミンcのドース
1991年なので30年前の本からですが
・老人の錯乱…1日1000㎎(1g)を3週間
・不安のパニック 1回1~2g
・発熱 3~30g
・分裂症 10~30g(健常者の10倍)
・末期がん 10g/日
ということです。ビタミンcはメガドースができることで知られていますが、上限がどこなのか?分かりにくいです。
未加工の植物性食品だけを取って2500kCalを満たした場合、2300㎎~9400㎎のVCが取れるそうなので、その辺りであれば、どこでもOKのようです。
効果が表れたかどうかを知るには、食後30分の脈拍が16拍以上上がったかどうかを見る。上がればストレス反応ということです。
■ ひさりぶりのパタゴニア
昨日は屋久島の開拓報告会で、パタゴニアへ…。店の場所が移転しており、初めにだいぶ慌てた…。ここんところ、全然、都心に用事がないもんなぁ…。行くのは、畑がある糸島方面であり、全く正反対…。
さて、屋久島。ずっと行ってもいいなと思っており、ほとんど無料で宿泊できそうなゲストハウスの目星もついてはいるんだが…
モッチョムの屋久島フリーウェイなどは登りたくはないので…行きたくないよなぁ…と思っていた。クライミングは愉しみであって、トーチャー(苦渋)ではないから、だ。死に行きたい人はいない。大体、ランナウトに燃えるぜ系の岩場では、セカンドでも殺される可能性が…(笑)。意味が分からない人は白亜スラブの記事を読んでください(笑)。
しかし、”繋ぐ壁”は、地元クライマー達との交流でできたご機嫌な岩場のようだった。
世界のクライマーのバカンスにも紹介できそうな、
クライミングリスクと登攀スキルがマッチした岩場
…ということだ。初心者に過大なリスク…命がけ…を求めないですむ、プロテクション取り放題の緩傾斜の壁…繋ぐ壁…と命名されている…が、倉上慶太さんの一番のお気に入りだ、ということだったので、すごく好感した。
ほんとに、そのレベルでカムセットを覚えなければ、どこで覚えるのだろう…?
いきなり5級からカムで登る羽目に現代クライマーは全員もれなくなるが…教える立場に立つと、やはり、カムのプレースメントが確実になってから、5級へ進んでほしいと思うのが、当然の流れだが、現在の日本では、そのような岩場は、全くない。
(福岡では野北がカムセットで登れる易しい岩場だが、アプローチが懸垂なので、初心者を連れていくのはご法度)
易しい岩場がないと、基本的なクライミングのモチベーションである、てっぺんに登ってヤッホーする、という喜びを入門者に教え損ねる…
その喜びがないと、どうなるか?目先の競争に右往左往させられることになる…
というので、初心者が徐々に傾斜を上げて行って、少しずつ角度がきつくなって行き、それが、てっぺんに登る!という喜びにつながるような…、そんな壁があるそうで、その壁で登れる子供たちは、基本的に大事なこと…競争ではなく、登る喜びや岩との対話…をインストールされて、そのあと、困難度を上げていくわけで、ものすごく、良いクライミングの成長路線だと思う。
余談だが、私自身もそんな風に成長してきたと思う…なんせ、最初は丘レベルの雪山からスタートして、美ヶ原⇒八つ天狗⇒八つ権現⇒赤岳・中央稜⇒鹿島槍鎌尾根⇒立山真砂尾根⇒八つ単独バリエーション⇒アイスバリエーション⇒アイスゲレンデ⇒荒船昇天と進んだからだ。途中で岩と沢をやっている。
だから自然界のリスクを見る、ということに無理がないが…一般クライマーは、このプロセスが全部なく、インドアジムで5級もしくは5.11⇒外岩でランナウトで落ちれない5.9を登る、となっており、全然、間のステップがない…。
始めに山ありきで、段々傾斜をきつくしていくのではなく、最初から被った小さい壁しか登らないから、被っていないところも大きいだけで登れなくなるし、アプローチがこなせない。オーバーハングが登れても、全然歩けない。うんこ処理もできない。山のウエアリングもできない、みたいなことになってしまう…。
そうならないで済むために、取り付ける易しい壁…は、総じて、ボルトが腐った壁になっており…別の意味で初心者にはリードさせられない… ので、勢い、トップロープ祭りになってしまうし…。
この事情は山梨でも同じだったが、クラックがあるので個人の意思次第で回避できた。
が、九州はクラック貧乏なので、トラッドを覚える機会は限られる(が、全然ないとは思えない。油山川がおススメ)
というので、やはり、易しい壁をカムで登る、ということを素通りすると、クライミングのだいご味を味わい損ねる、と思うんだけどなぁ…。
まぁ、倉上さんもボルダーでクライミングをスタートしたそうなので、ボルダラーの人は、また別の喜びがあるのかもしれない…。私はボルダーは、スタートしたとたんに、右ひざ亜脱臼しているので、ほとんど何も分かってはいない。あんまり好きになれないってこと以外は(笑)。
■年配の人は理解できないようだ…
昨日は、つなぐ壁に興味があったのに、屋久島フリークライミング協会の会長さんからは、やっぱり、屋久島フリーウェイに登って帰れと言われ、辟易…。だから、ランナウト大好きの岩場は興味がないんだってば…しかも、開拓者の米澤さんの弁によると、屋久島フリーウェイのボルト、40年前のままで、M8のカットアンカーで、グージョン化されていなかったと思う… そんなところを10代アップアップの人にお勧めされても…。
12cの核心部は打ち換えたそうだが…今のスキルで楽しめるルートか?というと、絶対楽しめないだろう… 12c、下の方で出てきていたと記憶しているし…
それよりも、ジャンボさんがおススメとしていた、原始状態のマルチ…楽しそうでそそられた。…裏から歩いて降りれるそうなのである。ということは、ホントのクリーンクライミングが可能…。タオと登った龍洞のマルチ楽しかったなぁ…。
もう、ずいぶん長いこと、あんな楽しいクライミングはしていない…。
いつも誰かほかのクライマーが、”俺はすごいってことを証明するためのルート” に付き合ってやっている。だから、私本人は少しも楽しくない…。フォローしてやっている、って感じだ。引率の先生みたいに…。(なのに、”連れて行ってやってる”と、登っている方は思っているのだから、たまらない…)
そんな、こんなで国内のクライミングは疲れるので、海外のクライミングに行きたい…。
普通に海外で楽しく、自分のグレードに適したマルチを楽しく登ってヤッホーしたい。
フェイスだけど、クラックでプロテクション取り放題の台湾の岩場
ーーーーーーーーーーーーーー
皆、命あっての物だね、なのです。
そこを基準に捉えない限り、何も見えてきません。
他人の基準で作られた世の中のものさしなど、何も役には立ちません。
あなた一人の全体、魂・心・体のバランスこそが大事なのです。
ーーーーーーー 『ソウルリーディング』より引用…
■ 昇仙峡の11c
この11c、吉田講習で使っていたやつですが…(隣は5.9ワイドで、上は、ジャムジャム84)■ 他人の基準で作られたものさしなど、何の役にも立ちません
というセリフが分かるには、普通のボルトクライマーは、クラックを登るべきですね。
クラックは手のサイズとの相性次第なので、例えばフィンガーなどは、手の小さい女性が有利だったりします…
5.8のワイドより、5.9のハンドクラックのほうが数倍簡単…
5.8のフィンガーって、どこに課題遭ったっけ?フィンガーってだけで、すでに10代に突入な気がしないでもないが… あ、そうだ大堂海岸にありました…。リードして、テンション入ってしまった奴。余談だが、日本の5.8はその岩場内で一番易しいのに、5.8とつけているだけで、本当にスキル的に5.8とは思えない。例えば、龍洞にあの課題があれば、絶対に5.8ではないと思う。龍洞における5.8の基準は、もっと易しい。登れなくなるような人がいないような課題でプロテクションが豊富な課題に5.8が与えてあると思う。
あ、話はそれましたが、グレードで何もかもが一列に並んでいるという幻想が事実であるのは、コンペクライミングだけで、それはコンペという性格上、そうなるように、あえて人為的に作っているからです。作る人(セッター)は大変そうですが。
自然界の中の岩場では、
・長い5.8は、長さゆえに5.9になり、
・怖い5.8は、怖さゆえに5.9になり、
・危険な5.8は、危険ゆえにRが付与されます
そういうことをちゃんとわかって登るのが外岩クライマーです。
例えば、小川山の愛情物語は、5.8で優しいですが、プロテクションディフィクルトなので、プロテクションが確実であるか、もしくは、プロテクションを必要としないで登れるかのどちらかである必要があり、そのどちらを取っても、初心者はあてはまらない。取り付くことが許されないです。つまり、愛情物語5.8を登っていいのは、11ノーマルの人になってから、です。
同じ論理で、白亜スラブの1ピッチ目5.8は、右上したボルト1本だけのフェイスですから、5.8といえども、11ノーマル以上の人でないと墜落時の保険がゼロ=フリーソロでも確実な必要があるので、10ノーマルの人はリードはできません。ましてや、5.8が限界グレードの人は禁止です。
それは、クライマーならば、見てパッと分かるものなのです。見てパッと分かるようになるのがクライミング教育です。
そういうことをきちんと伝える情報教育が、九州のクライミングに欠けている教育です。
■ 誰にも教わらないでも分かるのが普通
私が誰かに教わったか?というと、故・吉田さんを始め、別に誰からも教わっていません。
もちろん、私も愛情物語を登ろうとしたり、小川山レイバックなんて、かなりきわどいクライミングをしましたが…制止されてきて、その逆に、発破掛けられたりしたことはありません。
単純に、このユージさんの課題みたいに、5.9のワイドの隣にある11cフィンガーなどを触って、感触の違いから、自分で見出しただけです…。
そんなのは、外岩クライマーは誰だってやっているものだというのが山梨での認識でした…
■ 戦うか逃げるか?
クライミングは、基本的に、疑似的なファイトオアフライト行動を楽しむものです。
これに直面するのは、クライミングでピンチに陥った時です。つまり、登りに行き詰った時。
■ 戦うにおける2大対応
ムーブに行き詰った時、選択肢は3つです。
1)麻痺する ⇒ 何もできない状態
2)逃げる ⇒ 安易なハングドッグ、安易なA0
3)戦う ⇒ ハードプッシュ、あるいはムーブによる解決、エイドによる解決
アルパインでは何としても前進することが肝心の目的なのですから、エイドを出して乗り切るというのは、逃走反応というよりは、冷静な対処、というほうがふさわしいです。
一方、フリークライミングの様式においては、道具なしで登るというのがフリーのフリー足る目的なので、すぐにハングドッグに行ってしまったり、安易にA0してしまうのは、フリーであることをすぐにあきらめた、逃げの反応ということになるでしょう…
しかし、これを複雑にしているのが、ボルトの信頼性の低さ…です。
■ ボルトが信頼できない場合の対処法
たとえば、私の登ったことがある課題では、大蛇山 10cがあります。
この課題は、私が課題について紹介を受けた時点では、ボルトは超怪しく、案の定、というか、のちにJFAによるリボルト対象になりました。
つまり、リボルトされるということは、気楽に墜落は許されないボルトの状態だったということです。
この課題は、私は初見のとき、2撃でしたが、核心部では、私はリーチが短いので、クリップ前に核心をこなさねばならず、だいぶ躊躇して登ったことを覚えています。確実性を上げるには、手順の暗記が必要で、何度か、降りては登る、の登り直しをしました。
このリスクを本人が考えて落ちないように登っているのに、”なんだよ!落ちろよ!!”と言われるのが嫌。基本、余計なお世話です。リスク対応こそが、クライミングのだいご味。
しかも、落ちて怪我をしても責任取るのは、本人。
■ ハードプッシュ一辺倒は危険
このようにボルトが信頼ならない状態では、暗記なしのハードプッシュ、での登りは、おススメできません…。
つまり、人工壁でやるように、ボルトが確実に墜落を支えてくれる前提、という登りは、するべきでない、ということです。
特に古いボルトの場合は、ロシアンルーレット状態になっており、前の人が登って、テンションや墜落に耐えたボルトが、その次の自分の番で耐えてくれるか?というのは、未知数、であり、全国的に問題になっているのは、その未知数性、だからです。
■ ハードプッシュを楽しむならケミカル、もしくは自分で設置したプロテクションで
逆に、ハードプッシュを楽しめるのは、ケミカルのルートです。ボルトが強固ということは、ケミカルうち替えが証明しています。
ハードプッシュを楽しみたい人ほど、ケミカルルートはどこか?と探した方が良いかもしれません。
もちろん、ケミカルだからと言って、ランナウトの問題が是正されているとは限らないのが日本の国内岩場ですので、その点は、別の注意が必要です。
支点の信頼性、ランナウト、の両方の問題点を解決する課題は、
自分で設置したカム
による登攀です。
■ 実力にあったリスク
この写真は、私のラオスの課題を登っているところですが、見ての通り、離陸ははしごです。
さらに位置ピン目の位置がかなり低いことが見て取れるでしょう…
これはクライミングのリスクにおいて、理にかなっています。
・1ピン目を取る前は墜落は許されない
・この課題は入門課題であり、入門者には、過大なリスクテイクは求めるべきでない
です。
これは、初級者には初級者に即したリスクの量、が設定されているため、です。
当然ですが、上級者になればなるほど、大きなリスクが取れるようになっていく、というのが、まっとうな成長の流れであり、初級者の段階で、大きなリスクを取らされることは、事故の原因になります。これが日本の岩場で起きていることです。
つまり4級しか登れない人に40mランナウトに耐えるよう、求めること自体が、本末転倒です。
逆に40mランナウトが平気なくらいの人は、6級つまり、デシマル換算で5.12は登れているハズですから、そんな簡単なルートでランナウトすることに関しては、普通はバカバカしさ、しか感じなくなると思われます。
懸けなくて良いところで命を懸ける羽目になるからです。例えば、海外のクライマーをそのようなルートに招待できるか?というと、出来ないですよね?
何が面白しろいの?と言われてしまいそうです。
日本の岩場の問題点は、入門者向けの課題に、上級者向けのリスクテイクが設定されていることです。これは、あるサイトからの引用ですが…
「みんながそう言っている」「昔からそうだ」「それが常識だ」の3点セットは、理屈での説得ではなく、同調圧力と慣例です。
”みんな”は、常に正しいわけではありません。⇒ 現に九州では、トンデモ手作り支点が、現役状態です。
”慣例”は、常に正しいわけではありません。⇒ 現に九州では、トンデモ手作り支点が、現役です。繰り返しですが…。それについての問題意識もゼロでした…。
”年配の人の経験値”も常に正しいわけではありません。⇒ 昨今では若年クライマーのほうが海外の岩場で海外の人と登っているので、クライミング経験としては豊富である、という可能性もあります。海外で登っても、現地クライマーと交流が無ければ、おっかなびっくりで現地を体験しているだけで、経験の幅は広がっていないかもしれません。
■ 理屈で考えるのが大事だが、理屈が嫌いな体育会系という欠点が…
日本の学校教育では、学力、と 体力、で人を序列化し、選抜する傾向があり…その場合、学力と体力は、両立しないと考えられている節があります。
しかし、本当はそういうものではなく、頭が良くなるためには、運動しかない、と説いている本もあるくらいです。
クライミングは、従来型のマッチョ系ではない人のほうが有利であるという珍しいスポーツで、そこに面白みがあります。
スポーツの中では高度に知能的、ってことです。ムーブに関しては確かにパズルのような面白みがあります。
それなのに、安全管理、リスク管理に関しては、なぜか、
丸投げ
なのが、不思議です。ムーブの解析にかけるのと同じだけの情熱をかけて解決するべきなのが、クライミングにおけるリスク管理です。
そもそも、そこが掛け違っており、誰もリスクについて、精査していません…
そもそも、クライミング経験が豊富な人=リスク回避に長けている、という前提自体が、基本的には、吟味されなくてはなりません。
私の知っている方(ベテラン会長職)で、穂高でエイドの支点に足をかけたために墜落してヘリ救助という方もいましたが、これもそもそも、残置のモノを信頼してはいけないと普通はクライミングの初期に教わるものです… なぜそのような行為をしたのか?と普通は思うはずです。
私は落とされて7針縫っていますが、普通に1本目かけてからですし、ボルトはグージョンで岩場の開拓時期も新しい岩場でしたので、クライマーのリスク認知的には、私には落ち度はありません。ビレイヤーの選択に間違いがなかったとは言えませんが。
一方、山にあるエイドルートの残置をうかつにも信頼して墜落だと、やはりリスク認知には、欠如があると言わざるを得ません。アルパインルートに行きたがるような人に対して、まず一日目に教えるのが、”残置を信頼しないこと”、”残置はただのアクセサリー”、ということだからです。
むろん、フリークライミングのクライマーは、ボルトへの信頼が前提にあるクライミングでこれはあてはまりません。ボルトは確実に墜落を止めるというのが、フリークライミングの前提なのですから。
日本の古い岩場では、ボルトが信頼できないボルトルートのフリークライミングという掛け違い現象が起きています。
ボルトルート(スポートルート)と同じ論理を適用はできません。アルパインと同じ論理を適用するなら、プロテクションは自分で設置できなくてはなりません。できないようであれば、リスクは、フリーソロと同じになりますので、登ること自体が不可能になります。
ーーーーーーーーーー
糖質を摂りすぎても、摂らなさ過ぎても、どちらも低血糖症からストレスホルモンが分泌されて、攻撃性やイライラに繋がります。
糖質制限と一口に言っても、精製糖質を避ける糖質選択が非常に大切で、糖質量制限のレベルには注意が必要です。
ーーーーーーーーーー https://rainafterfine.com/2022/01/22/post-12152/ より引用
例えば、セリアック病などの発症のない、一般的なクライマーが、減量やフィットネスのために糖質制限を行う場合は、一食あたり90gの通常食の糖質を
40g程度
にまで落とす程度にしておき、完全ゼロにはしない、というのがメンタルの面でも安全そうです。
クライミングは、自制心の低下により、死を招きかねないアクティビティです。
ラーメンではなく、お蕎麦。パンではなくサラダバー。ジュースとジャンクフードや辞めて、ナッツやフルーツを持ち歩きましょう。
益富エリアでは、ラ・そばというお店がクライマー御用達の店としてローカルクライマーに知られています。
■ 一昔前は、5.12で上級者
5.13を登ろうとトライしている現代クライマーの弁■ なかなか良書がない栄養学の教科書
世間では、最高の健康だの、最強の食事術だの、ハーバード式○○などが、非常に盛んに読まれており、それ自体は探求心をくすぐり、非常に良いのだと思うのですが、問題はそのあとに、包括的に学ぼうとしたときに、適したテキストがない、ということです。
クライミングも同じで、そうか”55m登り返しを教わらないといけないらしいぞ”という気づきを得たとして、誰に教わりに行きますか? UIAA『アルパインサマー』の日本語訳ができたのは、小さな一歩前進ですが、本を読んで出来るか?というと、まぁ当然ですが、実践がないとできないです。
実践する際にも、危険が伴います。無知な人が本を読んだだけで実践すると、公園でやっても、頭打って死ぬとかありえます。その時、知っている人に援軍を頼んだとしても、プルージック登攀はこうやるんだよ~くらいの見本は見せてくれるでしょうが、そのあと降りれなくなってしまうのが関の山かもしれません。プルージックから下降機への切り替えは、リスクポイントです。本来はそのために山岳会があるのですが、会としてきちんと技術が身に着くまで特訓しているような会は見たことがありません。やったとしても名目上のポーズ、に過ぎない会がほとんどでした。結果、レスキューを職業にでもしない限り、55m登り返しができる人って誰?って感じです。
結果、岩場は、俺はできるという人のプライベート空間となることになり、一向に若い人がチャレンジできる場とはなりません。
その結果、日本国内から、チャレンジの精神が失われて、日本は世界に後れを取るばかりになります。
登り返し練習なんて、その辺の公園だってできるようなことです、きちんとやり方を知ってさえいれば。若い人は間違ったアドバイス…経験者を頼れ…を与えられ続けています。
正しくは経験者を頼らず、自分たちでリスクをつぶしていく思考回路を身に着けろ、です。
シミュレーション能力があれば、練習時にどんなリスクがあるか?くらい予想できる能力が、誰にでもあるはずです。
さて、『アスリートのための分子栄養学』は、巷の栄養本で、今までの常識を疑うことになった方が最初に手に取る教科書として最適です。
従来型の栄養学 ⇒ ビタミンcが足りないと脚気になる、などの欠乏を防ぐための栄養学
現代の栄養学 ⇒ 自分の体を最高のパフォーマンスに導く栄養学
です。一般に、部活などで、考えられている栄養学は、いまだに従来型で、例えば、私は岩根山荘で、サッカー合宿を見たことがありますが、いまだに牛乳飲め!です。子供たちは吐くまで食べさせられています。
そもそも、消化されなければ食べ物は栄養になりません。その人がもつ消化力以上に食べ物を詰め込んでも、体が大きくなるわけはないのです。
また体の大きさだけで、栄養の成否を計るのもどうか、という感じです。大きいほうが良いことだ、というのは、日本人の持つ西洋人コンプレックスの一つではないでしょうか。
昨今は、食物アレルギーの子どもたちも増えています。牛乳が飲めない、というのは、アジア人には、牛乳を消化する酵素がない、ということが科学的に事実として知られています。お腹が緩くなる人は牛乳を飲んでも消化できていないということです。
また米国産の牛乳などには、母牛に母乳を出し続けるためのホルモン剤が与えられていることが知られており、ホルモン剤の影響で、男性の女性化が心配されています。
強くなろうと思って飲んでいる牛乳で、体内に女性ホルモンを増加させているっていうこともあるということです。
包括的に、一度、古くて間違った栄養学の知識…何十年か前に小学校や中学校で教わった知識をブラッシュアップする必要がある、という方は、このアスリートのための分子栄養学がおススメです。
今日の為末投稿…小学生の全国大会禁止
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全柔連が小学生の全国大会を廃止するという決定をしました。私は素晴らしい決断だと思います。なぜ若年層での全国大会を行わない方がいいのか三つの理由で説明します。
①そのスポーツが弱くなるから
②全ての子供がスポーツを楽しめないから
③競技を超えた学びが得られないから
まず若年層の全国大会が成人になってからの競技力向上に役に立っているかというとマイナス面の方が多いと考えられます。その理由の一つには早すぎる最適化があります。子供は大人のミニチュア版ではありません。例えば、子供は身体に対し頭が大きく、胴体も細いです。また体が小さいのになぜか子供は字を大きく書きます。それは筋の調整と連動がうまくいかないので細かい作業が苦手からです。その一方で立位のバランス自体は大人とそれほど変わらないぐらいうまくできます。
ということは子供の世代の柔道は勝利のためには大人時代とは違う戦略が求められるということです。早すぎる最適化とはこの子供時代の勝ち方に最適化してしまったが故に、大人になって本来行き着くレベルまでいけなくなってしまうことを指します。つまり器が小さくなってしまうということです。
柔道はそれほどではないかもしれませんが、日本人が海外の試合に出てよく聞かれる質問は「日本人は10代ではあんなに強いのに、20代になってからなぜ弱くなるのか」です。要するに若年層の時代にトレーニングをしすぎて、大人になった時に世界とは戦えなくなっているというのが現状だと考えています。
欧州で中高の全国大会が禁じられた時のロジックは「子供たちはスポーツを楽しむべきであり、それは試合に出ることで補欠で試合に出られないことや過剰に勝利至上主義に走ることは避けなければならない」というものだったそうです。全国大会は勝ち抜き戦の構造を作り、敗退と補欠を生みます。
日本のスポーツは全てが「選抜システム」であると言われます。それは全てが才能を発掘する目的に向かっていて、全ての子供がスポーツを楽しむという視点の欠如に向けられた批判です。一方で勝ちたい子供を制限するのかという反対の声もあります。勝負は大切で勝ちたい気持ちも大切ですが、それには上限があります。私は早い段階で日本一になりましたので、離脱していく選手をたくさんみてきました。そのような選手にある特徴は本人より周りが興奮していることです。親と指導者が選手の才能に興奮して舞い上がっている場合、その選手の才能が潰れる可能性が高くなります。なぜなら勝ち抜く上で最も重要な主体性が損なわれるからです
99.9%以上の選手はオリンピックに行けません。アスリートで食っていけるのもそのぐらいの確率です。ほとんどの選手はアスリートという職業にはつけません。だからこそ競技から学んだことにどの程度の普遍性があるかが重要になります。では普遍的な学びとはなんでしょうか。
それは少なくとも自分が何をしようとしているかを知り、何が起きたかを理解し、どうすればいいかを考えることができることで成立します。リフレクションです。ただこの能力は育つのに時間がかかります。若年層だけで活躍させようとするならば、この手順を省く方がうまくいきます。つまり言われた通りやる人間を作ることです。しかし、このような選手は引退した後、苦労します。自分の体ではある程度のことはしてきたわけですが、一体それがなんだったのか本人がわかっていないからです。考える力が育っていません。
以上の理由から、小学生の全国大会の廃止には賛成です。
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まさに、クライミングで、現代の初心者に教えようとしていることが、
・言われたとおりにやる
・主体性を重んじず、リフレクションをさせないため、考える力がない
のように思えて仕方がありません。10代、20代のみならず、30代、40代、になっても、選抜システムで登ろうとしています…。
その挙句、50代、60代で力が下り坂に入っても、自尊心を維持するために、もっと登れない人が必要になるというわけです。
以下引用…。こういうのを知らないから、変なことになるんじゃないですかね?
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行縢山
Hideji(ヒデジ)
5.11d 6P 175m
行縢のマルチプロジェクトを完登する事ができた。
自分の開拓ルートでこれほど11の連続するルートを開拓したのは初めてで、全体を知っていてもトライは緊張した。
各ピッチそれぞれ個性的なムーブで楽しめると思う。
アルパインヌンチャクは4本程度は必要。
C0.75以下はZ4もしくはマスターカム推奨。
1p 5.11a 20m
B2 C0.2〜3
ヤブ君のハートランドと共通ピッチ
ハング越えからがバランシーで面白い。
2p 5.11d 40m
B12 アストロナッツ C0.2〜0.4+C2
我慢のカチフェイスで足もパンプする。
3p 5.11c 30m
B5 C0.2〜0.75+C0.5+C3
ボロいフェイスから硬いハング越えの後に、オノルディングトラーバース。
4p 5.11c 25m
B5 C0.1〜0.75
ヤブ君のハートランドと共通ピッチ
スラブ、フェイス、クラックと多彩なピッチ
5p 5.11a 30m
アストロナッツ C0.2〜3+0.5
簡単な階段後の凹角がピリッと緊張する。
6p 5.10c 30m
B1 アストロナッツ C0.2+C0.3+C0.75〜2
ここまで来て落ちたく無いが威圧感がある。
ちなみに手と上腕と背中はつった。
早めにトライしたい方は連絡頂けたら詳細案内します。
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■ 体調が悪い
膝の痛みが引かないので、クライミングは休業中です。しかし、クライミングの代わりに始めた自然農で、食生活が健全化するかと思いきや、なんだか炭水化物食に偏ることで、血糖スパイクの乱降下ではないか?と感じる倦怠感が増えました…
少し栄養を見直そうと思って、調べた分子栄養学で、最近、こういうことだったのでは?!というひらめきが得られそうですので、分子栄養学の知識をまとめています。
■ メタボになったら登れない
クライマーが食事を考える理由というのは、ただ一つです。
メタボになったら登れない。
登れないという言葉の中身は、かつて登れたところも登れない、ということです。
オリンピックの選手になるような人でも、一般クライマーでも、老い、は同様に訪れます。
老いの速度と老いからの落下距離が、それぞれ違うだけです。オリンピック選手: 5.15から落ちる 落ちるスピード遅い 落ちたところ5.12
一般クライマー : 5.12から落ちる 落ちるスピード速い 落ちたところ5.9
大人になってスタートした私のような人は、ピークグレードが5.11ですし、30代後半、40代後半になって身に着けたスキル=潜在意識化になっていないですから、失うのも早いでしょう…
もっと一般的な30代でクライミングをスタートした男子の場合、5.12が登れるようになっても、まだ俺も5.13まで行けるのでは?と考えて、日々、涙ぐましい努力を重ねているかもしれません。
どちらのケースにも、十分な栄養、というのは、欠かせないわけですが、日本の食の常識は、2000年代以降、世界から後れを取っており、運動選手と言えば、焼き肉×ご飯大もり、から、脱せていません。
40年前に大学山岳部だった人が当時の記憶を復活させて、山に一升瓶×キムチ鍋宴会とか焼肉宴会を持ち込んでいる、というのが実態なわけです…。
それでは当然メタボになるでしょう…
⇒ メタボになれば登れないでしょう...
⇒ 登れない俺は認めたくない自分の姿でしょう...
⇒ 勢い、さらに登れない奴を見つけて、自分をホッと慰めるという行為に走りたくなるでしょう
⇒ その場合、一番都合がいいのが、女性クライマー
⇒ その次に都合がいいのが、新人若者クライマー
⇒ 新人=アルパイン教育を受ける機会のない、現代の若者…を捕まえて、「お前はローワーダウンすらできないのか(俺の時は…と暗に自己満)」と馬鹿にすることに執心したくなるでしょう...(教えない心理)
⇒ その場合、根本解決は、アルパイン教育を与える、であるにもかかわらず、登れない自分の自己弁護のためには、もっと登れない奴が必要…という不健全な心理ニーズによる悪循環が起こることになり
…これが、日本のアルパイン教育界に起こっていることでしょう…
(圧倒的に少ないアルパインを教える人) vs (自分の40年前の価値観を押し付けるベテラン)
という現象は、このような心理メカニズムで起こっていることでしょう…
■ 私ができることは何か?
このような現状を見つめた場合、私ができることは何か?というと?
基本的なロープワークを教えたり、グリグリ登りを教えたり、登山ガイドの仕事をやろうとしてみたりもしましたが、そもそも、私は独学で優秀な人なのです…。英語も一人で勝手に話せるようになりましたし…
自分が何も言われなくても、知識を求め、ビレイを習得するためにだけに人工壁に通い、支点のためだけに岩場に偵察に行き、自分で自分の経済速度を山で測り、毎朝歩荷し、読図を身に着けようと山に通うような体質なので、受け身で1から10まで教わろうというような人たちが、何とも解せない、という状況に陥りました。つまり、やってらんねー感満載、ということです。心の健康に悪い。
しかし、栄養学なら、とりあえず、自分のために知りたいことでもありますので、大丈夫。
というので、このサイトでは主に栄養学について学習した成果をまとめていきます。
メタボの往年クライマーの方、まだスキルアップしたい方、トレーニングで疲れを残したくない方、みんなに役立つと思いますので、よろしくお願いします。
■ 故・吉田さんとの思い出
吉田さんと登っているとき、糖質制限をしたクライマー達と出会いました。
筋肉=タンパク質、ですので、糖質ではなく、タンパク質が運動には必要だというのは、その通りなのですが、行き過ぎた糖質制限は、腎臓、肝臓を傷めます…間違った糖質制限で、短命化するのは避けたいところです。
一方、世界は、肉食ではなく、非肉食に傾きつつあります。アレックス・オノルド君がビーガンであるだけでなく、シュワちゃんもビーガンですし、ウルトラマラソンに出るような人でもヴィーガン化しています。
しかし、単純に肉を抜くだけのヴィーガン化は、栄養欠乏で、パフォーマンスの悪化を招く可能性が濃厚です。
私は、もともと指導歴6年のハタヨガインストラクターでもありますが、ヨガ界では、食事は、インドの伝統で牛乳以外を取り除いたベジタリアンですが、かなり栄養的に気を使った食材を使います。例えば、豆の多用です。
ベジタリアン食であればあるほど、プロテインの摂取には非常に気を遣うということです。その他スーパーフードと言われる、スピルリナ、キヌア、ココナツなどの特殊な食材を常食する、というのも特徴です。
一方の、一般的なクライマーの食生活のほうを見ると、
・家族にお任せ
・コンビニにお任せ
であることのほうが標準のようで、自己責任、とは非常に縁遠い状態のように見受けられます。
登るのは自分、登る自分の体は自分、であるにも関わらずです。
そのような状態を克服していく、ということ
=主体的に自分の食を栄養の面からも選んでいくことができる状態
を目指していくこととします。
ビーガンと非ビーガンが選べるグリーンクライマーズホームの食事関連記事
日本人クライマーは、いまだに焼肉喰って宴会、という段階ですが、そこはとっくの昔話。
1)情緒の境界線
怖い!を否定される ⇒ ありのまま感じることを許される
”俺の普通”を強要される ⇒ どこでロープを出すべきか?は言葉で伝えらえる
人格を否定される ⇒ 具体的な危険行動を修正される
登りたいところを登れない ⇒ ビレイしてやったら代わりにビレイしてもらえる
恐怖を与えられる ⇒ 安心感を与えられる
2)魂の境界線
自分をまげ、会のみんなの普通に迎合させられる ⇒ 自分にとって大切なこと(命)を守れる 例:一升瓶宴会冬山山行が普通だ
精神的な導きが得られない ⇒ 自分を高め、磨くためにクライミングができる
足蹴にされ、感謝されない ⇒ クライミングができて、ありがたいな、と思える
結局は登れてなんぼと信じ込まされる ⇒ 登ることの喜びを感じられる
3)性的な境界
男・女として生まれたのを喜ばれない ⇒ クライミングにおける男女の差を認められる
性について間違った情報を与えられる ⇒ クライミングにおける健康な性差を認められる
性的な批評や興味の対象にされる ⇒ 性的な好奇の目にさらされない
性が他人を喜ばせるため利用される ⇒ 性を自分のものとして大切にできる 例:きれいどころ
4)人間関係
パートナーの要求にいつでも応じなければならない ⇒ いつでも応じる必要はない 例:〇〇してくれなければ一緒に登らないと脅すなど
他人の意見に従わなければならない ⇒ 自分で判断して意見を言える
他人が察してくれるのを待つ ⇒ 自分の望みを言葉にできる
近づいてくる人とすぐパートナーになる ⇒ どれだけ親しくなるかは自分で決められる
5)知的な境界
ボルト情報を与えられない ⇒ ボルト情報を与えられ、自分で危険かどうか判断できる
失敗を許されない ⇒ 失敗から学ぶことができる
質問を歓迎されない ⇒ 質問したり、意見を求めることができる
ここを登りなさいと言われる ⇒ どこを登りたいですか?と自分の考えを持った人として扱われる
相手の都合や夢をかなえるよう登らさられる ⇒ 自分の登りたい課題を登ることを支援される
6)身体的な境界
セーフクライミングの方法を教えられない ⇒ セーフクライミングの方法を学べる
ビレイしてもらえない ⇒ 愛情や励ましを込めてビレイしてもらえる
嫌なのに登らせられる ⇒ 望まないときは、登らさせられるのを拒否できる
怪我をしたのに無視される ⇒ 身体を大事に扱われ、暴力を受けない
■ 道しか歩いていないと、道がないと歩けなくなる
先日、バイト先で、肉に包丁を入れている姿を見て、上手だなぁ…と思い、筋肉に沿って包丁を入れるのか聞いたら、その通りで、慣れていれば、肉のほうから包丁が入る先を導いてくれるそうだった。やっぱり。
山も一緒だ。尾根と谷が読めるようになると、山のほうが、こっちですよ、と言ってくる。
特に尾根はそうです。細い尾根(=険しい尾根)ほど、歩くべきところは限定されます。逆に、広い尾根(=安全な尾根)は、幅が広く、どこでも歩けてしまえるため、どこを歩くべきかというのは分かりにくいものです。
そういえば、瑞牆山で、「どこを歩いたらいいんですか?」とおばちゃん登山者に聞かれたなぁ… 岩ゴロゴロの道ですが、どこを歩いてもいいのです。
道しか歩いていないと道がないと歩けない、と思い込んでします。
山と同じで、人生のほうが、こっちだよ、という道を行けばいいんですよね。
■ ボルトルート
ボルトルートしか登らないのと、ボルトを探して、ここは5.10代だからこの辺にホールドがあるはず、という登りになります。
ボルトを追いかけることで、ホールドの在り処が予想できるような逆説現象がおきるということですね…
それは、開拓、という行為とは正反対の行為です。
何が出てきても、なんとか対応できる力、というのをつけることが先で、そのような、悪智慧のほうが後でないと、
「あ、俺、ボルトルートしか登らないから、エイド技術はいらないんだよ」
という言う話になります。
「あ、俺、登山道がある山しか登らないから、読図技術はいらないんだよ」
「あ、俺、山小屋があるところしか登らないから、テント泊技術はいらないんだよ」
「あ、俺、無雪期しか登らないから、雪洞泊技術はいらないんだよ」
これは、価値観ではなく、単なる ”努力しないことの言い訳”です。 間違ってはいけません。
Why I write a hug amount
I am known as a climber who writes a huge amount.
My major first depression
I used to write a lot....almost all day and everyday... which is this blog's original title..., ...it was when my first depression attack came when I was 16. Then, no-one around me understood my situation. I was in a high school where a 100% student goes to a university, they were the kids of doctors and lawyers ... but my mom was a single mom with 3kids and I was the oldest. My mom of course had financial problems. So I felt no way out.
Seeking a social help, I counseled to my school counselor and had tried to change the school so I will have a occupation as soon as I graduated but this attempt of asking help made things worse... school did not allow me to change the school because I was in the best school in the are, so I was even more trapped. Without money, how are you supposed to proceed to upper education?
It was the hardest time of my life... then I was writing a huge amount of sentences trying to explain everything away... so I will wash my pain away... it was the only thing I can do, to not to accuse my mom nor a life... Life sucked at the begging of my life.
So this is what is happening to me. Writing in this blog is how much I was hurt. Wring is how sad I was. If I do not express how do you understand?
My climbing crisis
So as you see, my life was not sweet like average people...even before I became an adult, I had solve more than average adult can solve. In retrospect, the same thing happened in my climbing.
Even before I became fully prepared climber, I had to manage the difficult situation such as bad beley and ignorance.
I was scared in Kyusyu since no one seemed to have a proper understanding on free climbing. It appeared as a concern... in the begging. Now it is confirmed as right.
People in Kyusyu does not have a proper understanding on "today's free climbing" what they've got is 40-year-old-not-updated-understanding.
I went to a most prestigious alpine club in Kyusyu, since I wanted to have a ice climbing mates and as a result I got this photo by an old developer climber who is so proud(i.e. seemed know things).
This photo was actually sent by him so he perhaps assumed this is doing right or total ignorant, or he assumed I am the ignorant one so I will not know how bad this was.
As you can see, this photo shows two climbers. I was on top and leading. Why do I see another climber? Because he was belaying two of us at once. I have never heard of such belay.
Also I should mention this is my first time climb with this belayer and the guy in the blue jacket was a total stranger to me. Usually climbers DO NOT climb multipitch at the first time rope together.
Not just this, I had incidents one after another, that suggest
MOST EXPERIENCED CLIMBERS IN KYUSYU IS THE MOST DENGIOURS
like, giving a lead climber a belay which belay device is attached to a tree... or sitting on a rock while I lead, or forcing me to lead when I don't want. All of those are life threatening.
This is the bolts in Kyusyu...
■ 泣く胸がない
昨日、書いたこの記事を読んで、「私は本当に頑張ったんだなぁ…」と、目頭が熱くなった…。
https://allnevery.blogspot.com/2022/03/blog-post_57.html
私は、殺されそうで怖かった。
岸良での肉離れと膝の亜脱臼くらいで済んで、よかった…。
これは、潜在意識が、怪我を完治させないことで、私を生かしているのだ。潜在意識は常に守ってくれるものだ。
もし、膝が治ってしまえば、今いる超危険エリアでリード経験を積み上げないといけなくなってしまう…そうならないために、潜在意識が膝を完全治癒させないでいるのだろう。
だから、今、生きている…息がある…のは、本当にラッキーなことだ。
クライミングから足を洗って1年近くなり、やっと距離が取れて、今、クライミングしなくて良い状況で、本当にほっとしている。
■ 中級者へのステップアップ 岩バージョンをどこでするか?
アイスでは南沢大滝リードのレベルまで行った(実際は、リードしていない。青ちゃんと二人でシーズン終わりの大滝に行ったら、登りは超簡単の段々になっており、一方氷の質は、溶けかけて脆くなっており、シラケてしまったのだ。リードで命かけるほどの価値がある滝ではなくなっていた。つまり、4級40mランナウトと同じ意味だ。でも今のアイスクライミングのスキルは大滝リードがそつなく完登できるレベル感だと思う)。
つまり、初心者は抜け出し、自他ともに中級者で、これからバンバン、リードしていいよの許可が出るってことだ。
大体、氷瀑で登っていたら、周りの他会の人たちが、あんなにスイスイ登ってくれちゃって…と舌打ちするレベルに行った。
そこまでアイスでは行った人でも、岩は別の話になる。
■ 岩のほうが氷より危険
なにしろ、岩はプロテクションを自分のために打つことができない。クラック以外は。
ボルトルートは安全、というのは、海外でのできごとで、教科書的な話であり、日本のボルトルートは、古いルートであればあるほど、易しいルートであればあるほど、”ランナウトがしびれるぜ病”に侵されており、決して安全ではない。
しかも、私はアイスでは、打ち込みパワー以外の何の不利もないが、岩ではリーチで徹底的に不利なのである。リーチの問題は、根本的に改善不可能。
身長170の男性が立てるスタンスでクリップして5.9のところは、スタンスが極小のに立たないとクリップできない位置にボルトがあれば、そこに立たなければならなくなり、そのスタンスに立つムーブが5.9とは限らない。5.12で要求されるレベルの極小スタンスに、5.9の課題ですら立たざるを得ないことは頻繁にあるのである。
そういうことに対して、男性はすべからく無理解であり、特にボルダーをやらない人にはわからない。ボルダーではシットスタートのほうが難しい。級だった課題が急に段レベルになるのは、珍しくない。
しかも、私は山梨でビレイヤーに落とされて頭7針縫っているんで、もう2度目はない。
しかも、見たことがないヘンテコボルトを色々と質問していたら、そのボルトは、なにやらカットアンカーとか言うやつで、40年経過しており、今にも腐って抜けそうなロシアンルーレット状態なのだそうだった…。海外の権威ある団体から、そう言われただけでなく、JFAが援軍に来たくらいの真実だった。
そんなので、落ちながら登れって言われるのである。
それでも10歩譲って、きっとみんな私のために、背中を後押ししてくれるのだろう…と善意に解釈していた。
なんせ、ラオスも台湾でも、一人で行って、現地の人と登ったため、リードしかしてないから、リードしない奴と言って、馬鹿にされるいわれはない。
”リードしない”のではなく、”リードできるようなボルト配置にない”ので、したくても、やりようがないのが、日本の岩場なのである。そこのところの理解力がある人が誰もいない。
こんなかわいそうな目に遭っているのに、怖い怖いと訴えているのに、私が逃げ込める、頼りになる胸がない。
俺のビレイに任せておけ、と言ってくれる人は誰もおらず、安心して登っていいよ、と言ってくれる人もいない。
岸良でそれが分かったのである。私が登りたいと言っているクラックの前で誰もビレイを申し出てくれる人はいなかったのだった…。しーん…。こいつらは友達でも何でもなく、ただ私がいつでも空いている呼べばやってくる都合の良いビレイヤーとして重宝していただけだ。
■ 夫がクライマーでないことの致命的な欠陥
生死の恐怖を味わっているとき、頼りにするのは、当然、配偶者だと思う。心のよりどころとなるために、普通は配偶者というのはいるものだ。
だが、夫は、クライミングはしないから、私がどんなひどい目に遭っているのか、夫には分からない。夫に理解を求めようにも、クライミング業界にいるクライマーだって、5,6年は掛けて中級者レベルにならないと、理解のしようがないようなことを今言っているのだ。
カットアンカーというボルトタイプがあること…なんて、山梨のクライマーで知っている人見たことないレベルのクライミングオタクレベルな知識だ。(レトロすぎて誰も知らない)
結局、夫が言えることは、
そんなに嫌ならやめたらいいんじゃないの
というような低レベルな話で、結局そうするしかなかった。
せっかく7年かけて作り上げた、生きがいになるような活動が、私の手から取り上げられてしまったのに、そのことも、彼には分からない。
私は泣ける胸が欲しいのに、どこにもないっていうわけだ。
やっと整理がついて、ほっとしている… もうこれで、苦しい目に遭わないですむはずだ…
説明がついたことは、切り離されてしまうからだ。
良かったね、ワタシ…今生きていて。
右足君、犠牲になってくれてありがとう。これからも、一緒に歩いていこう。
私が好きな山はこのような山でブイブイ言わせる山をやったことはありません。
https://allnevery.blogspot.com/p/herstory.html
■九州に来て以来、時代錯誤感に悩んでいる
極めつけが、
”3級しか登れないのに2段をノーマットで登る”というボルダラーでした。マットなしで登んな!というトップクライマーの弁を伝えたら、”マット買う金がない…(涙)”とか。50男が、クラッシュパッドを用意できないって…? どれだけ、弱者なんだろう…もう、お気の毒で、声も出ません。が、2段のボルダーを登るかどうか?は、生死が係る社会正義の問題ではなく、単なる快楽、趣味のほうのニーズなので、他人の私が解決してやるべきとは思えない。
■ 経験豊富なクライマーを求めて…
それ以前も、一緒に岩場に行った方が安全が高まると思われる、
”経験豊富なクライマー”
を求めて、あちこちの会のドアをたたきまくったわけだが…全部ダメだった。
★支点ビレイして来る自称”経験豊富なクライマー”とか、 会1
★お座りビレイしてくる”自称経験豊富なクライマー”とか、 会2
★2名を一人でビレイしてくれる”自称経験豊富なクライマー”とか 会3
九州のクライマーは、ちゃんと登れる人でも、何が安全か?を理解しておらず、原因は、
大昔にアルパインクライミングを教わったキリ、技術更新してこなかったこと
によるらしい…。そういう人の下で育った、一見、まともなクライマーでも
”5級の寝ている氷で初登自慢”とか、そういうことになっている…。
(まぁこれはロクスノ編集部でも、分かっていないくらいだから仕方がないのだろう)
しかし、分かる人には分かってしまうので、
長所をPRするつもりで欠点をPRすることになっている。
■ ハッキリ言って ”老害”
往年のクライマーで、70代にでもなれば、誰でもお荷物になる。頼りになるというよりは、お荷物になるのは、人間だから構わない。
が、けが人に、さらにその怪我が悪化させるような具合だと、お荷物、という言葉は生ぬるい。いないほうがマシも生ぬるく、いてもらったら、有害、くらいな話になる。誰とも登らず一人でやっていた方がすぐ医療機関にかかれるということになってしまうからだ。
そういう人とは登るべきでないが、社会を見渡すと同じことが、老害、と言われている。
■ (頼りにならない)× (時代錯誤)の二重苦状態
私が、ボルトの不備を指摘したにも関わらず、そして、それは後日JFAのリボルト対象となり、私の指摘したリスクが証明されたにも関わらず(危ないと思わなければ、JFAはリボルトしないからだ)、
あなたは、落ちるのが怖いだけで、ボルトが危険だというのは違うと思いますよ
と言ってきた人がいたが… ある、ふとしたきっかけで本音が聞けた。
「うちのメンバーのほうがあんたより登れます!」とのことだった…。やっぱり。残念だったが、まぁ、そういうことだ。つまり、私を登らせようとするのは、自分のメンツのためであり、私への思いやりというわけではなかったのだ…。だよなぁ。青ちゃんは、私が頑張ってリードしていて、震え出すと…、”降りてきなさい”、と言うもんなぁ…。
大体、ビレイヤーに落とされて頭を7針も縫ったことがある人にリードを無理強いするとか、普通に考えたら、恐怖心を悪化させるだけで、一番必要なのはその人を安心させることだと、まともな大人なら分かる。
しかも、私が指摘したリスクは、フェイクではなく、事実なのだ…その岩場では、いまだにトンデモ終了点を作っているし、それを伝えても、肝心の開拓者に誰も言わないから、延々とトンデモは善意で作られ続ける。その人は自分が正しい終了点の設置や正しいビレイの在り方を分かっても、伝達をしない。なぜなのだろう…
その会で、まともな人にはいまだ会ったことがない…。
いくら私が親切でも、命を上げることはできません…■ グレードクライミングという病
は、どんなに知的な人でも、陥る病のようだ。”登れる奴が上”病、ということだ。
しかし、フリーでは、グレードが異なってもやっていることは同じだ。5.8でテンションするときの気持ちと、5.14でテンションするときの気持ちは同じなので、レベルの差は、通過点の差に過ぎない。どっちが上っていうのにこだわっているのが、フリーでは滑稽なことなのだ。なんせ、世界のトップに行くまで、延々と同じことの繰り返しだからだ。
そこが、日本でしか登らない人にはわからない。
■ スポーツ=リスクフリーって意味ですよ
スポーツクライミングのグレーディングは、リスクフリーの上に成り立っている。だから、スポーツクライミングの人とアルパインクライミングの人を同じモノサシで測ることには意味がない。
フリークライミングのグレーディングも、同様に、道具なしで登れるスキルのことを言うので、フリーで登りたい人には、55mの登り返しをすることは求められていない。
求められているのは、ヨセミテクライマーや、エイドクライマーや、レスキュー隊員だ。
アルパインのクライマーも、危急時技術として当然のように備えている。が、危急時であり、本来は、違う。
エイド技術はどこで教えられているのか?
それはどこにも書いていない。
本当にフリークライミング、を厳密な意味で適用したら、グリグリ登りはフリーでは当然ないし、登り返しやカウンターラッペルも、フリークライミング技術ではない。
ので、当然だが、フリークライミングの教本に書かなくても、著者にその責めがあるはずがない。
したがって、日本のクライミングに欠落しているのは、
危急時スキルを教える教育機関
であり、”自称・経験豊富なクライマー” ではない。
これまで書いたように ”自称・経験豊富なクライマー” と登ることは、むしろ、自殺行為になる可能性が高い。
■ 人々が堕ちていく…
このように、グレード至上主義は、人を堕としていく…ついには相方ですら、同じ価値観に堕ちてしまい、2000年も2020年にもなって、”エイドで沢初登”を自慢するような奴に堕ちてしまった…(涙)。
ああ、課題がもったいない。人を選びさえすれば、エイドではなくフリーで初登できたかもしれないのに。
それまでは山梨にいたので、周りにはギリギリボーイズの方とかが、ゴロゴロおり、ものすごい記録を出していたので、彼のナルシシズムは、自他ともに客観視の光線にさらされざるを得ず、どこで何を自慢したらかっこいいか?というのは適切な判断がされていたのに、九州にきたことで、ん?これはもしかしてかっこ悪いのではないか?と客観視するブレーキが外れてしまったというわけだった…。残念だ。
歴史が分かる人が記録を読めば、残念さが分かると思う。まぁ、クライミング界の男性は男性に優しいから、「あいつも名誉欲には勝てなかったんだろ」程度の話だろう。
自分の名誉欲のために、5人も6人も人を殺している課題のリボルトを認められない人も、関西にはいるようだし… 自責の念で、ガンになったりしないのだろうか?
かえすがえすもったいないのは、せっかく山梨で自分の実力を客観視する力が育まれたのに、九州に来たら相対的地位が上がってしまって、天狗になったことだ。
しかも、その根拠は、「あなたのご飯を作っているのが私の幸せ」という母親の弁…、ただ母親が気を使って言ってくれている事すら気がつかず、無邪気にその言葉を信じれる心…が支えていた。まぁ、40になっても50になっても、親から見れば子供は子供。特に息子は、母親にとっては格別な愛着があるものだから、母親がそう発言してしまうのは仕方がない。しかし、それをその言葉のまま受け取ってしまう息子の側のほうが…(汗)。精神的成熟が遅いということだと思う。普通は、俺がかっこいいかどうか?もう一度考えてみるものだ。
というわけで、九州の風土というのは、人…とくに男性をお子様化させる。前はちゃんと大人をやれていた人でも、やれなくなるのだ。
俺かっけーっていうのは、誰にでもある。女性にだって、あるだろう。しかし、男性のナルシシズムの発露の仕方としては、命知らず自慢の俺、どーだ!というのは、40男、50男がやるには、10歳児的すぎる。
現代では、5.12の課題でも、もはや高難度、とは呼ばれない。それは中級者課題と呼ばれる。そんなことは、山梨時代に嫌というほど分かっていたはずだ。
そんな程度の低い課題で吠えていたら…?かっけー!!というよりは、恐怖心の発露、であり、むしろ、かっこ悪い方に入る。
そういえば、多良山程度の山(ハイキングの山)で、獣を恐れて、大声出していた男性いたなぁ…。
■ 現代のかっこいい=1000m、5.12でフリーソロ
いくら命がけでも、4級のところで40mランナウトを自慢していたら、かっこ悪いのが現代だ。それがカッコよかったのは、40年前の話なのだ。
今の時代に自慢になるのは、アレックス・オノルド君のレベル感であり、
40年前 現代
四級(5.8)でフリーソロ → 5.12でフリーソロ
40mランナウト(ロープ付) → 1000mでフリーソロ
なんですよ?
みなさん、どんだけ、クライミングニュースチェック、サボっているんですか?
↓
こんなのには、ちゃんと出ましょう!
私はクライミングをしていると、
ーーーーーーーーーーーー神須ノ鼻で、クライミング技術が未熟なクライマーによる事故が起きているようで、このようなブログが閲覧されてきましたが…
九州で遭った〇〇会のクライマーで、登り返しができている人、会ったことがないです。
私が教えたド素人のクライミング初心者には、すべて、懸垂下降と登り返し、を最初に教えています。
九州ではそれを教えないで、マルチに連れて行っている会がほとんどでした。昔の教え方の人たち、で、です。
往年のクライマー(一般に ”経験豊富な”、と形容される)は、新人に
・懸垂下降を教えない
・宙づり登り返しを教えない
・結び替えでのローワーダウンを教えない
です。ですので、この記事にあるように
ーーーーーーーーーーーーーーー引用ーーーーーーーーーーーーーーー
全般的にプロテクションが難しく、的確なセット技術が求められます。55mの登り返しもあることから、初心者のみでの来訪は控え、信頼できる経験豊富なクライマーと同行していただくようお願いします。
ーーーーーーーーーーーーー
は、有効な作戦ではありません。
このアドバイスが間違っているから、事故が減らないんです。
経験が豊富なクライマー=安全、ではありません。
(経験が長いクライマーでも、パートナーに懸垂下降、登り返し、レスキューなどの技術伝達をしない人が9割9分ですので、これは誤解を招くいい方です)
日本フリークライミングインストラクター協会などで、技術伝達を受けましょう。
長野県山岳総合センターリーダーコースは、
懸垂下降から教わります。
クライミング技術とは、ムーブの事ではありません。
■ 治らない…
ビレイヤーに落とされた山梨クライミングは、肉体的には、ほとんど何のダメージも感じなかったが、九州では、膝の亜脱臼が、治っていない。
2019年9月12日に脱臼しているので、肉離れでの回復が十分でないままに登ったことが起因だとして、さらに半年を加えなければならないので、およそ3年、ということになる。
私の足はこのまま一生治らないのだろうか?
膝を亜脱臼して以来、痛みが取れず、夜中に目が覚めてしまうこともある。
■ タフなネゴシエーターになりましょう
ホント何とかならないかな、と思って、昨日たまたま膝専門の外来MRIを取ってくれるという外科を見つけ、さっそく調べた。
その病院は、膝再生医療というのをやっていて、細胞を移植して組織を再建させるというものだったが、説明資料に適応症が掲載されておらず、私の膝の問題が適応症なのかどうか、分からなかった。高額な自費診療での検査となるので、検査したとしても、適応でなければ、無駄な検査となる結果になる。
ので、問い合わせたら、超いい加減に、とにかく来い!という返事でした。
ーーーーーーーーーーー
ひざ関節症クリニックの〇〇でございます。
この度はお問合せをいただき、誠にありがとうございます。
2年程前からの右膝のお痛みでお悩みとのことですね。
当院は主に慢性的なお膝の痛みに対して再生医療の治療を提供している保険適応外のクリニックでございます。(→そんなのはHPで見れば分かる)
初診時にMRIなどでお膝の状態をしっかりとチェックしたうえで適応の治療の種類や再生医療の効果の見込みなどをお伝えしています。(→そんなのも当然であり、聞かなくても分かる)
文章の説明だと伝わりにくい点もございます。(→は?何の説明もされていない)
詳しく確認したい内容がございましたらお電話にてご連絡いただけますと幸いです。(→手抜きかよ!)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
読んで分かるように言葉は丁寧だが、何の質問にも答えていない…。
というわけで、電話して適応になるのか?聞いた。
もう、この国の国民は、医療関係者から徹底的に舐められているとしか思えない。
この膝外科の治療は、軟骨が主たる対象で、腱や靱帯の損傷は書かれていないので、私の膝の亜脱臼という症例では、適応症にはならないのではないか?と聞いてみた。症例があれば受診すると伝えたら…、なんと、すんなり、ないです…というメールが次にきた。
何も調べずに、ただ来い!というメールを書いていただけ、ということだ…
もうほんと、患者は舐められている・・・
要するに、窓口担当の人は何の仕事もしていない、ただ問い合わせにいい加減に答えて、受診者数を稼ぐというだけでした…。
こんなのやっているから、全然日本の医療費がひっ迫してしまうわけです。
■ MPFL(内側膝蓋大腿靭帯/ないそくしつがいだいたいじんたい)再建術の紹介
サイトを読んでいるときから、私には合っていないのではないかな?と思いつつ、膝専門医はそこしかいないので問い合わせはしたのですが、やっぱりとなりました…
まぁツッコんで聞く、タフなネゴシエーターになるという目標を一つクリアしました。
私がまたクライミングスイスイと登っていい日は来るのでしょうか…
膝の亜脱臼が治らない場合、手術による再建術になります。
https://www.juntendo.ac.jp/hospital/clinic/seikei/about/disease/sports/sports_07.html
絶対手術はヤダ。というのは、私が、脊椎外科のメーカー勤めの経験があり、しかも術書の翻訳などをやっていたので、リスクがハッキリと分かるからです。
本来体というものは、できるだけイジラナイほうが良いわけです。
まぁ落とされて頭を7針縫ったときみたいに、破けたのをふさぐ、というのはかなり必要なことですが、それでも、完治して何ともなくなっても、なんとなく、傷の当たりが引っ張られているような感じというのはするものです…
歯科だって、詰め物がある歯とない歯では感触が違うでしょう…
■ 無理な動作をしない、なんて無理
亜脱臼は繰り返すことが問題であり、繰り返しは、完治する前に、また登ってしまうことに起因します… そもそも肉離れが完治したかどうかわからないまま登ったことが亜脱臼の原因であるので。
肉離れ後は、安全なトップロープで様子を見ることをほかの方にはお勧めします。
無理な動作するな、って言ってもクライミングで無理な動作しないって無理ですよねぇ(笑)。
無理な動作するのがクライミングで、落ちるときは、普通にトップロープで落ちたとしても、やっぱり無理な動作をするわけで…。普通に気楽に墜落して、楽勝の体というのは、若い時の特権的産物である可能性もあります。
リードで落ちるのも大墜落ではなく、小墜落、あるいはテンションとコールしてハングドッグくらいにしておくのが、”大人の登り”、でしょう…
別に私のように怪我がなくても、大抵の成長期を過ぎた人には必要な考慮でしょう。