2025/11/20

誰か清掃に出てって言って自分は出ないらしい(笑)

 さて、さらに続きを書きます。

そういえば昨日、こんな投稿が回ってきました。


私の通った長野県山岳総合センターのかつてのセンター長だった方の息子さんです。

当日都合により参加できないとのことが、なんとも無責任な、謎の投稿でしたが…

■岩場は地域にあるという当然の話

私は山梨に行くまでは、山登りは高齢者の活動だと思っていました。というのは、大阪で電車で見る登山者で若い人はほとんどいないからです。みんなおじいちゃん、おばあちゃん。

で、山梨に行ってから登山文化に触れましたが、最初から読図タイプだったので、夏の北アや南アは、初期の数回で、山小屋で頭を踏まれるなどして、こりてしまい、もっぱらテント泊か、雪の山に限定して登って、混雑を避けていました。

途中、どうやったら山で大失敗をせずに、テント泊ができるか?とか、雪の山に行けるか?とか、あれこれ作戦を練るのが楽しかったです。そんな楽しいことを人任せにする人の意味が分からない。

話はそれましたが、九州に来て、日之影町が地域おこし協力隊によりクライミングによる地域おこしの対象となっていることを知りました。しかし、あんまりうまくいっていないみたいでした。

その様子を見て思ったのは、地域の人への利益還元が全く考慮されていないんだろうということです。

たぶん、クライマーは、岩場は地域にある、という当たり前のことに気が付いていなかったんじゃないですかね?

JFA発行のフリーファンにも、国立公園とは?とか、自然公園法とは?とか、自分たちの権利を擁護するような解説はあるが、その岩場がある集落の人たちが、どんなつながりを山と持ってきて、山との共生から生まれた文化遺産だとか、風習などへの配慮、地域の人から学ぼうという姿勢は著しく欠如しています。

その様子は、まさに植民地と宗主国の関係みたいなんですよね。まるで大国のアメリカが、民主主義をもたらすと言って、中東やウクライナに戦争の火種を播いていく様子と似ていて、どこまで行っても自分の権利主張…その姿に美しくないものを見るのは私だけでしょうかね???

そりゃ北アや南アルプスは全国の国民のモノでしょうが、それなら、県警ヘリではなく、国営ヘリでも飛ばすべきですよねぇ…。国民の権利を守るために、特定地域の住民の肩に重くのしかかる遭難救助費用…。あ、富士山も同じです。

山梨の地元では、クライマーが落としていくのは、うんこと事故だけ…というのが明白な事実として成り立っているようでした。

だよなぁ。だってかぶとの山火事ってクライマーがうんこ紙に火をつけて山火事とか、はあ?っていうレベル感なんですよ。それでジムで登りこんでいるから強いので、記録だけは取っていくよそ者。

そりゃ地元は面白くないよなぁ…って見ていて思いました。

一方、小鹿野の友人は都会の人はマナーがいいが、地元の人の路駐マナーが悪いと言っていました。小川山の駐車で展開できないところに止める人のことです。

さてと、地域の清掃のお手伝いなど、ほとんど無料できる社会貢献。

それすらやらないで、”登りたい、登りたい”では、赤ちゃんと同じような印象ですよね。でも、それが、「記録を持っている有名クライマーであること」を免罪符に今まで出来てきたんでしょうね。楽勝でいいとこどりの生き方が。でも、有名クライマーであることってクライマー界内での地位には貢献しますが、社会人としてみると地域貢献度こそがその人の社会的地位を高めます。

海外のクライマーもスポンサードされたツアーなどで、ひっそり登ってきて、全然、地元貢献は後回しのようでした。自分だけが岩場を楽しんで、記録を作り、ポイントゲット。地元はそんなことが行われているとも知らない。

って、なんかディープステートの在り方と似ている…。DSは実際ありますよ。私も陰謀論だろうと思っていましたがそうではなかったです。しれっと日本の不動産をあちこちで買ってます、みたいな感じですよね。

山梨に住み始めのころ、芦安の登山道整備のボランティアをしましたが、芦安でも地元の人の有名な人がおり、そうした人の貢献のほうが、東京方面からの貢献よりもやっぱり大きかったです。それに、地元に住んでいないと、そもそも何が貢献なのか?ってことから発想ができないんじゃないですかね?

野猿谷のボルダリングの開拓による地域貢献を見るにつけ、室井さんはさすがだなーと思いました。黒平は私ももったいないなーと思っていました。黒富士はお気に入りの場所でした。

ユージさんの小鹿野もうまく行っているとは言えないし、小山田さんの日之影もそうだし、菊地さんの瑞牆も同様のようですが、たぶん、自分の権利主張する前に、地域に貢献する、という最も大事な使命を、やっていないからなんではないでしょうかね?地域にいくらか落としている、地域おこしとして成功したリーディング岩場はあるんでしょうか?外野で見る限りですが、野猿谷は良い形でありそうな気がしますが。私は現場を見ていないので何ともですが。

海外の岩場は世界レベルで有名で、岩場自体が観光資源になっているヨセミテなど、よく研究してヨセミテと同じ失敗は日本はしないで済むように、うまいこと考えていってほしいです。

今外国人の不法移民が日本全国で話題になっていますが、構造的には似ています。ヤード問題と、”隠れてこっそり開拓問題”も似ている。

ぜんぶ、自分の権利主張するばかりで、日本社会のへの貢献や納税の義務の履行はお留守です。

まるで自分たちは弱者であるから特権階級といわんばかりです。

でも、海外の岩場にホイホイ登りに行ける人たちは、別に弱者じゃないですよ、強者の側ですよ。

要するに、岩場というのは、地域にあって、登山客からもクライマーからも搾取されていて、見捨てられ、過疎が進んでいるってことですかね。

私は畑仕事は女性向きだし、林業はクライマー男子に向いていると思いました。両方やってみました。

どうも、そういう地道なことはしたくないが、派手なことはしたいということに陥ってはいませんかね?一度みずからを顧みてもらいたいものです。

というわけで、山梨時代は馬目さんのファンでした。社会人生活とアルパインの両立がすごいと思っていました。伊藤さんもか。あと妙子さんのファンです。