2020/03/13

クラッカーは杉野サイトを見ましょう

■ ロクスノ=会報代わり説

杉野保さんが不慮の事故で亡くなり、今『Old But Gold』という連載記事をいくつかいただいて読んでいます。

そして、ああ、ロクスノと言うところは、山岳会の会報だったのだ…と理解しました。

ロクスノは、現代の山岳会が機能しなくなった時代に、山岳会の会報紙に代わる位置づけなのだ…とデイドリの記録を見て思いました。デイドリの彼が、杉野保氏の文章が書ける岳人になるか?ならないか?将来が楽しみです。

■ クラッカーは杉野サイトだけ見ていればいいのかも?

私は杉野さんから教わるのではなく、吉田和正さんから教わる気でいたので、杉野サイトをさしてチェックしたことがなかったのですが、今回サイトチェックして、へぇ~と言うことになりました。

クラックの名作、勢ぞろい中。なるほどね~これをみんな追っかけてたのかしら~なんて、過去に出会ったクライマー君たちが何を目指して頑張っていたのか、なんとなく、見えたような?見えないような?気持ちでいます。

■ クライマーのタイプ

私は記録や写真を見て、それに触発されて、登りたい!ってないんです。人の記録を読んで、それからどこかに登りに行きたいタイプではなく、地域研究派と言うか、自分の置かれた地域での山と言う自然、岩場と言う自然について詳しくなりたいってタイプなので… 

こんなところにこんな岩場が…という発見が好きなタイプ。

というので、クライマーには2タイプあるのかもしれません。

タイプA …インスピレーション型。岩の造形を見て、登りたい!というインスピレーションが沸くタイプ

タイプB… 地域研究型。すべての尾根とすべての谷とすべての岩を知り尽くしたいという全方位タイプ

登のが目的ではなく、知るのが目的だったりもするので、けっこう旅タイプと間違えたりもします。

タイプAの方は、見た岩が遠くにあったりすると、必然的に旅をしないといけなくなりますが、旅自体に適性があるわけではないかもしれないので、旅を苦痛と捉えて、その苦痛を減らそうとする傾向にあるように思います。

ので、タイプAの方は、豪華になりがち。

私はタイプBなので、知るということに掛けるコストは小さいほうが好き。最初から、知りたいという原動力みたいです。登ることに固執が少ないみたいです。

というので、上達となるとやはり早いのはタイプAなのかなと言う気がしますが、手段を選ばずに陥りやすいのもAかもしれません。