2020/03/28

道具に対する正しい使用法

道具に対する正しい使用法は当然のことすぎて、誰も口うるさく言わない上、できて当然なため、スルーになっています。

以下は最低限必要です。

1)自宅で、取扱説明書をよく読む 
  適合ロープ系
  禁止の使い方
  基本的な仕様の仕方
 
2)人工壁でテスト使用をする 

3)外岩で安全な状況でテスト使用をする

■ 事例

私の山岳会の新人男性50代は、初めての確保器を購入したのはいいのですが、全く取扱説明書を読まず、いきなり持ってきていたので、確保器の上下がさかさまでした。

分かっていてフリクションを減じるためにさかさまなのではなく、無知のためのさかさまです。

確保器はロープとの相性があります。フリークライミングで必要なのは、シングルロープ向けの確保器です。シングルスロットの人工壁用とは、使い分けましょう。フリークライミングでは、終了点で回収がある場合、懸垂下降が必要な場合があるからです。

余談ですが、フリークライミングをする人は懸垂下降を練習してから、岩場に行く必要があります。回収の方法を先に覚えて、岩場にいきましょう。

■ 事例その2

クリックアップをテストしたいということでしたが、フォールを止められず、グランドフォール。

頭を7針縫うことになりました。

人工壁で使用になれてから、外岩で使いましょう。