オンサイトとフラッシュ以外に、クライミングでは、完登のスタイルが色々あったみたいです。
グランドイリュージョンをワンフォールで登ったということは、
1)カムセットしながらマスタースタイルで登る
2)1回フォール
3)ギア残置してローワーダウンして再度トライする
ということだそうです。
現代のスタイルとは全く違いますね!!!おどろき。
今では、
2)一回フォール
3)そのまま続きを登る。
で、下までローワーダウンってないです。一回落ちて、完登しても、再度、下からつなげて登る、ということをやっているクライマーもみたことないですし…
これは、有名課題の再登の場合、第8登、9登のどちらがすごいか?という判定に、少ないフォール数で完登したほうが実力上、上と判定する、と言うようなケースに有効なクライミングスタイルのようです。
できるだけオンサイトに近い形で登るのがより実力が上、ということに忠実になるとこうなるのかな?
今、クライミングというゲームが、登れたか登れなかったか?オンオフだけになっていることが、ゲームのつまらなさ、奥行きの無さにつながっているのかもしれませんね。
OBGでは寺島由彦さんのグランドイリュージョンがワンフォールということで、驚嘆されています。
そんな言葉今知りました(笑)。