ジャンボさんの登りと倉上さんの登りは同じトラッドを登っていても、全くスタイル違いますね~!
アルパインでスタートした人の丁寧で細やかな足遣い…ジャンボというくらいなので、体格の大きい横山さんが、あんなにも丁寧に足を拾っているのを見ていると、なんだか私がパワープッシュしないことを正当化されたような?そんな応援が聞こえたような気がしました…。
一方の倉上さんは、若者らしい登り。ボルダー出身だけに、ぱっぱと登る。ボルダーってトリッキーって言うのはあまりないんですかね?登りやすいように足を戻すより、体幹の強さで無理な体制も保持してしまうって感じですね。
あ、登りの話ではなく、繋ぐ壁… ローカルから、世界に開かれた岩場っていいな!って思いました。
私がしたいこととも同じです。クライミングは、クライミングそのものが、一種の言語です。マルチなどのクライミングシステムもそうだし、ショートで登る場合も、大体やることは世界共通です。
私はバレエを習い始めてすぐにアメリカに行ったので、アメリカでもバレエのクラスを取っていましたが、日本では、小学生の女の子しかいないバレエクラスに、普通の趣味のおばさんや時にはおじさんまで、老若男女、誰でもが気軽にとれるのがバレエのカリフォルニアでの姿でした…
日本でも、大人のバレエは、一大ブームになりましたが…参加したのは女性ばかりで、男性は女の園を遠巻きに眺めているだけですが…
その性差を入れ替えたのがクライミングかもですね… 海外では男女ミックスで踊っているバレエクラスも、日本では女性だけの活動のように、海外では男女ミックスのクライミングも日本では男性だけ…マッチョさを発揮しすぎているためか、どちらかというとマッチョに自信がない男性を軽快させて、遠ざけているようで、私の夫など、出来れば参加したくない、と思っているようです(笑)。
それも、これも、楽しむ、ということが、後回しにされた結果のように思いますね…
外に開かれた、オープンでインクルーシブ(多様性重視ということ)なクライミングが広がっていくことを願っています。