■ それぞれの特性のまとめ
プロテインがアスリートに必須の栄養素であり、粉末プロテインの導入は、避けれないことですが…その場合、何で溶くか?という問題が残ります。
候補は、牛乳、豆乳、アーモンドミルク、オートミルク、その他の代替え乳、となります。
牛乳…乳糖不耐症のある9割の日本人の体質に合わない可能性が濃く、常用はアレルギー発症の可能性がある(カゼインアレルギー)。下痢をすることで分かるが、アレルギーテストでも分かる。
豆乳…イソフラボン過剰の可能性がある。特に男性アスリートにとって好まなくない可能性もある。
アーモンドミルク…豆乳の代替え乳として有力だが、何しろ手に入りにくい。アーモンドのアレルギーがある人には向かない。ビタミンEが豊富。若返りのビタミンです。食後血糖値の上昇を抑える作用があります。
オートミルク… 食物繊維が1.2㎎と豆乳の0.4㎎と比較して4倍。アーモンドミルクの食物繊維0.5㎎と比較しても倍以上。水溶性食物繊維のため、腸に負担がない。
その他の代替え乳… 例としては、甘酒。実際、グリーンスムージーを作る人などは、どのようなものでも、液体であれば、代替えに使ってしまう。例えば、バナナを入れると糖質を補給することができる。
水… 基本的に無害。
…以上を踏まえると、目的によって使い分ける、ということが、有効な選択肢になる。
■ 目的別使用法
運動前後の糖質補給… 糖質の多い豆乳やアーモンドミルクで溶いたプロテイン。
糖質が欲しくないとき…水で溶いたもの。
食事内容から食物繊維を補給したほうが良いと思われるとき…オートミルク。
寝る前…トリプトファンが取れる牛乳で溶いたもの
■ プロテインのお供
プロテインのお供は、VCとBコンプレックスです。ので、もしスムージーにするなら、冷凍イチゴなどのベリー類とガーっとやると美味しくて一石二鳥かもしれません。
食品からとるVCは量的にそう優位な量が取れるわけではありませんので、メガビタミン療法中は、やはり、タブレットでの接種は必要だと思いますが、食品からとれる、というのが、本来の理想の形ですので、水溶きプロテインの味気無さを回避する意味でも、冷凍ベリーはおススメです。セブンでも買えますし。
そういえば、ワールドカップの選手の方で、セブンで定番のおやつは、
枝豆
という方がいました。
アスリートには、タンパク質をどうとるか?というのは、非常に重要です。採らないと、筋肉量を落としてしまいます。死亡より先に筋肉が落ちるというお約束です。