■ ベテランさんからこのような助言を貰いました
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ガメラの指導って丁寧適切だと思いました。
日本のクラシックルートなら、ボルトは人工ルート以外にはほとんどないです。
ボルトが多数あるのは、穂高屏風岩、谷川岳衝立岩、丸山東壁くらいです。
日本の本チャンルートは、登られているルート以外は行かないほうがいいです。
登れらていても岩がルーズで、危険なルートはチンネ左稜線と八ッ峰6峰Dフェース。
錫杖の注文の多い料理店より、瑞牆山の調和の幻想のほうが遙に良いルートです。
ーーーーーーーーーーーーー 太字当方
■ 大御所ガイド
”ガメラ”とあるのは、菊池敏之さんのことです。菊池さんのガイドサイト。
菊池敏之 https://www.ne.jp/asahi/gamera/climb/
関東では、杉野保さんのガイド講習は、丁寧な教育で、行列ができるガイド講習として有名でした。私は長いリストに並ぶより近くに岩場があったので、行っていませんが、行ったことにある人に聞いたら、ものすごく丁寧なクライミングガイドだったようです。
故・杉野保 https://cliff.climbing-instructor.jp/
故・吉田和正 http://blog.livedoor.jp/hardlucktome/
國分誠 http://trpclimbing.blog.fc2.com/blog-category-2.html
私は吉田スクールに行っていました。その前は、菊池さんにお世話になりました。
こうした人たちのクライミングガイドで外岩にデビューできるのは、幸せなことのように思います。
■ クライミングインストラクター協会のガイドさんのリンク
ここにまとめておられます。
https://climbing-instructor.jp/member/#Free
この協会が書籍を出してくれたらいいなぁ…とひそかに夢想しています。
■ 九州でないか探してみました
枝村さん https://lightfootwork.wixsite.com/edamura
藤井正広 https://botchkankou.wixsite.com/field-channel
枝村さんは、九州では有名だが、行っているという人を聞いたことがない…。なかなか自立できるようにならないとは聞いているんだが、それはその本人のせいなのか、それともガイドが自立させないようにしているためかは不明。
九州のアニキ、田嶋さんは、ガイドはしていない模様。
https://kurume.joywallclimbing.com/
こうなると、クライミングガイドから、学ぶのが近道ですよ!といくら言ったところで、ほとんどの人が実践しようがない。
■ クライミングガイドを軽視する傾向
ほんとに初心者の人は、どこに向かっていいか…となる実状ですね…。
山岳会は、クライミングガイドであれ、登山ガイドであれ、”ガイド”という言葉を軽蔑する傾向があります…
それは、”ガイド”という仕事が、”教育者”ではなく、”おもてなし”の”接待者”と位置付けられているからなのですが…。
ただ現状というか、実態は、山岳会のほうが、”新人来た=接待”みたいになっていたり、教育しようにも、高齢化しすぎて、教えたくても、どうしようもない場合や、教育法が分からない、という場合もあります。
クライミングで一番簡単なのは、トップロープを張って登らせてあげる、というだけの作業で、そこは入門レベルのことなので、ガイドではなくても誰でも出来ること…。
それ以上の指導…、支点の作り方とか、クイックドローの伸ばし方、ロープの選び方、あるいは何ができたらリードに進んでいいか? 初心者向けのリード課題はどれか?、どう成長していくか…など…具体的な指導ができない、ということも、あり得ます。
■ 独学
結局、独学がおススメになります。
その場合、技術的習得だと、読書と実践が大事になりますが…。
お勧めは以下です。
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中根穂高 簡単!フリークライミング https://amzn.to/3x9jtpb
井上大助 アウトドアクライミング https://amzn.to/3jhORti
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■ 岩場の機微…欠けている情報があります
ただこれらの岩場情報のどこにも、次のような情報が載っていないのです…
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70年代、80年代に開かれた岩場は、グレードが辛い。2000年以降に開拓された所は、大体まとも。
誰が開いたか?も重要なファクターになります。日本だったら、城山と小川山の一部が國分さんによるもので、グレードが辛い関東にあって国際グレードがついています。
四国の日〇佐の岩場ですが2000年にこぶしの会が開拓しました。このときはちゃんと国際グレードがついていたのですが、後からやってきたツヨツヨクライマーが高難度を開拓してグレードがバラバラになりました。
トポを手に入れたら開拓年度、最初に拓かれたルート、そして開拓者の順番でチェック。
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ですので、全くの初めてだと、それぞれの岩場の機微や性格が、そもそもよく分からない、という問題が起きます。
どの岩場をホームベースの岩場とするか?は、そのクライマーがどのようなクライマーになっていくか?ということに重要な影響があります。
例えば、本匠のような岩場だと、パワー系になるでしょうし、瑞牆で育つとクラックの岩場ですので、クラック育ちになるでしょう…
何で育ったか?というのは、そのクライマーがどういう指向や、クライミング戦略を持っているか?ということに直結していきます。
ボルトルートだとボルトルートの登りになりますし、同じボルトルートでもカチ系の岩場とパワー系の岩場では変わってきます。
一般にクラックの岩場は、危険だと思われていますが、ボルトが古いルートのボルト強度とカムの強度は、どっこいどっこいですので、プロテクションプアの度合いがどちらが強烈か?といえば、まぁどっこいどっこいのような感じで、ボルトのあるスポートを登っているからと言って、安全性が高いということは言えない現状があります。というので、結局のところ、現場現場で、色々な人に聞き取りをしていくというのが大事なことになります。
ボルトの見分け方を分かっていると安心が増えます。