2023/05/13

【原理原則】花崗岩のランナウト、石灰岩のランナウト

 ■ 垂壁のランナウト  ランナウト許容度 △


 花崗岩(スラブ)のランナウト ランナウト許容度 大

■ 石灰岩(オーバーハング)のランナウト ランナウト許容度 小

これが年配の人は、一緒くたで考えているんではないですかね?

今の時代って、ボルダーもですけど、最初っからどっかぶりです。 15度の傾斜なんて、初心者向け、とされており、私でも登ります。甲府の人工壁は40度で5.11からしかない。それを15度にして練習で登っていました。

15度でも、下部では落ちれない。

一方、スラブで85度の傾斜は、易しくはないですが、よくある傾斜、つまり普通です。スメアで歩ける場合もある。これで落ちるのは、後ろに走れ、とよく言われます。

私はこんなので落ちるのと、オーバーハングで落ちるのが混同されて議論されているから、結論が出ないのだと思いますが、ちがうのかね?

山梨で初心者の岩場とされている西湖の岩場は私も通いましたが、上部ではありますが、ランナウトしています。

いっぽう、どっかぶりは、上に行けば行くほど、安全になり、ランナウトによる地面激突より、ソフトキャッチのほうが大事になります。

被っている下部核心の課題、っていうのが初心者が最も取り付いては行けないリード課題で、まぁ大体ボルダーっていうのは、いきなり被っています(笑)。マットに落ちて死なない高さにしておく&マントリングで落ちない、が大事です。