2023/05/08

意外な良書の配当本・マーケット感覚をつかむ・生きる技法

 ■ こちらの本はタイトルとは裏腹に意外な良書でした

https://amzn.to/3M4KnWc

高配当株を狙うというのは、資産形成世代ではなく、資産取り崩しの世代の戦略と言われているので、高配当狙いというのは全く考えていませんでしたが、株価が暴落したときに仕込む超優良株というのを今は探しておくべき時期なので、その一環で読みましたが、意外な良書でした。

ここ10年ほどのアベノミクスによる景気上昇のメリットは否めませんが、FIREを確立した人の経緯がわかります。


■角川総一朗さん

金利と為替の関係を体得したいと思っており、偶然、角川さんを知りました。

私自身も実業界にいた頃に感じたことを書かれており、納得した。

日本の経済は、ある時突然、オールドエコノミーからニューエコノミーに変わりましたよね?

以前は、貯蓄しておけば家計は万全だったのに、預金利率がほぼゼロなのでは、インフレすれば、預金は目減りすることになります。

クライミングだって、もう20年くらい前に、アルパインロックは、エイドではなくなり、全国のすべての登攀ルートが、オールフリーで登られるようになった、ということは、エイド出している時点で、その登攀は、実力不足の烙印を押されても、まぁ現代のゲーム上は仕方ないということです。つまり、ゲームのルールが変わったのです。

その潮目に気が付かないで同じことを教えている=痛いのが九州のアルパインクライミングです…。

しかし、なんで気が付かないのでしょう?

本州では、古いクライマーに教わったスタイルをそのまま山に持ち込み、ましてや記録をあげてしまうような人はいませんよ?

同じことで、経済市場も現代は色々と変わってしまっています。

皆が気がついていない大きな変化は、

 そもそもお金を使わない社会の出現

です。メルカリとか、オカネイラズとか。すでに豊かになっているので、お金を使わずに生きられる社会に今は移行中です。

それを書き記しているのが、角川さんのようです。田中さんが昔と今を時々、話に入れるので、現代しか知らない私は、はてな?と思ったりしていましたが。

為替は、日本の何を表現しているのか、とりあえず分かるまでは学習ですね。

角川さんオフィシャルサイト

http://data.s-kadokawa.com/?cid=11

預金がインフレヘッジにならないのと同様に、とっくの昔に、日本は輸出大国から内需国家に変わっているのですが、古い頭のおじいさんたちは、昭和のままです。 

マーケットセンス養成のためのシート。何をウォッチしていればいいのか?ってこと。

最近、利上げが確定して、ますますマーケットは、破局に近づいているような気がしないでもないです。

■ 安富歩 『生きる技法』

これは、なかなか、解毒剤として効果的な本でした☆

手元に置いて、ときどき読み返したい本ですね。

毎日、大体金融の勉強をしていますが、自分が思うようなスピードで学習が進まないのが不満ではありますが、まぁ仕方ないですね。

筋トレと同じでコツコツが基本だし。