■ ベテランは中道論
最近、経済指標生活、しています♪
CPIというのは物価指数で、海外では、物価高で大変なようで、海外の友達は悲鳴をあげています。
私もスコーミッシュ、物価高いなー!と思って、行きたいのか?行きたくないのか?わからなくなりそうです(笑)。一泊30ドル以下では、宿が見つからない感じです。日本でだって2000円くらいで泊まれるのに。車で寝泊まりするのは、できるのだろうか…なら、レンタカーしたほうが安いかも。アメリカでの運転は、30年ぶりとかになりますが…。危険だなぁ。
消費者物価指数CPIがでたので、いろいろな人が解説してくれていますが、 やっと大井さんのが出た。
大井幸子さんと田中泰輔さんを、私は参考にして、トレード戦略を立てています。おふたりとも海外のヘッジファンドや銀行で第一線で働いて、海外事情通。
というのは、私のOL時代の経験値からも、海外の市場経済と日本の市場経済は切っても切れないのに、日本国内では、あまりそれが理解されていない、と思っています。
日本経済をメタ認知する、となると、一つ視点をあげて、世界から見る。
九州の岩場をメタ認知する場合は、全国の岩場の視点から見る。
日本の岩場をメタ認知する場合は、世界の岩場の視点から見る。
こちらが大井さんの動画。https://www.youtube.com/watch?v=6IQAqM9d2qU&lc=UgzxA1LqaZ8iEUXKo3B4AaABAg
こちらが田中さんの動画。https://www.youtube.com/watch?v=TEfrqQC0zEE
マーケット関係者は、まぁ、あんまり動じていません。
で、国内若手トレーダーのレバナス一本リーマンさんなどは、ビビりまくっている感じです。https://www.youtube.com/watch?v=tg9PUuQ78xY
■ ベテランの余裕 vs 新人のコーフン
アルパインクライミングとか、フリークライミングでも、同じことじゃないかなと思ったりしました。
初めてルートに出る、となると、ビビりまくって、調べに調べ、ビーコンまで持ってジョーゴ沢に行くみたいなことになりますが、まぁ、ベテランになると、「ん?気温0度以上、あー、今日は辞め辞め」みたいな感じで、すっかり前提条件に通じてしまって、危険な橋はそもそも渡らないので、どのルートに行くにも、ほぼほぼ楽勝になってしまう…って感じではないかと思ったりします。
田中さんなどは、日本株は、サイクル銘柄、と言っています。つまり、四季があって、下がれば買い、上がれば売るだけ。粛々とこなす。
それを日本人個人投資家(つまり、山岳会の新人)は、わー、ユニクロ、上がったー!買わねば!と高値圏で買って、みんなが売り払ったところで高値づかみで損切できず、しばらく我慢して、価格が戻った途端に売り…となると、何のための投資だか…ということになっていると指摘しています。
つまり、目の前の価格変動に乗せられて買っているって話です。
今日も日経平均2万9千円超えだった。ので、粛々と手持ちの投信、売却。高値で売って安値で買う、これが基本なので基本戦略通りですね。
問題は、キャッシュで持つ以外、今は世界中、見渡しても何も安いのがない感じです。
割安株がないから、日本株で個別銘柄って話になるよなぁ…。
その流れでは、今日はインドのETFを発見しました。1678です。ただ買い時は少し先みたい。 まぁ短期売買ではない場合は、タイミングは分散なので、そこまでシビアではなく、大まかに安値圏に入れば、買いです。
現在の、日本株の高値は、日本企業の業績が良いからではなく、
米国景気→ドル高・円安→日本株割安感→買われる→株高、
ということで、余り日本の実力とは関係ないみたいです。もちろん、個別株は別ですが。
基本、日本株はサイクル銘柄で分散投資による長期保有には向かないので、個別株はベンチマーク的な使い方をするために保有するのが良いかもしれません。例えば、ファナックの株価は、製造業の在庫の循環、キチンの波を表しているそうです。なのでミニ株で仕入れました。
そういう景気のサイクルを掴むと、ベテランの気持ちになれるような気がします。
私は、株式は、自分が応援したい会社の株を買うのが王道だと思っていたのですが、相場の世界はとっくの昔にそんな牧歌的な時代は終わって、金融工学が作り出すお祭り騒ぎの景気循環にみんな波乗りするように乗っかっているらしいです。ので、誰でもそういうサイクルを覚えたら、市場からお金を取り出せるようになる、と思われます。
これは山の世界とも似ています。
■ 飽き
これは、誰にも言えないでいたことなのですが、アルパインでも、なんか自分の山のてっぺんは見えた感というか、冬の八ヶ岳に皆が集まって来てしまう理由が分かってしまったというか… 北アで難しい天候をこなす体力気力、やっぱりなくなってきますよね、若くなくなると。
私などはスタートが38歳、なので、最初から北アの厳冬期は自分にはないと思って、せいぜい春山止まりです(が、それでもGWでも、厳冬期並みに気温が下がること、ありますよね)
だから、代替えでフリークライミングでもしようか…ということなんですが、フリーの世界でも、え?ボルトがボロすぎて登れない?!ってことなので、なんか、フリークライミングという山の、てっぺんがはげ山だった、みたいな感じ(笑)。
スポーツに行く気にはなれないですし… それだと全然ちがうスポーツですよね。
じゃあ、海外で登るしかないじゃん~って理由で、みんなが海外に行っていたんですね…。
だから私は英語が話せるのでモテるわけか(笑)。
海外って言っても、日本のクライマーは、そうそう日常にすることはできないでしょう?というので、クライミングという山の終わりは見えてきたよなぁ…みたいな気持ちは、実は山梨を離れた頃からすでにありました。別に福岡に来なくても。
もともと、冒険や探検が好きな私から言わせれば、登山って、すっかり隅々まで探検しつくされて、もう余白がない世界、みたいな感じです。
もちろん、5.13が登れるクライマーには、まだまだ余白があるのかもしれないんですが、上級クライマーの様子を見ていると、そうとも思えないというか…。
余白=もろくて、誰も近づきたがらない、じみーな岩場、みたいな感じだったりするので、健全な大人の知的好奇心を満足させる遊びとは言えないなぁ、って思ったり…
というので、福岡では、別の山に登る時期だと心得、ヨガの山に登ろうとしたり、自然農という山に登ろうとしたり、あるいは、オーソモレキュラー栄養学の山に登ろうとしたりしてみましたが、数年で、どれもてっぺんが見えてしまいました。
まだ、トラッドという山は登りたいかもしれない… というので作戦を思案中ですが、多くのベテランがトラッドという答えにたどり着くのと同じ理由で、たどり着いているような気がしています(笑)。
色々サイクルが見えていない、ビビって投資している頃が一番楽しいんですよね。
まだ、何も分かっていなかった、あの頃は楽しかったなぁ…
こういうのに行きたかったんですよね、初心者の頃は…