2024/10/18

トポの意図的サボタージュ

 1)事故隠ぺい体質が利得になっている件について

日本のロッククライミング界では、基本的には、事故が隠蔽されている。

その隠ぺい体質には、岩場が閉鎖されるかもしれないという”恐れ”が根拠にあり、そのため、地主やローカル行政に、見られてはまずいことは、言わない、隠し通すという体質にあある。

結果、事故対策に、真正面を切って向き合う、対策する、ということは、後手後手に回っている。

事故自体がなかったことにされているからだ。

日本が後手に回っている証左としては、アメリカではAACが事故調査レポートを冊子にして毎年出版している、ということがある。これは日本では行われていない、という事実がある。

岩場で起きた死亡事故は、警察の統計には載るかもしれないが、実際は、クライミング界に周知されることはなく、延々と同じ過ちで死ぬ人が絶えない、というのが、例えば、関西にある非常に有名な危険ルート斜陽の事例でも明らかになっている。私が知った時点では、6件の重大事故が起ったそうだが、トポにその旨記載はないようだ。

そのため、これを安全に登るには、トップロープを張ってもらい、クライマーは自動化で登るしかない。そうなると、オンサイトという考え方からは、どんどん遠ざかることになる。

■ グレードとリスクのミスマッチ

問題の根本を一言で言い表せば、そのグレードを登る人にとって、実力に不相応なリスクが、課題そのものに設定してある、ということだ。

初心者向けルートの5.9には、5.9のクライミングムーブがこなせる実力の人が取れる以上の上級者向けのリスクが設定されている一方、より高度なルート5.12には、5.12のクライミングムーブがこなせる人にしては、全くゼロと言ってよいリスクしか設定されていない。誤解を恐れずに単純化すれば、5.9は危険で、5.12は安全、ということになっている。

その本末転倒が、昨今のジム上がりクライマーと出会うとき、事故が起きる必然と出会うことになる。

なぜなら、ジムでは外のリスクは学べないにも関わらず、自分の登れるグレードは高いとクライマー本人が思ってしまうからだ。

まずは前提として、ジムのグレードシステムと外岩のグレードシステムは全く違うことが自覚できなければいけないが、そのような記述に出会うことは非常に少ない。

■ 理解は難しそうだ

私自身はジム上がりではないが、同じくジム上がりではない、山梨〇ルパインクラブで出会った(しかし、彼の経験値は詳しくは知らない)クライマーと登った経験から顧みて、登山のステップアップとしてアルパインクライミングへ進み、その後フリークライミングに進んだ一般的な身長の男性にも、低グレードをそのグレード一杯一杯の登攀力で登るほうが、より大きなリスクを背負って登らないといけないということは理解が難しいようだった。

理解が難しいため、低グレードを登る相手を臆病者だと言って、馬鹿にし、バカにされた側は、あおられてムキになったクライマーが無理をして、事故になる、という挑発的な構造がある。

実際、この心の構造のために、自分は臆病者ではないということを示すための記録、というものもある。

例えば、フリーソロの記録などだ。ここでは、詳細は省くが、フリーソロは、臆病者ではないということを示すより強く、すべてのムーブが自動化によって確実になっていることを示すものだ。

■ 低グレードのほうが危険な原因は何か?

この無理解の原因は何か?というと、私のクライミングメンターであったクライミング歴40年のクライマーの様子から考えると、

 フォロー経験の少なさ、

だ。

フォローと言うのは、リードクライマーの経験を追体験するものだ。

フォローの経験が少ないと、相方のリーチへの理解が乏しくなる。相手の身長で取れるハンドホールドの高さを実感として持てない、ということだ。

相手のプロテクションへの理解度も、セカンドを務めることで分かることだ。リードクライマーのプロテクションがあやふやだったら、セカンドの自分もリスクにさらされているということですぞ?

■ 経験では補えない、性格と知性の問題

また、一般的には相手の立場を考える能力というのは、経験にはよらず、知性と正比例であり、もともと自分のことしか考えられない人は、相手の立場に自分を置いて、考えてみるということができない。

時代は変わり、今は誰もがクライミングをするようになった。

したがって、過去の通りの慣行では、事故が増えることになった。

昔は、18歳男子大学生というのが”新人”の典型的な姿であったが、現在では、20~30代男子が多いとはいえ、多種多様な老若男女が登る。

そこで、初心者がインフォームド・ディディジョンメイキングができることが大事になるが、そのような情報提供が、日本ではされていない。これでは、初心者側は、自己責任を全うした判断ができず、盲目的に危険に追い込まれることになっている。

これはトポの書き方に表現されており、海外のガイドブックは、ルートの高さとともにボルトの本数が記入されている。日本のクライミングガイドブックにはボルトの本数は記載されていない。したがって、安全と非安全を分ける肝心の中間支点の数は、示されていない。

海外クライマーは初心者であっても安心して岩場に出向く。これはクライマー同士の助け合いで、安全が互いに持ちつ持たれつされているからだ。しかし、日本ではこれがなく、より小さなリスクしか背負っていない側が大きな顔をしている。

強いものが弱者を虐げているということだが、これで、排他的グループを形成している。

そのほうが事故が減るから良い、という欺瞞が自己正当化に使われている。ある種の特権みたいなことになっている。

さて、このようなことが起こるのは、根本的には、ボルトが遠いリスクを含んだ課題、事例としては、ニンジャと、ただボルトが遠いだけのルート斜陽との区別がつかず、名作ニンジャを擁護するためには、不出来な斜陽をも擁護しないといけない羽目に陥っているからだ。

日本のクライミング界に必要なのは、

 ただボルト配置が悪いがために、そのグレードにしては過大なリスクが告知なく設定されている課題

 ボルトの遠さも含めた名ルート

との区別だ。

小川山で、5.7などで良く登られている人気ルートは、”ボルトの遠さを含めた名ルート”のほうである。例:川上小唄 5.7

なので、初心者は名ルートではなく、ボルトが適切なルート、を登らないといけない。

初心者向きのルート選択の方法が、きちんと指導者側から、初心者側に適切に伝えられていない。

■ トポの意図的サボタージュ

以上を踏まえて、トポを見てみると、日本では、トポに

 意図的サボタージュ

が加えられていることが分かる。

例えば、妹岩のイエロークラッシュ5.12には、B5とボルト5本しかありませんよ、と注意喚起がされている。

ところが同じトポで、彩花 5.10dにはボルト数の記載がない。図にある×を数えてみたら、9本だった。

■ 誠意ある開拓者のトポ

私が知る限りだが、安全に配慮して、誠意あるトポの作りをしていた開拓者の筆頭は、米澤さんである。

(と言ってもボルトルートの開拓者は私にとっては米澤さんの開拓が最初で、他はトラッドしか知らない)

彼のトポの書き方は、すべてのルートにボルト数が記載されているのである。

■ 特権温床化

以上のような考察で分かることは、結局のところ、

 ボルト数

を隠蔽することが、初心者クライマーの流入にとって、抑止として働いていることである。

人工壁のスポーツクライミングでは煩わしいほどにボルトが出てくる。

一方スポートルートと呼ばれるボルトルートを登るクライミングでは、このような事態になっている。

この両者の差を明示的に初心者に伝えていないことが、基本的には事故の温床になっているのである。

小川山の最新トポ。小川山には、初めてのリードにチャレンジするクライマー向けのルートは多くないが、これはそれに最も適した1本。プロテクション、ホールド共に良く…

このようなトポを目指しましょう。

  小川山の課題を登っている当方



2024/10/17

Japan’s TRAD crags

Ogawayama granite trad climbing 

I think Japan's "Free" climbing history started when someone visited Yosemite and had shocked how different we were climbing, so basically, in the beginning we looked for Japanese version of Yosemite climbing. 

So that is Ogawayama and then, Ogawayama became full of people and bolts... and bolts get older people shifted toward different crags. 

So it is not very easy for a today's gym climbers... you have a certain climbs to follow... trad?  Ogawayama Layback, Casablanca, Jack and Beans, Kasama Pinky, Crazy jam.  

There are a lot of slab climbing too. Famous is Gama Slab. Slab is always runs out so unless you are very sure, I won't recommend if you are just visiting. 5.13 gym climber falls on 5.7 slab or 5.7 crack because in the gym, you can not learn to climb slab nor crack.

See here also. 

https://allnevery.blogspot.com/2024/10/for-someone-who-wants-to-climb-ogawayama.html

Yukawa crag

40 min from Ogwayama, protection difficult but more 5.9 under. This crag was a long my home crag.

Saku

Saku welcomes climber but you have to pay for a climber 1000 yen.

The shape of the crag is very unique and protection setting need somewhat getting use to. 

Syosenkyo 

This is the other side of the mountain of Ogawayama and south side so you can climb in winter time but it is not open to the public. 

There are some very famous routes like Day dream.

Jyogasaki Kaigan

Jyogasaki is accessible by train from Tokyo and very popular winter crag but it is not open and welcomes climbers like in Ogawaya... so climbers are very careful not to bother the local people... with trash and large noise. 

I wonder where is the screaming in the crag started from?  That does not sound like Japanese. 

Anyway, Jyogasaki is warm in the winter time and too hot in the other seasons. It's Seacliff and protection setting is difficult so it is not beginners crag.

Mikura in Okayama

Mikura is also very famous trad crag in Okayama. Past Osaka to south of Japan. 

Mikura's grading is very hard. so better to climb something easy to make sure you know how it feels like before you push your grade. 

          hip crack 5.9

Oudou Kaigan 

It's in far end of Shikoku but climbers travel to climb there in the winter time, looking for a long hand jam crack, where you can climb up high without much effort. 

             This is February

Endwall 

New trad crag in Kyusyu. I'd like to go if I have a partner. 4 hour drive from Fukuoka international air port and it's in the south end of Japan. This crag is also granite.

Granite climbing 

more or less, Japanese trad climbing is granite climbing... exceptions are Jyogasaki and Yukawa.

樋口先生の多久クライミングウォール

■ 樋口先生の多久クライミングウォール

いや、先生、クライミングウォールのスピード用の練習壁が九州にないので持ってくる、という計画は聞いていましたが、壁が完成できたそうで、やっぱり日本国はお金はあるじゃん!と思いました(笑)。

オリンピック競技選手を育成するための壁とのことですが、大体人工壁って岩場が存在しない県に取り入れられて、そこで強い選手が出ることが多いです。

岩場がないからこその人工壁って面があります。

一般に人工壁を登る習慣だけが付いてしまうと、リスクに無頓着なクライマーが出ることになるのですが…しかし、先生の教え方は、「アスリートである前にクライマーであれ」という内容で、アスリート(=人工壁)、クライマー(外岩)ということで、全国各地の岩場に遠征で、選手を連れて回っているのが良いことでした。これは公費から出ているようです。

大人はこれを自分の懐でやるわけですが…自分でやればひもはついていないけど、人の金だとひも付き…。結果を出さないといけなくなるので、いや、プレッシャーで大変だなぁと思って、私などは子供の側に同情してしまっていました(笑)。教育虐待的な親の元で育ったので。

しかし、指導の方法論として、先に外岩教育が合って、それから人工壁へ進むというのが正しい道なりであると思います。

■ 公共の壁は管理者不在

しかし、一般的な自治体では、クライミングウォールは管理者不在で、メンテナンスやルート入れ替えがボランティア任せだと、結局は誰も行わないことになる… 

これはクライマーが豊富な山梨でも難しく、小瀬運動公園の壁はルートの設定はいい加減でした。人工壁なのに、ぐるっとホールドが回ったりして(笑)。ガバがアンダーになったりした。

ただ、人工の壁って、こういうセッターありきで価値が担保されている、つまり良いセッターがセットしないとムーブが面白くない、ので、外の岩場なら、セッター=母なる大自然、なので、メンテナンスフリーです。ある意味。

外の岩場を登るのが本当のクライミング。

■ ゆとりある人の貢献

高校の部活で、営業ジム並みのルート入れ替えをするのは、ある意味、名案かもしれません。

というのは高校の先生って、結構、暇人だからです。小中学の先生と違って、特に美術とか理科とか特定科目の先生は、部活動に入れあげる先生も多いです。社会でゆとりある立ち場の人が、公共の壁に入れあげることができれば、その地域では営業ジム並みのクライミング環境を公共の壁が得ることができる… となれば、ジュニア育成の広がりも出ます。

一般に親が出せる教育費の限界ってのがあります。習い事はそれに合わせて市場価格を設定しないといけないことになっていますが… そうなると、子供の数も減っているので、サービス提供側は大変になります。都会では、クライミングジムは淘汰が始まっているくらいだし… 

子育ては楽しみも多いけどストレスも多く、大変で、親はアップアップなので、子供を数時間も放置して出かけることができるのは部活くらいで、部活はその意味、ありがたい仕組みです。

それに、大人か子供かに限らず、部活化しないと、そもそも物事は上達しません。

■ 健全なエネルギーの発散先が必要

しかし、人工壁のブームを見ると、人類は、楽に取得できるようになったカロリーの使い道がないんだろうなぁと思ったりします。

獣に襲われて喰われるリスクもなく、楽に食べ物が得られるようになった結果…エネルギー過剰です。座って仕事することが普通になると、摂取エネルギーより消費エネルギーが少なくなりますし…

そうした有り余った動物としてのエネルギーの発散先が、クライミングなんではないかなぁ?

特に男性。DVや犯罪に使うより、エネルギー発散先としては適切。どんどん、登ってくれ、って感じです。

しかし、40代のスタートの私に同じことを求めないでくださいよ。動物の原理として無理ですから。



■ スピード競技

スピードクライミングって、毎回同じルートを登って、よーい、ドン!で速さを競争するので、

中高年が楽しんでいるアルパインクライミングからの引退先としてのフリークライミング

とは、真逆で、それこそ暗記。自動化の上、大急ぎって感じです。考えないで登れっていう意味なので、とても楽しくなさそう…

ヒグラシさんで、8級の課題を飛ばしで登っていましたが、8級をスピードクライミングでアップで登る女性に出会い、話を聞いてみると、自分が取れるデッドの距離を考えて、ホールドは最小限しか使わずに、デッド連続、でした。もう一瞬で登り終えてしまうんです。いや~すごい。

しかし、身体操作の方向性として、私がやりたいか?というと、いや~普通の能力の人には無理、って感じがしました。強靭なバネがいりそう。

クライミングも陸上競技みたいに、短距離・長距離みたいになるのかもしれません。今、ボルダーが短距離走、リードが長距離走みたいなイメージですが、ヒグラシで会った方は、ダントツすごかったです。国体選手とかじゃないかと思いました。

■ 競技人口が少ない

あのお姉さんは、ちゃんと国や県の国体選手のリストに入って、強化練習出来ているのかなぁ…

などと、余計なお世話を考えたほど、上手でした。

クライミングは競技人口が少ないので、特別に上手だったら、大人スタートでも十分にアスリート枠参加の余地があるからです。

それが、アイスクライミングの世界です。例えば、門田ギハード君は、大人スタート。

■ 非日常動作の習得は、暴露量の勝負

一般的に、非日常の動作であればあるほど、子供スタートが有利です。芸事と同じです。

バレエでも、大人からスタートした人は、子供スタートの人とは雲泥の差です。(大人スート組にも、優劣の濃淡はありますが、そんなのは目くそ、鼻くそを笑うレベルです)

なので、子供で一瞬でもスタートしていれば、昔取った杵柄で、大人になってから常に大衆から一歩リードすることが可能。それは、その子を生涯支える自信になるかもしれません。

■ 勝敗の関係ない世界=大人の世界

しかし、人工の壁の世界は、勝敗ありき。

子どもでも、植物…野菜などの苗でも…幼いうちは競争させて育てます。そのほうが生育がいいんですよね。

でも、ある程度、成長したら? 一本植えのほうが大体生育が良いです。品種にもよりますが。

例えば、稲は、1.5葉くらいになったら、一本植えして、間を充分に開けて、一本だけで植えたほうが分げつが良いです。たぶん、栄養を独占できるからだと思うけど。

大体、点まきする大根など、2,3粒入れても、1本に間引いてしまいます。

それが野菜の育て方。

そういう植物の育て方を学んで、大人である私は、勝敗のない世界に固執して登って行きたいと思ったりしました。

なんせ、私の幸せは、まるで岩の上のトカゲみたいなことにあるからです。

秋の晴れた日に、岩場の上で、ぽかぽかとした陽光に照らされる。周りは気の置けない仲間。

木漏れ日の下でお弁当を食べる。

ちょっと登って見ようかと、トップロープであるいはリードで悪戦苦闘したら、頭がすっきりする。

そんなところが好みです。

多くを欲していない。

こんなの、自己顕示とは全く無関係。一般的な意味での成長することとすら無関係で、

関係があるのは、

 充足

です。人は動物。動物として幸せな生き方をしたいですね。

2024/10/15

For Someone who Wants to Climb Ogawayama and Mizugaki

Ogawayama is not easy-peasy climbing park

Ogawayama is recognized as No1 Japanese free climbing mecca. It has a long history, dark side and bright side. 

Climbing has gotten so popular overseas, outside Japan, so it has became an easy leisure there. 

But Ogawayama, still be somewhat "Classical"... meaning, 

 1) Easy grade does NOT mean safe 

 2) Grades are deceptive for those who trust the topobook

 3) Gym climber gets hard reality... outdoor 5.9 is NOT indoor 5.9

  With recent yen drop, so many people started to visit Japan and Japanese crags... expecting the same easy going holiday fun as in their home... like

1) If you go to a crag, any crag, there will be very friendly people out there and you can join them

2) You can just follow them and climb what everyone else climbs

 Those two ways of being in the crags are more or less American's way and in Japan especially, Ogawayama, you will be considered being lazy. 

Japanese climbing culture is very much stricter than how American climbs nowadays... I suppose it must be due to popularity, but Japanese way is more like classical Yosemite style where indoor gym 5.13 climber dies in 5.9 in Yosemite.

Ogawayama's unsaid policy are;

1) You have to pick what you climb because it is your responsibility

2) You have to at least bring your rope up to the anchor so you don't need anybody to clean up

3) Stick clip is cheating, including the huge runout, it's the climb. It's the grade. 

As a result of this strict "Climber's responsibility policy", most people follow popular steps to climb up the ladder of Ogawayama Climbing... 

i.e. we don't pick the routes randomly... or should I say, a random pick of the routes are not really allowed unless you climb 5.13 or above, because most of 5.9 are developed by 5.12 above climbers so it can be 5.10c when the topo book says 5.9. 

This is especially difficult to know beforehand when you are a Gym Climber, since in the climbing gym, 5.10c are pretty easy, anybody can climb. Even 5.12 are easy, a young male climber can climb in one day. But not in Ogawayama. 

The difficulty starts from 5.9(now rated 5.10a) 

and the difficulty starts from 5.9 in Ogawayama. That's the problematic. Since 5.9 are world-widely considered as the climb you would be able to climb knowing no climbing moves and climbing ABC's... No. Japanese 5.9 are very hard. Because of historical reason. 

I would not go into explaining the historical reason but Japan's 5.9 includes all the way up to 5.12.   

Nowadays, new topo book put one grades up for the ex-5.9, for example, famous Ogawayama Layback 5.9 is now 5.10a... and I think it is a wise thing to do... but it also failed to tell the reader of new topo, there were so many death accidents who tried that route as the first trad in his/her life... it shouldn't be. 

Ogawayama layback is 5.10a if you have trad training somewhere else. 

I was trained Yukawa trad climbing crag and climbed the Ogawayama Layback, etc...  

Like this, Ogawayama is the climbing park rather considered for someone already have outdoor climbing training. 

Mizugaki 

Mizugaki is more like so. It is considered expert crag. 

For beginners 

If you are inexperienced climber, go to Yugawara makuiwa or Saiko, which are considered for beginners. In near Tokyo, Hiwada crag is also popular.  In Mitsutouge crag, it is accessible by the train, there were some beginner's area(but bolts are old). 

Ogawayama is considered for someone who already can acknowledge the risks of outdoor climbing and can manage them by himself/herself, so the climb is hard and dangerous. 

It is not like the overseas crags where everyone gather and hangout and kind friendly people says "Do you like to climb this one before I pull the rope?"

That will never happen there. 

I found the good lists of climbing routes here... 

Use this one. Climb easy to hard. Mind the comments, especially about protections.

 https://www.akatsuki-climbing.com/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E5%B0%8F%E5%B7%9D%E5%B1%B1/

I think his comments are very good.

Realign the routes from easy 5.7 to difficult and see how you feel. 

Is it truly feels like 5.9?  If you are my level, 5.10XX climber, it will feel pretty hard I bet!

I was trained in Ogawayama so I felt the other crags... in Kyushu, pretty easy, when I climbed 5.9 in the Kyushu crags I onsighted them without much hard time, but I saw so many gym climbers are having hard time, scared of the huge runouts, even when I feel easy.

            This is how 5.9 looks like in Ogawayama  


5.9 under recommended routes

https://www.dimountainphotos.com/entry/ogawa-5.9 

The web site says... Can you google translate below? See what I mean?

※小川山の5.9以下のグレードで、なおかつトポで★マークが付くようなルートは、ボルトが離れていたり、NP(ナチュラルプロテクション)が必要だったりします。リードで登るとなると、他の岩場よりもいくらかリスクが高いルートもあるので、クライミング初心者がグレードだけ見て安易に取り付くのは危ない場合があります

Accidents 

https://www.big.or.jp/~arimochi/info.99.10.18.achp1.html

General information of Ogawayama 

http://kawakami.ne.jp/ogawayama/2020/08/

2024/09/05

【終了】当ブログの終了のお知らせ☆

■ 終了

ブログは個人的な探求の備忘録のために着けているのですが、私の個人的な探求の旅において、クライミングカラーが薄れてきましたので、こちらのブログは終了し、別のサイトを作ることにしました☆

これまでご愛読ありがとうございました☆

まさか、クライミングにおける探求が、

 誰に親切にし、誰に親切を分け与えるべきでないか?

という学習だったとは!

そういうテーマだったとは… びっくりです。

というわけで、また別のサイトでお会いしましょう☆

私がクライミングで発見したことの数々が、どなたかのお役に立ちますように…



2024/09/04

【クライミング心理学】親切のコストは高い

 ■ ほんとにこれだーと思った

今日は睡眠が十分足りたのか、突然理解が訪れました…

最近のいろいろな出来事、結論中…

https://youtu.be/jD0ge3zL9KE?si=cTu7qCFoL7KHPN_v


日本の道徳では、誰にでも親切にしましょうと教えますが、実は親切にしたらいけない人っているんですよね。

ナルシストというのは、たぶん、アメリカ文化からの余波みたいです。最近、伊藤貫先生のアメリカ外交を勉強していますが…

アメリカ文化が陥ったここ30~40年の社会的歪みについて、伊藤先生がナルシストの国になってしまったことを述べています。

いやはや、政治学者の目にも明らかになってしまったほどのナルシストの害=モラルハザード。

https://www.youtube.com/watch?v=PzCK-b4CRkA&t=1160s

自分さえよければいい、今だけ良ければいい、という価値観…はよく考えたら、日本でも蔓延しています。

というか、それ以外の価値観が行方不明になっているかもしれませんが… しかし、極端な事例は多い。

実は関西の岩場を見たときは、びっくり仰天したんですよね…。

あれは、警告だったんですね。

怪我をした仲間をうっちゃって、自分たちだけは登りに行く…ということだった。いや、びっくりした。ただ、特殊な事例だと思ってしまったんですよね。

それと同じことが私にも起きた。

いや、被害者側になる前に、予兆として経験していたんですね、あれは。

しかも、繰り返し…。

さて、ここから何を学ばないといけないかということですよね。

Absolutely right, which means you gotta know what kind of person they are before you step into the relationship. Don't hurt yourselves folks, you can't change someone else.

どういう人かしっかり知る必要がある、ということです。

誰でも信頼してはいけない。


年を取れば、その違いが分かるようになる?

いや年寄りだからではなく、苦い経験を通じて学ぶもの、でしょう…

最近学んだこと

1)親切は無料ではない。誰にでも親切にしてはいけない。特にナルシストに親切にしてはいけない。
2)ナルシストの特徴は、ナルシスト側が受け取る側、与えられる側なのに、なぜか要求がましい。恩着せがましい。

3)これをするのは、あとから返礼しないための防御線。俺は頼んでいないというため。

やってもらう側なのに、なんか偉そうだな、という風に感情面では察知されます。

これで、こちらがスルーしてしまうと、ナルシスト側に正当性がないことを、あれして、これして、と頼んできます。物を貸すと返してこない。とか、人のロープで登ろうとして返礼がないとか。

基本的にGive&Takeがおかしく、Giver側の愛情を踏みにじることにほとんど罪悪感も自覚もないです。

しかし、ナルシストにここまで増長させるのは、ギバーの側なのです。

普通は、ギバーが与えようとしても…そして、それが特に負担にならないような内容でも…、日本では一般的な人は遠慮して受け取らないのが普通なんですよね。

そうならないというのは、ちょっと要注意です。

例えば、こないだ、合気道でご一緒したN田さんが、「お昼どうですか?ごちそうしますよ」とおっしゃったのですが、私の現金持ち合わせがない買ったというのを知っての発現だったので、カードでお支払いできるところで、お食事して各自払うことに。

もしこれで私が断らなければ、なんかちゃっかり情報をもらったくせに情報をくれようとした人に食事代を払わせるということになります。

ギバーはより強い形で、遠慮はいらないですよ、とプッシュしないといけないことが多いです。

でも、そうならない=危険信号。

そういうことがよくあったなぁと思ったりしています。





2024/09/03

【セルフケア】手・指・足のマッサージ、

■【やってないならチャンス】手を強化すればもっとパフォーマンスが上がる

これをやったら、丸三日取れなかった指の痛みが取れました☆

■ 続編で、指のマッサージも出ていた


指に限界を感じているんだが…

薬指・人差し指: 肩の前側
中指: 肩の真ん中
薬指・小指: 肩の後ろ側

経絡による考え方らしい… 確かにアイスでは広背筋を使うのですが、使っていたころは肩こりがマシだったかも?

しかし、広背筋の一般的筋トレ種目であるローウィングはやってるけどなぁ…

手は、中指から小指に掛けて脆弱性を感じ、足は薬指に顕著に脆弱性を感じる。

■ デルマトーム 指と神経支配


引用― https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Grant_1962_663.png 


■ 足マッサージ

これもよかった。フィンガーショットとニギニギ。朝起きる前。練習前。


■ 中野崇さん

前にも見たことがあったような気がするトレーナーさんですが、内容的に私の経験と一致するものが多く良いような気がしました☆

■ 〇〇以前の問題

バレエでは、バレエ以前に体が凝っているとか疲れているとかで、バレエの動きができない人が多いです。

ヨガも同じ。

なら、ヨガやバレエより、運動強度が強いクライミングは、もっとそうなんじゃないかね?

【内省】何がたのしいんだっけ?

今朝は、早朝の目覚め。

■安眠について

夜寝る前にストレッチを充分しないと、寝ている間に休まらない。体があちこち凝っていて起きてしまう。ところが、寝る前は別に凝っているとか実感がない。

■クライミングジムのクライミングについて

クライミングジムでのクライミングは、普通に登れば、ただ楽しいだけだ。

が、ムーブを考えたり、取り組み、になってしまうと? 別に楽しくない。正直、言えば、外の岩登りのほうが10倍くらい楽しい…んだが。

外での岩登りに必要だと言われるから行く、ということになって、そこがやっぱり不満の種かなぁ…

行かないと強くならない、とか、うまくならない、と言われるんだが、強くなりたいとも、うまくなりたいとも思っていないのになぁ~という感じというか…。

いったい、それって誰の思い?みたいな?

ホントに、いったい、誰が強くなりたくて、いったい誰が上手くなりたいんだろうなぁ…?

それは私じゃないんじゃないだろうか?

たぶん、甲府時代は、私が登りたいのではなくて、私をビレイヤーにしたかった人が登りたかっただけなのではないだろうか?

私はただ楽しみたいのに?みたいな? なんか急かされ感あるよなぁ。

ただ楽しむ、急がずに楽しむ、ということが欠けているように思うんだよなぁ。

なんでなんだろ? 

■ 楽しいということについて

では楽しいとはどういうことか?

昨日はとても楽しかった。

ロージックという花屋さんで、フライングリースというのを頼んであったので、引き取ってくる用事があったんだが、その前にヒカルロースターに立ち寄って豆購入。

朝に飲むコーヒー豆のエチオピアが今深入り豆しかなく、浅煎りのおいしいのを買いたいと思っていたので、光るコーヒーというロースターさんに出かけた。そしたら、コーヒーの淹れ方を丁寧に教えてくれたり、いろいろロースター業界がコーヒー豆の価格が上がって大変だという話で盛り上がった。

コーヒー業界の話がとっても楽しく、一杯のコーヒーを楽しんだ。

その後、ロージックさんに行って、小一時間は、おしゃべりしていたと思うんだが… 

つまり、おしゃべりが楽しいのかなぁ?

でも、私は別におしゃべりなほうではない。何かを探求する会話は好きなんだが。 

ジムでは、クライミングの話題だったら、だいぶしゃべれると思うんだがな…。

ジムで登ってる人は外の岩は登らない人が多いから、共通の話題がないんだよなぁ。

■ 外ボルダーについて

ジムクライマーの定番入門クライミングは、外ボルダーらしいのだが、足首を、アキレス腱を切った者には、ランディングが再断裂が怖くていやだし、ビレイヤーなしで登れますよとか言われても、じゃ6級が充実しているボルダーって知っています?と聞いてみたら、

「いや、そういわれると難しいけど!」という答えで、

そうだろうと思った。

■ ボルダーの級について

ボルダーは、そもそも外岩でも1級からのスタートである。

外ボルダーの一級はアイスクライミングの4級と同じだ。そもそも初心者でもこれくらいなら登れるでしょう、というのがアイスの4級だが、外ボルダーの基準岩は、エイハブ船長1級で、基本的に、若い男子だったらこれくらい一日あれば登るでしょう、というのに1級が付いているのである。なので、若い男性で、1級が登れなかったら、俺は平均以下だ、という意味。

私はアイスクライミングは、本当の1回目以外は、4級は当然だが登れていた。2度目から小滝育ちだ。それまでの普通の登山の蓄積で、登れるグレードに4級ってつけてある。アイスでは6級に行くまではムーブは不要だ。

フリークライミングの5.12も、日本人の一般的な大学山岳部男子つまり、18~22歳くらいのいきのいい男性が頑張ったらぎりちょん登れるってのに、5.12がつけてあるので、それ以前のグレードしか登れていない男性は、俺も18歳から比べて衰えたなぁという感想になるはずだ。

大体は登攀能力が落ちると言っても、5.11までで、5.9が登れないようには早々ならない…ってことになっているのではないかと思う。

そもそも、最初から5.12まで行かなかった男性たちもいると思うが…、昔はアルパインをやる人は、5.9で自慢になったそうなので、その時代の人は、5.9で自慢で、クライミングシューズで拓かれたフリーのルートにも、登山靴で来てしまうが… 

逆に登山靴で拓かれたルートでも、今ではクライミングシューズで登るのが、慣例なんだが…そういう慣例に厳しい目を向けるような人種…ということになる。もう…、ずいぶん昔の価値観と言えそうだ。それで文句言うような人は、もうダイナソーレベルかもしれない。

■ 女性とグレード

こういう感じで、アイスクライミングではグレードは、ユニセックスだが、フリークライミングでは、グレードは男性を基準に作られている。ボルトも男性の標準身長をもとに打たれている。 

したがって、男性がギリギリ感が出てくる5.12以上のルートでは、大抵が適正ボルト。それ以外のルートでは、大体がボルトが遠く、適正ボルトとは言えない手抜きルート。手抜きのルートに、著作権を叫ばれてもなぁ。ってところだ。

男性の標準身長に満たない女性は、5.12以下の手抜きで作られたルートで怖い目に遭うことになっているので、その怖い目をグレードに加担すると、5.12を登っている男性が出さなくてもよいズク…根性…を出さないといけない。

その女性が出さないといけない根性の量は、そのグレードでは出さなくていい男性には、たぶん、一生分からない。

そういうことがないのがアイスで、結構、平等なクライミングであるなぁと思った。

女性にもっとも厳しいのは、たぶんボルダーだと思う。

■ フルートブーツについて

クライミングシューズで拓かれたか、登山靴で拓かれたか?みたいな違いがルートにあると言ったが、トップクライマーの人たちでも、氷と岩のマルチにフルートブーツを持っていくみたいな世界に代わっている。

アイスクライミングのコンペに分厚いダブルのブーツとモノポイントとはいえ、アイゼンで出たのは、私くらいだった… 

私もフルートブーツは購入したが、あれ、使っていないんだよなぁ。使いたい。

というので、こんな画像が回ってきたので、あーあ、これをやろうとして、途中停止ボタンが押されたんだった…と思い出している。 


2024/09/02

【クライミングによる地域おこし】不在のステークホルダー、地域市民を地域おこしに

■ 私が本当にクライミングによる地域おこしでやりたいこと

現在のクライミングによる地域おこしでは、本当に地域おこしという活動から、利益を得る主体である人、つまり、地域の人、はなんらの便益も得ていない。

地域おこしなのに、肝心のステークホルダーが不在、その名は、地域市民…。

ロクスノで、小鹿野の地域おこしに関する話を読んだが、小鹿野も、地域おこしについて、地主や地権者しか、地域おこしについて、関心を持ってもらう、利益を得てもらう、という発想がないみたいだった…。

地域おこしに地域の人が参加しなかったら、その地域おこしは、肝心の当事者不在の活動になる。

地域というのは、自分の家、であり、自分の故郷であり、まぁ、拡大した自分自身、ということだ。

自分が日本人でない、と思う人はいないだろう。同じことで、自分が○○町民、〇〇市民、〇〇県人、と思わない人はいない。なのに、クライマーでないから、小鹿野の町おこしには関係ないとか、地主じゃないから関係ない、意見できない、というのは、間違った発想だ。

他人事、ではない。その他人ごとではない、という感覚を日本人は戦後忘れてしまった。

私がアメリカに行ったのは、94年95年だが、教会活動が盛んで、震災の時は物資を送る活動に私も参加した。その時、アメリカでは地域活動がきちんとあるんだなぁと思った。

その後サンフランシスコ市内の日赤に同様に参加してボランティア活動しようとしたが、あまりにも悲惨で機能しておらず、なんじゃこりゃ感があった。すでに自分の町という活動が成り立っていなかった。要するに、貧すれば鈍するのである。

思えば、九州福岡で経験したクライミング活動の廃れぶり…は、同じだったかもしれない。

みんなが自分さえよければいい、となった結果、こういうことになったんじゃないだろうか?

伊藤貫先生は、中国の日本が属国に陥ることを懸念しているが…アメリカに対して売国奴だった人たちが、今度は中国に対して売国奴になるだけのことで、日本市民、国民は、また、ただ黙ってその事態を受け入れるだけのことなのだろうか?

私は市民の自主性が失われた町というのは、ほとんどすべての市町村なのではないか?と思っている。

夕張以外の… いっそ、全く市町村機能が無くなれば、人々は自分の力で立つことを思い出すのではないだろうか。


2024/09/01

【シンクロニシティ】心身統一合気道…不思議なシンクロニシティ

昨日は、不思議なシンクロニシティに導かれて、合気道教室に行った、合気道一色の日でした。

驚いた。

帰りにランチに誘ってもらい、ご一緒して、結構、疲れ、お昼寝したら、もう、夕方の合気道教室の時間の10分前で、なんだか、気が高揚した日でした☆

■ 出会い

朝、起きると外はザーザー雨でした。

昨日はすごい明晰夢を二つも見たので、それについて考察しようとしていたのですが、雨があまりにもザーザーで、とても、気持ち良さそうなので、雨に打たれようかな♪って気分で、お散歩に行くことにしました。

特に目的を持たず、直観のままに歩く、ということを目的にした”アーティストデート”と言われる方法による散歩です。これをすると、私は気分がスッキリするのです。

自分にとって価値があるもの…それを発見する。自分軸に戻るための散歩、ともいえるかな。

そこで、まずは高津神社では、アーモンドの木を発見…誰かがお供えしたものでした。お供えって、寄付、ドネーションの口語です。捧げるもの。

高津の宮は、台風によるザーザー雨にも関わらず、いつも通り、全開に開かれて、神様は、雨でも晴れでも、構わず、受け入れるものなんだなぁと思いました。

朱色が印象的なお稲荷さんの方へ行くと、木の周りにぐるっと鉄格子が回してあり、一見何の役に立っているのだろうか?という感じ。お稲荷さんの朱色が雨に濡れてきれいでした。

境内に古い井戸があった。(ちなみに焼却炉もあり、神社は自己完結している)


井戸水はもう飲めないのか?社務所に頼んでねと書いてあり、水の都と言われた大阪でも、空堀では、水は貴重だったのかも?などと、想像。でも、水道につながっていない井戸は、地域に一つは欲しいですよね、災害時。

その後、雨水で出来た小さな地形が、まるで空撮した河川のようだと思い、その河川に沿って歩いてみることにしました。もともと、自然地形を辿る、というのが好きなのです。冒険好き。

それで、出てきたのが、社務所の隣の小屋で、日ごろは近寄らない。なんでかな?なんとなく、遠くで見るだけでいました。そのことに気が付いたので、近づいてみようかなと思ったのです。チラシが置いてあったので、へぇ~と思って眺めていたのでした。

すると、奥から人が。胴着と袴をはいた男性でした。

今から、”気の教室”が開催されるということで、へぇ~と思い、時間は9時半の予定だが、もう過ぎているそうだった…。誰かを待っているみたい?

私を待っていたわけでは当然ないのですが、その男性のお顔がとてもやさしそうだったので、ふと、思いついて「急ですが、参加してもいいですか?」ということで、参加しました。

まさかそういうことになると思っていなかったので、参加費3000円がないかも?と思い、急遽、お財布を確かめると…4000円入っていたので、ホッとしました…(笑)。

で、参加したのが、こちらの教室です。

https://www.youtube.com/@yuuyuuaikido-osaka

習ったのは、簡単に、まとめるとこんな感じです。

1)容易に外力を受けずに立つ方法(統一体)
2)強い腕を作る方法
3)押し返された手を一緒に連れて歩く方法 (合気?)
4)肺や肩こりを癒す方法 (気圧) 

”相手の気を感じる”、”力と力で対立しない”、というのが大事なことみたいです。

2人一組、3人一組になって、練習するのですが、その時、組んでくださったN田さん…とても細やかな性格の方で、その方の気がよかったのかな?なんかうれしかった。

私が初心者なので、初心者対応を立候補してくださり、相手にとって迷惑でないかな、受け入れやすいかな、と考えつつ、動作してくださっていることが分かりました。とても日本的ですよね。

新入りが来たら…とっても面倒見が良い人が面倒見てあげる…っていうのは、ユニバーサルな現象で、たぶん犬の世界にもあるみたいです(笑)。

ずっと昔ですが、アメリカで、ラブラドールのゲイブが私の面倒を見てくれて感動したことがある…確かにあの時は私はあの家庭では新参者だったんですよね。

というので、初心者でーす、というので、とっても良くしてもらいました☆ 

それで、ランチにも誘っていただきました☆ 私のほうがローカルで詳しいので、いつも行っているイタリアンのお店にお連れしました☆ デザートまで行きました☆

さて、話を戻すと…

力が出る、体の保持の仕方(統一体)で、臍下の一点に力を集め、二分の1を永遠に繰り返す、ということに興味が湧きました。

その力は、決してゼロにならない…という意味で、物理でいう運動の、量は減衰しても、ベクトルはずっと続く… これは、シンギングボールの残音と同じだそうでした。

今、大阪の家にもティンシャがあります。この音が良い動画ではないかと思います。他のは、残音が終わる前に動画が切れていました。


ベクトルの方向性としては、拡散もOKなのだそうでした。

私は山の中では、自分が無になった感覚を得たことがあると思うのですが、それは、限られた境界線のある自己が、自分自身が、山の一部になったような感覚なのですが…薄まる、という方向で、広がっていく、倍々に大きくなる、みたいな方向性です。

たぶん、野生動物は自分と山との境界線をそう強く持っていないと思うのですが… たぶん、人間が自然界を脅威だ、敵対している、と感じる心の正反対で、アットホームな感じ、自分のリビングにいるような感じのこと、を、自然と一体化した感じ、と称して構わないと思うのですが…。アリさんも平和、野生動物も平和、私も平和、みたいな? お釈迦様はこれをハーモニーと言ったと思うのですが。

それが、私が山から得たい、と思うことの内容であり、何かすごいルートに登って名誉を得たり、ということではない。もし、そうなると、あなたが山から得たいものは、世俗の栄誉、ということになってしまいます。

また、私が山から得たいものは、自己肯定、自己承認、自己効用感でもないです。心の静けさ、自然界からの学び、そして、大安心です。大安心とは、自然農の用語です。自然の中で生かされている自分、人間存在への確信とでもいうべきもので、それはとても安心な世界なのです。わーわー、騒がなくても。

人は生まれ、人は老い、人は死に、そしてまた人は生まれる…永遠の繰り返しの中に人は存在するにすぎず、すべてが川の流れのように一時のことなのです。一時のことだから、切ないと考えることもできれば、一時のことだから大切にしようと考えることもできる。

後者の思想が大安心の世界です。今、何かを達成しなくてもいいんですよ。

しかも、それって大変な努力…修行やつらい研鑽などの我慢…をして得るものではなく、観察によって得るもの、です。

余談ですが、私が、自己効力感を最も高めたのは、東南アジアへの旅行でした。まぁトラブル続き。でも、どんなトラブルにでも一人で対応できる力がある、と実感した。東京出張より楽勝でした。これが良かったのはビジネス界からだいぶ長いこと離れているので、自分が陳腐化しているのではないかという恐れが私の中にあるからです。

自己効力感というのは、何が起こっても大丈夫みたいな気持ちですが、それを社会の中で獲得する、というのは、私は10代で済ませたような気がします。

たとえば、20、21歳でアメリカに暮らしてしかも、経済的に、独立、自活生活しています。なので、海外での暮らしの大変さも知ってはいますが、今やるべき課題とは思えないんですよね。なんとなく、すでに済ませた課題をやり直しするのは違うだろうと。

だから、無節操なトラベリングクライマーへの道は、何となく違うな感があります。どこへ行ったここへ行った、って人からは羨ましがられるけど、そんなに良いものでもないんですよ、実際やると。

もちろん、クライミングで出てきた自分への課題に、ぴったりの岩場があれば、そこへ行くのは、意味あることですが。でも、自分にとって意味がなければ、行かない。ただの遊行費で、自分の成長につながる用途ではない気がしますしね。

■ クライミングで何に困っているのか?

そこが現在の私のお困りごとではなく、なにか巨大なエゴの力…クライマー界のエゴ…

・俺が俺が、の承認欲求のエネルギー、
・仲間からあいつはスゲーと言われたいという所属の欲求のエネルギー、
・男同士の嫉妬のエネルギー、
・相手の命・存在への軽視というエネルギー、
・無責任というエネルギー
・自分さえよければいいというoppotunisim, そして、
・長いものに巻かれよう、寄らば大樹の陰、みたいなConformism、

そういったエネルギーの渦が嫌なのです。嫌というか、そういうものが、私の内側を脅かす脅威、となっている。

脅威というのは、避けたいと思うという意味です。取り合うのがめんどくさいのです。

■ 避ける、は不正解ではないらしい

私は戦略的思考に優れているのですが…この避けるという戦略について、潔くないもの、をかすかに感じていました。

なんせ女の子なのに、近衛隊長になったオスカルみたいなのをかっこいい生き方認定してきたので(笑。ベルばらの話です)

しかし、こないだの森さんのオリンピックを見て、クライミング界がどういうものかを理解しました…。

あんなに優れていても、身長による本人の努力と無関係な不利について、仲間から支援も、同情も、応援も、得られないのです。

仲間からすら、物理的限界を認められず、もっと頑張れ、つまり、神になれ、と言われて、あれが取れなければクライマーじゃねえ、不満すら漏らしたらクライマーじゃねえ、と仲間外れにされ、突き放されるのが、クライミング界なのです。

努力で不可能が可能になるとでもいうのでしょうかね?どこが暖かい世界なんだ?どこがフェアで公平な世界なんだ? 

…ということで、まぁ、クライマー界に対する敬意は、私の中には現在、全くありません。

結局は、既存勢力は、自分が座った、俺はすごいクライマーだ、という椅子をできるだけ温存したいだけなのではないでしょうか?

実際、女・子供ばかりがスポーツクライミング界ではトップクラスになってしまって、男の人は面白くない、と正直に話す人もいます。

そういう人が面白くない、のは、男性のパワーや体力が賞賛された、過去の山の世界で、女や子供が、昔は超人とされた人…実際は本人にとってはそう難しくないこと…にしかできなかったことができてしまう…と、メッキがはがれる、から…

エベレストなんてとっくの昔にメッキが剥がれ、そして、すごい山や認定されるためには鉄板だったK2ですら、62歳のおばあちゃんでも登れる高所”遠足”になってしまい…、まぁ世の中の方向性としては、まぁだんだんメッキは剥がれる方向です。

今まで、それですごいすごいと言われて、持ち上げられてきた人たちが面白いわけがありません。逆に本当にすごい人は、誰も名前を知らないような静かな山で、コツコツと着実に実力を上げていますよね…平出さんたちがそうでした…。亡くなって残念ですが。

さて、戦略論に戻りますが、この合気道でも、力と力を力の力点、物理的な力点で、そこを意識すると、体は力の接点で力同志がぶつかり合う、ということになるので、体は固まって動かなくなります。

つまり、これは、心理的に言い換えると、葛藤するということになる。力のベクトルが正面を向き合って、互いを打ち消し合うということです。

つまり、私が作戦として持ってきた、誠心誠意、正面から取り組む、山と向き合う、という方法論が、力と力の接点って意味なのかもしれません。

例えば、鬱だったら、鬱に正面から向き合う…それに取り組む…ベイビーステップで取り組む、ということなのですが、その方法論で、つまり戦略で上手く行かないとき、何か別の戦略が必要なのです。

それは迂回する、力をよける、みたいな方法かもしれません。この合気道で教えていることにヒントがあるような感じがあります。

それで、本を読んでみることにしました。藤平光一さんという方の本を取り寄せ中。

昨日習った中では、例えば、相手を見ずに遠くを見ると、相手の抵抗を避けて、相手をふらつかせたりすることができるそうです。

このテクニックを使うことへの心理的抵抗は、卑怯だ、という思いかもしれませんね…(笑)。

■ 私が得たいのは、いわば、心の統一体、かなぁ。

体のほうの統一体は、先生の指導が良くて、なんと一日で出来るようになったのですが…。

というか、統一体は、そもそも誰でもできるのに、すぐ人間というものはそれを忘れるらしいので、常に鍛錬していないといけない、みたいです。

バレエでの身体技法では、力が無限に続くように使う…のは、その通りなのですが、重心をおろしたら、今度はその反発力でエレベーション(引き上げ)が強調されます。先生によると、このエレベーションは合気道でも使うそうでした。

クライミングでは、丹田やら、引き上げは全く無関係だと思います。むしろ、身体張力って感じかな。

アイスでは、アックスを振る動作の時に小指がポイントですが、それは小指を意識することで広背筋に力を出させることができるからですが、岩では、腕を閉じて使うことができないので、結局腕力…。

■ クライミングの身体技法

フリークライミング、特にボルダリングは、身体技法といえる洗練は、まだ獲得しておらず、特に精神性の面で、きちんとした教えを欠き、結局ムーブにも力が必要で、力の祭典、みたいなことに陥っています。

クライミングジムでは、フィジカルではないよ、ムーブだよ、と言いますが、それはそう言わないと、女性も子供も来なくなるから、です。実際は、虫様筋。故・吉田さんも虫様筋には詳しかったですよ。

それに、フリークライミングでは、モノサシ自体が男性中心。男性で、成人男性のもつ一般的なフィジカル…身長やパワーがある人を基準にして、外岩のグレードも作られ、それを模して、インドアジムのグレードもそれに準じて作られ、そのモノサシで行けば、平均的女性や子供は、常に男性たちより低グレード、という現実があります。そこにムーブで例外が出るから面白いんですが、面白いのは女性や子供の側で、面白くない男性に、そのムーブができなくなるように、ホールドつぶされたりしている(サバージョババージョ事件)。

結局、既得権へのレジーム争いと結論付けられそうです。

もちろん、男性並みのパワーという壁を突破した、特殊能力の持ち主…な女性や子供もたくさんいて、古いクライマーで言えば、リンヒル、新しいクライマーなら、アシマちゃん、みたいな感じです。もちろん、オリンピックの森さんも含まれます。

逆にその人たちは権力者に利用され、ほら、女だって子どもだって努力すれば、俺らと同じことができるじゃん、みたいな話になっていますが…。

それって、同じグレードに到達するのに、努力3倍、才能10倍みたいなモノサシを変えない言い訳に、トップクライマーの努力が利用されることになっている。しかも、みじめなことに当のトップクライマーも、不利な条件を乗り越えてきた自己に自信の根拠を置くので、それに加担することになっている。

まるで、日本が、日本国のアメリカ化に売国奴によって売られてきた歴史と重なります。こういう心で、そういうことが起きるのかぁ、みたいな感じです。

これは社会現象としては男女の賃金格差と同じ構造ですね。

私もトップランナー的なことをやってみたけど(年収で800まで行った@28歳)、えらい疲れる世界だったわー。とりあえず、そっちの方向性は、今興味ないです。

私が学んだのは、女が男の真似をしても疲れるだけですよ。社会の中で女性には女性の幸せがあるように、女性らしいクライミングの喜びがあるはずです。

■ 私の楽しいクライミング

私は私の楽しい山やクライミングを続けたいのです。それは、何級登れるようになったとか、5.12が登れるって世界ではなく、

・読図の精度が上がって、自分が思った場所にぴったり降りれるようになったのが快感、とか、
・ここらに水場がありそうだと読んだ読みが当たる、とか、
・この岩登れるんじゃないか?と思ったら、登れたとか(つまり、ルートの読みが当たった)とか、
・この薄さの滝なら冬季になれば、凍ってちょうどよくアイスクライミングができるのではないか?と思ったら、その通りだった、とか、
・この気温でこの時期に山に行けば、フクジュソウがいいだろう、と思って行ったら当たった、とか、

そういう世界です。

比較の世界ではない、ということが読み取れるでしょう。

昨日は、そんなこんなで、初めまして合気道な日でした☆ 

気の教室はとても気に入りました。でも、技の教室のほうは違うなって感じでした。

終わり☆

2024/08/30

【トレーニング】【セルフケア】【コンディショニング】何かいいの無いかなぁ

■トレーニング

ちょっとネットで探してきて、自分用備忘録。

これは、バレエとヨガの知識を総動員しても、良い内容ではないかと思う。

【筋トレ】クライミング選手が自宅でできるトレーニングを紹介!

■ セルフケア 虫様筋

今、また指が痛いのです… なので、テーピングを工夫しないといけない。


■ コンディショニング 立甲

これが良いような気がします。なんせジムクライミングって、上半身がメインなので…

バレエのレッスンを取ろうかなぁと思って、スタジオ調べたりもしましたが、なんか下半身の強化にはなるけど、上半身は関係ないのがバレエ…

ヨガのほうも、膝関節への負担が大きいので(ロータスとか)、ホルモンバランスが変わって、間接に対する身体の反応が変わる更年期はヨガ的にはリスクかなぁと思います。

というので、まぁ、こんなとこかなぁ。今日の予習は。薄被りでもかぶりをやると指への負担倍増なのかもしれない。


ホールドには完全にぶら下がらず、足で体重を分散させないといけないですね。

【海外情報】【ジム】ファイナンシャルタイムズ&アメリカチェーンのジムでFall禁止令

 ■ 400~500%成長

クライミングジムブームって、日本ではひところより、ひと段落感がありますが…

福岡ではすでに淘汰の波が来ているくらいです。

大阪でも小さいジムは大変そうにしていますが…外国では、ファイナンシャルタイムズという経済ニュース系のサイトが珍しく、ニュースにしていました。

https://youtu.be/etvigdtJlnk?si=Vfcb8cf2vPMiL7za

たいして目新しいことは言っていなかった。

古いクライマー業界からは、外岩文化に、ジム文化を持ち込む、ことが懸念されている、そうですが…すでにビデオトポとか、ボルダーでは持ち込まれており、懸念は

 とっくの昔に現実化

しており、ニュースの癖にとろいなぁという印象でした(笑)。

つまるところ、こんな一般誌、経済紙ですら取り上げるくらいなら、市場浸透のステージとしては、もうメインストリームなわけです。

https://www.onemarketing.jp/contents/chasm_re/ より引用 

知っていますよね?イノベーター理論… 

知らないで商売しようというのは…、信じられない! です。

私がOLでお勤めしていた時代から、とっくにビジネス界界隈では、ふつーに用いられている理論でした。

■ キャズム: クライマーがやっていないジムが流行して、クライマーがやっているジムが廃業に追い込まれる理由

キャズム、というのは、この市場参加者たちの価値観のギャップのことです。

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なぜ、キャズムが発生するのか?その原因は、初期市場とメインストリーム市場、それぞれのユーザーの価値観の違いにあります。 キャズム以前の初期市場とキャズム以降のメインストリーム市場ではユーザーの購買におけるプライオリティが異なります。 初期市場のユーザーにとって「新しさ」というのは魅力の1つです。自社の価値観に合致している、目新しくて今後トレンドになるかもしれないということが彼らにとっての魅力です。 

しかし、メインストリーム市場では、ただ新しいだけではユーザーを開拓できません。信頼して使用できるモノなのか、他にも使用している企業はいるのかなど、購買において「安心」を求めるのがメインストリーム市場のユーザーです。 「いかにキャズムを超えてメインストリーム市場を攻略するか?」 キャズム理論は、この重要性を説く理論であり、キャズムを越えられないビジネスモデルは、市場が当初の予想よりも大きくならず、事業として採算が取れないケースが見られます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 太字当方

ここに古いクライミングの倫理観… 男だろ!勇気を出せ!みたいなやつ…と新しいジムクライミングの価値観…ムーブ命!クライミングはパズルだ!の違いがあります。

だから、古いクライマーの価値観を前面に出す=ビジネス的自殺と同じことなんですよ。

■キャズムを超える戦略のヒントと事例

ーーーーーーーーーーーーーー
キャズムを超えるためには、製品・サービスを「目新しい」モノから「安心」して使用できるモノに昇華させる必要があります。

そのためには、信用訴求、品質訴求のためのコンテンツ作りが必要です。 BtoBであれば、その業界に大きな影響を与える企業が製品・サービスを導入し好意的な意見をもらうこと、研究機関、その道の専門家がお墨付きを与えることなどが、キャズムを超えるカギの一つになるかもしれません。
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つまり、”へぇ~期”は、終わったんですよ。今までは、”へぇ~”でお客さんが来てくれても、今からは、”楽しくないと来ない”んですよ。

空調しないで、外岩クライマーになるにはこれくらい我慢しろ!とか言っていたら、じゃあ外行きます、ってホントの外岩クライマーは出て行っちゃうし(実際、往年のクライマーでインドアで登っていた人はほとんど知らない。米澤先生も夏でも外岩)、じゃあ、涼しいジム行きます、って新しい人は言って出て行ってしまう… 結局、超シリアスクライマーしか残らず、そういう人たちは、古い価値観で共通の者ですが…かなり少数派です。

そういう少数の人を大事にするジムに方向転換する、というなら、それでも戦略的には整合性が取れているのですが、クライミング市場を眺めると、現在はメインストリームが入ってきているくらいなので…まぁ、確率としては、成功しない確率の方が高くなってしまうでしょう…

もし、CEOなら、そういう戦略は取れない、取ることが許されないですね… つぶす気か?!みたいな突込みが可能になってしまう…

■ じゃクライマーがやっているジムの意味がないのか?

最近、トップクライマーのHazel Findlayからの情報発信で、アメリカの大手ジムチェーン店で、Fall練習禁止って、どう思う?ってのが来ていました。

そりゃ、Fall練習ってインドアジムでやらなかったら、どこでやるのよ?みたいな練習です。

ーーーーーーーー
ここでの最も強い主張は、人々はしばしば危険な方法で落ちる練習をしているということだ。これが現実の問題であることは認めなければならない。私たちのフォール練習を安全で効果的なものにする重要な原則のいくつかは、一般的な直感に反している。
 
私たちが理解しているように、この会社は自ら転倒セッションをいくつか提供している。これはより理にかなっており、限られた時間と場所であれば、クライマーが落下(そしてそのスポーツ全体)について学び、より快適になる機会を与えることを期待している。私たちの経験では、落下に対する恐怖心を取り除くには、1回のセッションよりもはるかに多くの時間が必要であり、前向きで安全な落下は日常的なジムクライミングの一部であって、予約して参加する体験ではない。

 この会社は私たちに連絡を取り、その方針がより良いものであることを認識し、クライマーに良いサービスを提供することを表明した。彼らは批判を受け入れてくれた(批判が公になるのはあまり好ましくないが)。

しかし私たちがここで懸念しているのは、このジムの個々のチェーンだけでなく、クライミングの一般的な文化や、それが前進しているかどうかということだ。私たちが懸念しているのは、訴訟好きで『安全主義』の文化はそれほど安全ではなく、ごく少数の個人のためにしかならない、ということだ。私たちは問題に対して無知になることで問題を解決することはできないし、問題を完全に避けることでうまくなることもない。私たちにとって、未知のものを避けるのではなく、未知のものを探求するというコミットメントは、クライミングの精神の一部であり、クライミングが社会に提供するものであって、クライミングを手なずける必要があるものではない。


あなたはどう思いますか?ジムはこのような転倒を禁止すべきだと思いますか?あなたのコミュニティではどのように転倒文化を改善できますか?あなたの経験上、転倒練習は迷惑行為でしたか?

DeepL.com(無料版)で翻訳しました。
ーーーーーーーーーーーーー 太字当方ーーーーーーーーー

昔は市場ディスカッションのようなことも、ロクスノはしていたみたいなんだが、最近は、トップクライマー間の意見交換は聞かない。

本来リーダーシップを果たすべき人たちが、俺、もうそんなにハードに登れないから、と言って、リーダーシップを自ら、破棄しているようにすら見える…。

その結果がすでに出ていて、それが、外岩での、未熟なクライマーによる、バッドビレイだったり、墜落事故だったりすると思うが…古いクライマーたちは相変わらず、お互いの賞賛…お互いがお互いをレジェンドクライマーと呼び合う…をするだけで、現状と向き合おうとしていない、というのが、日本のクライミング界に対する、私の不満だ。

リーダーシップ不在は、政治だけでなく、クライミング界も同様なのである。

こちらは10万回再生されたリール動画。

https://www.youtube.com/shorts/gEGRe34k4_E

森さんの件、だが、オピニオンリーダーのオピニオンが、的外れなことが指摘されている。

まったくだ、と思う。努力すれば何とかなる、と、不可能、をクライミング界は取り違えており、古いクライマーだってそれは分かっているのに、沈黙している。遠藤由香さんがショルダーされている画像を見たことがあるが、背の低いクライマーにとってはアレがすべてを語っている。

どんなにムーブが上手でも、届かないものは単に届かない。そんなことすら分からなくなる、クライミング根性論を叩き込まれているのがオピニオンリーダーなのであったら、そんなオピニオンリーダーについていけるのは、全知全能の者くらいだ。

その上、実際のところは、古いクライマーって、クライミングの歴史通りに成長しているので、エイド三昧してきて今があるのである。上手くフリークライミングに乗り換えれた人は、過去のエイドクライミング時代の自分のことはとっくに頭から消し去ったみたいだが…。

クライミング界に真っ白な人はいない。互いに寛容になり、厳しい倫理観は自分に課して、他人に貸すのは辞めましょう☆