2024/08/30
【トレーニング】【セルフケア】【コンディショニング】何かいいの無いかなぁ
2024/08/17
【ジム】Day4 天寅、LiloCoffee,アンティークショップPanie…中国人の大阪乗っ取り進行中?
■ 2時間半をつぶす羽目に(><)
ジムの開店時間を間違って出かけてしまい、12時ごろ到着したら、大粒の汗をかいた店長さんが、ホールドセット中で、今日は開店14:30です~と言われてしまい…、予期せず、心斎橋のスペシャルティコーヒーのロースター、Liloさんに行くことになりました。
福岡のロースターで、大阪でロースター巡りするなら、ここ!と、おすすめされていたコーヒーショップなんですが…
なんか心斎橋の賑わいに出るのがおっくうで、後回しになっていた…。年を取ると、都会がめんどくさくなるんです…もう、大体わかっちゃってるので。
で、行ったら、中国人街になっていた!! 日本人はたぶん、私だけでした…(汗)。
もちろん、福岡から来ました!エチオピア系の豆が好みです!と言って、いいのを選んでもらった♪
なんか面白い取り組みしていました。大阪の人物の特徴になぞらえたコーヒー焙煎。
私におすすめされたのは、真田幸村を模したブレンドでした。
スペシャルティコーヒーも クライミングも、価値を相手に分かってもらうには説明が必要
- 柔らかく口で広がるクランベリーの酸味とグレープの甘味
- 赤ワインのような芳醇な味わい
- チョコレートを食べたときのような甘い余韻
2024/08/16
【ジム】Day3 なんと、纏足時代は終わっていた…
■ Day3 また靴買う羽目に…(><)
クライミングシューズって、ジムの煩悩が現れていますよね…
登れるようになりたい!というお客さんの煩悩に付け込むジム=キツキツの靴を買わせるジム、だと思っていました…
たしかにそういう側面があったよなぁ。
しかし、現代のクライミングジムで良心的なところは、もはやそういうことをしないのだそうです。
今では足入れがいいシューズが主流だとか…。纏足時代は終わったらしい。
浅草クライミングとか、東京粉末とか(こっちはチョークだが)日本のメーカーも出て、足形も日本人向きになり、たぶん、
痛いのがクライミング
みたいな、M傾向が改善されたのではないだろうか…
「悪いね!(もっとイジメて~)」
みたいな倒錯したマインドセットが普通のクライミング業界…。実はみんな、足痛かったんでしょうね~(遠い目)。
誰も言い出せなかった…のかもね。
というわけで、クライミングシューズ、買い替えになりました(笑)。
あー 入るものは入らないのに出る者ばかり…
夏山のバイト代はお断りしました…あんな人手が余っているバイトで、バイト代出すって言われても。
それより業務改善のコンサルタント費用的なものが私には合っていると思います。
もうほとんど、バイトって名目で入ったコンサルタントみたいな感じでした…っていうか、松下電機産業に新人で、ソフトウェアエンジニアとして働いたときから、業務改善の主力を担っている気がする。
当時、バグ管理データベースを作って、バグ(ソフトウェア不具合)がきちんと修正されるようにしたら、バグ修正でバクを仕込んでいた犯人が何人も明らかになった…(汗)。
もう、変な習慣をまともなことに持っていくお役目を天から使命として与えられているとしか思えません(笑)。
■ オクトス
オクトスさんっていう登山道具屋さんを教えてもらいました。
地味だけど、しっかり必要なものは置いている登山ショップって感じでした。
空堀の近所に、ウルトラライト系の登山ショップがあるのですが、買いたいものがないのと対照的でした…。実は、ハーネスも買ってもいいなぁくらいな感じなんですよね。
■ トレーニング Day3
まだ三日目ですが、勘みたいなものは、少しづつ戻ってきました。
4年ぶりに登ります、という女性二人組さんと、同じ課題を楽しく登りました。
ちょうど私がムーブを教えてあげられる段階にいる二人だったので、一緒に登って楽しく過ごせました。途中、超ツヨツヨの女性クライマーが来て、私にとってもお手本になるランジをいっぱい見せてくれて、勉強になった。あれをマスターしなさいと…。まぁ、そこまで行かなくても、理想形はあれです、みたいな?
一緒に登った二人はびっくり仰天…というか、えー!こんなの無理!!みたいなドン引き具合でしたが、クライミングって、そんなに早く、なんでもかんでも習得してしまっても、倦み、が生まれる時間が長いだけですので、
ゆっくり自分のペースで楽しく学ぶ、
ほうがいいのです。 先に何もかもを白日の下にさらして、バラしてしまうと、
自分のペースで成長する楽しみをお客さんから奪う
ことになってしまいます。
できないことが多い人= 俺なんて、私なんて ではなく、楽しむ時間が長い
と考えましょう☆
■ もっと初心者に親切になる方法♪
しかし、このジム、9級からしかないので、9級5本を登ったら、次は、8級なんですが、え?!8級?!という激辛なのです。
ここでいきなり躓く人多数… (私は、初見で登れました、念のため)
たぶん、これが、初めての外岩で5.8が登れない…挫折経験…みたいなのとフラクタル(相似形)だと思うんですが…。
現代のクライマーは、一つの挫折経験で、すぐ挫折するので、初心者時代ほど噛みくだいて、挫折ではなく、成功体験を積ませるようにしないと、続かないのです。
初心者なのだから、当然ですよね… 玄人のクライマーは、悪ければ悪いほど萌えます。
でも、同じことを期待できないから初心者って言うんだし…。
その8級、めちゃ悪スローパーで、そこは飛ばし(中継)にして、次のフットホールドは凹角使い、そして、プッシュ主体なのです。ジムクライミングの人は引くことしか最初考えていないです。ジム課題もそういう作りですし。
つまり、このジムの場合、9級で、これらの技術課題をすべて網羅しておかないといけないんです。
- 悪くはないが易しいスローパーが出てくる9級
- 凹角に足を置いて、両手放しで、レストできる9級
- プッシュを使って体を持ち上げる9級
を、それぞれに対して、3~5本くらい… 9級で作らないと、8級に移行する前に、お客さんは体が準備できないってことです。
(と思います、私はジムクライミングは分かりませんが、一般運動理論に照らすとそうなります。例えば、水泳やテニス指導者の教本など参考にしてください。一つの動きをばらして、部分を練習させる=ドリルが必要なのです。)
■ お客さんが一日登って楽しいように…
番号の配置も、大事だと思います。
素人さんのお客さんは、1,2,3,4,…と当然のように、難度を上げていく。
すると、疲れていくのに難度が上がる。
疲れても登れる、ムーブが楽しいのを途中に入れないと、また1をやる?となります。
疲れるにつれて易しくなれ、とまではいいませんが、どんどん難しくなるより、登れる奴もあるようにしないと… 心が折れます。
結局、次回にクライミングに来ても、何度も最初のほうの同じ課題をやる羽目になって、
このジム、登れる課題がほとんどない!
みたいな感想になります。
これって、歴史の勉強でやりました。私は歴史が苦手で、なんども歴史をマスターしようと独学で頑張りましたが、トライしてもトライしても、縄文時代で挫折。
分かりたいのは、戦後近代史なのに…。つまり、努力の仕方が間違っていたということです。
今、普通に戦後史を西鋭男先生で学んでいますが、逆から学べばよかったんだ~♪と思っています。
さて、ここで得られる教訓は?
難度は、シールの数字順に上げない。
そうしないと、疲れたころ、「もう登るの無いので帰ります」となりますし、次に来ても同じことが起こるだけなのです。
こんなの、お客さんの立場に立って考えれば、すぐ分かりますよね。
課題は、お客さんに対する挑戦状、ではないんですよ。
■ コンプレックス丸出し課題にならなくてもいいよ
たぶん、外岩課題は、ローカルクライマーからの、ビジタークライマーへの挑戦状という位置づけで、開拓されていると思いますが。
だから、激辛ですよね、田舎の課題は。
なにその、劣等感、って感じです。コンプレックス丸出し…。
一方、都会では、クライミングジムが流行していると思いますが、
挑戦状
じゃなくて、
ほら~、こうすれば、無理せず楽に登れるようになるよ~
って作りです。
そうすると、
楽し~
ってなりますよね。だって、こうすれば?こうすれば?って、手段の発想に志向が向くから、創造性も広がります。
■ 外でのクライミングだって習得は、練度
大体、アイスでも、WI4級は、”初心者でも登れるグレード”ってされています。それで1シーズン、つまり3カ月の間、週二日くらい登りこめば、WI5が登れる。WI6を登るには、WI5を2,3シーズン中は毎週のように氷瀑に通えば、登れます。というか、私の場合、登れました。男子はもっと早いと思います。
氷がない地域の人が、年に1回を毎年続けても、一生WI4ですよ。
フリーをやるとクライミングはどんなクライミングでも上達すると言われているので、やる人多いですが、フリーでいくらグレードが上がっていても、同じだろうと思います。アックスを刺したとき、壊れ、割れそうな氷がどれかを見抜く審美眼は、インドアでは身につかないからです。それ、別の技術課題でしょう。
ムーブが超簡単なアイスクライミングでも、こんな調子なのに、いくらジムとはいえ、9級5本で終わりなんて。
初心者は、一日目以降、いなくなるように誘導していませんかね?
8級になったとたんに、お客さんに
「これ、どうやって登るんですか~(><)?」
と質問されていたら、ジムの側が質問させるような作りってことなんだと思います。
その前の級で、非言語に教えそこなった、ってことかな?とセッターが自問すれば、それをばらした前の課題が作れる。
まぁ、その前の課題でも、お客さんは聞いてくるかもしれないですが… 例えば、凹角に足を置くなど… その時は、足も指定すればいい、です。
なんなら、身長ごとに指定する足を替えれば、
あー、身長で使うホールドが違うんだー
ということも伝えられる。
全く当然のようなことですが、外岩で10年登っていても分かっていないで、外岩に来ますからねー(遠い目)。
あの、超有名女性トップクライマーのヘイゼルが動画出しています。
参考: https://allnevery.blogspot.com/2024/04/blog-post_19.html
チビにとってグレードは意味がないんですよ。
だから、オリンピックの森さんは、たぶん、他のクライマーよりスキル上です。
■ 誰にでも共通のグレードは必要ないんでは?
ある開拓者から聞いた話ですが、ボルトを打つ時、平均身長ある自分の40cm下に打てば、大体、誰にでもクリッピング可能な位置になるそうです。
ホールドでもたぶん、同じですね。
でも、そうしないといけないのは、外岩は誰もが登るから。
今回のオリンピックの成果を見ても、
身長別のグレーディング
を導入するのは意味があることでしょう。じゃないと天才じゃない普通のキッズは楽しめません。
現在の外岩は、海外でも日本でも、男性の平均身長がある人に、有利な岩場の作りになっていますし。そのことの認識が、日本人男性の間に生まれないです。たぶん、海外に登りに行けば生まれるでしょう…
ちなみに私は、屋根岩一峰の5.10bで、手繰り落ちて、”今日一番アブナイクライマーアワードを受賞”して以来、クリッピング体制は万全の時以外、クリッピングしません。それでもプリクリしないよう努力していますが…。
■ あおりに負けるな!
それで、チキン呼ばわりされても。
それで、私が落ちたら、停めてくれるビレイ技術ありませんよね?あなた…。
そして、言い訳は、クライミングは自己責任、で言い逃れできる。
師匠の青ちゃんはこのあおりに負けて、インスボンで落ちていました…10mも。それでかかとを骨折して、登れなくなったら、バカみたいです。
外岩は、
- 1ピン目プリクリ
- テンションコールで激落ち無し
- スタートは厳密でなくてもいい
- 初心者は3ピン目取れるまで落ちない確信があるルートに取り付く
と思います。
1ピン目で落ちた蒼氷の先輩もビレイで私は停めましたが、ビレイヤーの私に激突して私のほうが脳震盪起こしそうな衝撃でした。
ので、重たいクライマーが1ピン目核心の課題に取り付くときは、男子同士でお願いします。
華奢である私のほうが壊れます。
以上、現場から中継でした(笑)。
2023/06/29
【ジムクライミング】クライミングジムのアイデンティティ
■ アイデンティティが競争&自己顕示
農業やっていて分かったんですが、団塊の世代以上の人って、ブランディングと自己顕示欲がごっちゃになっていて、俺はすごい!俺のコメはすごい!私は勤勉!私は良妻賢母!をPRすることがブランディングだと思っているみたいなんですよね…。
それ、ブランディングじゃなくて、自己顕示。
すごいか?すごくないか?コメがおいしいか?おいしくないか? あなたが勤勉なのか?良妻賢母なのか?それは、自分ではなく、他者が決めます。
一方、ブランディングというのは、私のアイデンティティはこれです、と決めることです。
アイデンティティには強みも、当然、含まれます。
コーポレートアイデンティティの分野では、自社のアイデンティティを確立することが、よけいなことにリソースを割かなくてよくなるので、大事なことだということになっていますが…日本では、農業経営体でも、ファーム・アイデンティティ、ということが最近言われ始めているようです。昨日雑誌で読みました。
今まで、アイデンティティ不在の農業をしていたから、JAのいう通りになっていたと思うのでいいことだと思うのですが…。
アイデンティティを自分で定めないと、JAが言うとおりにする、ということになり、農薬をいっぱい使って肥料もいっぱい使って、農薬と肥料とトラクターでの刈り取りしやすさに合うように品種改良された作物を作ります、というアイデンティティになります。
一方、何が良い農業なのか?人間の食物を作るとはどういうことか?と考えれば、草も刈りません、土も耕しません、肥料も農薬もやりません、それに耐える作物しか収穫しませんというアイデンティティもあります。
■ アイデンティティは行動で示される
アイデンティティと言っても、それは行動で示されるものです。
で、クライミングジム淘汰の時代、お客の要求だけを聞いていては、振り回されるジム、と言うことになります。
大体、クライミング界で起こっていることは、確固としたポリシー、アイデンティティと言うものがないために、競争、に振り回されているということです。
その傍証が山の荒廃、アクセス問題。
スポーツクライミングでの競技に、振り回されることに終始したこの40年…のために、日本のアルパインクライミングは、廃れ、山野井さん以降はギリギリボーイズの方くらいしかアルパインを理解している人がいない… ギンちゃん最近頑張っているようでしたが… 辺クラのけんじり君とかもいるか。
しかし、大衆レベルで見るとレベル低下も著しく、40代でスタートした私がソロで登れるようなところですら、遭難者を出しているような判断力しかつけられていない若者たちのアルパイン。事例としては阿弥陀北稜です。
一般大衆レベルで見ると、アルパインクライミングって40年、時が停止しており、そして、技術レベルの衰退具合は、40年前の人と比べても低下が著しいみたいでした。
男のプライド?のためか、そのことすら、ひそひそと声を潜めて語られなければならないことのようでした…。
さて、クライミングジムも アイデンティティを作りましょう、ということです。
参考になるひな型
■ クライミング入門者がクライミングジムを選ぶ基準とは?
- 有名クライマーの存在はMUSTではない
- 楽しい以外でどれだけの要素があるのか?
- 楽しいのは当たり前
■ クライミング入門者に響く12のスペック
1)課題の状況=分かりやすさ
2)ジムオーナーの顔
3)課題を楽しむための一工夫
4)常連の様子
5)マイノリティーへの配慮
6)細やかな段階設定 同じ5級でも難しいのと易しいのありますよねぇ? +、-をつける
7)店内がおしゃれかどうか?清潔かどうか?
ジム運営やる気あるの?みたいな部室みたいに不潔なジムは今時流行らない
8)ジムの物語
例えば、アクティバみたいな?どうしてこのジムを作ったのか?創始者の物語
9)どのような課題なのか? リード、ボルダー、何か外岩を登れることを模している?
10)どのようなクライマーに合うのか?外岩やらない人向けなのか?コンペ向きなのか?
11)足自由課題、足フィックス課題
レディス課題とか作ってくれているジムがあるけど、大体私は足自由に勝手にしてます。なんせジムの課題って自分でホールドやフットスタンスを見つける能力が欠如するのが欠点なんで。
12)感情移入
良い思い出があるジムには、特別な思い=感情移入があります。ホームの岩場と同じです。感情移入できる場が多ければ多いほど、人生は豊かになります。