2023/07/06
2023/07/05
リスク評価ができない人が意思決定をしていること
こんな記事が来た。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/75801?page=3
クライミングで事故が減らない理由
は、これかも?
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1.5~5気圧程度のインパクトがあると、戸建ての家屋なら倒壊してしまう可能性が高い。
東北大震災など津波の折、高さ10メートルの津波が押し寄せるというのは、大気圧に加えてもう1気圧の水圧がかかるわけです。
0.7気圧程度でも柱が折れるわけですから、鉄筋のビルなど以外、まともでいられるわけがありません。
高さ15メートルとか30メートルという津波がどれほど恐ろしい破壊力を持つか、このような概算でも分かるはずです。
気の利いた高校生なら小中学生に自分の手で計算させることで、水圧の恐ろしさ、風水害や爆弾の脅威から潜水病の予防まで、幅広に教えることが可能です。
こういう理解がない人が非常に多い。
そしてそういう人物が企業経営に携わって深海艇などを作らせたりした場合、たとえその強度試算などに目を通しても、真のリスクなど評価できるわけがありません。
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2023/07/03
【悲報】日本の岩場は外人が終了点提供しようとするほど、しょぼい
■2021年の友人のFB記事
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2021.07.01
7月の始まりだ。
北海道と東北の岩場巡りが終盤になってきた。これからのエリアは何回かは来たことがある。何回か触ったり、登る事の出来たルートだ。しかし、毎日がオンサイト状態で楽しい。
記憶力の無い事が役に立つ。
登れたのに登れなくなっても楽しい。壁にぶら下がって風に吹かれていたり、汗をポタポタと流していたりしているのが気持ちイイ。
曇り。やや寒い。
なんと、なんと、フランス人の相方が
風の又三郎
のアンカーの状態が酷いので、自分のロープを使って直そうとした。
なんか、日本人としてこのクライミング環境の酷さを外国人に実感されてとても恥ずかかった。
( ; _ ; )
( p′︵‵。)
( p_q)
縫道石はクライミングが禁止。
侍浜とひょうたんケーブのボルトや残置の酷さ。
日本のリボルトの状態を相方に説明しようとしたが、自分の英語能力が低過ぎて出来なかった。
日本が貧しいのをつくづく実感した。
オリンピックでのクライミングはイイ成績が期待されている。日本はエキスパートだけが吐出している様に感じる。中間層や底辺層のクライミング環境はこんな状態だ。
東北の中では山寺はリボルトが進んでいる。リボルト職人が多いからなのだろう。個人の労力などに頼らないでエリアを整備していくシステムを創るにはどうしたらイイのだろう??
欧米では救助システムもしっかりと整えられているし、クライミングが社会的に受け入れられているのを感じる。エキスパートだけが楽しむのではなく、子どもも老人もクライミングを楽しんでいる。老夫婦が家族でキャンピングカーなどで、のどかにクライミングツアーをしているのを目にする。高みだけを目指しているのではない感じがする。
その様に感じるのは自分が高みを目指さなくなったからなのかもしれない。
でも、このクライミング環境を外国人が感じて、自分のロープで整備までしようとしだしたのを見た時はとても恥ずかしかった。
日本は経済もクライミングも上層は凄くて成果も出している。しかし中間層や底辺層は貧しい。
特に精神的な貧しさを感じる。
上層も含めて、中間層も底辺層も競走、競走でみんなが疲弊している。
経済もクライミングでも個人が社会の枠に振り回されている。
なんで欧米人は自分の人生を自分で進める環境が備わっているのだろう???
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■ 結論
海外で登りましょう☆
なぜ日本の岩場の再整備が進まないのか?それは、旧世代の有名クライマーが私物化しているからなんですよ。
〇〇協会って作っている人たちってその協会、公益活動はしていませんよね?
いまだに私利私欲が原動力です。 ”自分さえよければいい”、ということですね。
自分さえよければいい人が99%の中で、他者のことを考える態度をとる=付け込まれる
と言う結果になります。
いや、俺はボルト代自腹で開拓している!っていう人もいるでしょう…でも、それが、若い世代の邪魔をしているんだとしたら?
2023/07/02
【AIとの対話シリーズ】 岩場での紛争解決について
以下は、日本のロッククライミングにおける石灰岩と花崗岩を巡る若手クライマーと年配クライマーの紛争を解決するための5つの提案です。
1)コミュニケーションと情報共有の促進:
若手クライマーと年配クライマーの間でのコミュニケーションと情報共有を活発化させることが重要です。クライミングコミュニティ内でのミーティングやイベントを通じて、お互いの経験や視点を共有し、相互理解を深める機会を設けることが必要です。
2)ルートのバラエティの拡充:
石灰岩と花崗岩のルートのバラエティを増やすことで、クライマーたちが好みの岩種で登る機会を提供します。これにより、それぞれのグループが自分たちの好みに合った登攀体験を楽しむことができ、争いを回避できる可能性が高まります。
3)コンフリクトマネジメントの導入:
クライミングジムや登山協会などの組織が、コンフリクトマネジメントの専門家を招聘し、若手クライマーと年配クライマーの間の対話や紛争解決のプロセスをサポートします。
中立な第三者の存在は、両者の意見を聴き、建設的な解決策を見つける上で役立つでしょう。
4)相互尊重とエチケットの強化:
若手クライマーと年配クライマーに対して、相互尊重とエチケットの重要性を啓発する取り組みを行います。クライミングエリアでのルールやマナーについての情報を共有し、互いの存在を尊重する文化を醸成することが大切です。
5)メンターシップとパートナーシップの促進:
年配のクライマーが若手クライマーに対してメンターシップを提供し、経験や知識を共有することで、世代間のつながりを深めます。
若手クライマーが年配クライマーの尊敬と指導を受けることで、クライミングコミュニティ内の結束を高め、紛争を解決する一助となるでしょう。
これらの提案は、相互理解や協力を促進することで、若手クライマーと年配クライマーの間の紛争を緩和する可能性を持っています。ただし、具体的な状況や問題の深さによって効果的な対策は異なる場合がありますので、適切な対話と詳細な分析が必要です。
■ コンフリクトマネジメントの専門家
クライミングに関連するコンフリクトマネジメントの専門家は、以下のような特性や能力を持つことが望ましいです。
1)ロッククライミングの知識と経験: コンフリクトマネジメントの専門家は、クライミングに関する十分な知識と経験を持つことが重要です。彼らはクライミングの文化やエチケット、安全性について理解しており、クライマーたちの立場や課題に対して共感することができます。
2)コミュニケーションと対話のスキル: 専門家は優れたコミュニケーション能力を持ち、クライマーたちと効果的に対話することができる必要があります。彼らは各当事者の意見や関心を聴き、双方の要求やニーズを理解し、建設的な対話を促進するスキルを持っています。
3)中立性と客観性: コンフリクトマネジメントの専門家は中立な立場を保ち、公平さと客観性を持つ必要があります。彼らは偏りや個人的な意見にとらわれず、全体の利益を最優先に考えます。
4)問題解決能力と創造性: 専門家は複雑な問題に対して問題解決能力を持ち、創造的な解決策を見つけることができます。彼らはクライミングコミュニティのニーズや要求に適した対策を提案し、持続可能な解決を図ることができます。
5)忍耐強さと柔軟性: コンフリクトの解決には時間と忍耐が必要です。専門家は長期的な視点を持ち、対話や調停プロセスを柔軟に調整することができます。彼らはクライマーたちとの長期的な関係構築を通じて、問題解決と持続的な改善を実現することができます。
これらの特性を持ったコンフリクトマネジメントの専門家は、クライミングコミュニティにおける紛争解決に貢献することができます。
以上の回答は、こちらの動画を参考にして、導き出しました☆
【海外情報】イギリスのライムストーン 岩はダイナミックなメディアである
■クライミングの伝統の権化イギリスでのライムストーンはどうなっているのか?
イギリスのライムストーン(石灰岩)の岩場のトポが発売されたそうだ。
引用記事
https://www.ukclimbing.com/gear/publications/guidebooks/north_wales_limestone_-_the_definitive_guide-15228
購入先
https://www.cordee.co.uk/North-Wales-Limestone-det-1-0-0-19807.html
以下、翻訳ーーーーーーーーーーーー太字当方
アンディ・ブアマンとイアン・カーによる『ノース・ウェールズ・ライムストーン』第2版が出版された: アンディ・ブアマンとイアン・カーが執筆した『The Definitive Guide』の第2版が出版された。10年近く前の原著をベースに、新版ではさらに何百もの最新ルートが追加され、この地域の主要なデスティネーションとしての評判を確固たるものにしている。スティーブ・ロングが紹介する。
私が最初に買ったガイドブックのひとつは、小学生が書いたものだった。今にして思えば、アンディ・ポリットの極めて早熟な文学的幕開けだった。この本がクライミング・ストアの本棚に並んだ直後、クレイグ・イ・フォーウィンへの新年の遠足で親しくなった著者と数歳しか違わない熱心な若手クライマーだった私の想像力をかき立てた。扉絵には、クライマーを凌駕するナイフエッジの舳先に乗り、空を背景にシルエットを描くポリットが描かれていた。新次元」という誤ったラベルが貼られたこの古典的な「サイキック・スレッショルド」のイメージは、40年以上ものあいだ、憧れの象徴として私を悩ませてきた。
ノース・ウェールズ・ライムストーンの表紙 © On Sight publishing
ノース・ウェールズの石灰岩と(A55沿いの他の様々な岩石)についてのガイドブックが本当に必要だろうか?その答えは「イエス」である。たとえ表紙の写真だけであったとしても、この象徴的なイメージをカラーで再解釈し、新たなカメラアングルでこの見事な突端の張り出した真の姿を捉えたものである。
2014年版に記録されたルネッサンスのおかげで、この地域は着実な開発と再整備を続け、世界クラスのスポーツクライミングの目的地へと変貌を遂げた。このガイドブックには、ほとんどのピュアリストを何年も飽きさせないだけのトラッドピッチも記録されている。
全部で約2000のルートが収録され、そのうち約600は新たに追加されたもの。また、多くの老舗ルートのグレードと星も再評価されている。2014年のタフなハードカバーは、どこにでもあるソフトシェルに取って代わられた。これで出版コストが抑えられたのだろう。2014年版に掲載された、本当に悶絶しているあなたの感動的な2ショットは、残念ながら(主に)若いモデルに取って代わられたが、素晴らしいアクション写真が満載だ!
NWL 1 © On Sight publishing
ガイドブックのレビューとクライミングを切り離すのは難しいので、まずは600の追加点から。価値があるのか、それともクズな詰め物なのか?もちろん、他のエリアと同じようにつまらない山もあるが、新しく追加された山の多く(数百)は本当に素晴らしい山だ!
Fedw Fawr地域は何十もの路線を獲得し、それ自体で休暇を過ごす価値のある目的地となっている。ペンメーン・バッハ(Penmaen-bach)の微小花崗岩の採石場と断崖は、いくつかのレベルのクライミングと、いくつかの素晴らしいトラッドルートを獲得した(そして失った)。冬の太陽に向けては、すぐに人気となったトラムステーション・クラッグや、以前は不気味だったマナー・クラッグが最近新しく生まれ変わったように、たくさんの魅力的なクライミング・スポットが追加され、活気を取り戻している。ノーティスボード・クラッグには、熱心なチームを一日中満足させるに十分なクライミング・コースがある。
NWL 4 © On Sight publishing
個人的に好きな開発のひとつは、ほとんどのラインの初登者であるデイブ・ライオンがオームズマン・クラッグをスポーツクライミングの場に変えたことだ。不気味なアザラシの鳴き声が聞こえてくることもある、人里離れたこの場所は、7級から中級のクライマーにとって秋の一日を過ごすのに最高の場所だ。そのすぐ隣には、この地域で最高の6b+のルートの1つを含む、3次元への素晴らしい新しい冒険がある。その上方には、簡単にアクセスできるライトハウス・クラッグス(Lighthouse Crags)が変貌を遂げ、午後の日向や日陰を提供する素晴らしい岩場がいくつもある。 ダイヤモンドはもちろん、7aから上のルートで多くの開発と改修が行われ、世界クラスのクライミング場としての地位を固め、今ではジェムストーン・ハンドラインからアクセスできるハイタイド・スポーツを提供している。スティーブ・マクルーアをブロックしたことで有名なジェムストーン自体も、素晴らしいスポーツクライミングに改造されている(ただし、細い核心部は湿っていることが多いので、頭上の古いピトンがそのまま残っているうちに登ることをお勧めする)。最近レインボー・ウォールが加わったおかげで、トレンチ・ウォールは一見の価値がある。 クレイグ・イ・フォルウィンは素晴らしいクライミングの場であることに変わりはないが、アクセスは大目に見てもらえる程度なので、推奨されるアクセス方法に従い、目立たないように目立たないように心がけてほしい。
NWL 2 © On Sight publishing
さらに足を伸ばせば、モールドの近くにあるパンディ石切り場(Pen y Fron)の5~6級のルートを求めるクライマー向けの岩場もある。
スマホアプリ版の情報を選ぶのが好きなクライマーのために、3年間アクセスできるユニークなコードが書かれたステッカーが謝辞の反対側に挟まっている。新ルートの大当たりが続くにつれて、これがさらに追加されて更新されるかどうかはまだわからないが、現在のところ完成にはほど遠い。登攀にチェックを入れたり、グレードやクオリティなどのクオリティを推薦することができる。個人的には、エントリーが重複するよりも、UKCログブックとリンクしているほうがいい。
NWL 3 © On Sight publishing
本そのものに焦点を当てると、あなたはお金に対して何を得ることができますか?
まず第一に、制作費以上に集まったお金はすべて岩場の開発と改修に還元される。このガイドを購入することは、地元の人たちがスポーツと冒険(ときには同じルートで両方)のためにイギリスのハイライトになりうるといつも知っている岩場の継続的な改良に貢献する、とてもシンプルな方法なのだ。岩場のベータ版のスプレッドシートは、季節のおすすめや日照時間(時計のマークが日照時間の中に暗闇の時間も含まれていることに気づくのに時間がかかったが)など、岩場の質の要約がかなり改善されている。
レイアウトは論理的で、アングルシーからA55に沿って東に向かい、モールドに向かって下っていく。岩場とセクターはクライマーの左から右へと説明されているが、もちろん右からアプローチするものもある。旧版では星の数が少なかったことで有名で、何人かのパーティーがザ・メドウズの岩場を放棄している。ちなみにこの岩場はガイドブックにある数少ない誤りのひとつを主催していた。ガイドに示された2つのアブジールステーション(懸垂支点)のうち、一番西側のステーションが崩壊していたのだ。私たちがこれを発見したのは、降雨と地元のピットブルテリアによる悲しい飛行失敗が重なり、アブジールの撤退と清掃を余儀なくされたためだった。著者のひとりがこのことを話してから1週間もしないうちに、ピカピカの新しいステーションが現れたのだ。
岩はダイナミックなメディアである。この本が発売された後、2つ星のトラッドライン「グレート・コーナー」で最近落石があり、残念ながらこのルートは危険なほど不安定になった。
たとえば、468ページのキャプションで "Over the Rainbow "がオリジナルのグレードを保っていたり、395ページで同じクライマー(快活なロジャー・ベニオン)がジャグのためにストレッチするのではなくランナーを置いているのを、非常に鋭い目が発見するかもしれない。多くの改良点のなかでも、以前はわかりにくかったクレイグ・イ・フォーウィンのマンハッタンエリアがわかりやすく図解され、アクセスポイントのQRコードや、岩場のスケッチマップに分類されたルートの合計が掲載されている。ルートやアブジール(懸垂下降)の長さなどの多くの情報は、ルートの説明に繰り返し記載されるのではなく、トポに組み込まれている。
要するに、この新版は、私がこれまで使ってきたこの地域のガイドに取って代わるにふさわしいものである。
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
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■ 日本では花崗岩vs石灰岩 の主張をぶつけ合って、話がまとまらない段階
これは、UIAAの事務局長であるスティーブ・ロング氏のブックレビューの翻訳です。
現代的なトポにとって必要な要件を洗い出すのに、使えないかなと思って、DeepLにかけてみました。
DeepLにかけるくらいのことは、小学生でも今時、できます。
ーーーーーーーートポ比較ーーーーーーーーーー
英国 vs 日本
・10年で第二版 → 日本百岩場は、もう何十年も同じ内容…
・写真がかっこいい → 日本のトポはほとんど写真がない
・スポーツクライミングの岩場であるが、トラッドもある
→ 日本ではトラッドの岩場はボルトルートであっても、スポーツクライミングのルートとは言えない作りになっていることが多い
・各グレードの人を満足させる豊富なグレード → 日本では岩場ごとにグレードが偏っていることが多い
・UKCログブックとリンク → 飽きさせない工夫がある
・QRコード → 岩場のロケーション
・落、アクセス問題、懸垂支点などの重要情報の記載 → 問い合わせ先すらない
・季節のおすすめ、日照時間 → 日本のトポには、ほとんど書かれていない
・収益は、岩場の保護やアクセス問題の解決に利用される → 個人の懐に入る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
となりました。
いまだに
・トイレ問題と
・駐車場問題
が中心的課題で、アクセス問題をクライマー自らが作り出している段階である日本の岩場とは大違い。
トイレがどことか、どこに駐車しろと言う問題は、レビューにはとりあげられていない。
つまり、それは、すでに周知されているということみたいですね。
■ 日本のクラッギングは世界に比べて遅れている現状
日本のクラッギングが世界に比べて出遅れてしまっているのは、日本のクライミング界の重鎮と扱われていた人たち・・・ この人たちを差し置いてトポを出版したら、睨まれるだろうなぁと言う人たちが、IT弱者だった…という事情が、実は原因にあるのかもしれませんねぇ(遠い目)。
なんか、ITを憎んですらいるみたいな感じですもんね、古いクライマーって。
■ オウンドメディアの入り口に
でも、岩場にWifiは飛んでいないことが自然の岩場で登る良さ=紙のトポはいつでも必要。
紙のトポを入り口に、オウンドメディア(岩場の最新情報を提供する場)、コミュニティメイキング(そこからグレードに意見反映するとか、共同購入するとか共同体運営)に、いざなうのが、良きことと思いますよ。
■ 伝統 = 何も変えない ではない
イギリスと言えば、クライミング発祥の地…慣例と言う名の伝統が、大好きな古い御仁にとっても、イギリスはあこがれの地であるのですから、そのイギリスが発展する先は、日本が発展する先と言って、あながち間違っていることはないのではないでしょうか?
戦後70年だって、日本は何一つ自分たちオリジナルの歴史を作ってきたわけではありません…
逆に、純粋に西洋を後追いしていれば、なかっただろう社会のゆがみを、西洋社会に対する間違った解釈…例えば個人主義…アメリカ人って家族を大事にしていますけど、日本では核家族化が進行…
で日本独特の社会問題を作ってしまった…みたいな感じです。過労死とかもそうですよね。
西洋社会で過労死はないです。滅私奉公の日本にだけ起きる現象。
■ 花崗岩vs石灰岩の対立は不毛
岩場のこれまでの歴史的発展も、日本だけがなぜこうなるのか?みたいな現象…つまり、
花崗岩クライマーと石灰岩クライマーの対立…
が起きていますが、こうしたことはクライミングの進化にとっては、
ブレーキ
で合ってアクセルではないですね。
それも、これも、もともと花崗岩で登っていたオールドクライマーが、石灰岩クライミングの世界へのステップアップをし損ねて、自分よりクライミングを分かっていない若者が自分より登れる世界を受け入れられなかったことが原因なのでは…。
海外で登ったユージさんはじめ、若いクライマーは海外で登れば、その対立…コンプレックスに基づく…が、ちんけなものに感じられるように思うのですけど…。
40代でロッククライミングをスタートした私、程度の入門クライマー(10代がマックスです)であっても、海外で登れば、楽しい…誰も、6Aしか登れない奴!なんて見下したりしません…ので、石灰岩を不必要に避けているオールドクライマーの行動は本来不必要なコンプレックスと思われるのですけど…。
これも、日本男児のメンツに関する何かが、ブロックになっているんじゃないかって思いますが。
登れる奴のほうがえらい!っていうのは、コンペとか、昔のアルパインで誰もが国威発揚に登攀を使っていた事態の名残です。
現代は、みんなクライミングをスタートした時期はいろいろなんだし、身長だって色々なんだし、落ちたときの体の壊れやすさ、もいろいろなんだし… そもそも、クライミングと名誉って切り離されて、普通に趣味として楽しんだらいかが?な時代ですよ。
オレ!オレ!って…肩の力を抜きましょう☆
そうすれば、きっと女性なのに5.12登っている人がいても、ほほえましく観察することができるでしょう…
2023/07/01
【心理学】古い男性像 & 新しい男性像
■ 昔のアルパインクライミング=男性の自己顕示と自己実現の場
で、5.9が登れるだけで褒めてもらえ、俺が登らなければ誰が登る!と、特攻部隊さながらの英雄を気取ることができたのに、今では、子供どころか、その辺の女ですら、クライミングするようになって、しかも俺より登れて、気に食わん、というのが、小〇野で、女性が持てるホールドを、わざとチッピングして、持つことができないように、ルートを改ざんしたことの動機なのではないのかなぁ…。
つまり、標準体型に収まる男性だけ(つまり自分が含まれる)が、そのルートを登れるようにした、ということなんではないかなぁ…
結局、男性の嫉妬。嫉妬と言うか、自分だけが
登れる人
でなくなってしまったこの現代の事情…を原因にした、
女性への(あるいは岩への)八つ当たり…
なんではないですかね?
なんか男性が何もしないでも、えらくてかっこいいという時代ではなくなって気の毒ではありますが、それって女性のせいでもないし、威張りたいなら、いくらでも、能力を伸ばせば、威張れるわけで、自分の能力が相対的に下がっているのは、誰のせいか?というと、
社会のせい
ではなく、
もともとの自分の能力が低いせい
で、これまでの時代が、俺様で済まされていたのは、誰かが犠牲になって、できていないあなたをすごいすごいとほめたたえてくれただけなのではなかったのだろうか?
だんだん社会が進化してきて、俺様が過去のようにできない=悔しい!なんでなんだ?! そうだ、あのホールドが持てるっていうのがいけないんだ!→ 持つことができないようにしちゃえ!
っていうのが、もしチッピングの理由だとしたら???
悪あがきにしか見えないよなぁ…
これって直観の声なのでかなり正しいような気がします。
しかし、男と言うだけであがめてもらえる世界って、男性はそれだけ求めらえるものが多く、そもそも、求められる能力がない男性には、しんどい世界ともいえます。
なので、男社会がなくなって、男らしくではなく、自分らしく生きれる社会のほうが、男であることにみこしに乗ってきた人にとっては、鎧を脱ぐことができて、生きやすい社会になっているはずだけどなぁ…。
みなさんの立場が脅かされる!というのは、幻想ですよ…
バブバブって言いたい人は、バブバブと言っていいよ、私がママになってあげるよ、という人が現れます。
無理して男だ!とやるより、本来バブバブしたい人はバブバブ言っていいよ、って世界のほうが生きやすいはずですよね?
登れないのに、「お前にトップ任せた!」って言われるより、「君はフォローでいいよ」って言われるほうが楽ですよね?
【トップクライマー】格調の高い言葉すぎて、たぶん、小学6年生に分かるように言わないと分からない
■ パタゴニアから声明文
パタゴニアから声明文が出ていた。
ジャンボさんからの文章がこれだ。
https://www.climbing-net.com/general/patagonia_2306/ より引用。
***
クライマーは山や岩に登るべきラインを見いだす。その過程の中で、多かれ少なかれ自然に手を加えることになる。
クライマーのエゴ? でもそのおかげで豊かな 時間を過ごせるし、そのフィールドに対してより 深くコミットできるようになる。
であるならば、そのエゴに対して責任を持とう。フィールドを守るのはもちろんのこと、僕た ち自身のクライミングは未来のクライマーに審判を下されるのだと肝に銘じたい。
想像力を駆使して、五十年後に輝く行動をしよう。クライミングは、時代を超えて同じ喜びを共 有できる唯一無二の存在なのだから。(横山勝丘)
***
■ 小学6年生に分かるように言わないと分からないんですよ…
うーん。 この文章で、意味が分かる人は、たぶん、現代のクライミング界にはいないのではないだろうか?年配のクライマーも含め…。
クライマーは岩場に手をくわえる = ピトンを打ったり、ボルトを打ったりすること
という1対1対応がたぶん、想像力の欠如で発想できない。
・現代クライマーは、ジムクライマーなので、ラインを見出すとか意味が分からない。
・その上、プロテクションを自作するクライミングをまったく知らない。
手を加えることはエゴである= ピトンを打ったり、ボルトを打つことはエゴである
と文意ではなるんだが、たぶん、ここが最大に理解できない。
エゴとはなんだ!開拓して、クライミング界に貢献してやってるんだぞ!俺は!
と真逆の発想をしていそうである。
ならばエゴに責任を持とう=打ったピトンやボルトに責任を持とう!
と文意ではなるが、
ピトンやボルトは自分のために打てば、あとは永久放置してよいと教わったぞ?おれは!
後世のやつは、おまえら、自分で勝手に登れよ、
と思っていそうである。
しかし、ここまで文意を解釈すること、そのものができない人がたぶん9割なので、
ん?何やら格調高い言葉を言っているような感じだが、なんのことだろ?俺わかんね!
で終わってしまっているというのが、結局、現状なのではないだろうか?
AIに分かりやすくリライトしてもらわないと、クライマーには通じません(笑)。
2023/06/29
【トップクライマー】ニュースにしていいレベル感とは?
■ 現代アルパインクライミング
こちらにニュースが来ていましたが…、情報弱者時代が長い方々は、ネットでの情報を見ないので気が付かないのかもしれません。
https://www.climbing-net.com/news/courdegeant_20230628/
《概要》
・第二登
・若い男子 19歳、19歳、20歳
・580mのミックスライン
・ED、M6+/7、WI 4+、5c(5.10a)
これだけ見ても、日本の男子(=大学山岳部)が、どれくらい零落したか?が、分かろうっつーもんだよなぁ。
いや、若い人が頑張っていないっていうのではなく、登山教育の不在がどのような結末になっているか?って話です。
■ ピッチグレードvsルートグレード
日本のクライマーは、ピッチグレード=ルートグレードと混乱しているのだろうか?
なぜなら、40代女性で登攀歴3年で、”ピッチグレードだけなら”、5.10A、WI4なんて、普通、すいすい登れます。
アイスのWI4って、教科書にも書いてありますが、初心者が登れる難易度って意味ですから。私は、M5までは登れるので、M6は難しいなぁとは思いますが、トップロープであれば触れないグレードってわけではないです。アイスピラーは大体WI6ですから。
それでも、自慢になるかと言うと?
なんせ、現代のトップクライマー、つまりアイスコンペの選手たちはD15とかなのです。(DとMはほぼ等価です)
まぁ、D15などは、平地での出来事であり、頂上を目指すアルパインロックのルートではないので、ルートグレードの、EDのほうがおおごとですが…。エクストリームのEと、ディフィクルトのDですよ?勃起不全ではなく(笑)。
阿弥陀北稜のルートグレードは、ヨーロッパグレードでは表せないですが、入門ルート中の入門ルートなんで、RCCIIでルートグレード1級とかでしょう。
なので、仮にヨーロッパグレードに換算したら、Fでしょう。ダントツで。
ーーーーーーーーー
(ヨーロッパ) IFASグレード[ルート・グレード]
F(Facile easy) やさしい
PD(Peu Difficile) not very hard あまり難しくない
AD(Assez Difficile) fairly hard 少し難しい
D(Difficile) hard 難しい
TD(Tres Difficile) very hard かなり難しい
ED(Extremement Difficile) exremely hard 非常に難しい
ED1 ED よりも難しい
ED2 ED1 よりも難しい
ED3 ED2 よりも難しい
例として:
F:急傾斜な登山道、岩場、雪上、氷河(クレバスもある)などで殆んどザイル無しでできるルート。
PD: 所々(4級くらいまでの) 難しい岩場や雪上、氷河、巾の狭い稜線などのあるルート。
AD: かなり難しい(4-5級の) 岩場や 50度以上ある長い雪・氷壁などの真剣なルート。
D:(4-4級以上の) 難しさの持続する岩・氷壁ルート。
ーーーーーーーーhttps://enokido.net/mountain/archives/000252.html より引用
阿弥陀北稜くらいで、遭難とか、白亜スラブくらいで、ロープ上がりません、とか、山の10cでエイド出して2時間半とか…おそらく
目も当てられないレベル低下
って言ってもいいわけなんである。
言いたいことは、レベル低下を自覚して独学に励みましょうってことですよ?
自慢にならない記録を上げて、山が分からない人たちから、すごーい!と言われて、いったい何になるんです?
【ジムクライミング】クライミングジムのアイデンティティ
■ アイデンティティが競争&自己顕示
農業やっていて分かったんですが、団塊の世代以上の人って、ブランディングと自己顕示欲がごっちゃになっていて、俺はすごい!俺のコメはすごい!私は勤勉!私は良妻賢母!をPRすることがブランディングだと思っているみたいなんですよね…。
それ、ブランディングじゃなくて、自己顕示。
すごいか?すごくないか?コメがおいしいか?おいしくないか? あなたが勤勉なのか?良妻賢母なのか?それは、自分ではなく、他者が決めます。
一方、ブランディングというのは、私のアイデンティティはこれです、と決めることです。
アイデンティティには強みも、当然、含まれます。
コーポレートアイデンティティの分野では、自社のアイデンティティを確立することが、よけいなことにリソースを割かなくてよくなるので、大事なことだということになっていますが…日本では、農業経営体でも、ファーム・アイデンティティ、ということが最近言われ始めているようです。昨日雑誌で読みました。
今まで、アイデンティティ不在の農業をしていたから、JAのいう通りになっていたと思うのでいいことだと思うのですが…。
アイデンティティを自分で定めないと、JAが言うとおりにする、ということになり、農薬をいっぱい使って肥料もいっぱい使って、農薬と肥料とトラクターでの刈り取りしやすさに合うように品種改良された作物を作ります、というアイデンティティになります。
一方、何が良い農業なのか?人間の食物を作るとはどういうことか?と考えれば、草も刈りません、土も耕しません、肥料も農薬もやりません、それに耐える作物しか収穫しませんというアイデンティティもあります。
■ アイデンティティは行動で示される
アイデンティティと言っても、それは行動で示されるものです。
で、クライミングジム淘汰の時代、お客の要求だけを聞いていては、振り回されるジム、と言うことになります。
大体、クライミング界で起こっていることは、確固としたポリシー、アイデンティティと言うものがないために、競争、に振り回されているということです。
その傍証が山の荒廃、アクセス問題。
スポーツクライミングでの競技に、振り回されることに終始したこの40年…のために、日本のアルパインクライミングは、廃れ、山野井さん以降はギリギリボーイズの方くらいしかアルパインを理解している人がいない… ギンちゃん最近頑張っているようでしたが… 辺クラのけんじり君とかもいるか。
しかし、大衆レベルで見るとレベル低下も著しく、40代でスタートした私がソロで登れるようなところですら、遭難者を出しているような判断力しかつけられていない若者たちのアルパイン。事例としては阿弥陀北稜です。
一般大衆レベルで見ると、アルパインクライミングって40年、時が停止しており、そして、技術レベルの衰退具合は、40年前の人と比べても低下が著しいみたいでした。
男のプライド?のためか、そのことすら、ひそひそと声を潜めて語られなければならないことのようでした…。
さて、クライミングジムも アイデンティティを作りましょう、ということです。
参考になるひな型
■ クライミング入門者がクライミングジムを選ぶ基準とは?
- 有名クライマーの存在はMUSTではない
- 楽しい以外でどれだけの要素があるのか?
- 楽しいのは当たり前
■ クライミング入門者に響く12のスペック
1)課題の状況=分かりやすさ
2)ジムオーナーの顔
3)課題を楽しむための一工夫
4)常連の様子
5)マイノリティーへの配慮
6)細やかな段階設定 同じ5級でも難しいのと易しいのありますよねぇ? +、-をつける
7)店内がおしゃれかどうか?清潔かどうか?
ジム運営やる気あるの?みたいな部室みたいに不潔なジムは今時流行らない
8)ジムの物語
例えば、アクティバみたいな?どうしてこのジムを作ったのか?創始者の物語
9)どのような課題なのか? リード、ボルダー、何か外岩を登れることを模している?
10)どのようなクライマーに合うのか?外岩やらない人向けなのか?コンペ向きなのか?
11)足自由課題、足フィックス課題
レディス課題とか作ってくれているジムがあるけど、大体私は足自由に勝手にしてます。なんせジムの課題って自分でホールドやフットスタンスを見つける能力が欠如するのが欠点なんで。
12)感情移入
良い思い出があるジムには、特別な思い=感情移入があります。ホームの岩場と同じです。感情移入できる場が多ければ多いほど、人生は豊かになります。
2023/06/28
【アクセス問題】岩場のルールは守ろう!なぜなら、長年の努力が、パーになるから。
2023/06/27
こういう風に指導しましょう事例
暗記なしのハードプッシュではなく、自分でリスク管理して登る。実例。
https://allnevery.blogspot.com/2022/03/blog-post_47.html
今後協力したい分野
https://allnevery.blogspot.com/2023/01/blog-post_68.html
【ベストセレクション】人気記事のまとめ 九州の実情は日本の実情?
トップ1) 機能不全家族状態の九州クライミング
九州のクライミング教育がゼロであることは事実です。しかし、それを何とかする責任が、私のような若輩者にあるとは、どうしても考えられないです。だれがこのような状況にしたのか、責任がある人は、お給金付きの手当をもらってふんぞり返っているような気がするのですが…気のせいですかね?
トップ2)4年の総括…九州クライミングの実情
4年の参与観察の結果のまとめ。もうほんと、あと少しで殺される手前でした(笑)。
九州って、沢ですらボルトで、その状態を本人たちは「スポーツルートみたいな沢のルート」と信じているんですよ? 365日水がかかるところにある異種金属のボルトで登る行為=ロシアンルーレットみたいなルートです…
誤解が著しい九州でのクライミング理解。指導者がそのような理解をしています。だから、トンデモクライミングばかりになるんだろうと…。
親が赤信号を大真面目に青信号だとわたっていれば、子供は親が正しいと思っているので、無邪気にそれを追随します。
トップ3)クライマーにできていない正見リスト
23個上げてありますが、もっとありそうですよねぇ… 動くものに道標つけてどーする?とか。
ローカル自治体に内緒でボルト打って、「60年の歴史ある山岳会です!我々を知らないとはモグリです!」と威張るとか(笑)。中身と外づらが体をなしていない、九州。
自己主張だけ立派で中身が伴っていないのでは、遠慮目に言っても、いや、正確に言えば、名誉に値するとは言えない。立派だったのは、きっと60年前の当時のクライマーでいまのではないんでしょう…。こっそりボルト抜いていましたよねぇ?
トップ4)限られたパイ幻想
クライミングジムの大量発生で、ジム業界に起きていることのルポ。
教えないほうがクライマーのためになると考えるクライミングジムは、閉店→淘汰の憂き目にある。
昨今、きちんとしたクライミング教育を受けたクライマーがやっているジムのほうが閉店する。
後発のジムはビジネスと割り切り、荒稼ぎしているので、インドアジムで登れるだけで、一人前のクライマーと言えるクライミング理解をしていない若者が、大量生産されて、その人たちもクライマーと呼ばれている。
登山者が登山しているすべての人を指すのと同じだ。今では、”登山客”、と呼ばれて、主体性のない登山者であることを名称により、示唆されている。
さしづめ、現代ジムクライマーは、いわゆる”クライマー”ではなく、”にわかクライマー”、”ジムクライマー”くらいな、別の名称を与えないことには、外の岩場で、クライミングの歴史を積み上げてきた、まともなクライマーと混同されると、たった一人の愚か者のために、何十年と積み上げた業界全体の努力が一日で白紙に帰す、という困った羽目になると思われる。
”クライミング客”、とか、にわかクライマーには付けるべきだろう。こちら側とあちら側の壁を全く超えてこない、受身で、ただ楽しむだけの人たちである。
別に楽しむことが悪いとは言っていないが。言葉は悪いが、一番ぴったりくるのは、”意識低い系クライマー”。
例としては、公共の岩場でノーマットで登り、路駐が下手で苦情を作り、うんこ紙に火をつけて、山火事を起こし、ナイトボルダリングで奇声を上げ、終了点にあるカラビナを、「ねぇねぇ持って帰ろうよ、みんなで山分けしようよ」という人たちで、だれも来ないから登攀禁止の岩場で登ってもいいと思っている。
2)現代クライマーのレベル感=お粗末系です