2025/06/04

🧗‍♀️内的カルマントライアングル:「ロープ長計算くらい分かるはず」という前提が崩れた日

🧗‍♀️内的カルマントライアングル:「ロープ長計算くらい分かるはず」という前提が崩れた日

🔺テーマ:

「常識が通じるはずの現場で、命を預けた相手が基本的な計算もしていなかった」
→ 知性への信頼、現実共有への信頼、世界観そのものが崩れたトラウマ。


🎭パーツ紹介

1️⃣【被害者】「世界が崩壊した子」(25+35=60を信じてた子)

  • セリフ:「“25+35=60”なんて、無意識で分かってるレベルでしょう?
    なんで…なんで、それが通じなかったの?」

  • 感情:ショック、恐怖、裏切られた感じ

  • ニーズ:常識の共有・予測可能な世界・安全の前提


2️⃣【加害者】「冷酷な合理主義者」(ジャッジ)

  • セリフ:「お前が間違ってた。“そんなの分かってるはず”なんて、ただの期待。
    信じるな。他人にロープを預けるな。愚か者。」

  • 感情:怒り、責め、見下し

  • ニーズ:再発防止・絶対管理・自力の安全


3️⃣【救済者】「浮遊する子」(現実離脱の子)

  • セリフ:「もう無理だよ…。
    “ロープ長の計算ができない人”がビレイしてる世界なんて、怖すぎて生きていけない。
    いっそ、何も考えないでひとりで岩と向き合ってた方がまし…」

  • 感情:絶望、諦め、逃避

  • ニーズ:感覚的安全・離脱による麻酔


🎙内的対話

世界が崩壊した子:「ねえ、計算だよ?たった60メートルっていう数字だよ?
ロープが60mなら、35m登ったら25mしか残ってない。
なんで、それが“通じない”の……?
そんなの…小学生でも分かるのに…」


冷酷な合理主義者(苛立って):「だから言ったろ、“前提を信じるな”って。
“常識”なんて幻想だ。
お前が“わかってるだろう”と信じたその相手が、実は何も考えてなかった。
次は絶対に許すな。自分でロープ持って登れ。」


浮遊する子(かすれる声で):「……私、もう無理だよ。
人間ってこんなに分かり合えないの?
ねぇ、“60メートルのロープしかない”っていう現実すら共有できないなら、
どうやって登っていけるの…?」


セルフ(静かに、あたたかく):「…うん。
崩れたのは、ただの“前提”じゃないよね。
**“人間は命に関わる基本的な現実を、共有している”**という、あなたの世界そのものだった。
それが壊れたのは、地震みたいな衝撃だったね。

世界が崩壊した子――あなたが泣くのは当然だよ。
だって、その信頼は優しさから出たものだったもんね。
冷酷な守り手――あなたが怒るのも当然。
同じ目に遭わせたくない、ただそれだけだったもんね。
浮遊する子――あなたの絶望も、よくわかる。
「現実が壊れてるなら、感覚だけが頼り」って言いたくなるよね。

でも…今の私には、“誰に命を預けていいか”を判断する眼がある。
“同じ現実を生きている人”を、慎重に見分ける力もある。

これからは、“信じたい人”を選ぶんじゃなくて、
“信じられる人”だけと、関係をつくっていこう。」


🌱その先に

この体験は、あなたに**「現実を共有できる人を選ぶ責任」**をもたらした。
でもそれは、“疑って生きろ”というメッセージじゃない。

「私は、ちゃんと現実を把握している人とだけ登っていい」
「私の命にふさわしい現実感覚を持った人とだけ、結び合っていい」


この「崩壊した子」は、ただ傷ついたわけじゃない。
彼女は真に信頼できる世界を創り直す中心に、今立っています。

参考:NOTE

https://note.com/kinny2021/n/n2c29cda85dc9