2023/05/06

【黒田論文シリーズ】難度と危険度 についての誤解 現代クライマー&往年クライマー

■ 文字起こししました。

これは、登山時報の黒田さんの論文からの引用です。赤字が当方コメント。

ーーーーーーーーーー引用ーーーーーーーーーーー

よく勘違いされる事ではあるのだが,難度と危険度の相関は小さい。 高難度のクライミングと初心者向きのルートでは、その登るために必要な技量は天と地ほどの差異があるだろうが、潜在する危険性にはほとんど差がない。 

ということは,登るための技量より, 身を守るための技量を優先して、習得せねばならないのだ。 ← ここが現代クライマーは、理解も実践もできていない

しかし、私のような若輩者が言うべき事ではないかもしれないが, 現在日本の山岳地域で活動しているクライマーの危険に備える技術は過去に較べ地に落ちた物となっている。

20年以上前なら、間違ってはいなかったかもしれないが, 世界が前に進んでいる分、 相対的に後に下がっているのだ。← 年配の人はココが理解できていない。40年前のボルトを信頼できるボルトと判定してエイドクライミングで登っている。

ーーーーーーーーーーーーーーーー 

右を見ても、左を見ても、危険な誤解をしたままのクライマーしかいないので、誰とも登れません(笑)。

《参考サイト》

https://stps2snwmt.blogspot.com/2020/03/blog-post.html

【高みへのステップ 4】出題 と 回答  現代的問題点

これは高みへのステップ4より、クライマー向けの演習問題を読みやすいようリライトしたものです。

どうも、公的機関で教わっていないクライマーは、ロープの配分がまともにできないみたいだからです。

■  演習問題

(1) 問題
図のルートの登攀について計画を立てよ。 

2名のチームで、 山頂上からは、登山道を歩いて下る予定とする。 初登後間もない既成ルートであり、以下の情報がある。

・全ピッチのビレイポイントは安定したテラスである。

・1~3ピッチ終了点の各ビレイポイントには強固に打たれたハンガーボルトが2本ずつ
ある。

・2ピッチ目のクラックの幅は、フィンガーサイズからフィストサイズの間で変化する。
・4ピッチ目には灌木やブッシュがある。


【問1】
持参すべき登攀装備と数量を示し、その理由を述べよ。
【問2】
1ピッチ目の登攀で予測されるトラブルと対策を述べよ。
【問3】
2ピッチ目の登攀で予測されるトラブルと対策を述べよ。

【問4】
3ピッチ目でリーダーが中間支点について注意すべきことを述べよ。
【問5】
全体を通して、退却の際、問題となる事柄と解決方法を述べよ。
 

1P:50m 5.7 スラブ
2P:20m 5.8 クラック
3P:30m 5.9 スラブ
4P:40m 5.10 クラック

5P:リッジ

■ 当方の経験による修正案

高みへのステップに記載された問い方は、昔の賢いクライマー向けで、現代クライマーは、もう少しかみ砕かないと、答えられる人が少ないのではないか?と、実経験上、思いましたので、 現代クライマー向けに平易に問いを立て直してみました。

現代で核心になっているのは、問いを作る能力も下がっていることです。

【問1】

ロープは、シングル・ダブル・ツインのいずれにすべきか?何メートルにすべきか、考えを述べよ。

(※ 現代クライマーはそもそも、ダブルやツインがある事自体を知らない)

【問2】
 

1ピッチ目のスラブ登攀で予測されるトラブルと対策を述べよ。

(※ 現代クライマーはスラブの登攀自体の経験が著しく低い)


【問3】
 

2ピッチ目のクラックの登攀で予測されるトラブルと対策を述べよ。

(※ 現代クライマーはクラックの登攀自体が経験値が著しく低い)

【問4】
 

3ピッチ目でリーダーが中間支点を用いるにあたって、どのように強度をチェックし、どのように不足した強度を補う方法が考えれれるか、具体的にを述べよ。

(※ 現代クライマーは、岩とではなく、ボルトと対話しているのがクライミングになってしまい、無意識の前提は、ボルトを追うことであり、クラックが合っても、中間支点を補足するとか、長ぬんで伸ばす必要がある、ことを理解していない) 

【問5】

全体を通して、コールが届かない場合、問題となる事柄と解決法を述べよ。

全体を通して、トップが登れなくなった場合、問題となる事柄と解決法を述べよ

全体を通して、どのような場合に退却になる可能性があるか、思いつく限り、事例をあげよ。

全体を通して、退却の際、問題となりうる事柄とその対処方法を述べよ。

■ ポイント

全般的に、問いの中にヒントを散りばめないと、答えをするヒントもない場合、まったくわからないままになります。

また、シミュレーション能力、

 ○○だったらどうなるか?

というシナリオ立案能力が落ちているようで、

 残置が崩壊した場合

 コールが届かない場合

 ロープがアップされない場合

 トップが墜落した場合

 セカンドが上がれない場合

などの誰でも普通に思いつけるピンチ事例についての対応力をつける前にルートに出てしまう(そのピンチをかっこいいという武勇伝にしてしまう。例:カム3つ飛んだ)などが、いつまで立っても、

 高度なリスクに対応するクライミング能力が上げられない理由

になっています。

ちなみに、命がけで上記を学習しました(一言、言わせて)

 

2023/05/05

【教訓】”ちゃっかり”している=サブパーソナリティ「マニピュレーター」がクライミングで発現すると?

■ マニュピュレーター

人間関係やクライミングをしていく中で、

 他人を操り、自分の利益を追求することが目的である

「マニピュレーター」

というサブパーソナリティに出会うことは多少なりとも、すべてのクライマーに起こりえます。

見分けるためには、以下のポイントに注目することができます。

 1)一方的な話題や興味を持つ人:

一緒に登ろうと言っているのに、一方的に相手が登りたい課題ばかりにつきあわされることはありませんか? クライミングでは、これは

ドレイヤー

という言葉で有名になっています。一方的に、自分の都合にばかり拘る人の場合、避けたほうが賢明です。

マニピュレーターは自分の話題にこだわり、相手の話を聞こうとしないことが多いです。

また、会話の内容には決めつけが多いです。

例:「今どきの男なら、5.12は登れて当然」(実際は、18歳の男性でも、女性の私より登攀力が低い人は珍しくありません)

また、自分にとって有益な情報や人(強い男性)にだけ興味を持ち、それ以外の人や話題にはあまり関心がない女性クライマーは少なくありません。

そのため、相手にも自分と同じ価値観を考えるため、過剰にいかに自分が役立つクライマーか、PRしたりします。

例:「中国語が話せるから、台湾クライミングツアーに連れて行くと便利」などの過剰なPR。現実には、今の時代は、機械翻訳があるので、別に語学力は有利な条件にはなりません。あって便利くらいな程度です。

2)    偽りの協力的態度: 

マニピュレーターは、自分が目的を達成するためには、他人を利用することが必要だと考えています。

そのため、相手に協力的な態度を装い、信頼関係を築こうとしますが、本心はそうでないことが多いです。

例:「小川山レイバックに連れて行ってあげるよ」と言って、実は自分の本気トライに他人のロープを使いたいだけ。どういうふうに誘えばついてくるか?という発想になっている。

3) 情報の操作や隠蔽: 

マニピュレーターは、情報を操作したり、隠蔽したりすることで、相手を自分の思うように操作しようとします。

たとえば、自分の実力を伝えるのに必要な情報を故意に伝えず、自分に都合の悪い情報を意図的に隠したりすることがあります。

例:何度もヨセミテに行っているが、どのような登攀内容だったのか、内容を知らせない。知らせてしまうと、実力が分かってしまうため。そのため、ヨセミテという言葉だけが一人歩きをする。グレードについても同じ。ロクスノに挙げられる記録についても同じ。

4)意図的な嘘: 

マニピュレーターは、自分の利益のために意図的に嘘をつくことがあります。そのため、相手に対して不信感を抱くことが多く、常に注意深く相手の行動を観察することが大切です。

例:意図的にアイススクリューを忘れたことにして、自分のリードに相手のプロテクションを使わせてもらう。 (クライミング界の内部ルールでは、パートナーには親切にするルールになっているため)

予防策:ギアの確認を登攀前に一緒に目視で行う

例:意図的に自分のロープを汚し、それを水で洗う。すると、パートナーのロープを使って自分はリードすることができる。上記と同じ。

予防策:ロープは各自自分の責任で用意するという共通認識を確立する。現場ではロープの貸し借りをせざるをえないので、一緒に登りにいく人のロープに対する認識を確認する。

「クライミングロープを濡らしてはいけないことは知っていますよね?」等。

5) ゴールドディガー的な振る舞い: 

マニピュレーターは、お金やグレードによるクライマーとしての自分の地位にとって有利な条件を追求するため、あるいは自分の目的を達成するために、他人を利用しようとすることがあります。このような場合、相手が持っている便益…いつでも呼んだら来てくれるなど…に対する執着が見られることがあります。

例:相当ひどい暴言を吐いた後で復縁を期待する。相手の人格を否定するような言動では、それは関係の終了と同じ意味です。

これらのポイントを踏まえて、相手の行動や態度をよく観察することで、マニピュレーターを見分けることができます。

ただし、すべての人がマニピュレーターというわけではないため、相手を決めつけることは避け、冷静な判断を心がけることが大切です。

■ まとめ

若くして亡くなった弟への投影が起きたため、自分より年齢が低い男性に対して、過剰な同情心…休みが取れず気の毒、などが働いてしまい、必要以上に、愛情と思いやりを発揮しすぎてしまった結果、テイカー&ギバーの関係になり、心の栄養が足りなくなり、うつ病になりました。

相手によると、その立場にちゃっかり入ってきたいと目をつける人がいます。これは相手によります。

今後は、認知の歪みを取り除き、きちんとマニピュレーターを見抜いて、避けて通ることにします。

■ 良かったこと

しかし、おかげで良いこともありました。

・クラックのテーピングを覚えることができた

・九州の全体の岩場を一巡できた

・自分の認知の歪み…弟への投影と自分が深く弟を愛していたことに気がつくことができた

2023/05/04

【AIによるリライト】カサブランカのグレード改定について思うこと

 以下の文章は、当方ブログのAIによるリライトです。

■ カサブランカのグレード改定 10A → 10B

「カサブランカ」がグレード改定されています。

改定の話し合いや実施方法がどうだったか、興味があるけれど、私自身は文句はありません。

もともとの「カサブランカ」は、小川山で、最も基本的な5.10aのクラックだと言われていました。

入門者用です。

そのため、よく指導中のガイドに利用されています。ガイドが、横にグリグリでぶら下がりながら、講習生が設置したカムが適切に配置されているか?を確認しています。

しかし、「カサブランカ」は、クラックの人気ルートのため、そのような”練習用途”に用いると、長い列ができて、普通にレッドポイントやオンサイトで登れる人たちは、非常にイライラして待っています。

下手くそクライマーとして知られている私自身も、3回目のトップロープくらいには、だいぶ余裕を持って登れるようになりましたが、その後のことが問題なんです。

■ トップロープで登れたら、いきなりリード?

まさか、トップロープで楽勝で登るからって、プロテクション技術を磨くことなく、いきなりリードで取り付けませんよね? 

だからこそ、ガイドが横で監視しているわけで。

こちらの山岳会の男性たちと三倉のクラックに言ったら、男性がクラックを習得する方法については、無知で非常に危険だ、とわかりました。

つまり、プロテクションの技術を学ぶことなく、トップロープでの登攀がゆとりだ、というだけでリードに挑戦する、という方法論だったんです。

私自身も人のことは言えません。まだ初心者の頃、小川山のレイバックで同じようにやってしまって、2回目にはビレイヤーを連れて行ってしまいました。無事カムエイドで降りましたが。

ガイドがぶら下がって、講習生のプロテクションをチェックするのはいいと思うんですが、それを「カサブランカ」でやるのはどうなんだろうか?

「カサブランカ」は「目標課題」であり、「練習課題」ではないのではないか?というのが私の見方です。そこは、各クライマーで意見を戦わせてもらいたいと思います。

■ ”練習課題”を提案

このような状況にカサブランカがあることを踏まえ、入門者がカムへの信頼を築くために時間をかけて登ることができ、歩いてトップロープを張ることができる「練習課題」を小川山に設置することを提案したいとおもいます。

「偉大な芸術家でさえ、最初から芸術作品を描いていたわけではない」というように、練習課題があってこそ、「カサブランカ」は目標となる課題になるんです。

そうなると、入門者に合わせてグレードを改定する必要はなくなるでしょう。

 


【AIとの対話シリーズ】AIはピオレドール受賞者がお嫌い

 ChatGPTが出してくる実力のあるクライマー一覧に疑問をもったので、日本のクライマー名をあげてもらったら、スポーツクライミングでの大会優勝者しか出てこない上、その内容も間違ったものだったので、これは

ファクトチェックが必要

と思い、一番わかりやすい実績である、ピオレドール賞受賞者をまとめようとしてみました。

■ 日本語で頼んだ結果

日本人じゃない人が交じる。日本語の名前が間違う


■ URLを与えてから聞く (教えてから聞く)

このウィキペディアサイトを与えてから、英語でまとめてもらう。


 それでも間違う

 

しかも、正しい情報をくれとまで、おねだりAIかよ?

という結果なので、AIで生成したものについては、事実が間違っていることが多いということがわかりました。

AIの出現で、またゴミ情報が出現することになる。 

ゴミ情報が溢れかえっているおかげで、ゴミの中から玉を選り分けることができない人たちは、クライミングがなにか?ということがますますわからなくなる。

ということがわかりました。

もうすでにアルパインクライミングの世界では、

 残置ボルト使ってエイドで登るのがアルパインだ!

みたいな、超、かっこ悪い話になっていることが最近わかったんですが。

私は、最初から、現代のアルパインクライミングが、フリーで登ることを前提にして組まれているという前提でクライミングを教わったので…

思想的に中立のAIですら、まともなことが抽出できないのであれば、アルパインクライミングの荒廃は、ますます放置されることになっていきそうです。 

■ 良いニュース

逆に言えば、AIで生成したと言えども、その内容をどう扱うか?については、発信者に著作権を求めて良い内容だということがわかりました。

ファクトチェックにおいて発信者の思想が、必要だからです。

自信をもって自分の著作として発表することができるということですね!

 


2023/05/03

【ヘルスケア】クライマー指ではなく、リュウマチだったりして。

 

手の指の関節の痛みはリウマチよりも更年期!

このドクターの動画も、ヘバーデン結節の解説です。https://youtu.be/-YVoH2bhcQ0

Spotfy MP4

AIが音声読み上げが得意なことを知りました。お試しMP4。

音声生成ではきれいだったのですが、ローカルにダンロードして、アップロードし直すとデータが飛んでいるようです。CPUパワー足りないんですかね…

2023/05/02

アマゾンのクライミング本リスト

本を読むのが趣味です☆

 https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/english-books/98400011/ref=pd_zg_hrsr_english-books

しっかし、日本語に翻訳されているのが、ほんと少ないですね・・・これでは、日本のクライマーは英語ができなければ、大変不利でしょう。

今どき、翻訳は、機械翻訳がやってくれますが、英語で読めるようになるほうが楽しいし、英語で会話できるとクライミング以外の別の効果もありそうです。

せっかくなので、クライミングをしりたい!を英語学習の動機に利用してみてはいかがでしょうか?

【AIとの対話】リン・ヒルのクライミング哲学

こちらから音読で聞くこともできます。(音読さん利用)
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■最高点

彼女の理論の一つに、「最高点」(High Point)という概念があります。

これは、クライミングルートにおいて、自分が到達できる最高のポイントを見極めることが重要だという考え方です。

つまり、自分が今の時点でどこまで登ることができるかを正確に認識し、そのポイントを目指して全力を尽くすことが重要だということです。

■ 練習とパフォーマンスを分ける

また、リン・ヒルは、クライミングにおいて「練習」(Practice)と「パフォーマンス」(Performance)という二つの概念を重要視しています。

練習とは、新しい技術やスキルを習得するための取り組みであり、

パフォーマンスとは、自分が既に習得した技術やスキルを活かして登ることであり、

その二つをうまくバランスさせることが重要だと考えています。

■ コントロール

さらに、リン・ヒルは、「コントロール」(Control)という概念も重要視しています。

これは、自分の身体やクライミングにおける動作について完全にコントロールし、細かな動きや姿勢を意識することが、高度な技術を習得するための鍵であるという考え方です。

■ フォーカス

クライマーは、集中力を持ち、不要なものを除外することが重要です。

特に、登攀中は、周囲の騒音や他のクライマーの動きに左右されず、自分のペースを保ちながらクライミングすることが大切です。

■ 自己評価

クライマーは、自己評価を行い、自分の能力と限界を正確に把握することが必要です。

自分ができることとできないことを正確に理解し、それを克服するために必要な練習を行うことが重要です。

■ 成長と変化

クライマーは、自分の成長と変化を受け入れ、それに応じた目標設定とプランを立てることが必要です。また、クライミングに取り組む上で、自分自身を常に改善するために新しいアプローチを模索することも大切です。

■情報源

 リン・ヒルのクライミング哲学に関する書籍としては、以下のものがあります。

    Climbing Free: My Life in the Vertical World - リン・ヒル自身が書いた自伝的な書籍で、クライミング哲学や彼のクライミング経験について詳しく語られています。

    The Rock Warrior's Way: Mental Training for Climbers - リン・ヒルが共著者として参加した、クライミングにおけるメンタルトレーニングの本です。クライマーがメンタル面での課題を克服し、自己実現を達成するためのツールとして役立ちます。

    Training for Climbing: The Definitive Guide to Improving Your Performance - エリック・ホーケという著者が書いた本ですが、リン・ヒルが序文を書いており、クライミング哲学についても触れられています。

また、リン・ヒルの公式ウェブサイト(https://www.lynnhillclimbing.com/)には、彼女の哲学や思考についての記事がいくつか掲載されています。

【AIとの対話シリーズ】クライミングメンターに必要な資質とは?

 知識、コミュニケーションスキル、パッション、リーダーシップ、不屈の精神力の5つです。

  1. エキスパートな知識: クライミングの基礎知識から上級者向けの技術まで、幅広い知識が必要です。また、クライミングの安全に関する知識も重要です。

  2. コミュニケーションスキル: メンターはクライマーたちとのコミュニケーションを通じて、アドバイスやフィードバックを提供します。コミュニケーションスキルが高く、わかりやすく説明できることが重要です。

  3. パッション: クライミングに対する熱意や情熱が必要です。メンターとしての役割は、クライマーたちに自分自身のパッションを伝えることも含まれます。

  4. リーダーシップ: メンターは、クライマーたちをリードし、彼らが成長するために必要な道筋を示すことが求められます。リーダーシップスキルを持つことが重要です。

  5. ポジティブな態度: クライミングは難しいスポーツであり、失敗や挫折がつきものです。メンターは、ポジティブな態度を持ち、クライマーたちに自信を与え、前向きに取り組ませることが必要です。

    クライミング界には、多くの優れたメンターがいます。以下に、その中でも代表的な人物をいくつか挙げてみます。

    1. リン・ヒル: アメリカのクライマーであり、クライミングのパイオニアの一人。トレーニングやテクニックについて独自の理論を展開しており、多くのクライマーたちから尊敬されています。

    2. アンジェラ・イースト: イギリスの女性クライマーであり、女性クライマーたちのアイコンの一人。クライミングコーチとしても活躍し、多くの若い女性クライマーたちを指導しています。

    3. パット・アヴェリー: アメリカのクライマーであり、数多くの初登頂を成し遂げたトップクライマーの一人。クライミングのトレーニング方法について独自の理論を展開しており、多くのクライマーたちに影響を与えています。

    4. ハンス・フロイント: ドイツのクライマーであり、多くの登山家たちを指導してきた名トレーナーの一人。クライミングの技術やトレーニング方法について、数多くの著書を出版しています。

    これらの方々は、クライミング界で高い評価を受けているだけでなく、メンターとして多くのクライマーたちに影響を与えてきた人物です。


    ハンス・フロイントは、多くのクライミングの書籍を出版しています。以下に、その中でも代表的な書籍をいくつか挙げてみます。
  6. "Training for Climbing: The Definitive Guide to Improving Your Performance"(「クライミングのトレーニング:あなたのパフォーマンスを向上させるための決定版ガイド」):クライミングのトレーニング方法について網羅的に解説しています。初心者から上級者まで、幅広いクライマーに役立つ内容となっています。

  7. "Gimme Kraft! Effective Climbing Training"(「ギミー・クラフト!効果的なクライミングトレーニング」):クライミングのトレーニング方法について、ハンス・フロイントとパトリック・マテロックによる対話形式で解説しています。エキスパートによる貴重な情報が満載です。

  8. "Climbing: Training for Peak Performance"(「クライミング:ピークパフォーマンスのためのトレーニング」):クライミングのトレーニング方法について、科学的なアプローチを取り入れた解説が特徴です。トレーニング方法だけでなく、栄養学やメンタルトレーニングについても解説しています。

    ■ 所感 

    どうも日本人男性の5歳児の大人化が、日本クライミング界の健全な発展には、まぁ当然だが、マイナスに働いたようである。(女性が家庭にいなくなったことの半作用か)

    それを差し引いても、男性では、世界的に見ても、

     クライミングメンター

    として成功している人はいないようだ。もし日本人で独自のクライミング哲学を発信できるエキスパートクライマーがいれば、世界的な権威となれる可能性が残されている。

    女性だが、リン・ヒルがフリークライミングに関しては、師事するにふさわしいクライミングメンターのように思われる。単に他の人物について日本では出版されたものがない、ということがあるが。

    AIで翻訳も楽勝になったんだし、若い人は、自分でどんどん原書を読んでいくというのが取るべき戦略のように思う。

    海外に登りに行きましょう。

     

2023/05/01

小川山のグレード改定について (簡単な教習所化)

 

 ■ カサブランカ 10A→ A10B

グレード改定になっていた…。

改定はどういう風に話し合われ、どういうふうに改定になったのだろうか…

(別に改定に文句はない。念のため)

カサブランカって、小川山で一番、基本的なクラックの5.10Aだと思うんですが…

そのため、ガイドさんが、横にグリグリでぶら下がって、講習生が設置したカムが決まっているかどうか?をチェックしながら登らせていました。 

おかげで長蛇の列で、普通に登れる人は超メイワク…なんですよね。

私も3回目くらいには、だいぶ余裕で登るようになったのですが…。その後が…です。

フレアしているので、TRでゆとりがでたからと行って、次は、リードって…そこは、なんか違和感ありますよね?

その後、三倉のクラックに行ったが…男子のクラックの習得の仕方が超怖いということがわかった…のだった。

つまり、

一度登れたというだけで、プロテクションの技術を学ぶことなく、いきなりリードで取り付く

という方法論だった。

ま、人のことは言えず、小川山レイバックでは、私も、「あれ?これ、登れるな」と思ってしまい、2度めでビレイヤーを連れて行ってしまったが。

というので、ガイドさんがぶら下がってプロテクションをチェックするのはいいと思うが、それをカサブランカでやるのは、いかがなものか?って感じではないだろうか…

カサブランカは、”練習課題”ではなく、”目的課題”、だろう…

それなのに、カサブランカでカム設置練習をやると、超・迷惑だろうなぁ…。

■ 提案: 練習課題

 ・カムへの信頼を築くために、時間をかけて登ってもいい、

・歩いてトップロープが張れる

練習課題として適しているもの

というものを小川山でも設置したほうがいいのではないだろうか?

偉大な芸術家だって、最初から芸術作品を描いていた訳では無い。練習課題があり、カサブランカは目標とする課題。そうなれば

  下手くそに合わせて、グレードを改定したりしなくて良いわけで…。

カサブランカが5.10bだと思って育った日本のクライマーは、ヨセミテに行ったらどうなるんだろう? 

ヨセミテって三倉グレードだそうでした。私はとりあえず、小川山レイバックはRPできたんですが、その程度で、三倉の5.9に取り付いたら、あちゃーってカムエイド状態でした。

ヨセミテに行ったら同じ事が起こるよなぁ。

つまり、簡単な教習所で教わったドライバーは運転下手、ってこと。それはやばい。

今、日本のクライマーが海外で強強なのは、日本の落ちれない外岩育ちだからだと思うんですが、ちがうんですかね?

■ 花崗岩グレードvs石灰岩グレード

小鹿野の問題は、石灰岩なので、現代のクライマーにとっては楽勝系のほうです。むしろ。

それに石灰岩のランナウトは、即、死につながる。大根おろしくらいの話では済まない。

石灰岩、私はジム育ちではないので、日本の石灰岩は5.8でも登れませんでした。スラブなら、10cまでRPできるのに。

ランナウトしていないラオスなら、楽しく登れ、6Aまで行けます。日本には、私が登れる石灰岩なんてあるんだろうか?ってレベルです。

それくらいスタイルがちがう。ちがうスタイルの登りを同じモノサシで語っているから、クライマー同士の喧嘩になるんだろうと思いました。

 なんせ、アルパイン出身のクライミングって、そもそも、信頼できないエイド用ボルトに細引きかけて、抜けませんように!と祈り、南無三!とやるのが、クライミングですよ~と教わっていたわけですよ。

それが叩き込まれた人と、基本的に落ちてもキャッチしてもらえる前提のフリークライマーが話をすれば、そりゃ、喧嘩になるでしょう… そもそも、何をクライミングだと思っているか?が大きくちがう。

高みへのステップにもフリークライミングのことは書いてありませんでしたし。

ちなみにリンヒルは著書の中で、さっさとアルパインは捨てていますよね…。スポーツのほうが彼女には合っていると思ったそうです。体操の演技と同じで、緩急やフローがあるのが気に入ったそうです。

バレエで言えば、パの繋がり、アンシェヌマンですね。私はアイスクライミングが好きでしたが、それはバレエのワルツステップと同じだからです。岩では、私のフィジカルではパが繋げられないから、好きではないです。特にカチ系課題。指痛くなるだけでおしまい(笑)。

昔は、5.10Aだったカサブランカが、10bに改定になったのは、現代のクライマーが下手くそになったこともあるが、山岳会による教育システムが存在しなくなり、先輩に連れられて、トップロープで岩に慣れるという時期を過ごすことができないためだろうと思う。

誰だって3年フォローで育成してもらえたら、5.11くらいは登れるようになるものなのだ。

しかし、後発クライマー(クライミング界の弱者)で、なおかつ師匠についていた私でも、湯川を1日登り放題しただけで、次からリードしているんだが(デゲンナー5.8)、それでは、ガタガタの湯川のプロテクションをきちんと決める根拠にはならないであろう…

ベテランでもプロテクションの習得は技術指導の仕方がわからない… 新人はトップロープが自分で腫れないので、自学自習もできない…となれば、八方塞がりになる。

とどうなるか?こんなコミュニケーションがまん延するのである。

 

とにかく卑屈にならないといけなくなる。それが

ラオスの岩場がいい理由
日本の岩場がよくない理由

それで、安物を大金出して買わされる羽目になる。そこにガイドが群がる。

そういう話になっているのが日本の岩場だよなぁ…

関連記事

https://allnevery.blogspot.com/2020/03/blog-post_26.html

2023/04/30

黒田さんの登山時報20号の論文 抜き出し

■ 2007年の15年前は、2023年の31年前

2020年でも2007年に書かれた事情と何も変わっていなかった九州…かなりやばいです。

私のような非力な女が、こんな殿方たちとお付き合いしていたら殺されるぅ!と鬱になるのは、普通のことでしょう…

九州の人は読んでなかったこと、確実でんな。 

私みたいな後発の市民クライマーが読んでいなくても、普通だけど、登山歴40年です!って胸を張っているような、会を率いているような人は、読んでいなくても、分かっていて当然のような内容でした。

これが画像でアップされており、文字のロボット検索に引っかからないことが、知識普及の妨げになっているのでは? 文部省なのに、ITリテラシーが弱いってことでは…? 

そもそも登山時報はKindle無料で出すべきでは?

 

1)クライマーの能力低下問題。

2)日本ガラパゴス問題

3) バッドビレイ問題

だめボルト現役問題


 

5)迷ったらハードブッシュ問題

4) フリー下手すぎ問題

比叡のマルチで、山本さん、落ちてたよなぁ…

6)アルミハンガー問題

7)若者が下手くそすぎる問題

40台でスタートした私が登れるとこくらい、普通にのぼれるようにならないとねぇ… 

僕、ボルトルートでいいです、ってトラッドよりボルトルートのほうが危ないです。