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2023/05/05

【教訓】”ちゃっかり”している=サブパーソナリティ「マニピュレーター」がクライミングで発現すると?

■ マニュピュレーター

人間関係やクライミングをしていく中で、

 他人を操り、自分の利益を追求することが目的である

「マニピュレーター」

というサブパーソナリティに出会うことは多少なりとも、すべてのクライマーに起こりえます。

見分けるためには、以下のポイントに注目することができます。

 1)一方的な話題や興味を持つ人:

一緒に登ろうと言っているのに、一方的に相手が登りたい課題ばかりにつきあわされることはありませんか? クライミングでは、これは

ドレイヤー

という言葉で有名になっています。一方的に、自分の都合にばかり拘る人の場合、避けたほうが賢明です。

マニピュレーターは自分の話題にこだわり、相手の話を聞こうとしないことが多いです。

また、会話の内容には決めつけが多いです。

例:「今どきの男なら、5.12は登れて当然」(実際は、18歳の男性でも、女性の私より登攀力が低い人は珍しくありません)

また、自分にとって有益な情報や人(強い男性)にだけ興味を持ち、それ以外の人や話題にはあまり関心がない女性クライマーは少なくありません。

そのため、相手にも自分と同じ価値観を考えるため、過剰にいかに自分が役立つクライマーか、PRしたりします。

例:「中国語が話せるから、台湾クライミングツアーに連れて行くと便利」などの過剰なPR。現実には、今の時代は、機械翻訳があるので、別に語学力は有利な条件にはなりません。あって便利くらいな程度です。

2)    偽りの協力的態度: 

マニピュレーターは、自分が目的を達成するためには、他人を利用することが必要だと考えています。

そのため、相手に協力的な態度を装い、信頼関係を築こうとしますが、本心はそうでないことが多いです。

例:「小川山レイバックに連れて行ってあげるよ」と言って、実は自分の本気トライに他人のロープを使いたいだけ。どういうふうに誘えばついてくるか?という発想になっている。

3) 情報の操作や隠蔽: 

マニピュレーターは、情報を操作したり、隠蔽したりすることで、相手を自分の思うように操作しようとします。

たとえば、自分の実力を伝えるのに必要な情報を故意に伝えず、自分に都合の悪い情報を意図的に隠したりすることがあります。

例:何度もヨセミテに行っているが、どのような登攀内容だったのか、内容を知らせない。知らせてしまうと、実力が分かってしまうため。そのため、ヨセミテという言葉だけが一人歩きをする。グレードについても同じ。ロクスノに挙げられる記録についても同じ。

4)意図的な嘘: 

マニピュレーターは、自分の利益のために意図的に嘘をつくことがあります。そのため、相手に対して不信感を抱くことが多く、常に注意深く相手の行動を観察することが大切です。

例:意図的にアイススクリューを忘れたことにして、自分のリードに相手のプロテクションを使わせてもらう。 (クライミング界の内部ルールでは、パートナーには親切にするルールになっているため)

予防策:ギアの確認を登攀前に一緒に目視で行う

例:意図的に自分のロープを汚し、それを水で洗う。すると、パートナーのロープを使って自分はリードすることができる。上記と同じ。

予防策:ロープは各自自分の責任で用意するという共通認識を確立する。現場ではロープの貸し借りをせざるをえないので、一緒に登りにいく人のロープに対する認識を確認する。

「クライミングロープを濡らしてはいけないことは知っていますよね?」等。

5) ゴールドディガー的な振る舞い: 

マニピュレーターは、お金やグレードによるクライマーとしての自分の地位にとって有利な条件を追求するため、あるいは自分の目的を達成するために、他人を利用しようとすることがあります。このような場合、相手が持っている便益…いつでも呼んだら来てくれるなど…に対する執着が見られることがあります。

例:相当ひどい暴言を吐いた後で復縁を期待する。相手の人格を否定するような言動では、それは関係の終了と同じ意味です。

これらのポイントを踏まえて、相手の行動や態度をよく観察することで、マニピュレーターを見分けることができます。

ただし、すべての人がマニピュレーターというわけではないため、相手を決めつけることは避け、冷静な判断を心がけることが大切です。

■ まとめ

若くして亡くなった弟への投影が起きたため、自分より年齢が低い男性に対して、過剰な同情心…休みが取れず気の毒、などが働いてしまい、必要以上に、愛情と思いやりを発揮しすぎてしまった結果、テイカー&ギバーの関係になり、心の栄養が足りなくなり、うつ病になりました。

相手によると、その立場にちゃっかり入ってきたいと目をつける人がいます。これは相手によります。

今後は、認知の歪みを取り除き、きちんとマニピュレーターを見抜いて、避けて通ることにします。

■ 良かったこと

しかし、おかげで良いこともありました。

・クラックのテーピングを覚えることができた

・九州の全体の岩場を一巡できた

・自分の認知の歪み…弟への投影と自分が深く弟を愛していたことに気がつくことができた