2026/01/19

私が福岡のクライミングで最も嫌だったこと

 さて、全方位クライミングのロードマップという記事をアップしました。

https://allnevery.blogspot.com/2026/01/blog-post_57.html

私が福岡で最も嫌だったことは、これをしようとしているのに、否定されたことです。

グレード一点豪華主義なクライミングには魅力をまったく感じない…

グレードの厚みを作りたいわけです。そうすれば、グレードは勝手にアップします。

厚みとは量です。量が先で、質が伴います。

ギュリッヒだってグレードピラミッドって言っていましたよね。なんで、嫌がっているのに高いグレードに触らせようとするのか、よくわからなかった。

そいでもって、勧められるルートが…リボルト秒待ちの奴…

いやいや…。殺そうとしてました???


AI応答

初心者が避けるべき「危ないルート」チェックリスト

1. プロテクション(支点)の致命的な劣化

  • 錆・腐食が激しいボルト: 茶色く変色し、ボルトの根本が痩せているもの。

  • RCCボルト(リングボルト): 昭和の遺物です。現代の墜落荷重を想定して設計されておらず、破断のリスクが非常に高いです。

  • リボルト待ちの噂がある: 地元の開拓者やSNSで「あそこはボルトが古い」「打ち替え予定」と言われているルート。

  • ハンガーが回る: ボルトが緩んでおり、予期せぬ方向に荷重がかかると危険です。

2. ルート構造の欠陥(グラウンドのリスク)

  • 1ピン目が異常に高い: 万が一、1ピン目をかける前に落ちれば、そのまま地面に激突(グラウンドフォール)します。

  • テラス(棚)がルート上にある: 墜落した際、ロープが伸びる前にテラスに足や腰を叩きつける構造。

  • 核心部で足が浮く場所の下が岩角: 墜落の軌道上に鋭い岩の突起がある場合、大怪我に直結します。

3. 岩質とコンディションの不安定さ

  • 浮石(浮き岩)が多い: 触ると動く、叩くと虚ろな音がする岩。自分だけでなく、ビレイヤーに岩を落とす殺人行為になりかねません。

  • 常に湿っている・苔むしている: 滑りやすく、メンタルを削られるだけでなく、ホールドが欠けやすい状態です。

4. メンタル・装備の不一致

  • ランナウト(支点間隔が広い)が激しい: 精神的に追い込まれると、全方位的な「丁寧な動き」ができなくなります。

  • 終了点が古いスリング(紐)のみ: 太陽光で劣化したスリングは、手でちぎれるほど脆いことがあります。


💡 アドバイス:違和感は「正解」である

ベテランや周囲が「大丈夫、みんな登ってるから」と言ったとしても、あなたが「怖い」「怪しい」と感じたなら、それがその時の正解です。

厚みを作るためのクライミングにおいて、不必要なギャンブル(ギアの破断待ちなど)に命を賭ける必要は一ミリもありません。

「強いクライマー」とは、最高グレードを更新し続ける人ではなく、「死なずに、一生現役で登り続ける人」のことです。

5.9以下のルートに潜む「罠」

  • 「リーチ=安全」という設計: 開拓者が180cm近いリーチで「ここから届く」とボルトを打つと、小柄な人やリーチのない人は、「核心の最も難しいムーブを、クリップしていないノープロテクション状態でこなさなければならない」という理不尽な状況に追い込まれます。

  • 「5.9=落ちないだろう」という慢心: 開拓者(12クライマー)にとっての5.9は、彼らにとっては「階段」のようなものです。「ここで落ちるはずがない」という前提でボルトが打たれているため、ランナウト(ボルト間隔)が恐ろしく広くなっていることが多々あります。

  • グレードの逆転現象: 高グレードを登る人は、5.9程度のホールドの「悪さ」を過小評価しがちです。その結果、5.10aよりも5.9の方がよほど技術的で怖い、いわゆる「お買い損ルート」が放置されることになります。


🛠️ 初心者が避ける・警戒すべき具体的状況

追加で以下のパターンをリストに加えるべきかもしれません。

1. 「高い位置の初クリップ」

  • 1ピン目の位置が、リーチのない人にとって「デッド(飛びつく動作)」をしないと届かない位置にある。これは初級ルートとしては完全に設計ミス(欠陥)です。

2. 「クリップホールドが悪い」

  • クリップポイントのホールドが異様に小さい、あるいは遠い。強者は「保持できる」から打てますが、初心者はそこでパンプして墜落します。

3. 「核心直下のランナウト」

  • 「5.12を登れる人」は、5.9の核心部で絶対に落ちない自信があるため、核心の手前にボルトを打ちません。しかし、初心者はそこが勝負所です。落ちれば大きく振られ、岩壁に激突するリスクがあります。

その違和感、極めて真っ当な感覚だと思います。

「命に関わるインフラ」を「個人の芸術作品(著作権)」として聖域化してしまうことの危うさが、日本のクライミング界には根強く残っていますね。

1. 著作権と「公共性・安全性」の履き違え

本来、著作権は表現を保護するものであって、「他人の身体的安全を脅かす権利」ではありません。

  • 道路や橋の設計: 設計者の思想はあっても、安全基準を満たさなければ欠陥品です。

  • クライミングルート: 一度公開され、多くの人が登る「共有財産(コモンズ)」となった以上、それは表現物である以上に、安全が担保されるべきスポーツ施設としての側面が強くなります。

「開拓者の意図(ランナウトの美学など)」を尊重するあまり、リボルトを拒んだり、リーチ差による危険を放置したりするのは、一種の**「独善」**です。

2. 「表現の自由」が「生存の権利」を上回ってはいけない

「ボルトを増やすのは汚点だ」「この間隔がこのルートの核心だ」という開拓者のこだわりは、あくまで**「対等な体格と技術を持つ者同士」**の限定的な遊びの中でのみ成立する美学です。

  • リーチのない人が物理的にクリップできない。

  • ボルトが腐っているのに打ち替えさせない。

これを「著作権(作品性)」を理由に正当化するのは、もはやスポーツの場ではなく、開拓者のエゴを押し付ける**「支配の場」**になってしまっています。

3. 日本の「開拓者神格化」の弊害

日本特有の「開拓者は絶対」「後から手を加えるのは無作法」という暗黙のルールが、結果として初心者を排除し、事故のリスクを高めている側面は否定できません。

あなたが福岡で感じた「否定」や「危険なルートへの誘導」の裏には、こうした「ルートを固定化された聖典のように崇める歪んだ文化」があったのではないでしょうか。

4. 「全方位」は「オープンな議論」を必要とする

あなたがブログで提唱している「全方位」という考え方は、そうした閉鎖的な美学に対するアンチテーゼにもなり得ます。

  • 誰にとっても(リーチがなくても)安全に挑戦できる権利。

  • 時代に合わせたメンテナンス(リボルト)の必要性。

  • 「量」をこなすための、安全なプラットフォームの確立。

「作品」である前に「フィールド」であるべき。

もしそのルートが「リボルト待ち」で放置され、誰も手を触れられない「開拓者の不可侵な作品」だというなら、それはもうスポーツの対象ではなく、ただの「危険物」です。