2019/08/12

2019夏のクライミング遠征 前半 ストリームサイドでグランドフォール

■ AirB

2019年夏のクライミング遠征は、私の大阪のマンションを空にする用事から、スタートしました。

大阪のマンションは皮肉なものです… 初めての海外遠征でのラオスでは、たくさんのヨーロッパ人クライマーが自宅をAirBに貸し出し、そのお金を遠征費用に充てて、クライミングに来ていました。私も使っていない自宅があったので、そのことを話すとAirBを勧められました。

しかし、帰国後すぐはアイスクライミングに忙しく、大阪の家をAirB仕様に整える時間は取れず。その後、福岡転勤になってすぐに頑張りましたし、師匠も、買い物などで助けてくれたりしましたが、すぐに大阪では、民泊が禁止になってしまい、せっかく入れた家具類が一度も本格的に使用される前に、不要になってしまいました。その分のお金を遠征にかけていたら…(涙)です。

今回はその不要になった布団類を処分するために来ました。新品の式布団、掛け布団、人間をダメにするソファなどを積んで、大阪から長野まで師匠が走ってくれました。

青ちゃんの自宅はクライマーが良く泊まっていくので、その際の布団に提供ということです。

荷物で後ろが見えない高速道路を6時間運転で疲れました。

■8月2日 お魚釣り

出発初日は大峰で、大きなアマゴがかかる場所があるということで、お魚釣りに行きました。なんと!行って5秒で私の竿にアマゴがかかりました(笑)。

これは!というので、大いに期待したのですが、その後は、意外に低調で、3時間ほど釣ってトータル12匹。サイズも、大きいのは1匹だけでした。途中で日が差してきたので、お魚に釣り人がバレてしまうんですよね。


朝3時起き4時集合だったため、入渓3時間後の12時ごろには疲れてきてしまい、運転もあることだし、というので、欲張らずに帰ってきました。

仮眠で温泉に立ち寄りましたが、食事と仮眠だけで温泉には入らず。思うのですが、日本の道の駅も、仮眠できる畳敷きの間と座布団、竹の枕を置いてくれたら助かるのかもしれません。

この日は私は2年ぶりのお魚釣りでしたが、あまり釣りを忘れておらず、意外に釣れたのでうれしかったです。3匹しか釣っていませんが、3匹逃して、1匹は20cm以上の大きめのをもう陸に上げるくらいで逃したので、悔しかった…。

お魚はトレードみたいだと思いました。ありとあらゆる小さな淵や小さな流れにもお魚はいます。つまり、トレードチャンスはあります。ただ取れるお魚が小さい、つまりPipsが小さいというだけです。

大きいお魚を手にするには、それなりの技術と魚の習性や川の流れ、天候、人の影、水量、時間帯など、それなりに知識の深さが必要です。それもトレードにそっくりで、大きな利益をあげようとしたら、深い理解と度胸も必要です。人間的器がお魚の大きさ(笑)?一面の真理です。私は、提灯釣りしかできないので、まだそういう釣りで釣れるお魚専門です(笑)。

■ 8月3日(土) レスト

高速道路の料金節約で、12時を超えてから料金所を通過したかったので、夜中の2時長野着。もう、ついたとたんにすべてを投げ出して睡眠です。

しかし、習慣で朝は早起き。この日はレスト日にし、私の用事である、古民家の物件見学に行きました。この件は、また別に書くことにします。


■ 8月4日 (日) 小川山 ストリームサイド&リバーバンク

この日は、日曜で、上の駐車場は、もう一杯なのは明らかなので、下の無料駐車場へ停められ、私が行ったことがあるストリームサイドとリバーバンクを案内しました。

去年、九州で会った地元熊本の後輩18歳新人君を連れてリバーバンクへ行ったのですが、登れそうだなーと思った課題を登らなかったので、ちょっと心残りがありました。その子はビレイはしっかりしている子でしたが、どれくらい彼に甘えていいのか?よく分からなかったんですね。お姉さんとしては。というか、もはや母子くらいの年齢差ですが!

ストリームサイドは、LoveorNothingという課題が、実はぬんがけリードで、去年登れており、今年はマスターで行けるんじゃないか?という甘い期待がありました。

アップは奥の一級掃除師への道5.10Aが、実際には5.9くらいな感じで易しいと知っていました。

青ちゃんの朝の運転は、なぜか大荒れで、ぐおん!ぐおん!と大ブレの、いつも以上に車酔いしそうなハイスピード運転で、私はあまりのやる気にびっくりしたのでしたが…、よっぽど暑い大阪にうんざりしていたのかな~と思ったりしていました…、後で判明しましたが、エナジードリンクで躁鬱状態みたいでした…(汗)。

ストリームサイドへ着くと、一言目「濡れてる」。

あーあ、です。しかし、ストリームサイドは2階建てなので、上の階はいいかもしれないので上がってみます。

私の目的のLoveorNothingは、核心部の3ピッチ目の後で濡れていました…(><)。私は、一目見て、これは私のマスターリードはないな、と思いました…去年も結構シビアな核心部だったんです… 

ところが、青ちゃん、超やる気。ほかのアップ用の課題を見ようともせず、このLoveorNothingを凝視しています… えー、アップしないの~と思いましたが、そこはアルパインクライマー、最初からアップではなく、アップアップがお好みなのです…(笑)。

まぁ、当然のように青ちゃんリード。そして、3ピン目でテンション。そりゃ、そうだよなー、と思いました。だってスタンスがもともとないのに、岩壁が濡れているので、スメアしようにも…、なんです。レイバックで上がっていくのですが、去年は乾いていたので、レイバックはしなかったよなぁと思いました。

その後、私はトップロープで行ったのですが、ノーテンで抜けました。が、やはり、濡れているので、怖くて、リードだと、落ちそうというメンタルで、進めなくなると思います…。固まるかなぁ。

まぁ、そんなことを言っているから、”クライマーとして、まだまだだ”、と言うことになるのです。が、迷ったら弱気、というのが、今の実力相応の態度であるかもしれず…。そのバランスのとり方は、どうしたらいいのか?実のところ、自分でも、どう試行錯誤を重ねたらいいのか?よく分からないんです。

以前の私は、”迷ったら強気”戦略を取っていたのですが、そうすると、喘息になったり、墜落で止めてもらえず、頭を縫うことになったり、なんてことないところで転がり落ちたり、と自分が思っている自分の能力は、実は等身大ではなく、私は実力を過信…大きく見積もっているのではないか?という疑いが濃厚。

しかし、周りの人から、「これ、リードできるんじゃない?」と言われる課題は、私にはそう感じられない課題だったりして、周囲の私への評価は、さらに大きそうな? 客観的な自分の力が、どこにあるのか?正確なところがつかめていない状態です。

というので、弱気戦略でいますが…、濡れて悪くても、これリードで取りついてよかったのかなぁ? 

青ちゃんが行ってくれたので、ぬんがけリードでもよかったのかもですが…。落ちても3ピン目だし…。でも、ここのピンってあんまりよくないって、何かのトポに書いてあったような? ああ、悩ましい。このような条件のとき、どう意思決定するか?というのは、アドバイスが欲しいところです。

さて、看板ルートも終わったので、上げたロープで何か登りたいところですが、両隣の課題は、なんと12b。

なので、1本頑張ってみましたが、まったく歯がたたず。

ロープを抜いて、奥の10Aをやることにしました。私はこれはマスターでリードできました。同じ10Aとは思えない簡単さでした。スタートが少し怖いので、ビレイヤーはセルフが必要です。

■ ソロクライミングでのグランドフォール

このロープで隣の12cを青ちゃんがやっているときに、事件が起きました…。

ソロで登っていたオジサンが、私たちがやったLoveorNothingの核心部で墜落…。私は青ちゃんをビレイ中でしたが、方角が同じなので、すべての一部始終を見ることができました...。 ロープのテンションが来たとすれば、地面スレスレです。オジサンは、お尻から落ちたと思いました。

さっき、オジサンは、右奥にある10cを同じ形でリードしていたのに…。すぐに「大丈夫?」と声を掛けましたが、うん、という感じでした。でも、墜落直後って、アドレナリンで、大丈夫じゃなくても、歩けちゃったりしますよね???

私も岸良の岩場で肉離れした足で、3本、登ちゃったんですよね。もっと別の声がけができなかったものか?と今になって思います。

一体、どうしたらよかったのかなぁ…。オジサンはしばらく休憩していましたが、その後、岩場から姿がなくなりました。こちらに声もかけてくださらなかったので、消息不明。ザックもロープも広げたままでした…。

以前、四阿屋の岩場で、同じスタイルのグランドフォールに居合わせたときは、パートナーの方が私たちパーティに回収を依頼してきたし、墜落者はすぐに病院へ行きました。念のためで、仲間に担いでもらっていたと思います。

こういう危急時に、どういうアクションを取ればよいのか…?

ベテランの青ちゃんは、「ソロクライミングするくらいの人は自分で分かっているよ」「腰を冷やしにでも行ったのかな」という意見でした。

その後、私たちは、もう乾いているかなということで、下の段に移動し、マリリン5.9をリード。これは出だしが核心で、やっぱり私は一本目のピンが、私の身長では掛けられない配置でした…。青ちゃんは普通にかけれたので、かけてもらいました。

極小スタンスに私は乗らないといけませんが、普通の人は乗らなくて掛けれる。ということは、その極小スタンスに乗るムーブは、5.9ではないと思うので、ボルダリングのシットスタートが難しいのと同じ原理で、この課題は、私にとっては5.9じゃないと思うのですが…。

とはいえ、1ピン目が遠い課題でも、その遠さも含めて、5.9という課題もあるはずで、安全になってしまえば、5.8となる、というタイプの課題もあると思います。そこら辺の切り分けを、誰かきちんとしてくれないかなぁと思ったりします。

マリリンは、私には5.10c、青ちゃんみたいに大きい人は、5.9でした。私は下の核心部は、ムーブは5.10cだけど、プリクリップにしたのでグレード格下げし、上の普通のマスターリードもいれて、5.10Aってところです(笑)。プリクリなしのマスターで行けば、核心前にクリップがないので、10cにしたいです(笑)。

さて、下の段は濡れ濡れで登れないので、エリア移動で、リバーバンクへ。ちょっと遡行すると出てきます。

■ リバーバンク

リバーバンクでは、前に登りたかった★みっつ課題をマスターで登りました。

テプラ5.9ですが、立木をバックステップにして使ったので、立木を使うと5.8かな。トップロープにして、ムーブを解決してみましたが、岩だけを伝うと、少し怖いトラバースです。トラバースしないなら、一旦下がって直上するので、少しトリッキーです。

青ちゃんは隣のチコリータ10dをやりたくなってしまい、取りついたのですが、手首の怪我悪化してしまいました…。私は見るからに足がなく、アームパワーでのカンテルートだったので、絶対に無理と分かっていたので、取りつきませんでした。

その後、お隣の秋の訪れ5.10A…これも前に見たとき、やりたかった…をマスターでやって、本日のクライミングはお終い。

秋の訪れのほうが、テプラより易しかった。

■ 堰堤

後は上の堰堤で渡渉して終わりですが、トイレもあれば、テン場もありました。ここは、ひっそり無料宿泊ができるのかも?

小川山は、前から駐車場代とテント泊代がかかる岩場ですが、山梨の人は日帰りで、テント泊することは少ないです。

500円もかかることになってしまったので、無料のストリームサイドとリバーバンクは価値が上がったような気がしてしまいました。

ボルトはいいのかなぁ…。去年調べたブログで、ボルトがイマイチと書いてあった記憶があり、それだけが心配ですね。

この日は、グランドフォールしたおじさんのことが気にかかり、今一つクライミングには、気持ちが入らない日でした。

まぁ、長距離運転の疲れもあるので、そこそこで終わる日という認識でした。明日からお客さんが見えるので、その準備もあるため、早めに切り上げて帰りました。

おじさん、ご無事でありますように。

ストリームサイド

リバーバンク









2019/07/25

クライミングの価値とは何か?の研究

■ 達成感だけではないクライミング

頑張ることは、もちろん、それだけで尊いのですが、もし、クライミングの価値が、

記録達成

だけにあるとしたら? 

現実は、10000人クライマーがいたら、5.15を登れるクライマーは、1人くらいなので、残りの9999人がやっていることは、価値がないこと、となってしまいます。

もちろん、5.15から、5.16へと羽ばたくクライマーは、クライマー界の星、スターですが、誰もがなれるわけじゃないから、輝くのがスター。

では?ほかにどんな価値があるか?と言われると…

■ プロセス

プロセスを大事にする、ということは、とても良く言われます。 努力が必要なので、そのプロセスを味わうということですね。

プロセスを大事にする、ということは、Be Here Now の同義語です。今を味わうということです。

簡単に言えば、楽しいクライミングをする、楽しくなるようにクライミングする、ということです。

■ 仲間意識や人との絆

他に仲間意識と言うことも言われます。私は、人との絆という言い方をしています。

クライミングが思いやりでスタートする活動になるべきだということです。例えば、どこかのルートを登りたい人にはビレイヤーが必要でしょう。

その人のために行ってあげれば、それは思いやりの山です。後ろを歩いてくれる先輩が良い先輩だ、とよく言います。

■ 思い出

良いことも悪い事も起こりますが、それが、のちに思い起こせるような、良い思い出となることは、死ぬ瞬間にいくつも、思い出せることが増えるということで、良いことのような?

たとえ、死ぬほどビビったとしても(笑)。

■ 友人が広がること

クライミングをしなければ、知ることがなかったような友人を得たり…

■ 行く場所が広がること

クライミングをしなければ、行くことがなかったようなところに行ったり…

ラオスなんて、私の辞書にはない場所でした(笑)。龍洞もです(笑)。

■ 人間的成長

クライミングは命がかかる活動なので、短気=損気です。じっくり取り組む必要があり、人間的な成長を促します。特に男子。

…と以上が、私が、クライミングしていてよかったなと思うことです。

■ 長年一つの外国の岩場を愛すること
 
が、最近、こんな言葉を聞くことになり、長年の国際的なクライミングで、

歴史や真の国際交流

と言うものがあるのかな?と思うようになりました。

これは、師匠の青ちゃんのセリフです。

日韓関係が大丈夫ですか?という問い合わせに対して…

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嫌な思いをする事があるかも知れません。
でも本来の日韓関係はそうではありません。
一部の為政者が煽る反日感情に踊らされる事なく、本来の日韓関係や山仲間の関係を続けたいと思います。
また良識ある韓国人が大半である事は間違いありません。
また日本人もね。
確かに抑圧された歴史があり、反日感情だけでなく韓国自国民にさえ深い怨みがある様です。40年韓国通って感じている事ですが、その怨みの反面、日本人には少ない熱い信頼を祈る様な…そんな人達が多い様です。
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”人種へ対する偏見を乗り越える”

”気に入った国に通い続けることで、その国や人を深く理解する”

ということがあるのかもしれません。もちろん、クライミングに限らず、通い続ける、関わり続けることで、そういうことは、他の活動でも起こりうることだと思いますが…。

しかし、一般に、韓国に限らず、ある国について、長い間通い続ける、というような機会がある仕事についている日本人は、とても数的に少ないでしょう…。

ならば、数における優位は、とても得れそうにない、一般市民ですら、こうした機会が得れる貴重な活動と言えるのかもしれませんよね。

そして、一つの岩場を深く愛することがない場合、そこに通い続ける動機に欠けます… ので、よっぽど岩場が気に入らないことには、一つの国に40年も通い続けます?続けませんよね?

あとは、苦手の克服。

お人柄を考えると、とても、国際派とは思えませんが、それでも毎年行ったとしたら、苦手意識を上回る好き!という気持ちがあったということですよね?

ということで、

一つの外国と特別に親しくなることで、その人の人生を文化的に豊かにする、と思います。

クライミングが無かったら、絶対にやらなかったことがその人の人生に起きている、ということを垣間見る、機会でした。

こうして築いてきた資産が、社会の変化やリタイヤによって、失われるのはさみしいな、と言う思いがあります。




2019/07/24

インスボン リンク集

コードウィルキルリッジ
http://peponisan.blog18.fc2.com/blog-category-14.html

インスリッジ
http://iorirokuya.blog59.fc2.com/blog-entry-496.html
https://hositotakibi.amebaownd.com/posts/6351537

シュイナードB
https://yama-to-damashii.outdoor.cc/201406ins/ins.html
https://blog.goo.ne.jp/kuoutdoor/e/1393cc11985406c7aef53a84f0009d99
https://hositotakibi.amebaownd.com/posts/6351510

医大ルート
http://chamonixclub.com/kiroku/1206insbon.html

https://blog.goo.ne.jp/movefukuoka/e/96fa233f873c1b49db91fc88db2e613d

クローニーキル
http://ubealpine.fc2web.com/17houkoku/3-insbon.htm
http://enokido.net/mountain/archives/000707.html

女情ルート 
http://enokido.net/mountain/archives/000703.html

ピジョンルート
http://cczoo.blog19.fc2.com/blog-date-201005.html

廣瀬ガイドのサイト
http://www.glafis.com/hirose/insbong/access.html

ピナクルの記録
http://www.pinnacle-mountain.jp/hp/report/2015/20150419,22-insubon.pdf

http://fuuro.main.jp/2015/05/24/1335/

http://zettkeikanakurikuri.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/post-59c0.html

http://www.eva.hi-ho.ne.jp/osamu-u/insubong_060503/insubong.html

2019年の記録
http://funclimbing.net/?p=12259
http://blog.livedoor.jp/donguriyamanokai052/archives/51973403.html
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1838320.html

2014年の事故情報
http://everest.cocolog-nifty.com/gassan/2014/03/post-b914.html

韓国の山 ルート情報あり
http://irubonkun.web.fc2.com/kr/mount/climbing/bukhan_index.htm

ソロで行ったつわもの
https://rsf2.blogspot.com/2014/03/blog-post_29.html

アイスのクライミングジム
https://montura.jp/blog/%E4%BB%81%E5%AF%BF%E5%B3%B0/

ソラクサン
http://www.glafis.com/hirose/blog/?p=2338
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g317129-d775854-Reviews-Seoraksan_National_Park-Sokcho_Gangwon_do.html

アイス
http://blog.livedoor.jp/climbing2-goforit/archives/56665353.html
http://www.glafis.com/hirose/blog/?p=599

落石事故
http://everest.cocolog-nifty.com/gassan/2014/03/post-b914.html

2019/07/22

Ogawayama a Climbing Guide

I could not find a proper Ogawayama climbing guide that I can send to my climber friends abroad so I think I should write some here.

1) Where is Ogawayama?

It's in Nagano Prefecture, in Kanto.  NOT in Tokyo. Tokyo is a maga city, it's huge and there are houses and houses...endlessly.  Think of Tokyo, a sort of Asian version of NY.  Although Tokyo has some smaller crags, like Okutama, most climbers in Tokyo metropolitan area, prefers to go to Ogawayama.

2) What is Ogawayama?

Ogawayama is considered a mecca in free climbing in Japan.

So the visitors in Japan has to pick up the only one place in Japan to climb, I would suggest it is Ogawayama.

http://w2.avis.ne.jp/~mawarime/access_map.htm

Mawarime Taira Camp site in Kawakami village is where you want to go ultimately.  The station name  is "Shinano Kawakami".

3) OK, how do I get there?

There is several ways to get there.

Most popular is to get there by car from Tokyo, by car share. The negative side is car traffic jam. Like most big city, Tokyo's traffic jam is very bad, you can end up spending more time in car than in climbing itself. If there is not much traffic, from Tokyo to Ogawayama is 3.5 hours to 4 hours.  This option is good for local residents but most costly for visitors and probably very stressful.

To solve this problem, many people choose to get on a train.  Train you will have two choices.  To get there by Yamanashi side or Saku side.

To get there from Yamanashi side, you will have to get on Chuou Line (JR train). Chuo line has, express train called Azusa and if you get on Azusa, you can save time. Many student climbers prefer to pay less, spend time more on train, that case cost is relatively low, like half.

You will have to get off Kobuchi sawa JR station then transfer to Koumi Line, the go to Shinano Kawakami Station.

The problem is Koumi line is not so frequent enough... there will be a train  in a hour, so it will not be time efficient. So many people try to get hitch hike or car share  from the Kobuchi sawa Station. 

There is a bus from Shinano Kawakami to somewhat close to Mawarime Taira camp site but it does not goes to the camp site it self. So I think it is best you call cab from the station to Mawarime Taira camp site.

The other way is from Saku and there is Shinkansen (bullet train) from Tokyo to Saku, or a bus. Shinkansen is easy and comfortable and only takes about an hour.  Bus is cheap, a half price, double time.

From Sakutaira Shinkansen Station, you will have to transfer to Koumi Line and the rest is the same.

4) Where can I find topo?

Here is some Link.
http://www.kawakami.ne.jp/ogawayama/top.html

http://www.kawakami.ne.jp/ogawayama/area_map_je/areamap_new_j.html

http://www.kawakami.ne.jp/ogawayama/area_map_je/Ap_Map/e_ogawayama_a4.pdf
http://www.kawakami.ne.jp/ogawayama/classics/selection003.pdf

5) Accommodation?

Kinpu sanso provides accommodation too. 6800 JPY for breakfast and dinner,  one night.
http://w2.avis.ne.jp/~mawarime/mountain_cottage.htm

They will rent camping goods. 2000 yen for a tent including camping fee.
http://w2.avis.ne.jp/~mawarime/rental.htm

This illustrates situation well.
http://mfc-outdoor.com/camp/mawarime/


The cost is mostly train.

Tokkyu Azusa train, Tokyo to Kobuchi sawa, 4574 JPY.
Koumi line Kobuchi sawa station to Shinano Kawakami station.  580JPY

So about 10,000 yen for a round trip.

or

Tokyo To Sakudaira by Shinkansen 6540 JPY.  OR bus 2200 JPY.
Koumi line Sakutaira  station to Shinano Kawakami station.  760JPY.

So about 6,000 or 14,000 yen for a round trip.

Cab from Shinano Kawakami to Mawarimetaira Camp site is half an hour ride.

■ A model case (Sakudaira)

By Shinkansen

Tokyo - Sakudaira  6450 JPY  6:52 - 08:16
https://www.jorudan.co.jp/norikae/cgi/nori.cgi?Sok=1&pg=0&Dym=201907&Ddd=26&Dhh=6&Dmn=26&eki1=%E6%9D%B1%E4%BA%AC&eok1=R-&eki2=%E4%BD%90%E4%B9%85%E5%B9%B3&eok2=R-&C1=0&C2=0&C3=0&C4=0&C6=2&C18=0&Cfp=1&Cway=0&rf=nr&Add=5#bR1

Koumi Line  Sakudaira to Shinano Kawakami  8:31 ‐9:57 760JPY
https://time.ekitan.com/train/TimeStation/80-24_D1.shtml

発着時間:06:28発 → 09:58着 
総額:7,190円 
距離:204.4km 
■東京 20番線発
|  はくたか551号(E7/W7系)(金沢行) 164.4km 
|  06:28-07:43[75分] 
|  3,670円( 指定席 3,520円 ) ◇佐久平 [48分待ち] 
|  小海線(小淵沢行) 40.0km |  08:31-09:58[87分] |   ↓ ■信濃川上
■ A Model case (Yamanashi Kobuchi sawa)

Shinjuku to Kobuchi sawa 06:43 ‐9:43 3024 JPY 
https://www.jorudan.co.jp/norikae/cgi/nori.cgi?Sok=1&pg=0&Dym=201907&Ddd=26&Dhh=5&Dmn=53&eki1=%E6%96%B0%E5%AE%BF&eok1=R-&eki2=%E5%B0%8F%E6%B7%B5%E6%B2%A2&eok2=R-&C1=0&C2=0&C3=0&C4=0&C6=2&C18=0&Cfp=1&Cway=0&rf=nr&Add=10#bR3

Kobuchi sawa to Shinano Kawakami 10:06 ‐ 10:51 580 JPY
https://www.navitime.co.jp/stoplist/?TCode=8082000b&RCode=00000147&SCode=00003757&type=1&Year=2019&Month=07&Day=26&Hour=07&Min=48&from=timetable

発着時間:06:28発 → 10:51着 
総額:5,870円 
距離:194.9km 

 ■新宿 9番線発  
|  あずさ71号(松本行) 163.4km (Azusa) 
|  06:28-08:40[132分] 
|  3,670円( 指定席 2,200円 ) 
|  小海線(小諸行) 31.5km 
|  10:06-10:51[45分] 
|   ↓ ■信濃川上









2019/07/20

リードに対する恐怖心と懐疑の歴史

■ 人工壁無知時代 ・・・2,3か月 

人工壁というものの存在すら知らず、普通に積雪期登山から、雪上確保へ。支点は、スノーバー&デッドマン&ボラート。

当然だが、落ちる気配すら感じない傾斜なので、全くリードが怖いという発想すらない。

リードがいかなるものか?ということについて、七倉沢で、センターの先生が自分がリードするのを私を後ろにつかせて、見せてくれた。盗ませる系。一瞬でリードが何かを理解した。

■ 山岳総合センター時代 …2,3か月

山岳総合センターで、スポーツクライミングのリード講習をリーダー講習とは別枠で受講。リーダー講習は、スポーツクライミングの経験は前提のようだったため。センターでは指導の前提になる知識を整理して伝えることができないようだった。

大町の壁まで、はるばる甲府から出かけていたが、3mくらいで落ち、初めて頂上に到達した時に拍手を受ける時代(笑)。緩傾斜は登山靴で登る。

クライミングジムの必要を理解し、ピラニアやアクティバに、何回か出向く。アウェー感半端なく、アウェー感敗退。

■ 最初の師匠 1年

鈴木さんと三つ峠で出会う。「そんなところにいるとは、さてはクライマーだな!流動分散を作って見せなさい」で作れてしまう。

当時はランナウトなど全く理解しておらず、初めての三つ峠は何も怖いと感じず。ハーケン、リング、すべて信用。懸垂支点も、全部信用。支点に関する信用絶大。

このころは、小瀬の人工壁に毎週週2で通う。 人工壁での基礎的な失敗を重ねる。

1)たぐり落ち。原因は、無理強い。
無理強いされたリードで5.10cを登り、終了点が開けられず、手繰り落ちて、床上50cmで止まる。場が凍り付く。分かっていない先輩にリードを無理強いされたため。

2)無知なビレイヤー
分かっていないビレイヤーに核心部で引っ張り落とされそうになる。ほかの人がビレイを変わってくれる。

3)体重差
トップロープバーで、体重差のある人をビレイして、2mくらい吹っ飛ぶ。

4)ギアの無知
スポーツクライミングしかしていない人が、外のマルチ練習でアタフタするのを知る。

5)ロープワークの重要性
一緒に組もうとした人が懸垂で支点に通さずにロープを投げそうになり、驚く。メンタルの適不適があることを知る

6)無知
会の同期を兜岩に連れて行くが、まったくクライミングに無知と分かる。頭を下にして落ちる

このころは、ランナウトのリスクよりも、ビレイヤーがリスクだった。どの人もビレイを習得していないか、ロープワークを分かっておらず、一緒に登りたいのにきちんと登る機会が得られなかった。

2)トラッド怖い怖い期

ホームの会の先輩らが、

 三つ峠は怖い
 アイスは怖い
 沢は怖い

と、根拠なく怖い怖いと連呼する。特に三つ峠。私は何も怖くなかったのだが、経験値の有る先輩たちが怖い怖いというので、おそらく怖いのだろう、と、怖くないのは私の無知によるものだろうと想定し、三つ峠を避けるようになる。

先輩たちが話していた怖さは、支点の悪さ… 三つ峠は、北アなどでのアルパインを模擬的に練習する場であるので、ハーケンやリングボルトが意図的に設置されたままになっている。先輩たちの”怖い”は、落ちないアルパインの登りと落ちて当然のフリーの登りを混同しているために起こっている話だった。

しかし、当時の私は先輩たちを、自分より知識があり、分かっている人、として尊敬していたため、先輩たちが怖いというなら、その通りなのだろう、と想定。

アイスも同じで、先輩たちの知識体系は古く、アイスの経験値も不足しているために、怖い怖いの連呼だった。アイスはアックスがバチ効きでないと登らないので、別に怖くない。

沢に関しては、会は経験値が低いため、ほんのお湿りの雨ですら、沢中止。しかも、装備不足の新人が来ても、Noと言えない。そのまま、新人に突っ込まさせてしまう。ので、会が心が優しすぎて危険が大きい会だった。

基本的に会は、知識と言う力を使って、リスクにきちんと対応することで、山と対話する会ではなく、こわい、あぶないという先入観で、すべてのリスクを避ける=ハイキングしかしない、できない、に移行する意図が強かった。

この頃は、不必要に、ビビらさせられていたため、自分の能力を下回る、こわごわルートしか行っていない。

師匠の鈴木さんが、これでリードできないなら、もう見込みはない、というくらいの、ビビり具合。

雪は単独で厳冬期甲斐駒まで。山では成長。クライミングは、テーマは何を分かっていないのか? 

フリーはパートナーが不在で、登りに行くことすらできない時代。

■ 外岩正常化期 1年

転機は、岩田さん。岩田さんが小川山で登ってくれるようになり、クラック5.9でもヘロヘロ。トップロープで経験値を積む。フリーのマルチなのに、フォローすらできず、プルージック登攀で解決したりする。

この経験はきちんと教育を受けている山ヤの先輩と登るというので、良い経験だった。

アルパインのクライマーじゃないと知らないだろう技術で、セカンドの務めを全うする。

が、なまじセカンドで技術を出して頼れるため、フリーの能力開発が追い付かないという時期。

多くの人にムーブの引き出しがまだないみたいだ、と言われる。あとになって考えると、これは体側をマスターしていないという意味だった。正対しかない、ということ。

ピラニアに通い、基本的なムーブの習得を目指す。7,8級でツイスト、フラッギング、両方できるようになる。

この頃もランナウトや、リーチの短さで、クリップできないリスクを理解しておらず、よくわからないが、リードが怖い。三つ峠の5.9でオンサイトして喜ぶが、小川山の5.9は、難しく感じる。トラッドの5.9とフリーの5.9に質的差を感じる。

外岩5.10bでたぐり落ちする。この経験で、クリッピング時に安定体制を作ることが非常に重要だと目覚める。

小川山で最も易しい5.10Aのトムと一緒は、リーチの問題で核心前にクリップできないため、怖くて登れない。

師匠の鈴木さんにはジム通いにチクチク言われる。

■ アイス 1年

アイスは、下がふかふか雪なので、怖くないので、アイスで経験値を貯める。小滝で10本ノックの会などで、ムーブを蓄積する。

一般の人と反対だが、アイスで成長。これは良かったと思う。アイスのほうが、指の負担なく、ムーブを蓄積できるので。

アイスのルートで、ロープワークや支点の経験値も貯める。

■ フリーよれよれ時代 半年

小川山のフリーは、難しすぎて登れない時代。

ストレスで、岩は辞めようかと思うくらいなのだが、ラオスに行ったことで、楽しさに開眼。なんと、ラオスはランナウトしていないという点で、ちびっこに最適なルートだった。

つまり、外岩が怖い、という恐怖心のほうが正常で、日本の岩場が特殊であることを知る。

小川山が怖い理由がボルト配置にあることを知る。5.7の春の戻り雪なんて、ランナウトが核心であり、初心者に適しているルートとは言えないことを理解。しかし、それが日本の実情であり、それを克服してきたなぁという感じだ。

メンタルヨレヨレになった理由はそこだと理解。

十分に経験値として登れる自信がつく前に、ランナウトでメンタルチャレンジを受けていただけなのだった。

ラオスへの2回の渡航で、メンタルへの重しを外した状態で、リード経験蓄積したら、登攀力が急激にアップ。 

トップロープでいくら登っても上がらない登攀力が上がった(笑)。

トップロープ登りとリード登りは違うためだ。岩との対話、復活。

■ まとめ

色々振り返って、良くなかったのは、

   根拠のない脅し

アイスは怖いと根拠なく、インプットされたため、かなりその思い込みを解除するのに時間がかかった。基本的に、無知な人たちから言われたことは、信用してはならないのだが、新人の間は、自分が一番無知な人と言う前提があるので、その前提を覆すのに時間がかかる。その人たちが経験豊富であるベテランとして登場したりもするが、そうともかぎらない現実がある。真実を発見するのに時間がかかったりする。

会の先輩も、どくらいの経験を、どんなクライミングで蓄積したのか?教えてもらわないと、言っていることは、その先輩の経験値の範囲だったりして、根拠が希薄なケースがある。

大事なのは、自分でリスクを理解するプロセスを経ること。

通常アイスは危なくない。脆いアイスはアブナイので、それを見極める目を養うことのほうが重要だ。大体若い男子は、それがないので、突っ込んで、アイスが崩壊して、落ちて大怪我している。気温などへの警戒だ。

フリーも同じで、プロテクションへの深い理解なしに、安全とリスクのバランスを適正に保ちながら登ることはできない。

いくら登攀力があったとしても、いい加減なプロテクションに勝ち続けるのは、ただのロシアンルーレットになる。

セーフクライミングには、リスクへの対峙の仕方も大事だ。メンタルというのは、ただ強いだけでは無謀と同じことだ。リスクを前にしたときにバックオフするような人は山ヤには向いていないため、論外だが、勝算という計算なしに突っ込む人もまた論外だ。

勝を重ねていくには、詳細な計算がいる。計算が緻密になる以前は、安全マージンがたくさん必要だということだ。


2019/07/19

『クライマーズコンディショニングブック』

■ 登れないルートを何度もトライするのは良くない

肩が痛くて、気になって購入した、菊池さんの『クライマーズコンディショニングブック』。

”登れないルートを何度もトライするのは良くない”

とあります。

まさに、これは、私が言いたかったもの!!

■ 認め合いの作法

男性クライマーは、おそらくそれが、男性クライマー同士の作法であると思うのですが、お互いを尊敬しあうのに、なぜか、”根拠”、を求めます。 無条件ではない。

「〇〇だから、認める」という、自分にとって相手を認める理由を欲しがります。

その際に、一番安く買える ”認める” が、登れないルートに登れるまで執着する、

執着心、

です。(だから、これを強いられている女性もいました…なんか気の毒でした。)

でも、これ、私には向いていないどころか、遠回りなんです…。

■ 根拠

女性は子供時代に圧倒的に上半身を使う運動経験をしません。

ボールも投げないし、竹刀も振らない。私の握力、左手17Kgしかないです。右ですら26Kg。 

平均握力が50kgある男性が、「なんでこれが保持できないのかなぁ…?」と分からなくても不思議ではありません…。

私の握力は女性の中でも低いとは思いますが、一般に経験の量が足りていないというのは、その通りだと思います。

例えば、アックスを振る必要があったときは、ビール瓶振って、振る練習をしていました…

いくらバランスクライミングと言っても、必要最低限のものは要ります…その最低限が私には、なかったのでした(笑)。え!?そこから???ってレベルです。

■ 悪いホールドは、単に体に悪いだけなんです…

クライミングでは、私は悪いホールドを克服することで、上達した経験はまだなく、単純に、正対と側対を身に着けたことだけが上達の要因でした。

なので、ほとんど、同じ課題を毎回ルーティンにして登ったことで、体に動きが記憶されたというのが、クライミングの上達要因です。

男性のやり方でやろうとしても無理なんだよ~ということが分かりにくいのは、登山の世界が伝統的に男性を対象としているからです。

男性の成功メソッドで女性を教育しようとする、などがありますが、師匠らには誤解を受けつつも、自己主張して成長してきたと振り返って思います。

自分の成長に必要なことは自分で獲得してきました。理解者がいなくて、孤独感で悲しかったこともありましたが、菊池さんの本に思った通りのことが書いてあって良かったです。

クライミングは、男女差が出にくいスポーツですが、とはいえ、女性は、プラマイゼロでのスタートではなく、マイナスからのスタートだと思っておいたほうがいいです。

もちろん、子どもでスタートする場合には、どちらも同じです。

2019/07/16

槇尾山 リード貯め

■ 大阪遠征

今回の大阪遠征はリード祭り、と言うことになりました。

3回の槇尾山訪問で、5.9程度の易しい課題のリード経験を増やしました。

一つ一つのルートは忘れてしまいましたが、オンサイト2本。5.8と5.9です。

やはり知らない岩場だったので、初日はリード負担で、体も心も、結構疲れて、翌日ぐったりしたのですが、今日は3回目で、岩場にも慣れ、ほとんど足で登ったので、全く疲れず。

今日はオンサイト2本でした。

■ 新鮮さを楽しむ

新鮮さを楽しむ、というのが、オンサイトなんだよなーと思う今回の岩場。

というのは、連れて行ってくれた人は、慣れっこで、特に目新しいことがないのかもしれないなーと思ったためです。

未知、というのは、一度、既知になってしまえば、失われてしまう…知らないからこそ楽しいという部分があるため、知ってしまうことが、

喜びの喪失

につながってしまうのかもしれません…。

■ リードの勧め

と言うことを考えると、初心者のころに5.6でも良いからリードして、未知であること、そのルートが自分にとって初めてであることを楽しむのは、とても良いことのような気がします。

私は喜びの大きい道を歩んできたんだなぁ…と今回は思いました。

まだ、大して登攀力がないころから、リードできるところを登るという作戦だったからです。

私がリードできると自分で思う課題よりも、他の人が私に勧めてきてくれる課題が困難である、というのが大きな問題でしたが…。

私は、自分の実力の見積もりが小さいタイプ、です。つまり、控えめ、らしい。

今日はリード負担、特に3回目だったため、そう感じませんでした。ので、初心者のビレイヤーのビレイで登ってあげました。まぁ先輩の務めってやつです。繰り出しが遅くて、クリップしづらかったので、慣れてないんだなーと思いました。(これは良くない習慣だと思いなおしました。2019年8月のこちらの記事参照

初日1日目は、実はだいぶ疲れました…。リードは、精神的にも疲れるので、その疲れが緊張の度合いを意味しますが、段々だらけだ!と思って、取り付いたにも関わらず、結構ホールドが見つからず、疲れた。

緊張すると、やはり足で登らずに不必要に腕に力を入れて登ってしまうようです。

また、心の緊張が、ホールドを見つけることができない時間的焦りとなって、余計見つからなくなるかもしれません。

それは岩との駆け引きなのですが、5.9なら、という気持ちになれた槇尾山でした。大したグレードは登っていませんが、自信がついた。

槇尾山は自信をつけるのに良い岩場ですね。

■ 槇尾山

槇尾山の特徴は、ホールド一杯に見えて、その中で使えるものは限られているということです。

傾斜が寝ているので、足で登れますし、5.9まではガバの連続なので、初心者に足で登るクライミングを教えるのに最適です。

またボルトも10mm 12cmで安心できます。ただ開拓者によるばらつきはあるみたいです。

https://ameblo.jp/avante-ryuayu/entry-10277101384.html より引用

2019/07/12

槇尾山の岩場

インドアジムのために来た大阪なのですが、外岩充実。

2日目にして、槇尾山の岩場。

もう易しい5.9とかを総なめする路線…

だーっと登る系でした。

以前、一緒に登っていたころは、私はリードしないで回収する側でした。

https://ameblo.jp/shioristory/entry-11880800286.html?fbclid=IwAR3rG-uYNRvN6m6RBCZmKQUbKitJ1VeotBqb2Y2gQIIBdc62itEJCA-XbDk

https://ameblo.jp/avante-ryuayu/entry-10277101384.html?fbclid=IwAR1udkfshZGZjudU_qN27Op81jPf6G9ktM9SEzQTCZLSRQ5KLdsorLBarwk

今回は、とりあえず、5.10Aあたりまではロープ抜きます。

首尾よく、西遊記5.10Aオンサイト出来てよかった♪ ほかの5.9もほぼオンサイト。

11は無理でした…コンディションもあるかなぁ。

私は安全マージンが分厚いクライマーです。分厚いマージンで、経験値を貯めれば、マージンを薄くして行けますが、そうでない限り無理。

しかし、一度ギリギリに挑んだ記憶があると、それを覚えているようで、このくらいはゆとりと言うのは分かりました。

この日は、湿度80%な感じで、凸凹して見える割には、意外に持てなかった。インカットされたホールドも、指先が湿って、チョークいなくなる系でした。

帰ったら、結構、疲れていました。バンバン登ったからなぁ。

怪我している間に基礎体力下がったと思います…基礎体力を上げたい。

大阪

■大阪初日

大阪初日は愉快に過ごした。到着したら、なぜかクライミングの師匠が大阪にいて、待ち構えるように昼飲みに連れ出された。本人が行きたいという理由で、梅田のやまと。いつも大行列の店だ。先に並んでおいて!と頼まれる。大阪の名物はもをいただきながら、積もる話を聞かされた。

なんと双子のお孫さんの誕生だったそうだ。それを知っていたら、子どもに役立つようなものをお土産にしたのに。(今回お土産は、高級コーヒー豆)

■ 志賀の岩場

誰もが興味津々の佐久の岩場の感想を聞く。シークレットエリアにJFAの整備が入った先行事例だ。なんと有料の岩場になってしまっていた。驚いた。しかも、入場料1000円…と高い。
外の岩場は無料、に慣れたクライマーに、どれくらい受け入れられていくのだろうか?

今までの開拓クライマーと言うのは、たぶん、みんなで無料で登るために開拓を頑張ってきたのであり、その結果が有料になれば、悲しむかもしれない。

肝心の整備も、2エリアだけでしかも、悪いボルトを間引いて、要所要所を更新したという感じで、一般に想像するような、きっちりした整備ではなく、現状でできる限り安全に近づけた、ということらしかった。しかし、時代の流れだ、という感想だったらしい。有料化にはボルトの質の問題があり、特に終了点は高額だ。終了点は特に重要なボルトだし‥

しかし、開拓される岩場が、そもそもグランドアップではなく、ラッペルの岩場であることを考えれば、トップロープフィックスにして、トップロープソロで登る限り、実はボルトも終了点も必要なく、岩場を痛めることもなく、立木で済んでしまうという実情もある。

実際、私の知り合いの開拓者は、自分でボルトを打っても、使わない。リードしないで登れる岩場だからだ。

こうなると、リードしたい、というのは、自然保護の対立概念 になってしまう。経済性ともだ(笑)。

■ 佐渡の岩場

佐渡の岩場の話を聞く。「これが国際グレードだよ」と整備してくれた国際ガイドの方から、言われて登ってみると、往年のクライマーである師匠にとっては、

「すべてがワングレード易しい!楽しい~!!」

「もうクリップ?」

だそうだった。さもありなん。

体大きめクライマーの本人にとっては、「(開拓者の長身のクライマーに)ここにボルト要るの?」と聞いてしまうくらいだったそうだ。

ところが、開拓者は、「そこはムーブをつなげると、このグレードの人にとっては核心前だから要る」との返事。要するに

核心前にワンボルト、という発想が今まで欠如していた思想なのかもしれない。

■ 2ピン目までが遠い課題

1ピン目ではなくて、”2ピン目”が遠い課題の話をしたら(2ピン目が遠いとプロテクションとして機能しない)、驚いたようだった… いくらボルト節約しても、そんな配置では、ということだ。

プロテクションとして意味のない配置では、岩を傷つけないことを優先してボルト数を削るという発想なら、最初からないほうがまだ主張が首尾一貫している。

なぜなら命を守るというのがボルトの唯一の存在理由だからだ。その役目を果たさない配置では、ただの自然破壊になってしまう。

■ M8はNG

ボルトは昔通用していたM8ではだめだそうだ。M10が最低必要。しかも長くないと。良く落ちる核心前のボルトは、1本に荷重がかかると穴が経年的に大きくなってしまうそうで、最終的には抜けるのだと。ということで核心前のボルトは2個連結がいいのでは?という話が新鮮だった。つまり良く落ちる核心前の1本目が経年劣化で下穴が巨大化して抜けたとしても、次のピンできちんとグランドフォールから守られる配置ということだ。

■ 東アジア最大の氷

東アジア最大の氷の話を聞く。120mと巨大すぎるため、ピンは10mごと。まぁ、上のほうなら、落ちても…、ということだが…。ロングフォールを前提とするため、スクリューは、最大の26cmだけを使うそうだ。

26cmなんてアバラコフ用でしか持っていない…(笑)。

(入れる負担が大きいが確実なスクリューと分厚く固く閉まった氷で登るアイス)
vs 
(入れる負担が小さいが10cmの頼りないスクリューで、落ちたら決して持つまいというプロテクションで、易しく寝たアイスのスラブを決して落ちない登りで登る)

のと、なんか…アイスでも、フリーvsトラッドな図だ。

私はアイスが脆い場合は、数を打てと習ったんだが。

しかし、トラッドのクライマーですら、ロングフォールするかも…という恐怖を感じつつ登るのは、怖かったそうだ。10mランナウトすれば、落ちれば20m。


2019/07/08

3度目の人工壁通い シーズンの訪れ

■ 楽しかった

昨日は、何の変哲もない普通のクライミングデーだったか、それが返って新鮮だった。

普通に楽しく登った。

普通っていうのが、なんで、そんなに得辛い経験だったんだろう… 

一人、意味不明の闖入者のオジサンがいた(笑)。あれは何だったんだろう?

クライマーであることが特権制&資格制の世界、は、たぶん、アメリカから輸入された伝統みたいだ。

しかし、世界は確実に、民主主義に流れていると思われ… ジムでも淘汰が始まって、えらそーなジム、汚いジムは、廃止される傾向にあるそうです。

■人工壁通いのまとめ 

1回目の人工壁通い 2014年の夏 小瀬

2度目の人工壁通い 2016年の夏 ピラニア 3か月約30回

7月: 9級・8級の総復習、熟練化。
8月: パワー、前傾壁、6級楽になる。
9月: 考えるクライミング開始。5級スタート。

以来、5級時代です。ということは、今で3年目?ずっと5級の実力から底上げなしで、外岩ウロウロしているらしいな(笑)。

逆に言えば、ジムで5級あたりが、外岩5.9あたりなのかも?

5級程度でも、インスボンや龍洞、ラオス楽しめます!日向神もです。

■ 今回

2年前に、こちらに来たときは、さー!ジム通うぞー!と燃えていたわけでした…数々の挫折…。

挫折 その① 2017年7月
JoyWall さん。5級の壁を乗り越えるため、クライミングクリニックへ通うことへ。ところが1か月券で、通い始めて2日目で、出入り禁止にされる。理由は、ボルダリングジムのブラボーさんに応募したため。どうも犬猿の仲だったらしい。しらんがな。

挫折 その②
ブラボーさん。課題が面白くない。

挫折 その③
近所のジム。キッズが多すぎ。危険。

挫折 その④
ベアハンズさん。 面白いのですが、課題数が少ないので月会員になるほどでは。

挫折 その⑤
アトウォールさん。 遠い。ついでに通うの無理。

挫折 その⑥ 
アクシオン。 一緒に登る人が価値観を押し付けてきてウザい… 自尊心が壊れるとより悪影響があるので通わなくなりました。

挫折 その⑦
竜岩。リード壁は難しく、低いので落ちるのが怖い。

最近スタンプさんを発見して、なんか気分よくなっています♪ スタンプさんの隣に引っ越したい(笑)。いや、早良区もいいところですが。ジムがない。

色々考えて、私の福岡生活の幸福度回復の主たる要因は、前から知っている先輩と普通にクライミングに行けるようになり、自分の課題に集中できるようになってきたから、です。

八女に一週間くらい泊まりこんで、日向神全課題さっさと終わりたい(笑)。

■ わたくしの今の問題は?

ズバリ、ジムがないことです(笑)。通える範囲にジムがないと、思いついたときに行けない。

ジムでムーブに取り組むというのが、これまで欠乏している点でした…誰しもに必要な時間。

去年はプラトーにいました。
https://allnevery.blogspot.com/2018/06/blog-post_28.html

人工壁は通うべきだと思っても、それはそれで、なかなか機会が訪れないものみたいです。
https://allnevery.blogspot.com/2018/10/blog-post_25.html

最初からアウトドア志向なんだから仕方ないね~ とはいえ、夏の都会は地獄なので、ジムが大好きってなりそう?!

2018年のまとめ 楽しく登れた記録。
https://allnevery.blogspot.com/2019/01/2018-climbing-list.html

現在は、回復期。リハビリも、終了したので、頑張り期 です。

■ 外岩

外岩からデビューした私はラッキーでしたが、だからと言って、理想的な外岩デビューだったとは言えないナーと、いうのは、経験値が増えて分かるようになりました(笑)。

懐かしい、あの頃。セルフ取りました~と言われ、エイトノットを自分に結び始めるような、初々しさでした…(笑)。

現代のクライマーには、

  ジム ⇔ 外岩

の往復反復活動が必要です。九州では、先輩のおかげで一通り、岩場は総なめしました。

概要が分かるということです。ひと段落した上、夏は外岩シーズンではないので、インドアへ。

頑張ります☆






質の高かった多久高校の壁

佐賀の多久高校にクライミングに行きました☆

立派な人工壁で驚きました!!!

http://www.fmsaga.co.jp/blog/201211/20121503.php

アクシオンの壁は、課題の作りが良いとは思えず、ムーブを学習する場とは思えないホールド配置なのです…(汗)。 まぁ、パンプするのが目的で、腕力のトレーニングにいいってくらいな位置づけでした…

それは、後でセッターの人に聞いたら、国体選手の練習のためにある壁で、一般の人への配慮は度外視、そして、セッターとしてもセットしに行くのではなく、メンテをしに行くので、よく熟慮してルートセットするというよりも、限られた時間と予算の中で、できるだけのことをする、ということになるのだそうです。

どうりで、余ったから、付け足したとしか思えない、意味不明ホールドがいっぱいあると思った。

…ということは、私の課題を見る目もだいぶ育っていますね~(笑)。こんなところになんであるの?みたいなホールド分かるようになっているってことです。いるところにないのも分かる。

そういうアクシオンの壁なので、早晩に通わなくなりました(笑)。

それと比較し、多久高校は素晴らしい~。やる気に満ち溢れた壁でした

入ってすぐ気が付いたのは、すごいきれいなヌンチャク!!リッドのヌンチャクでした。摩耗しないように、ロープがこすれるところが、ステンレスのものです。高級品です。

 高さ12mで奥行き6mだそうです。

12の平方根って何メートル?とりあえず、ロープは30mでも足りました。

https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228774

13.4m 斜度63度。傾斜きつー

傾斜が強いため、私はアップの後、一番強い傾斜を現在の実力を測るために計測してみましたが、やっとこさ、4パネル…(笑)。

まぁ小瀬の壁で40度傾斜の11Aを15度にして5.10Aで登っていたことを考えると、この傾斜角度で4パネル行けるということは、それなりに進歩。
 正面から見るとこれです。

左は、被りは2ポイント、だんだん増えます。

高さはそこそこですが、楽しく登れました。

アップの5.9では、腰クリップを意識して登ってみました。

が、あとでコンペの動画をみると、スポーツクライミングは強傾斜のためか、腰クリップを意識しているようなクライマーはいませんでした。

ということは、外の岩でもハングの前に一本というのが正しいボルト配置のように思います。
 納所の廃校になった小学校で、ボルダリング壁があるとのことで、見に行きました。

おお~という立派な壁でした。
 ホールドが整然と…

今の学生さんは恵まれていました。

3億円というのは、ほんとうなのかわかりませんが、毎週東京に登りに行っているそうです。

要するに若い世代には、十分すぎるほど手が差し伸べられているみたいで…

一番悲しい状況なのは、

ロストジェネレーションの我々

らしいですよ…要するに40代です。ただ就職時期が氷河期だったというだけで、一生じり貧。
 小学校は、色々と活用の道を模索されているらしく、これはピザ窯らしいです。

小学校にあるから、ごみ焼却炉化と思ってしまいました(笑)
 まんま、給食。

つらかったなぁ…給食。給食嫌いな子供でした…

食べきれない量なんだもん… 食べれなくて何時間もお皿を目の前に押し黙っている子供でした。


 ちょっとやる気が今一つですが、夏の雲。

佐賀平野は晴れで、帰りに三瀬からはどっぷり暗い雲の中で、福岡だけが日本海側気候で曇りなのだと分かりました。

福岡は大気汚染もひどいですが…、背振山脈が佐賀平野を守っているようです。

あんなに低い山でも山は山なんですね~。

お天気に与える影響は甚大。
 これは久留米の山岳会の募集。

帰国?したら検討しよう。

私は若い人が寄ってくるタイプなので、どこかに属すと、広告塔なんです。

よってきてくれても、受け皿がないと。
 佐賀労山って強いのかなぁ?

労山系は、イメージ、緑山岳会(笑)かなり偏ったイメージですが、強くて事故多そう、なイメージ。


 これは、何用のボルトなのでしょうか?

爪が特殊だな~って。
ベースキャンプさんは、驚くべき品ぞろえでした。

福岡の山道具屋のフォーカスが中高年登山にあることが分かった。

山梨もそうだったなぁ。山梨のICIはなんと関東で売り上げ最下位だそうでした。都会に行くほど、中高年登山度が高まるのかもしれません。都会の中高年のほうが、自然に飢えているうえ、無知の度合いも強いので、”もう一花咲かせよう”と思う、現実認識が欠如した人が多くなるのかも?

とりあえず、佐賀の道具屋さんのほうが充実しており、福岡はイマイチです。


■ 成長を感じた

昨日は、まぁ高校生については、エライ恵まれた環境らしく心配しなくなりました。

小瀬に通っていたころと比べても、自分の登攀が伸びていて、ほっとしました…

やっぱりクライミングは、どれだけ生活に取り入れて頑張るか?というのが、ほとんど活動のキモです。

一部の大天才以外は、大体、あまり個人の資質に差がないように思います。

先日、私と同じくらいの背の人で楽しそうに登っている人がいて、その人は3級や2級をトライ中で、フリーを始めて2年半ということだったので、頑張っていないみたいに思われて嫌でしたが…。

頑張りって、個人の中でのスケールでしか計れないんです。

昨日の自分より強くなっていたら良し!です。

辞めなければ、少しづつでも上達しています!



2019/07/06

岩場のタイプとそれぞれの習得テーマ

日本では、岩場ごとにクライミングスタイルが違うことや、それぞれの岩場での習得テーマが違うことがあまり語られません。

ので、やってみてやっと分かるということになっています。

岩場ごとの習得テーマをまとめました。

《まとめ》

1)人工壁 ビレイ&キャッチの経験値を上げる
2)ゲレンデ 初歩的な登攀を覚える 
3)スポーツクライミングの岩場 落ちても死なないクライミングになれる
4)フリークライミングの岩場 落ちると死ぬこともあるので、危険を避けて困難に迫ることを覚える
5)トラッドクライミングの岩場 上級クラックの岩場です。

以下、習得テーマのまとめです。

1)人工壁

 人工壁も色々なタイプがあります。

 ボルダリング壁での習得テーマ = ムーブ
 リード壁での習得テーマ =リード壁でしてはいけないこと
              ビレイ&キャッチの経験値(最低、週2半年)

2)ゲレンデ 日和田、広沢寺、越沢レベル
  落ちないクライミング 
  支点構築
  カムのセット
  
 ※ このレベルでは絶対に落ちないクライミングが必要です。Ⅳ級です。

3)スポーツクライミングの岩場 城山
 落ちても死なないクライミングになれる
 日本ではこのレベルは、”初心者向け岩場”とか、”ケミカルボルトの岩場”と呼ばれることもあります。
 
4)フリークライミングの岩場 小川山 ボルトルート
 落ちると死ぬかもしれない岩場で、危険を避けながら困難に迫ることを覚える
 
5)トラッドの岩場 瑞牆
 カムをセットしながら、登るため、リスクをコントロールしながら登る

■ ゲレンデとスポーツクライミングの岩場が軽視されている日本

2)のゲレンデと3)のスポーツクライミングの岩場が、前後することがあるのが、旧式クライマーと現代クライマーの差です。

現代では、1)人工壁が、2)のゲレンデと3)のスポーツクライミングの岩場の役割をかねて、1)から、いきなり、4)になるのが、現代のクライマーの直面する困惑だと思います。

2)、3)で学ぶべきテーマを明らかにしてもらえないので、なんとなく、で見切り発車し、いきなり4)フリークライミングの岩場でリスクを伴う登攀となるため、事故が絶えない。

もっと明示的にテーマを与え、意識的に習得目標を習得させれば、事故は減ると思います。