■ 高所登山 は雪山とは違うしなぁ…
昨日ちょっと、山の人と飲む機会があったのですが…
雪の山が好き=ヒマラヤ
みたいな公式が、年配の山屋さんの頭の中にあるのではないかということが分かりました。そういう先入観がありますね…。
私、ぜんぜんヒマラヤ登りたいと思っていないです。だから知りたいとも思っていない。
こういう記事で、誤解を生んだのかもしれん。
https://allnevery.blogspot.com/2020/03/isao-shinkai.html
山の偉人はリスペクトしてはいますが、別に”行きたい!”とかないですから…。
高所登山は、高所、が好きな人が行くもので、雪、が好きかどうか?とは関係がない。
■ 空気薄い=心肺機能
2400mで生活したことがありますが、しばらく生活していると空気の薄さになれて、別に普通に早く歩けるようになります。ので、後立山縦走した時は、みんなをゴボウ抜きしたんですが、あれって、みんなに強いねーって感心されましたが、何のことはない、ただの
空気薄いのに慣れた成果
でした。また今行ったら、あんなにサクサクとは歩けないんじゃないですかね。
■ 雪
ヒマラヤって、水分も少なそうなので、あんまり雪自体も多くなさそうだし、傾斜的にとがっていると、登攀になるし、富士山と同じで、登る山じゃなくて、見る山ではないか?と個人的には思っています。
その山に滞在して快適な山、というわけではないということです。
まぁ、日本の雪山が滞在快適か?と言われると、いや違う、とは思いますが…八ヶ岳くらいでも、まぁ寒いので、暮らすには向かないですが…
しかも、小さいですしねぇ…スケールっていうのは、不満が残る面ですが、山に日帰りもしくは短期宿泊で行くというのなら、快適性は下界の方が高いのだし、下界に近い=山が小さい、とならざるを得ないしなぁ…
神さまだって、注文に答えられない。
■ 遠くの山に行かなくても、現在の生活を充実させることが大事
別に行ける人は行ったらいいですが、無理して、お金を貯めて、行きたくもない山に付き合う、という羽目に陥らないように要注意です。
ヒマラヤ、という言葉には、それだけ年配の人にとっては、重みがあり、煩悩や執着でありそうです。
普通の人でも、アンナプルナサーキット、など、ただ歩くだけで、登山のトレーニングもリスク管理も大して要りません。
普通に農業していて、歩いてきた、って人、ヒッピーの人、一杯、知っています。
私は海外好きなので、仏教史跡も興味がありますが、旅というのは、同じ趣味のバレエの人とパリに行く、程度でも、同行はかなり難しいものです。
一般にアルパインクライミングが、山岳会に属したことがある人ならば、同行可能なのは、
山やとしての行動の順序がかなり厳密に決まっている
からです。
例えば、テント泊していて朝起きたら、
A シュラフを畳む
B 化粧する
で、普通は、Aです。下界では、Aでも、Bでも、別に本人の自由にすれば、ですが、山で、Bは、かなり異質な行動、ってことになります。ま、厳しくない山では、好きにすればいいんですけどね。
普通は山頂に立ちたい時間から逆算して、今何をしているべきか?というのが自動的に計算出来てしまうので、そういう行動をとると、誰に言われなくても、普通に湯を沸かし始めます。なんのため?そりゃ朝ごはんとサーモスに湯を入れるためですよ…
というので、山を登っている限り、行動に、ちぐはぐ が生まれないのが、山やの行動ですが、
町
だと Aさんは、〇〇を見たい、Bさんは××をみたい とテンデバラバラになります。
一人一人が勝手に行動できる人だといいですが、一人がダメな人だと? ついてきてほしい、ついて行きたい、ついてこい、と、どれになっても、どっちかがストレス。
好きな行動を今こそしたい、っていうのが旅路ですから、どっちも譲りたくないのが当然になりますが、そうなると? 一人で行動できないお子様タイプの人は重荷になってしまうのです。
二人とも大人タイプだと?今度は一緒に行く理由がない、ということに。一人で行くのが気楽で楽しめるということになります。
私はパリの時は、シャンゼリゼ通りには興味がなく、クリニャンクールには行きたかったのですが、シャンゼリゼ道り派の人が独り歩き出来ない人なので、○○時に××で集合、っていうのができない…というので、困った羽目になりました。
そんなこんなで、ヒマラヤっていうのは、別に山やでなくても、普通に歩けます。となると、自分で好きな時に好きなところに行くのが良く、同行者は現地調達くらいで、いいくらいなものです。よほど、一緒の場所に行く目的がある、というのではない限り。
というので、ヒマラヤって同行者いなくてもみな行けばいいのに…って思っています。
挑戦する山って、挑戦しない山を知らないでも行けるんですかね?
そこは、かなりな謎ですね… 八ヶ岳程度だって、いきなり赤岳から登るってありえないですよ。山岳会に入ってOKレベルが赤岳ノーザイルですけど、普通の人は、そのレベルに行くまで、山に通って山になれないと、いきなり行けば遭難します。つまり、挑戦しない山は必要です。
ヒマラヤも同じで、すでにヒマラヤの挑戦しない山に一人で行っていて、次は多少挑戦する山もしたいから、というようなレベル感の揃った人を誘わないと。
行ったことがない人を誘っても、その人は連れて行ったところで、自分が行きたいという気持がないわけですから… 親が子供を旅行に連れ出しても、子供は感謝しない、のと同じことになるかも。